鹿児島県霧島市で2018年2月、駅伝大会のコースとなっていた市道交差点で乗用車2台が出合い頭に衝突し、女児(当時6カ月)が死亡した事故で、県警は2日、現場で交通整理をしていた鹿児島中央署の男性巡査部長(37)を業務上過失致死傷容疑で書類送検し、発表した。容疑を認めているという。 県警交通指導課によると、巡査部長は同年2月21日午後0時45分ごろ、県内を1周する駅伝のため交通規制していた市道交差点へ乗用車が近づいているのに、交差する道路で停止していた軽乗用車に発進するよう指示。2台を衝突させて、乗用車の助手席のチャイルドシートに乗っていた女児を死亡させ、両車の運転手らに全身打撲などの重軽傷を負わせた疑いがある。現場は片側1車線で、事故は駅伝走者が通過する10分ほど前だった。 県警はまた、軽乗用車を運転していた同市牧園町の無職男性(88)を、運転する際の注意義務を怠ったとして、過失運転致傷の疑いで2日、書類送検した。(井東礁) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
留置場に警官がスマホ持ち込み、処分の方針 大阪府警
大阪府警城東署の留置場を担当する男性署員が7月、内規で禁止されている留置場内への私有のスマートフォンの持ち込みをしていたことが、府警への取材でわかった。府警は署員がこれまでにもしていなかったかどうかを調べ、処分する方針という。 府警によると、内規では留置場内に携帯電話を持ち込むことを禁じ、留置施設外の施錠ができるロッカーなどに保管することが定められている。府警は署員が持ち込んだ目的などについて調べる。 府警では、富田林署で昨年8月に留置中の男が逃走する事件があり、留置管理を担当する男性巡査部長がスマホでアダルトサイトを閲覧していたことが判明。今春から府警本部に留置管理業務の指導係を配置し、対策を強化していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「平和の少女像」撤去の可能性も 県や実行委と調整へ 津田氏「批判する人にこそ見てほしい」(BuzzFeed Japan)
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」で、第二次世界大戦中の慰安婦被害者を再現した「平和の少女像」が展示され、議論となっている。 少女像の展示などをめぐり主催側には批判が殺到。それを受けて、同芸術祭の芸術監督であり、ジャーナリストの津田大介氏は8月2日、名古屋市で緊急会見を行った。【冨田すみれ子 / Buzzfeed 】 少女像について実行委員会に対し、テロ予告や脅迫を含む抗議電話が鳴り止まない状況に言及し、「展示内容を変更も含め何らかの対応を行うことも考えている」とした。 「像の撤去に関しても現在、検討しているのではっきりとは言えない。僕の一存で決められることでもなく、知事や県、表現の不自由展実行委員会とも調節をして検討していきたい」と述べた。 「大村知事や県側にも説明していた」 津田氏は、少女像の設置について、事前に県庁の関係部署や施設側に説明し、起こりうるリスクについても想定して調節してきたと説明。 津田氏は「この企画の実現までは、懸念に対してどう対応していくかということを何十時間も議論を重ね、大村秀章・愛知県知事もこの企画をやるということを認めていただいていた」とし、しっかりと事前調整をした上での展示だっだと話した。 大村知事は展示に関して「政治が行政が、内容に口出しをすることは好ましくない」と話し、知事の口癖という「金は出すが口はださない」を繰り返し、容認する姿勢をとっていたと津田氏は説明した。 その中で2日昼、名古屋市の河村たかし市長が、同展を視察。「国などの公的資金を使った場で展示すべきではない」と、少女像の展示中止を実行委員長である大村秀章・愛知県知事に求める方針を明らかにした。 それについて津田氏は、「河村さんが個人の所感を述べられたことも、表現の自由である。行政としての立場も分かる」といった見解を示した。 「行政が展示内容に口を出す」という表現の不自由 今回、「表現の不自由展」に展示されている作品は、公立の美術館などに一度展示され、撤去されたもの。 津田氏は「なんでこの作品が撤去されたの?おかしくない?というような作品もある。そのような議論を行なっていくことが、健全な民主主義社会を作っていくうえで大切なこと」と展示開催の意義を語った。 「表現の不自由展」は2015年に、民間で開催され、その展示にも津田氏は個人として訪れていたという。 展示について抗議が殺到していることについては「分断が進んでいて、またひとつ表現の自由が後退したかもしれない。表現が自由にできないということが実証されてしまっているようにも感じる」とした。 「2015年の展示も今回のものもですが、行政がどこまで企画の内容に関われるのかというラインのあいまいさが、表現の自由を考える上で重要。行政が、隅から隅まで口をだし、行政として認められない表現は展示できないということが仕組み化されるのであれば、それは憲法21条にある『検閲の禁止』に当たるという、別の問題が生じると考えます」 次ページは:「批判している人に少女像を見てほしい」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
京アニ放火、氏名公表された犠牲者10人の軌跡。「らき☆すた」「氷菓」珠玉の作品を作り続けた武本康弘監督ら(ハフポスト日本版)
京都府警は8月2日、「京都アニメーション」の第1スタジオが放火された事件で、亡くなった犠牲者のうち10人の名前を公表した。 府警によると10人は、遺族が府警に対し公表を了承したという。亡くなった35人は20~60代の同社従業員とみられる。 司法解剖の結果、死因は焼死26人、一酸化炭素中毒死4人、窒息死2人、全身やけど2人。1人は死因が分からなかった。現在も約10人が入院。重軽傷者は33人にのぼる。 10人の氏名は次の通り 京都府警によると、亡くなった10人の氏名は次の通り。(五十音順) 宇田淳一さん(34)=京都府宇治市= 大村勇貴さん(23)=同市= 笠間結花さん(22)=京都市伏見区= 木上益治さん(61)=同区= 栗木亜美さん(30)=京都市東山区= 武本康弘さん(47)=京都府宇治市= 津田幸恵さん(41)=京都市伏見区= 西屋太志さん(37)=京都府宇治市= 横田圭佑さん(34)=京都市伏見区= 渡邊美希子さん(35)=京都府井手町= 京アニの金字塔「日常系アニメ」で人気。「らき☆すた」の武本康弘監督 氏名が公表された10人には、人気アニメ「らき☆すた」で第5話から監督を担当した武本康弘さんの名前もあった。 武本さんは兵庫県出身。専門学校を卒業後、京都アニメーションに入社し、2003年の「フルメタル・パニック?ふもっふ」で初めてテレビアニメの監督を務めた。 武本さんは、京都アニメーションの代名詞ともいえる「日常系アニメ」で、多くの人気作品を生み出してきた。 ゆるくてどこまでも“普通”な女の子の日常を描いた「らき☆すた」では、場面に映り込む細やかな設定が、ファンがすっと作品の世界に入り込める土壌をつくった。 教科書のデザインひとつとっても、実際の出版社で出されている教科書に似たような色使い。手に取ったことが分かる人間には、自分の使っていた教室の質感が、そのまま手に取るようにわかるのだ。 2000年代中盤にあって、学内でアニメの話をするのはまだかなり勇気のある行為だった。「オタク」を公言して「アニメが見られなくなるから」と帰宅部を選んだことを公言するキャラクター。左利きであることが描かれても、それが特徴づけとして使われないナチュラルな多様性の受け入れ。 全体が、とても優しい空気で包まれているのだ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「京アニ全スタッフの師匠」「絵の動きで全てを表現」 死亡の木上益治監督(産経新聞)
京都アニメーションの放火殺人事件で、犠牲者の1人と発表された監督の木上益治(きがみ・よしじ)さん(61)は長年京アニを牽引し、数々の作品を手がけたベテランアニメーター。妥協しない仕事ぶりで知られ、若手の育成にも力を入れていた。「京アニ全スタッフの師匠だった」「日本アニメ界はあまりにも大きな存在を失った」。関係者や知人は肩を落とした。 木上さんは映画「ドラえもん」シリーズやスタジオジブリの高畑勲監督の代表作「火垂るの墓」、世界中でファンを獲得した漫画家の大友克洋さんの「AKIRA」などにスタッフとして名を連ねる日本を代表するアニメーターだ。「今に至る京アニの作品づくりの土台を築いた人物」。京アニをよく知る京都文化博物館の主任学芸員、森脇清隆映像・情報室長が振り返る。 森脇さんによると、昭和60年に設立された京アニが、まだ他のアニメ制作会社の下請け業務を行っていた時代、京アニの作風や作品づくりに対する心構えを構築したのが木上さんだった。「せりふや音楽に頼らずとも、絵の動きと演出で訴えたいことを全て表現し切る。そんな京アニの作画に対する考え方を周知徹底させた人です」 例えば木の葉がくるくると舞い落ち、寂しさを表現するシーン。動画作成の手間が余分にかかることがあるが、「コスト増になっても絶対手を抜かず、全力でやり切るのです」(森脇さん)。それが京アニの考え方だ。こうした姿勢は、同業他社にも大きな影響を与えたとされる。 仕事に妥協はしない。誠実さとアニメへの情熱がうかがえた。「日本のアニメ界が失ったものはあまりにも大きい」。森脇さんは唇をかんだ。 京アニの元同僚も、同じ感情を抱いている。 「新入社員のとき、一緒に仕事がしたいといわれ、うれしかった」。約25年前、京アニに勤務していた兵庫県尼崎市のパート女性(49)が記憶をたどる。 京アニ初のオリジナル作品「MUNTO(ムント)」では監督を務め、その後も「けいおん!」や「涼宮ハルヒの憂鬱」、「Free!」など、同社のヒット作品の制作に中心となって関わった木上さん。「仕事熱心で、京アニオリジナルの作品を作ることに情熱を傾けていた。『この会社のオリジナルを作っていこう』と話されていた」。女性が無念さをにじませた。 京アニのホームページなどによると、木上さんは京アニ取締役を務める傍ら、同社主催のアニメーター志望者向けの養成塾で講師を務めていた。 アニメーターとしての高い技術だけでなく、後輩思いの人柄から、同業者からも「センスの良さでは勝てない」「京アニ全スタッフの師匠。京アニクオリティーの土台を築き上げた」と尊敬を集めていた。 約20年前に京アニで勤務していた徳島県の男性(41)は「仕事を丁寧に教えてもらった。恩義を感じている」 男性によると、有名作品の制作に関わっても自分の名前は表に出さず、若手の育成に力を入れていた姿が印象に残っている。「知ってる人がこんなふうに亡くなるなんて。とんでもない才能が失われてしまった」。悲報に言葉を失った。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
台風8号 発達し接近へ 週明け西日本上陸のおそれも(FNN.jpプライムオンライン)
FNN.jpプライムオンライン 2日に発生した台風8号。 週明けに西日本に上陸するおそれがあり、早めの備えが必要となる。 台風8号は2日午後3時現在、日本の南の海上を北西に進んでいる。 今後は、発達しながら北上し、4日には暴風域をともなって小笠原諸島に接近する見込み。 小笠原諸島では風が急に強まり、海は大しけとなるとみられる。 その後は、予報円がまだ大きく、進路が定まらないが、さらに発達して、5日から6日ごろは強い勢力で、西日本や南西諸島に上陸するおそれがある。 FNN 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
文大統領の「盗人猛々しい」発言報道 韓国メディア日本語版では、どんな表現?(J-CASTニュース)
「文大統領『日本、盗っ人猛々しい』 ホワイト国除外で」――朝日新聞(ウェブ版)は、こんな見出しで、韓国の文在寅大統領による緊急国務会議の冒頭発言を報じた。 文大統領発言については、フジテレビ系サイト「FNN PRIME」も「(略)文大統領『盗っ人たけだけしい』」の見出しで報じている。一方で、複数の韓国メディアの日本語版サイトを見ると、同じ発言箇所の表現は異なっており、「盗っ人猛々しい」という表記は登場していなかった。どんな翻訳になっているのか。 ■「加害者の日本が居直り、大口をたたく状況を座視しない」 日本政府は2019年8月2日午前の閣議決定で、輸出管理上の「ホワイト国リスト」から韓国を除外する政令改正を決めた。この決定を受けて午後、文大統領は緊急国務会議の冒頭発言で、「とても無謀な決定であり、深い遺憾を表明する」などと述べた。 文大統領の発言については、日韓のメディアが相次いで報じた。朝日新聞は「文大統領『日本、盗っ人猛々しい』 ホワイト国除外で」、FNNは「韓国政府が反論 文大統領『盗っ人たけだけしい」と、見出しを立てた。NHK(ウェブ版)の見出しも「韓国ムン大統領 優遇除外に『日本ぬすっとたけだけしい』」となっている。 また、TBSのニュースサイトでは、見出しには「盗っ人(盗人)~」は登場しないが、本文で「今回の日本政府の措置を『盗人たけだけしい』と強く非難しました」と伝えた。 「盗人~」発言の前後の表現は、どうなっていたのか。朝日記事によると、「また、『加害者である日本が、盗っ人たけだけしく、むしろ大きな声で騒ぐ状況は絶対に座視しない』と強い言葉で非難した」。NHK記事では「さらにムン大統領は『加害者の日本がぬすっとたけだけしく大声をあげている状況を決して座視することはできない』と述べ(略)」となっている。 一方、同様の発言箇所を引用した韓国メディアの日本語ウェブ版は、どう報じたのか。聯合ニュースでは、「『加害者の日本が居直り、大口をたたく状況を座視しない』と強い口調で語った」、朝鮮日報は「『加害者である日本が居直ってむしろ大声を出す状況を決して座視しない』と話した」となっている。いずれも「居直り」表現が登場し、「盗人猛々しい」は出てこない。 次ページは:聯合ニュース・朝鮮日報の過去記事に「盗人猛々しい」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
出し子役は70代女…約2600万円詐取か(FNN.jpプライムオンライン)
FNN.jpプライムオンライン 70代の出し子が逮捕された。 76歳の本藤絹子容疑者は、東京都内の80代の女性に、仲間らとうその電話をかけ、口座番号などを聞き出して、およそ450万円を引き出した疑いが持たれている。 本藤容疑者は出し子役で、被害者女性のキャッシュカードなどを使って、ほかにも、現金およそ2,100万円を引き出したとみられている。 FNN 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
香月泰男のシベリア・シリーズ一堂に 過酷な記憶追体験
山口県長門市出身の洋画家、香月(かづき)泰男(1911~74)の代表作といえば、「シベリア・シリーズ」だろう。戦争とシベリア抑留の過酷な体験を重厚な筆致で描き連ねた全57点が、所蔵する山口県立美術館で8年ぶりに公開されている。同時に、同シリーズの制作過程がわかる素描や晩年の軽やかな版画作品も並べられ、シベリアだけでない多層的な香月の魅力に迫っている。 山口県美開館40周年記念のコレクション特別展「香月泰男のシベリア・シリーズ」(18日まで)で、同館が試みた点は大きく二つある。 一つは、大作が多く全作での展示機会が限られていた同シリーズを一堂にそろえたことだ。 香月は戦中に召集され、旧満州へ。敗戦後はシベリアに抑留され、47年に復員した。 横たわる死体や夜空に輝く星、復員への点呼を待つ自分と仲間たち――。従軍から抑留の約4年にわたる記憶を、74年に急逝するまで描き続けた同シリーズは、香月の戦争体験の回顧録的な趣がある。 本展は制作年順ではなく、香月が見たり体験したりした物事の順で展示。観客が追体験できるような構成だ。 黒色を基調にゴツゴツとした独… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
少女像展示「中止を」 河村市長が知事に申し入れへ
愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」で展示されている、慰安婦をモチーフにした少女像について、河村たかし・名古屋市長は2日、「日本人の心を踏みにじるものだ」として、大村秀章・愛知県知事に対し展示中止を申し入れる考えを報道陣に示した。 少女像は韓国人彫刻家夫妻が手がけた「平和の少女像」で、憲法9条をテーマにした俳句など、美術館から撤去されるなどした作品とともに展示されている。 国際芸術祭の実行委員会は県や名古屋市、経済団体などで構成され、大村氏が会長、河村氏は会長代行を務める。 河村氏は2日、会場の愛知芸術文化センター(名古屋市東区)を訪れた後、報道陣の取材に応じ、少女像の展示について「どう考えても日本人の心を踏みにじるものだ。即刻中止していただきたい」と話した。 県によると、トリエンナーレの開催事業費は県、名古屋市が負担、国の補助金も支出される予定。河村氏は「税金を使っているから、あたかも日本国全体がこれを認めたように見える」と語った。 さらに、インターネットで企画展に対する批判や、主催者側への抗議の電話が相次いでいることについて「それこそ表現の自由じゃないですか。自分の思ったことを堂々と言えばいい」と述べた。 津田さんは開催前、朝日新聞の取材に「感情を揺さぶるのが芸術なのに、『誰かの感情を害する』という理由で、自由な表現が制限されるケースが増えている。政治的主張をする企画展ではない。実物を見て、それぞれが判断する場を提供したい」と話していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル