26日午前5時ごろ、富士山の山頂付近の登山道で、女性が落石でけがをしたと、地元の消防に119番通報があった。女性は間もなく死亡が確認された。 山梨県警富士吉田署によると、女性はロシア国籍で東京都品川区北品川4丁目の主婦、ドゥブロヴィナ・アンナさん(29)。日本人の夫と一緒に25日午後9時ごろ、同県富士吉田市の吉田口登山道から登り始め、山頂を目指していた。石は胸などに当たり、死因は外傷性心肺損傷という。事故を受け、吉田口登山道は9合目の手前から山頂にかけて26日午後6時まで通行止めとなった。(玉木祥子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪労働局、最低賃金の調査で不正 職員が回答水増し
大阪労働局は26日、最低賃金を決める参考に使う統計調査に不正があったと発表した。零細企業の賃金水準を把握するもので、回答数が足りなかったため少なくとも5年間、担当職員が調査票を水増ししていたという。同日付で職員を停職1カ月の懲戒処分にした。 この統計は「最低賃金に関する基礎調査」。中小零細企業の毎年6月時点の従業員数や時給などを調べている。労働局によると、資料が残る2014~18年の5年間で、1527件が企業の調査票そのものを捏造(ねつぞう)し、従業員数を書き換えるなどしていた。対象企業の約6%で不正があったとみられるという。 今年の最低賃金の決定にあたり、過去の調査票に不自然な点があると担当部署が気づいて発覚した。労働局は、不正をした職員を懲戒処分とし、職員の指示を受けて不正に携わった部下を戒告、当時の上司2人を訓告処分にした。 厚生労働省が実施する労働関連の統計をめぐっては近年、重大な不正が相次いでいる。今回、労働局は記者会見を開かず、処分対象者の性別や年齢も明らかにしなかった。大阪労働局は「最低賃金は様々な要素を考慮して総合的に決めている。今回の不正は引き上げ額には影響していない」としている。(米谷陽一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺伝子治療薬、9月から初の保険適用へ 厚労省が方針
厚生労働省は、国内初の遺伝子治療薬「コラテジェン」を9月から公的医療保険の適用対象とする方針を固めた。遺伝子治療薬への保険適用は初めてで、投与1回あたりの公定価格は60万円とする。28日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で了承される見通し。 コラテジェンは、手足の血管が詰まって血流が乏しくなり潰瘍(かいよう)ができる「慢性動脈閉塞(へいそく)症」の患者らが対象で、筋肉に注射して投与する。森下竜一・大阪大教授らが開発し、アンジェス(本社・大阪)が製造する。同社の予測では、患者数は年1千人弱、ピーク時の販売額は年12億円。今年3月に厚労省が製造販売を承認していた。 遺伝子治療をめぐっては、白血病患者らが対象の新たな治療法の製剤「キムリア」への保険適用が5月に決まり、過去最高の約3349万円となった。キムリアは、患者の細胞を取り出して遺伝子を加えて患者に戻すため、医薬品医療機器法上は「ヒト細胞加工製品」とされる。体に遺伝子を直接投与する「遺伝子治療用製品」としては、コラテジェンが最初となる。(西村圭史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夏の肩こりの原因は冷房の寒暖差にあった(ウェザーニュース)
夏は様々な症状が出てくるので悩む人も多いのではないでしょうか。 「夏になると肩こりがひどくなる」「この時期の肩こりは頭痛も伴うのでつらい」という人が増えています。 なぜ夏に肩こりが悪化するのでしょうか?どうしたら改善するのでしょうか? 冷房で寒暖差疲労が蓄積する 「夏の肩こりは、冷房が効いた室内と灼熱の屋外との寒暖差が原因です。体温調節をつかさどる自律神経はバランスを保とうとしますが、その落差は10℃前後もあるため寒暖差疲労を起こし、肩こりや頭痛といった症状が現れるのです」と、せたがや内科・神経内科クリニック(東京都世田谷区)の久手堅司院長が語ります。 夏は冷房を使っているため寒暖差疲労が抜けにくく、他の季節の肩こりや頭痛よりひどくなりやすく、人によっては体の冷え、めまい、だるさ、しびれ、食欲不振、下痢などの症状も現れると言います。 「今年は東日本・西日本の暑さが尋常ではありません。気温が高くなるほど冷房が効いた室内と寒暖差が激しくなるため、例年以上に寒暖差疲労の患者さんが増えています」(久手堅院長) セルフメンテナンスで克服する 夏の肩こりや頭痛に悩んでいる人は、どうしたらよいのでしょうか? 「基本はセルフメンテナンスです。今のライフスタイルを少しだけ変えて、体の不調を整えてみてください」と久手堅院長は、次の方法を勧めます。 (1)外出から冷房が効いた室内に戻ったら、汗を拭いた後にカーディガンなどを1枚羽織る。 (2)冷房は28℃前後にするか、オフィスなど自分で室温を調節できない場合は、冷え性対策に上着や膝掛けで自衛する。 (3)暑いからといって冷たい飲み物などで体の中から冷やさず、温かい飲み物を摂る。 (4)夏はシャワーですませる人が多いが、ぬるい湯(38~40℃)に首まで10~15分浸かって体を温めると夜は熟睡できる。 (5)ストレッチ(背伸び、脚、腕、股関節など)を少なくとも1日に1回以上行うことで血流を良くする。特にオフィスワークの方は回数を増やすのが良い。 (6)市販のビタミンB1が効くことがある。漢方薬では、女性なら当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、男性なら葛根湯(かっこんとう)を試してみるといい。 以上のセルフメンテナンスをやってみても症状が改善しない場合は、医療機関で診てもらってください。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
五輪ボランティアにも「バカッター」対策ルール(スポーツ報知)
東京2020大会組織委員会は26日、都内で五輪・パラリンピックのボランティア検討会を開催し、20万人が応募し、うち8万人が従事する予定のボランティアについて来月中旬からマッチング(当落)を個人メールで発表していくと明らかにした。 また、ボランティアのSNS使用について、写真投稿などを制限を設けることも示唆。会場で観客や選手などが写り込み、無断で投稿されることを極力防ぐ。一方でSNS利用者が投稿を通して自らの反社会的行動を世間に曝け出す行為、いわゆる「バカッター」対策にも着手する予定。組織委関係者は「『冷蔵庫に入るな』などの詳細なことまでは決めないとは思いますが、何かしらのルールは必要。東京大会のボランティアの人が、大会自体をぶち壊すようなことはないと信じていますが…」と話していた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
松井秀喜氏「いじめダサい」自殺防止プロジェクト動画で思い語る(スポーツ報知)
米大リーグ・ヤンキースのGM付特別アドバイザー・松井秀喜氏(45)が、いじめ撲滅を訴える一般社団法人「てとり」が26日からスタートした「いじめ・自殺防止プロジェクト」の啓発動画に出演。いじめを許さない強い思いを語り、悩んでいる子供たちに相談を呼び掛けている。 「stand by you」と名付けられたプロジェクトは、いじめなどの悩みを相談できず、苦しんでいる子供たち、悩みを持つ仲間を助けたいと思っている子供たちに対し、相談窓口の存在を周知させるのが目的。夏休みが終了して学校が始まることに苦痛を感じることなどから、18歳以下の自殺が特に多くなるとされる9月1日を前に、開始された。 約3分半の映像の中で松井氏は「人をいじめるということは、一番やっちゃいけないこと」と強調。「一方的に弱い者をいじめる、そんなにダサいことはない」と語りかけている。 現役引退後、少年少女の健全な育成に向けてさまざまな社会貢献活動を行っている松井氏。その一環として、ヤンキース時代の同僚で現在はマーリンズCEOのデレク・ジーター氏(45)が支援しているいじめ相談アプリ「STOPit」のサポーターを務めていたのが縁で、共同発起人としての参加が決定した。 7月にニューヨークで松井氏と面会したという「てとり」の代表理事である谷山大三郎氏は「松井さんからは『子供たちのために、一緒にやっていきましょう』と快諾をいただきました。いじめ問題への理解や対策を一緒に考えていくことができたら」。今後はシンポジウムや研究会の実施などを予定しているが、松井氏にも参加を呼び掛けていくという。 ◆前園氏は「いじめ、カッコ悪い」 スポーツ選手が、いじめ撲滅を呼び掛けた過去の例として知られるのが、サッカー元日本代表の前園真聖氏(45)。横浜Fに所属時の1996年に、公共広告機構(現ACジャパン)のCMに出演した際のキャッチコピー「いじめ、カッコ悪い」は大きなインパクトを与えた。後に前園氏はテレビ番組で、「いじめ―」のセリフは自ら考案したものであることを明かしている。 ◆サッカー元日本代表・井原氏、車いすテニス国枝も参加 「stand―」には、松井氏の他にも元サッカー日本代表の井原正巳氏(51)や、車いすテニスの国枝慎吾(35)らも参加している。映像の中で井原氏は「必ず相談できる相手がいる。恥ずかしがらず、いろんな人に相談して乗り越えてくれれば」とコメント。国枝は「嫌な記憶として子供時代を振り返ることになる」と、いじめを批判している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ソチ銅・平岡父の懲戒処分公表せず…奈良・御所市「功績や将来への影響考えた」(スポーツ報知)
2014年ソチ冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプ銅メダリストの平岡卓(23)が出資し、地元の奈良県御所市に16年にオープンした「御所スケートボードパーク」に関し、同市職員だった父親(60)が建設時の法令違反で今年3月に停職6か月の懲戒処分を受けていたことが26日、分かった。市は公表しておらず「平岡選手の功績や将来への影響を考えた」としている。父親は同月に定年退職した。 パークは行政指導を受け、2月から営業を休止中。今月には利用者3200人が再開を求める嘆願書を市に提出している。市などによると、父親は「違反部分は申請し直せばいいと思っていた」と話しており「手続きを行ったうえで営業を再開したい」と意欲を見せているという。 パークは農地を転用して造られ、父親は農地法に基づく事業計画を提出した際、窓口となる市農業委員会の事務局長だった。父親は「ボウル」と呼ばれるおわん形の練習場を当初1か所と申請していたが、実際には2か所造成。無許可で待合所や駐車場も設けていた。昨年9月に市民から情報提供があり発覚。宅地造成等規制法などに違反するとして指導や勧告が行われた。父親は審査には関わっていないが、市は信用失墜行為に当たると判断した。 同施設については、付近の住民が夜間騒音を訴え、昨年7月に対応を求める要望書を市長に提出していた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
校長が聞き取り行う中…小学校の27歳事務職員「公金を横領した」と自首し逮捕 教材費等着服か(東海テレビ)
岐阜市の小学校に勤務する事務職員の男が、学校が管理する口座から現金およそ37万円を不正に引き出した疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、岐阜市立岩小学校の事務職員・篠田誠生容疑者(27)です。 篠田容疑者は8月22日、自身が管理していた教材費などを保管する学校名義の口座から、現金37万2千円を引き出して着服した疑いが持たれています。 警察によりますと26日朝、篠田容疑者が1人で署に自首し「公金を横領した」と話したことから事件が発覚。逮捕後の調べに対し容疑を認めています。 市の教育委員会によりますと、その他にも給食費を保管する別の口座から180万円余りが無くなっていて、校長などが篠田容疑者に聞き取りを行っていたということです。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「働き方改革」を先導する厚労省の働き方は? 若手職員チームの提言が悲鳴に近かった(ハフポスト日本版)
チームメンバーは調査結果を説明しながら「忙しくなって余裕がなく、志半ばで辞めていく仲間が多い。『厚生労働の仕事は面白かった。人のためになっている。でも健康や家族を犠牲にしないといけない』と言われるのはやるせない」と危機感を語った。 根本匠厚生労働相は提言を受け「職員の率直な声は重く受け止めたい。提言は組織として真剣に受け止め、厚生労働省改革実行チームに具体的対応をするよう指示したい。生きた提言として一緒に考えていきたい」と回答。 ただ、来年度の新卒の志望者が少なくなる懸念があったといい「大変な役所だと敬遠する志望者も出てくるのではないかと。でも挑戦者よ来たれ、というメッセージを出し、新規採用で36人がチャレンジしてくれた」と語った。 若手チームが提言した内容は、業務改革、人事制度改革、オフィス環境の改善の3テーマ。それぞれ数十項目の内容が盛り込まれている。 「働き方改革」の旗振り役が自分たちの働き方を見直してみた これまで厚労省は“昭和~平成”型な働き方から脱するべく、「働き方改革」の旗振り役として様々な提言をしてきた。 ただ、民間へ色々指導をしている一方で、当の霞ヶ関職員の働き方はどうなのか。 農林水産省では2018年、文書作成ソフトをジャストシステムの「一太郎」からMicrosoftの「Word」に統一する方針を発表した衝撃の“働き方改革”もあった。厚労省でも改革提言内容を見れば「え、まだこんなことやってるの」という驚きを隠せない。 まず、各省庁はどのくらい業務量の違いがあるのか。 戦後初、そしておそらく明治以降初めての「業務量調査」(自民党行政改革推進本部発表)で2019年に分かったのは、厚労省がとても忙しいということ。 年間最低9000件近い議員説明をこなすなど、単純に仕事量だけみても多いが、職員1000人あたりで考えても国会答弁回数、所属委員会出席時間、質問主意書答弁数、審議会の開催回数や訴訟件数はすべての省庁でトップとなるほど、ダントツで人が足りていないのが分かる。 4月に38人の若手で結成したチームは、省内で働く約3800人を対象にアンケート調査を実施。第1回は1065、第2回では1202の回答を得た。 そして「こんなとこもうありえんわ」と華麗に脱出していった若手退職者、昔ながらの働き方を愛すベテラン職員たちにもヒアリングを行い、職員の働き方の疑問点を洗い出した。 問題点がありすぎてすべてを羅列するのが難しいので、まずはポイントごとに紹介する。 次ページは:残業代が支払われるかどうかは所属の部局しだい 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
囲碁名人戦、27日開幕 張名人と芝野八段が決意表明
【動画】令和初の囲碁名人戦。8月27日から始まる第44期七番勝負の見どころは 張栩(ちょうう)名人(39)に芝野虎丸八段(19)が挑戦する第44期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)が、27日に開幕する。プロ入りから4年11カ月、史上最速で七大タイトル戦の舞台に立つ挑戦者には初の10代名人が、連覇をめざす名人には通算6期目がかかる。 対局前夜の26日、両者は午後5時から第1局が打たれる東京都文京区「ホテル椿山荘東京」対局室の検分に臨み、使用する碁石や盤を確認した。午後6時からの前夜祭で、張は「また最高の舞台で戦えるのは光栄です。魅力的な碁を打つ芝野さんとの対戦は楽しみ。必ず盛り上がるシリーズにするよう自分らしい碁を打ちたい」、芝野は「自分が碁を始めたころに活躍されていた張名人の相手になるとは、思いもよらず不思議です。2日制の碁は初めてですが、盤面に集中していい碁を残せるよう頑張ります」と話した。 第1局は27日午前9時開始。持ち時間各8時間の2日制で、27日夜に打ち掛け、28日朝に再開し、同日夜までに決着する。立会人は大竹英雄名誉碁聖。 10代の挑戦者は11年前の井山裕太・現四冠(30)以来2人目。当時の井山を迎え撃ったのも張で、4勝3敗で退けた。井山は翌年再挑戦し、史上最年少の20歳4カ月で名人になった。11月生まれの芝野は、10月の第6局までにタイトルを奪取すれば19歳名人に、第7局で獲得しても七大タイトルを通じて史上最年少のタイトル獲得記録となる。 … 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル