京阪電鉄は19日、沿線で20日から予定していた人気アニメ「響け!ユーフォニアム」とのコラボレーション企画を延期すると発表した。制作していた「京都アニメーション」のスタジオが炎上し、33人が死亡した事件をうけ、「状況を鑑みて開催は難しいと判断した」(広報担当)という。 「響け!ユーフォニアム」は吹奏楽に励む高校生たちの青春を描いたアニメで、京阪宇治線の電車や駅舎がモデルとなった風景も登場する。 京阪電鉄によると、「京阪電車×響け!ユーフォニアム2019」では、アニメに登場する京都府宇治市周辺のスポットをまとめた地図を配布し、京阪の主要駅に登場キャラクターの等身大パネルを設置する予定だった。今後の開催時期は未定という。 京阪はこれまで、「けいおん!」や「中二病でも恋がしたい!」など京都アニメーションが制作したアニメのラッピング列車を走らせるなど、コラボ企画を多く実施してきた。京阪電鉄広報は「沿線が舞台となる作品も多く、地域活性化のために企画に協力頂いていた」と感謝。事件をうけ、「お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、おけがをされた方々の一日も早い回復をお祈りします」とコメントした。(古田寛也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京アニ社長、断腸の思い語る「若者が将来閉ざされ残念」
京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、八田英明社長は19日午後、京都府宇治市の本社近くで報道陣の取材に応じ、「紙類もコンピューターも、一瞬にして何もかも無くなってしまった。断腸の思い」と語った。 出火当時、社員ら74人がいた3階建ての第1スタジオがほぼ全焼。「見るに堪えない。真っ黒。机も真っ黒」と落胆した。再開の見通しを問われると「これから考える。まずは(残ったスタッフの)気持ちを聞いて。みんなの決意で頑張ろうと」。制作中の作品については「作り上げているものはスタッフの気持ちを考え、ぜひ公開したい」と語った。 八田社長は報道陣向けのコメントも公表。「アニメーションを志し、全国から集まった若者がこんなかたちで将来を閉ざされてしまったことが残念で、言葉に出来ない。当社にとって、業界にとっても大きな痛手。一人ひとりが本当に優秀で素晴らしい仲間たちでした」と社員を悼んだ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
企業型保育所で繰り返し不正受給か コンサル会社社長
企業主導型保育事業をめぐる融資金詐欺事件で、東京地検特捜部に逮捕された福岡市の経営コンサルタント会社「WINカンパニー」社長の川崎大資(だいし)容疑者(51)が、複数の保育所の助成に関して虚偽の報告を重ね、国の助成金を不正に受給していたことが関係者への取材でわかった。特捜部は近く、助成金を不正受給したとする詐欺容疑で、川崎容疑者を再逮捕する方針を固めた模様だ。 企業主導型保育所は、企業などが設置して運営する保育施設。一定の基準を満たせば、整備費の4分の3や運営費を国が助成する。 関係者によると、川崎容疑者は、内閣府から事業を委託されている公益財団法人「児童育成協会」に保育所の整備費の助成を申請。工事の進捗(しんちょく)状況を報告する際、虚偽の現場写真を添付するなどして工事が進んでいるとみせかけ、助成金をだまし取った疑いがある。 川崎容疑者は数十件の保育施設の助成申請に関与しており、複数の施設で虚偽の報告をしていたとみられる。児童育成協会はこのうち、福岡市中央区の保育所の整備費について不正受給と認定。7月5日付で助成決定を取り消して返還を命じた。交付額は計約1億3千万円にのぼる。 川崎容疑者は今月3日に詐欺容疑で逮捕された。容疑内容は昨年10月、企業主導型保育所の開設資金を調達するため、横浜市の信用組合に対し、虚偽の「助成決定通知書」を提出して約1億1千万円の融資金を詐取したというもの。特捜部は勾留期限の23日にも詐欺罪で起訴する方針だ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日韓悪化、歯止めかからず 元徴用工判決、韓国が仲裁委設置拒否(朝日新聞デジタル)
韓国大法院(最高裁)による元徴用工判決をめぐり、韓国政府は日韓請求権協定に基づく仲裁委員会の設置に応じなかった。河野太郎外相は19日、南官杓(ナムグァンピョ)駐日韓国大使を外務省に呼び抗議。韓国政府も日本の姿勢に反発を強めており、日韓関係の悪化に歯止めがかからない状態だ。 ■河野外相、韓国の再提案「無礼だ」 日本政府は、元徴用工への賠償問題は1965年の日韓請求権協定で解決済みという立場だ。河野氏はこうした立場に基づいて、南氏に「韓国が国内の判決を理由に国際法違反の状況を放置しておくことは国際的にも許されない。…… 本文:1,375文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
犠牲者28人、CO中毒か さらに1人死亡、34人に 京アニ放火(朝日新聞デジタル)
京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオが放火され、爆発炎上した事件で、遺体で見つかった33人のうち28人が一酸化炭素(CO)中毒の疑いで死亡した可能性の高いことが捜査関係者への取材でわかった。このほか病院へ搬送された男性1人が19日亡くなり、死者は計34人になった。京都府警は19日、放火殺人事件として捜査本部を設置し、身柄を確保した男について職業不詳の青葉真司容疑者(41)と明らかにした。▼14面=社説、37面=前日 公園に男 記者会見した捜査1課の西山亮二課長は逮捕状請求前に容疑者名を公表した理由について、事態の重大性を鑑みたと説明。…… 本文:1,190文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「老後2000万円」論戦低調 首相、演説で報告書に触れず/野党、十分に争点化しきれず 参院選(朝日新聞デジタル)
参院選で大きな争点になるとみられた年金問題に端を発した老後不安についての論戦が低調だ。安倍晋三首相が金融庁の審議会報告書が提起した老後資金の2千万円不足問題に言及せず、野党の主張は「不安をあおるもの」と退けていることが大きい。年金制度の収支を点検する最新の「財政検証」を政府が明らかにしていないことも議論が深まらない一因だ。 首相は参院選が公示された4日から19日までの計16日間で全国20都道府県をまわり、68回の街頭演説を行った。そのすべてで「年金」には触れている。 19日は青森県弘前市で「年金の財源は現役世代の保険料負担と税金。…… 本文:1,953文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
今日20日(土)の天気 台風5号北上 西日本は強雨注意(ウェザーニュース)
■ 今日の天気のポイント ■ ・西日本 台風から離れていても油断禁物 ・東日本、北日本はお出かけに傘が必須 ・沖縄の荒天は次第に落ち着く 今日20日(土)は、西日本では台風の外側の雲や湿った空気の影響で、局地的に雨の強まるところがありそうです。 東京など東日本・北日本も天気は変わりやすく、お出かけには傘が必須になります。 西日本 台風から離れていても油断禁物 台風5号が東シナ海から朝鮮半島へと進みます。 西日本からは少し離れて通るものの、台風の東側に広がる活発な雨雲が九州に広がり、雨の強まるところがあります。特に五島列島や対馬は警戒が必要です。 また、湿った空気の影響で太平洋側などでも一時的に雨が強く降るため、注意をしてください。 東日本、北日本はお出かけに傘が必須 東日本・北日本は雲が多く、時々雨が降りそうです。外出のタイミングで雨が降っていなくても傘をご用意ください。 梅雨前線に近い北陸や東北南部では、雷を伴った強い雨に注意が必要です。 日差しが少ない割に気温は高く、蒸し暑さが続きます。 沖縄の荒天は次第に落ち着く 沖縄は台風が離れていくため、雨や風の強い状況は昼頃までとなります。午後にかけて天気は落ち着いてきそうです。 ただ、海は波の高い状態が続きますので、天気が回復しても海のレジャーはまだ控えるようにしてください。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「Dragon Ash」メンバーらを大麻取締法違反で逮捕(産経新聞)
東京都内などの自宅で大麻を所持したとして、警視庁組織犯罪対策5課は19日、大麻取締法違反容疑で、人気ロックバンド「Dragon Ash(ドラゴンアッシュ)」のメンバー、金子賢輔容疑者(33)=京都市下京区=と、「JESSE(ジェシー)」の名前で音楽活動をしている米国籍のマック・ファーデン・ジェシー・ソラト容疑者(38)=東京都品川区戸越=、金子容疑者の知人で岡山県在住の無職の女(25)の3人を現行犯逮捕した。 同課は金子容疑者らが大麻を所持しているという情報に基づき先月から内偵捜査をしており、19日午前、金子容疑者とジェシー容疑者の自宅を家宅捜索。大麻が見つかったため、現行犯逮捕した。女は当時、金子容疑者宅にいたという。 ジェシー容疑者の逮捕容疑は、自宅で紙に巻かれた状態の大麻の葉片1本(約4・2グラム)を所持したとしている。金子容疑者は自宅で微量の大麻の葉片を所持したとしている。 同課によると、ジェシー容疑者は「私のものだ」と容疑を認め、金子容疑者は「大麻であることはなんとなく分かっていたが、拾ったものだ」と容疑を一部否認。女も「誰のものか分からない」と否認している。 「KenKen」の名前で活動する金子容疑者は、ジェシー容疑者がボーカルを務めるロックバンド「RIZE(ライズ)」にベース担当として所属。その後、ボーカルの降谷健志さんを中心とした7人組バンドのDragon Ashにも参加していた。 ジェシー容疑者の父親は、世界的なギタリストとして知られる「Char」さん。金子容疑者とジェシー容疑者には古くから親交があったとみられ、同課は今後、入手経路の特定などを進める方針だという。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
最低賃金を上げて 非正規、労働環境に根強い不安 参院選で願い(北海道新聞)
ほぼ全ての政党が引き上げを掲げる 低賃金で生活に困窮する北海道内の人たちが、21日投開票の参院選で、収入の基準となる「最低賃金」を巡る議論に注目している。ほぼ全ての政党が最低賃金の引き上げを掲げるが、実現性は不透明で、低賃金や非正規雇用など不安定な労働環境への不安は根強い。「一日でも早く、困窮から抜け出せる政策を実現してほしい」。共働きに比べ家計負担が重いひとり親世帯も、1票に思いを託す。 「たまに外食、ほとんど貯金できない」 日中に飲食店で8時間働き、夜は24時間営業のスーパーで勤務。午前3時に就寝し、数時間後に再び飲食店へ―。二つの非正規の仕事を掛け持つ札幌市白石区の女性(29)は「いくら働いても安心できない」と、うなだれる。 どちらの時給も道内の最低賃金835円とほぼ同じ。1日最大14時間働いて、月収18万円。「家賃に光熱費、携帯代。友人とたまに外食に行くと、ほとんど貯金できない」と言う。 以前はレンタルビデオ店でも働いていたが、体調を崩して5月に辞めた。飲食店の仕事は兼職禁止だが、スーパーの深夜勤務は時給が最低賃金より45円高く、「家族の介護がある」と偽って飲食店の夜のシフトを外れ、スーパーで働く。女性は「一つの仕事で生活したい。最低賃金を上げてほしい」と訴える。 「早期に全国平均千円」「5年以内に1300円」 参院選では最低賃金について、与党は「2020年代早期に全国平均千円」、野党は「5年以内に1300円」などと掲げる。現行の全国平均は874円。各党の公約の実現は簡単ではない。 低賃金で働く人の多くは、雇用環境が不安定な非正規雇用だ。道内は18年で89万人。労働者全体の約4割を占め、多くが生活への不安を抱えている。 「今の給料では1人暮らしも、結婚もできない」。札幌の清掃会社で家庭ごみを収集する非正規社員の男性(21)は嘆く。実家から通勤して、収集車を1日約80キロを走らせ、約14トンのごみを回収する。日当は最低賃金水準の約7千円で、1年間働いても50円しか上がらなかった。慢性的な人手不足で負担は一向に減らないが、年収は正社員より70万円以上低い。男性は「同じように働いているのに給料は大きく違う。非正規から抜け出せる政策の実現を」と願う。 「先のことを考える余裕はない」 ひとり親世帯も、不安定な生活から抜け出せずにいる。10代の子ども4人を育てる札幌の看護師の女性(46)は、夫の暴力で6年前に離婚した。現在の一家の手取りは月22万円で、離婚前の半分。長男以外は中学校の修学旅行費用が捻出できなかった。参院選で注目される年金問題。将来不安についての議論は大切だと思っているが「先のことを考える余裕はない」のが実情だ。 ひとり親でも、困窮していても、支援がきちんと行き届く社会を実現してもらいたい―。21日は、19歳の長男と一緒に投票所に行くつもりだ。(下山竜良、岩崎あんり) 北海道新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
将棋の豊島名人の就位式、480人が祝う 椿山荘東京
第77期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)でタイトルを獲得した豊島(とよしま)将之名人(29)の就位式が19日夜、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開かれた。約480人のファンらが、平成生まれ初の名人を祝福した。 式では、日本将棋連盟の佐藤康光会長(49)から推戴(すいたい)状が授与された。5歳の頃から豊島名人を指導した指導棋士の土井春左右(はるぞう)七段(83)は「今日の晴れの日を迎えたことが本当にうれしい。永世名人の座に就かれることを祈念します」と祝辞を述べた。師匠の桐山清澄(きよずみ)九段(71)は「これからも努力して上を目指して欲しい」と述べ、乾杯の音頭をとった。 あいさつに立った豊島名人は「(なかなか挑戦者になれず)心が折れそうになった時もあったが、支えてくださる方、応援してくださる方のおかげで努力を続けられた。実績を積み上げて、来期の防衛戦を迎えたい」と話した。 豊島名人は愛知県一宮市出身。4月に開幕した名人戦で、3連覇中だった佐藤天彦九段(31)に4連勝してタイトルを奪取した。現在、王位と合わせて二冠。(村瀬信也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル