東日本大震災を起こした東北地方太平洋沖地震について、京都大などのチームは、「スロー地震」と呼ばれる断層のずれが多発する区域が、巨大地震の拡大を止めた可能性があると発表した。スロー地震は南海トラフでも観測されており、大地震のリスク評価に役立つかもしれないという。 スロー地震は、瞬間的に断層が滑る通常の地震に対し、1日に1センチメートル程度と極めてゆっくり断層が滑る現象のこと。プレート境界で観測され、大地震との関係を探る研究が進められている。 京大、防災科学技術研究所、東北大、東京大のチームは、海底地震観測装置やGPSなどの地殻変動データを用い、1991年から2018年に日本海溝沿いで記録されたスロー地震の分布を調べた。 断層が大きく滑り、巨大地震が起きた宮城沖の南北約300キロメートルのエリアでは、スロー地震は少なかった。一方、このエリアを挟むように、十勝沖から三陸沖、福島沖から銚子沖では多かった。スロー地震の多発区域は、過去の大地震でも断層が大きく滑っていない傾向があることもわかった。 チームの西川友章・日本学術振興会特別研究員は「多発域は、大地震の破壊のエネルギーが伝わるのを妨げ、スロー地震としてゆっくりエネルギーを解放しているとみられる」と話している。研究成果は23日、米科学誌サイエンスに掲載される。(野中良祐) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横浜市長、慎重一転「IR誘致」 反対派「だまし討ち」
横浜市は22日、カジノを含む統合型リゾート(IR)を誘致すると発表した。羽田空港からアクセスがいい横浜港の山下ふ頭(同市中区、47ヘクタール)を候補地とし、2020年代後半の開業を目指す。 首都圏でIR誘致を表明した自治体は初めて。市民の中にはギャンブル依存症や治安悪化などへの懸念から反対論があり、曲折が予想される。 この日の定例記者会見で林文子市長は「横浜の将来への強い危機感がある」と話し、▽19年をピークに市の人口が減少に転じ、財政悪化が進む▽観光客は日帰りが大半で1人あたり観光消費額が少ない――など市の課題を列挙。国際会議場やホテル、カジノなどを含むIRの誘致によって、建設時に1兆円前後の経済波及効果がもたらされ、市には年1千億円前後の増収効果が生じるなどと利点を示した。 市は9月2日から始まる市議会定例会に、専門的な調査分析、ギャンブル依存症の実態調査などの費用として計2億6千万円の補正予算案を提出する。(武井宏之、土屋香乃子) ■市長「一切やらないというので… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
昆虫食、美味トップはあの幼虫 体験会に参加してみた
昆虫といえば飼ったり観賞したりするイメージが強いが、食べる人も結構いるらしい。この「昆虫食」、世界の食糧問題を解決する切り札になるのでは?とも期待されている。テレビでタレントが顔をゆがめて食べる姿を見て、「一体どんな味なのか?」と、怖いもの見たさにも似た興味を抱いてきたが、ついに実食のチャンスがめぐってきた。 11日に氷見市で開かれたイベント「昆虫食の会in氷見」に参加した。主催したのは、久目地区で食に関する体験プログラムを企画、運営する団体「ポリフォナジー」。記者のほかは親子連れら約40人が集まった。 進行役を務めるのは、昆虫料理研究家の内山昭一さん(68)=東京都日野市。開口一番、「夏はやっぱりセミが食べたくなりますね」。「なりませんて、先生!」と心の中でツッコミを入れた。 そんな記者にはお構いなしに、… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
23日 土砂災害に厳重警戒 「処暑」でも湿度は高い(tenki.jp)
23日は西~北日本の所々で雨雲や雷雲が発達。雨のピークは朝で、滝のような雨の降る恐れ。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、川の増水にも警戒が必要です。 天気のポイントは? きょう23日は、前線上の低気圧が夜には三陸沖へ進み、本州付近を前線が次第に南下するでしょう。また、北海道には別の低気圧が近づきそうです。 このため、西日本から北日本の広い範囲で、「大気の非常に不安定な状態が続く」というのがポイントです。すでに、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達していますが、日本海側の雨のピークは23日朝で、局地的に滝のような雨が降って、大雨になる恐れがあります。これは、傘が全く役にたたなくなったり、車の運転は危険なレベルです。朝の通勤の時間帯は、時間に余裕をもってお出かけ下さい。 一方、前線が南下するので、雨の強いエリアも南へ(日本海側から太平洋側へ)移るでしょう。日本海側ほど雨雲は発達しない予想ですが、太平洋側は午後もカミナリが鳴ったり、雨が激しく降る所がありそうです。落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。 また、今週は北陸を中心に雨が続いたので、新潟県内の所々で、降り始め(19日12時)からの総降水量が200ミリを超えています。北陸を中心に、これまでの大雨によって、すでに地盤の緩んでいる所がありますので、雨が弱まったとしても、斜面や増水した川には、絶対に近づかないで下さい。 気温のポイントは? きょう23日の最高気温は、北海道は20度くらい、東北から九州、沖縄は30度前後の所が多いでしょう。気温の数字をみると、平年並みか低い所がほとんどですが、「湿度が高い」のがポイントです。23日は二十四節気の「処暑」で、暦の上では暑さがおさまる頃ですが、駅など、人の多い所では、特に蒸し暑く感じられるでしょう。お出かけには、風通しの良い服装が、おすすめです。 台風11号の影響は? 一方、じわじわと沖縄に近づいているのが、台風11号です。台風11号は、発達しながら北西へ進み、あす24日には先島諸島に近づく予想です。 このため、沖縄地方の沿岸の海域では、きょう23日は次第に風が強まり、波が高くなるでしょう。あすは先島諸島で大しけとなり、八重山地方では非常に強い風が吹きそうです。台風への備えは、なるべく早く行って下さい。 日本気象協会 本社 望月 圭子 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
週間天気 秋雨前線で大雨のおそれ 来週は秋の気配も(ウェザーニュース)
■この先1週間の天気のポイント■ ・秋雨前線が停滞 週末は九州大雨も ・来週は30℃に届かない日も ・台風の湿った空気で来週は大雨か 秋雨前線が停滞 週末は九州大雨も この先一週間は、日本付近に秋雨前線が停滞し、活動が活発になるタイミングでは大雨に注意が必要です。 今週末は、九州南部から関東の南に前線が停滞するため、特に九州では大雨となる可能性があります。 前線の影響で晴れる日は限定的となるため、少しの日差しでも有効に活用するのがおすすめです。 来週は30℃に届かない日も 週末以降、秋雨前線が南下するため、前線の北側にあたる北日本では空気がカラッとして、秋の気配を感じられるかもしれません。 東京や大阪など東日本や西日本でも、最高気温が30℃に届かない日が増えてきます。最低気温は20℃前後まで下がるため、そろそろ長袖を準備しておいた方がよさそうです。 台風の湿った空気で来週は大雨か 台風11号は、週末に先島諸島に近づいたあと、中国大陸に向かう予想です。 台風が沖縄以外の日本列島に直接影響することはないものの、台風が中国大陸に運び込んだ非常に湿った空気が、来週になると日本付近に停滞する秋雨前線に流れ込んで、大雨をもたらすおそれがあります。 まだ、中国大陸に上陸してからの動きは定まっていないものの、来週は秋雨前線による大雨に対する注意が必要になりそうです。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
防災対策、子どもと話し合い不足 バンダイ調査(共同通信)
災害が起きた時の集合場所や連絡手段について、子どもとしっかり話し合えている家庭は、わずか5.9%―。大手玩具メーカーのバンダイが、子どもの防災対策について調査したところ、このような結果が出た。 「少しは話し合えている」と答えた13.0%を加えても2割に満たなかった。3児の母でもある同社広報担当の鷲頭知美さん(40)は「9月1日の防災の日を前に、子どもと一緒に対策を考えるきっかけにしてほしい」と話している。 調査は7月にインターネットで実施。小中学生の子どもを持つ親900人に、子どもと一緒に回答してもらった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
西~北日本 広い範囲で激しい雷雨のおそれ 土砂災害や河川の増水に警戒(ウェザーマップ)
前線や低気圧の影響で、西日本から北日本の広い範囲で、きょう23日(金)夜にかけて雷を伴って激しい雨が降り、局地的にきょう朝にかけては非常に激しい雨が降って大雨となる見込み。土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要だ。 また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意を心掛けたい。 低気圧・前線があり大気の状態が非常に不安定 前線が東シナ海から日本海を通って東日本にのびており、前線上の日本海に低気圧があって北東に進んでいる。また、日本海中部には別の低気圧があって北東に進んでいる。 前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっている。長崎県では1時間に40ミリ以上の雨が観測されている所があるなど、西日本から北日本にかけての日本海側中心に雷を伴って非常に激しい雨が降っている。 前線を伴った低気圧は夜には三陸沖に進み、寒冷前線が北日本を通過して東日本から西日本まで南下する見込み。また、日本海中部の低気圧は発達しながら、北海道地方の西海上に進む予想だ。 大雨・雷・突風 西日本から北日本の広い範囲で、夜にかけて雷を伴って激しい雨が降り、特に朝のうちは局地的に非常に激しい雨が降って、大雨となる見込み。 北陸地方を中心にこれまでの大雨で総雨量が多くなり、地盤の緩んでいる所がある。土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。 また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
今日23日(金)の天気 秋雨前線南下で全国的に雨 強雨に注意(ウェザーニュース)
■ 今日の天気のポイント ■ ・西日本 短時間に激しい雨のおそれ ・関東、東海は雨が降ったりやんだり ・北海道太平洋側で強雨に 今日23日(金)は、秋雨前線は少し南下し、北日本には低気圧が接近します。全国的に雨となり、局地的には1時間に50mm前後と降り方が強まるところがありますので、十分にご注意ください。 西日本 短時間に激しい雨のおそれ 秋雨前線の南下や湿った空気の影響で、西日本の各地は雨の降りやすい一日になります。 今朝5時までの1時間に長崎県大村では48.0mmの激しい雨が降っていて、九州北部では朝を中心に雨の強まっているところがあります。 近畿でも昼頃にかけて激しい雨の降るおそれがあるため、道路冠水や河川の増水にご注意ください。 雨が降るため、昨日に比べると気温は低めになります。 関東、東海は雨が降ったりやんだり 関東や東海は朝から雨が降ったりやんだりで、雷雨になるおそれがあります。 お出かけになるタイミングで雨が降っていなくても、傘はご用意ください。 日差しが届かなくなるので、暑さは落ち着きます。 北海道太平洋側で強雨に 北日本は低気圧の接近・通過に伴い、雨の降るところが多くなりそうです。 特に低気圧に近い北海道の太平洋側で雨が強くなり、沿岸部では強い風も加わって、横殴りの雨になります。冠水被害に注意してください。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
星稜、見果てぬ夢 「誰かのため」熱投続けた奥川君、信念の涙 第101回全国高校野球(朝日新聞デジタル)
101回目の夏は22日、履正社の初優勝で幕を閉じ、深紅の大優勝旗は2年続けて大阪へ渡った。さまざまな思いを胸に白球を追った球児たち。熱戦の軌跡が新たに刻まれた。▼1面参照 北陸勢で初となる夏の栄冠に届かなかった星稜。闘い終えたエースが泣いた。負けた悔しさからではない。「誰かのために野球をやる」との信念からあふれでた涙だった。 「もっとちゃんとしろ」。ベンチ前で敗戦に落胆していた奥川恭伸君(3年)の耳に懐かしい「檄(げき)」が届いた。スタンドには母校の石川県かほく市立宇ノ気中学校の理科教諭、福島栄一さん(41)がいた。…… 本文:2,050文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
韓国の高校、日本の姉妹校訪問を中止「生徒の安全不安」
日韓関係が悪化する中、三重県立津商業高校(津市)と姉妹校提携を結ぶ韓国の高校が生徒を日本に派遣する交流訪問を取りやめたことが、津商業高校などへの取材で分かった。 同校などによると、姉妹校は韓国中部の聖南(ソンナム)高校。2002年から互いに生徒を派遣し学校行事や授業に参加するなどして交流を深めてきた。今年度も10月中旬にホームステイで5日間の受け入れを行う予定だったが、聖南高校側から「生徒の身の安全について保護者から不安の声があるため、取りやめにしたい」と通知があった。津商業高校側は「生徒の安全は確保できる」と伝えたが、7月下旬に中止が決まった。 津商業高校からは10月末から… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル