参院選の投開票日が迫った。未来の「見取り図」を描くには、いま、を見つめることが欠かせない。「階級」という概念にこだわって日本社会の変容を見つめてきた社会学者の橋本健二さんに、この国で暮らす人々の「不安の正体」を聞いた。 「階級」という言葉には古めかしい印象が付きまとう。だが、昨年1月に世に出たその本は、筆者の予想をはるかに上回る反響を呼んだ。 「新・日本の階級社会」(講談社現代新書)。 閉塞感が漂う日本社会の現状をみるには階級という視点が不可欠、という警鐘だった。不安定な雇用で収入も低く、結婚や子育て、老後の蓄え、といった営みもままならない新しい階級「アンダークラス(下層階級)」の出現に注目するべきだ――。 本のヒットに、「何が起きているのかと思った」と誰よりも驚いたのが筆者だ。社会学者で早稲田大学教授の橋本健二。格差・階級理論の専門家だ。階級という概念にこだわり、40年近く前から日本社会を分析してきた。 ただ橋本はすでに2006年、… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タワマンで目覚めた階級意識 格差、広がる自己責任論
非正規雇用で所得も低い新しい階級「アンダークラス」が拡大しつつある――。日本社会の現状をそう分析し、警鐘を鳴らしてきた社会学者の橋本健二さん(早稲田大学教授)に、変わりゆく日本のいまを聞いた。 アンダークラスという「リアル」 ――日本社会の分析には「階級」という視点が欠かせない、と長く主張してきました。 「もうかれこれ40年近く前からです。でも、階級論は当時から『古くさい』と評判がよくなかった。『何でそんなことやっているんだ』と言われました。日本は概して中流意識が強い社会。階級という言葉にリアリティーが感じられない、とも言われてきました」 ――それが変わってきたということですね。「アンダークラス」とはどういう人たちを指すのですか。 「非正規雇用の労働者のうち、夫のいるパートの主婦を除く人たち。これが私の定義です。実はアンダークラスという言葉は2006年に発表した本でも使い、分析しましたが、当時は専門家をのぞけば、まったく反応がありませんでした」 「私は戦後日本は、資本家(企業経営者)・旧中間(自営業者)・新中間(ホワイトカラー会社員、専門職)・労働者という四つの階級で構成されるとみてきました。そこに、アンダークラスという新しい階級が1990年ごろから生まれたと考えています」 ――どうしてそうなったのでしょうか。 「80年代後半以降の『フリー… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
赤トンボ、季節外れの大群 冷夏で山行かずにのんびり?
7月に入っても最高気温が30度を超えない日が続く千葉県習志野市で、赤トンボの一種「アキアカネ」が大量にいるのが見つかった。NPO法人「日本アンリ・ファーブル会」幹事で習志野市に住む近藤佳幸さん(56)が市内の公園にいるのを確認し、カメラにおさめた。 近藤さんによると、同市秋津の団地の中にある児童公園で9日朝、100匹近いアキアカネの群れが木に止まったり、上空を飛んだりしていたという。「この時期にこれほどの群れを見たのは初めて」と話す。 多摩動物公園(東京都日野市)の動物相談員、三枝博幸さんによると、アキアカネは平地の水辺で育って初夏に羽化するが、夏の暑さが苦手で、涼しくなる秋ごろまで標高の高い山間部へ移動して「避暑」をするという。「今年は平地でも涼しい日が続いているため、山へ行かずに残っているのでは」という。 暑い夏が戻ると例年通り、山へ移動して姿を消す可能性が高い。秋になるとオスは成熟して赤くなって平地に戻ってくるので、秋の風物詩は例年通り見られるはずという。(三嶋伸一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国的に不安定な空模様 台風5号はあす夜、先島諸島に接近(ウェザーマップ)
きょう17日(水)は、全国的に不安定な空模様となりそうだ。晴れ間の出る所も多いが、局地的に雷雲が発生し、非常に激しい雨の降る所がある見込み。 また、きのう16日(火)に発生した台風5号は今後北西に進み、あす18日(木)には先島諸島に接近する予想となっている。沖縄地方では、うねりを伴った高波に警戒し、強風や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意する必要がある。 広く大気の状態が不安定 非常に激しい雨の降る所も きょうは、西日本から東日本には暖かく湿った空気が流れ込み、北日本の上空には寒気を伴った気圧の谷が通る見通し。このため、広い範囲で大気の状態が不安定となり、雷雲が発生しやすくなりそうだ。 午前中は東海や関東の沿岸部を中心に、午後は九州から北海道の所々で雨が降り、雷を伴って非常に激しい雨となる所もある見込み。きょうの通勤・通学は、雨具があると安心だ。 台風5号は発達しながら北西へ あす夜には先島諸島に最接近 一方、台風5号はきょう午前3時にはフィリピンの東にあって、1時間に約15キロの速さで西に進んでいる。今後、フィリピンの東を発達しながら北西に進み、その後は北上して、あす夜に先島諸島に接近する見込みだ。 沖縄地方では、台風の接近とともに、あすにかけて風が強まる予想。また、海上はうねりを伴ってしけとなり、あすには大しけとなりそうだ。<あすにかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)>沖縄地方 20メートル(30メートル) <あすにかけて予想される波の高さ>沖縄地方 6メートル また、沖縄地方では、あすは雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。あすにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要だ。(気象予報士・石上沙織) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
自分の体臭はわかりにくい!? 臭いのセルフチェック法(ウェザーニュース)
夏は、臭いの気になる季節です。 一晩眠った後の枕や脱いだシャツなど、ふと自分の臭いが心配になることはないでしょうか。 臭いと汗の専門家である五味クリニック院長の五味常明先生は、「体臭は、自分で判断するのが難しい」といいます。 臭いがきつくなる要因をチェックしてみましょう。 ■エアコンが好き、運動の習慣がない エアコンを多用するなど汗をかく機会が少ない人は、汗腺機能が低下していることが多いです。いざ汗をかくと、成分の濃いベタついた汗になり、雑菌が繁殖して臭いのもととなります。改善には、お風呂での汗腺トレーニングや適度な運動など汗をかく習慣が役立ちます。 ■肥満気味である 太っていると脂肪が断熱材となって熱がこもり汗をかきやすくなります。また、脂肪細胞そのものが肥大して脂肪酸の分泌が増え、体臭がきつくなります。 ■食事が肉や高脂肪のもの中心 たんぱく質は分解されるときアンモニアなどが発生し、臭いのもととなります。また、脂肪も加齢臭や皮脂臭を強くする原因です。抗酸化力の強い野菜や海藻、大豆製品など、バランスよく食べるのが、体臭を抑えることにつながります。 ■偏食ダイエットをしている 肉類ばかり食べる極端な糖質制限ダイエットでは、アンモニアが発生するだけでなく、血液中に果物がくさったような臭いのケトン体が増え、体臭がきつくなります。いわゆるダイエット臭です。 ■便秘気味である 人の腸内では、多種多様な細菌が複雑に関係しながら働いています。このバランスが崩れると腸内で悪臭が発生しやすくなるのです。臭い物質は腸内から吸収され、汗や皮膚ガスとしても発散されます。 ■いつもストレスを感じている ストレスは活性酸素を増やして皮脂を酸化させ、加齢臭のもとになるノネナールが増えます。最近の研究では、ストレスにより臭い物質のジメチルトリスルフィドやアリルメルカプタンが増え、硫黄に似た臭いが発生することが報告されています。自分の体臭を嗅げば、さらにストレスにもなります。 ■よく眠れないことが多い ストレスから眠れなくなっている人は、疲労臭が強くなります。悪い寝汗をかいて臭くなることもあります。 ■耳あかが湿っている 耳あかが溶けたキャラメルのように湿っていることがあります。これは耳垢腺(じこうせん)からの分泌物によります。耳垢腺は、アポクリン腺の類似汗腺なため、アポクリン腺が多いことが推測されます。アポクリン腺は主にわきの下に分布する特殊な汗腺で、その分泌液は粘りがあり、いわゆる腋臭(わきが臭)のもととなります。 ■糖尿病などの慢性疾患がある 糖尿病では血液中に臭いのもととなるケトン体が増えるなど、慢性疾患があることで体臭がきつくなることもあります。 体臭を強くする理由はさまざまなのですね。 「体臭の変化は、健康状態の悪化サインの場合もあるので、無視してよいものではありません。基本的なこととして、体を清潔に保つことも大切です。ただし、体臭で悩む人の多くが優しく真面目な人です。体臭を気にすることが強いストレスとなったり、精神的発汗につながることもあるので、あまり気にし過ぎないように」と五味先生はアドバイスします。 偏った食事やストレスも臭いの原因になります。食生活を見直し、適度な運動で汗をかく習慣を身につけることがポイントになるようです。体臭が気になる人は、少しずつ改善していきましょう。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
2ヶ月で2度ひき逃げか…無免許で車運転し別の車に衝突 相手にケガさせ逃げた疑い 48歳男逮捕(東海テレビ)
三重県四日市市の市道で今年4月、無免許で運転する車で別の車に衝突して運転手にケガをさせ、その場から逃げたとして48歳の男が逮捕されました。男は6月もひき逃げの疑いで逮捕されていました。 逮捕されたのは住所不定・無職の久保砂雄容疑者(48)です。 今年4月、三重県四日市市西新地の市道で無免許で運転する車で後方に停車中の乗用車にバックで衝突し、運転手の男性(46)にケガをさせたにもかかわらずその場から逃げた疑いが持たれています。運転手の男性は首に軽いケガをしました。 現場周辺での目撃者への話や車のナンバーなどから久保容疑者が特定されました。 調べに対し、久保容疑者は「後退した時に何かにぶつかりましたが、確認せずに立ち去ったことは間違いありません」と容疑を認めています。 久保容疑者は5月にも無免許で乗用車を運転中に軽乗用車と衝突し、乗っていた女性(86)にケガをさせ逃げたとしてひき逃げ容疑で逮捕されていました。 久保容疑者はいずれの事件当時も無免許で事件を起こしていて、警察は事故による無免許の発覚を恐れて逃げた可能性があるとみて追及しています。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
17日(水)の天気 関東は日差しと蒸し暑さが戻る(ウェザーニュース)
■ 天気のポイント ■ ・西日本から中部は油断出来ない空・関東は日差しと蒸し暑さが戻る・北日本は雲優勢、お出かけには傘必須 17日(水)は西日本や東日本は雲が多めながら日差しが届き、蒸し暑くなりそうです。 ただ、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定。午後は急な雨にご注意ください。 西日本から中部は油断出来ない空 西日本から中部地方は日本海側を中心に日差しが届くものの、油断の出来ない空となります。 午後は内陸部や山沿いを中心に雲が発達し、にわか雨や雷雨の心配があります。急な雨にご注意ください。 関東は日差しと蒸し暑さが戻る 関東は16日(火)に比べると雲が少なく、日差しの届く所がありそうです。 その分だけ気温が上がり、30℃近くまで上昇。久しぶりに蒸し暑さを感じられます。 内陸、山沿いでは午後ににわか雨の心配があるため、折りたたみの傘があると安心です。 北日本は雲優勢、お出かけには傘必須 上空の気圧の谷や寒気の影響で雲の多い一日になります。 時々雨が降るため、お出かけには傘が必須です。 日差しがあまりない割に気温は高く、少し蒸し暑く感じられます。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
参院選、自公が改選過半数へ堅調 改憲勢力3分の2微妙、終盤情勢(共同通信)
共同通信社は第25回参院選について14~16日、全国の有権者約4万3千人を対象に電話世論調査を実施し、終盤情勢を探った。取材も加味すると、自民、公明両党は改選124議席の過半数63を超え70台に乗せる勢いを保つ。安倍政権下の憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2以上の議席を維持するかどうかは微妙だ。立憲民主党は改選9議席から倍増の20台が望める。国民民主党は改選8議席の維持が厳しい。共産党は改選議席の確保、日本維新の会は改選議席の上積みを視野に入れる。 投票先を未定とした人は選挙区40.5%、比例代表40.7%あった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
秋田、陸上イージス争点 防衛省、ずさんな配備調査 参院選(朝日新聞デジタル)
参院選秋田選挙区(改選数1)で、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備が争点になっている。秋田市の新屋(あらや)演習場への配備で、防衛省のずさんな調査が発覚。謝罪と再調査の約束で防戦に回る与党現職に対し、野党新顔は「配備反対」を掲げ、激しく競り合っている。選挙結果は配備の行方にも影響しそうだ。 安倍晋三首相は13日、秋田市に入り、JR秋田駅前の広場で演説した。「緊張感を欠いた不適切な対応があった。極めて遺憾であり、言語道断だ」と防衛省の対応を批判。「まず秋田県のみなさまに心からおわびを申し上げたい」と数秒間、頭を下げた。…… 本文:2,362文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「財政赤字は悪でも脅威でもない」MMT提唱の米教授
財政赤字の拡大を容認する「異端」の理論として議論を呼んでいる「MMT」(Modern Monetary Theory=現代金融理論、現代貨幣理論)の提唱者の一人、ニューヨーク州立大のステファニー・ケルトン教授が来日し、16日東京都内で講演した。自国通貨を発行している日本や米国は、税収による財政的な制約を課されることはないと主張。「財政赤字は悪でも脅威でもない」「債務の大きさにまどわされてはいけない」と訴えた。 ケルトン氏は、税収が財政の制約ではなく、インフレ率が制約になるべきだと主張。たとえば日本は2%のインフレ目標に達していないので、さらなる財政支出の余地があるとし、「もっと積極的に財政政策を活用して、減税で成長を下支えした方がいい」と述べた。財政赤字に対する見方を変えることの重要性も強調。「政府の赤字は、非政府部門にお金が注入されることであり、所得や雇用を増やす」とも語った。 MMTは、税は税収を得るために課されているのではなく、「所得を誰かから奪うもの。支払い能力を減らすために課す」との考え方をとるという。そのため、消費税については「消費増税の目的は消費支出を減らすことで、インフレを冷やすなら理にかなっている。だが、インフレ問題を抱えていない国にとっては意味がない」とし、政府が10月に予定する10%への消費増税に否定的な考えを示した。 ケルトン氏を招いたのは、安倍政権で参与を務めた藤井聡・京大大学院教授(公共政策)ら。左派系で参院選では野党候補らを支援する松尾匡・立命館大教授(理論経済学)も加わり、「反緊縮」の学者が立場を超えてMMTの理論家を招く異例の形となった。 出会いはネット上「腑に落ちた」 経済の専門家からは「異端」扱いされるMMTだが、それを支持する人々も現れている。 東京都練馬区の30代男性は半… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル