豚コレラの感染拡大を受け、農水省が地域を限定して飼養豚へのワクチン接種を検討していることが1日、分かった。一定地域の全ての豚に接種し、豚や豚肉製品の流通を域内に限定することが前提で、県単位での厳格な流通管理が必要になる。接種の判断には合意形成と流通管理の体制整備が欠かせず、接種を判断した場合、各県は難しい対応を迫られる。同省は県単位での接種の是非を慎重に見極める考えだ。 現行の「豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針」は、まん延防止のための「緊急ワクチン」は認めているが、殺処分を前提としない予防的なワクチン接種は認めていない。同省は指針の改正を検討している。 今回検討している手法では、接種した地域の豚は殺処分せずに出荷できるが、接種した地域は国際獣疫事務局(OIE)の「非清浄地域」となり、流通が域内に制限される。一方、接種地域以外は、引き続き「清浄地域」として認められ、輸出を継続できる可能性がある。 接種した豚の流通を域内に制限するのは、野外のウイルスに感染した豚と、ワクチン接種豚の区別が難しく、感染した豚を発見できないまま域外に出荷してしまうことで感染が拡大する恐れがあるためだ。 一方、販路が制限されることで養豚農家に負担が生じ、県なども流通管理のためのトレーサビリティー(生産・流通を追跡する仕組み)を確立しなければならないなど課題は多い。同省はワクチン接種に伴うメリット、デメリットを踏まえ、慎重に検討する考えだ。 この手法では発生多発地帯でも感染のリスクが低減し、一定の制限の下で経営継続が可能。半面、「感染を拡大させる要因となっている野生イノシシがいる限り、問題は解決しない」(同省関係者)との見方もある。 日本農業新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
名倉潤さん、うつ病発症し2カ月休養 手術でストレス
お笑いグループ「ネプチューン」の名倉潤さん(50)がストレスによるうつ病を発症し、リハビリのため1日から約2カ月間休養する。同日、所属事務所が発表した。 同事務所によると、名倉さんは2018年6月に「頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニア」の手術を受けた。手術経過は良好だった一方、手術によるストレスが要因でうつ病を発症。医師から、一定期間の休養が必要と診断されたという。 名倉さんは「この度はご心配、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。少しの間休養させて頂きます。体調を回復させて戻って参ります」とコメントを発表。 メンバーの原田泰造さんと堀内健さんは連名で、「潤ちゃんが元気に戻るまで、そして安心してゆっくり出来るように、しばらく2人ネプチューンで頑張ります!」とのコメントを出した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
渋谷暴動事件巡る報道、PRC「被告側の主張も掲載を」
朝日新聞社の「報道と人権委員会」(PRC)は1日、朝日新聞が2017年6月に報じた事件記事に対し、捜査当局の見立てを確定的な事実であるかのように報じ、読者に誤った印象を与えるおそれがあったとして、逮捕・起訴された被告側の主張も掲載するよう同社に求める見解をまとめた。 問題になったのは1971年11月に過激派・中核派の学生らが警察官を殺害するなどしたとされる「渋谷暴動事件」で、殺人容疑などで指名手配された大坂正明被告(記事掲載時は容疑者)を巡る記事。大坂被告は46年間の逃亡後、別件で逮捕された後、手配の容疑で警視庁に再逮捕された。 朝日新聞は再逮捕当日の17年6月7日付朝刊社会面(東京本社版)に「警察官の襟元に油/大坂容疑者関与か/渋谷暴動きょう再逮捕」と見出しを付け、「捜査関係者によると、逮捕された女性の活動家が事件直後、『大坂容疑者が被害者の巡査の襟元に油を注ぎ込むのを見た』と供述したという」などと報じた。 大坂被告は起訴されたが一貫して無罪を訴え、公判前の手続きが続いている。 この記事に対して大坂被告の弁護団は昨年7月、被害者の襟元に油が注ぎ込まれたという事実は共犯者とされた者たちの確定判決にも登場しない▽大坂被告の起訴内容にもなく、「記事は虚偽だ」と主張。文中に「捜査関係者によると」と、情報の出所を示しているが、それで免責されるものではないなどとして、記事の撤回などを朝日新聞社に求めた。 しかし同社は拒否したため、弁護団はPRCに改めて申し立てていた。 朝日新聞社は、裁判員裁判の導入を前に09年、捜査情報が確定的事実と受け止められないようにするため、容疑者・被告側の言い分も対等に報じるよう努めることなどを掲げた「指針」をまとめている。弁護団は「今回の記事はこの指針に反する」とも訴えていた。 PRCは記者の取材経緯などを調べたうえで「記事は捜査段階での嫌疑報道として一定の相当性が認められる」とした。 「指針」についてPRCは、弁護団の主張が報じられておらず、見出しも情報の出所が示されていないことなどから、記事は「指針」に沿わないものだったと判断。「弁護団の主張の掲載」とともに、虚偽と申し立てられた内容については今後の審理などを見て、適時、PRCに報告するよう朝日新聞社に求めた。 「指針を周知徹底」 《中村史郎・ゼネラルマネジャー兼東京本社編集局長の話》 PRCの見解を重く受け止めます。改めて事件報道に関する「指針」を社内で周知・徹底するとともに、捜査段階の情報を確定的事実と受け止められないための取材・出稿のあり方を検討します。今後予定されている大坂被告の公判で対等報道を心がけ、よりよい事件報道を目指します。 ◇ 〈PRC〉 朝日新聞社と朝日新聞出版の取材・報道で名誉毀損(きそん)などの人権問題が生じた場合に救済を図る。社外委員3人で構成。現在は会田弘継・青山学院大教授、宍戸常寿・東大大学院教授、多谷千香子・法政大名誉教授が務めている。 ◇ 〈渋谷暴動〉 1971年11月14日、過激派の学生ら約400人が東京・渋谷駅近くで機動隊と衝突、警察官の1人が死亡、3人が負傷した。警察官殺害の容疑では6人が逮捕された。うち1人の公判が病気治療を理由に停止され、大坂正明被告に対する公訴時効は成立していなかった。確定判決では死亡した警察官に「ガソリンないしは灯油がふりかけられ、数本の火炎瓶が投てきされた」などとされている。 ◇ 〈「指針」〉 裁判員制度の導入に際して2009年3月22日付紙面で公表。従来の事件報道が「捜査情報=確定的事実」と受け止められるおそれがあることを反省、情報の出所をできるだけ明らかにすることや、容疑者・被告側の言い分を報じ、対等な報道を心がけることなどを掲げた。 「捜査関係者の情報は虚偽」 《大坂被告の主任弁護人・西村正治氏の話》 本件記事についてPRCが、朝日新聞社の「指針」に沿っておらず問題がある、と認めたことに感謝する。ただ、PRCが、本件記事が「虚偽」かどうかの判断は「公判の審理や判決をまたざるを得ない」とした点は納得しがたい。 本件記事は、女性活動家が「大坂容疑者が巡査の襟元に油を注ぎ込むのを見た」と供述した、と報じた。検察官から開示された女性活動家8人の調書96通を検証したが、巡査に油をかける場面を目撃したという証言はどこにも出てこない。そもそもこの8人は、火炎瓶が燃え上がる以前の情景を目撃していない。 この事件で起訴された別の被告の裁判の確定記録によると、8人のうち3人が証言しているが、その証言では「油が注がれた」という話は一切出てこない。 開示されたもの以外で、女性活動家による重要な内容の調書が存在することもあり得ない。そのような調書が存在するなら、検察庁が隠すはずがない。大坂被告に不利な証拠を検察官が主張しないはずがないからだ。 従って、「大坂容疑者が巡査の襟元に油を注ぎ込むのを見た」と女性活動家が供述したという事実は存在しない。そのような捜査関係者による情報は完全な虚偽だった。捜査関係者が虚偽の情報を流して、朝日新聞社をあざむいたことがすでに明らかである。 朝日新聞社は、この事実を突きつけて捜査関係者の責任を追及する取材活動を今から直ちに行うべきだ。 ◇ 見解全文は本社コーポレートサイト〈https://www.asahi.com/corporate/info/12589709〉に掲載しています。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
取り調べ「記憶ない?二重人格?」 誤認逮捕女性が手記
松山市内の路上でタクシー内から現金などが盗まれた窃盗事件に絡み、市内の20代女性が松山東署に誤認逮捕された事案で、この女性が1日、取り調べの状況や逮捕時の心情をつづった手記を弁護士を通じて公表した。「犯人と決めつけて自白を強要するかのような取り調べを受け続け」たといい、「絶対に許すことはできません」と批判した。 事件は今年1月に発生。松山市内の路上で乗客がタクシーから降りる際、車内にあった現金や運転手のかばんを盗んだというもの。松山東署は車内のドライブレコーダーの映像をもとに顔つきがよく似た20代女性を、5月27日と6月4日に任意で事情聴取した。 これについて女性は手記の中で、「一番初めの取り調べから一貫して容疑を否認」したが、「捜査に関わった刑事全員が私の話に耳を傾けることはありませんでした」と明かした。 女性が「本当の犯人を捕まえてください」と訴えると、捜査員は「犯人なら目の前にいるけど」と言ったという。他にも「やってないことを証明できないよね?」「タクシーに乗った記憶ないの?二重人格?」「いつ(自分がやったと)言うのか待ってるんだけど」「罪と向き合え」などと言われたという。 「就職も決まってるなら大事(おおごと)にしたくないよね?」「君が認めたら終わる話」「ごめんなさいをすれば済む話」「懲役刑とか罰金刑とか人それぞれだけど早く認めたほうがいいよ」「認めないからどんどん悪い方へ行ってるよ」などと、自白を強要するかのような言葉もあったという。 女性は7月8日に窃盗容疑で逮捕された。この時の心情について「手錠をかけられたときのショックは忘れたいのに忘れることができず、今でも辛いです」とつづっている。 松山区検の勾留請求を松山簡裁が却下し、女性は逮捕から2日後の7月10日に釈放された。その後の捜査で、映像に映った人物と女性は別人だったことが分かり、同19日、県警から「別の容疑者が浮上した」と連絡があったという。 女性は「5月27日から7月19日という期間は私にとってはとても長く、不安、恐怖、怒り、屈辱といった感情が常に襲い、ぴったりと当てはまる言葉が見つからないほど耐え難いものでした」とし、県警に対し、「私のような思いをする人を二度と出さないためにも、口先だけの謝罪で済ませるのではなく、今後どのような指導を行い再発防止に努めるのか具体的に公表してほしい」と求めた。 手記はA4判用紙2ページ。警… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
(ニュースQ3)水が飲みづらい…運転士に忍び寄る熱中症(朝日新聞デジタル)
熱中症とみられる症状を訴え、JR東日本の運転士が病院に搬送された。過去にも同様の事象があり、対策が講じられてきた。それでも、乗務中は乗客の目もあって「水が飲みにくい」という。夏本番となった今、運転士の熱中症を防ぐことはできるのか。 ■冷房利いた車内で JR東日本によると、7月27日午後0時45分ごろ、JR羽越(うえつ)線遊佐(ゆざ)駅(山形県遊佐町)で、30代の男性運転士がSOSを発した。「これ以上、運転は難しい」。手のしびれや高熱、おびただしい汗。熱中症のような症状だった。 列車が出発したのは16分前。…… 本文:1,344文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
セブンペイ、9月末で廃止 顧客の不安拡大 不正アクセス(朝日新聞デジタル)
8/2(金) 7:30配信 有料 コンビニ最大手セブン―イレブンのスマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」の不正アクセス問題で、セブン&アイ・ホールディングス(HD)は1日、セブンペイのサービスを9月末で廃止すると発表した。甘いセキュリティーで大規模な不正を招き、開始3カ月と異例の短期間での終了となる。流通大手のつまずきは、政府が推進するキャッシュレス決済への不安を呼ぶ結果も招いた。▼7面=異例の短期撤退 東京都内で会見したセブンHDの後藤克弘副社長は「ご迷惑とご心配をおかけしたお客様、セブン―イレブン加盟店の皆様に心よりおわびを申し上げます」と謝罪した。…… 本文:699文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画】猛暑日続出 早い時間から気温上昇 午後は急な雨に注意(2日7時更新)(ウェザーマップ)
ウェザーマップ きのうは、47都道府県すべてに「高温注意情報」が発表されました。きょうも猛烈な暑さは続き、全国的に35℃を超える所が多いでしょう。朝の気温も高く、午前の早い時間からうだるような暑さになりそうです。ただ、気温が上がる分、夕立の可能性も高くなっています。お帰りの時間帯の、急な雨や雷雨にご注意ください。 けさの最低気温は、東京で27.1℃と、8日連続の熱帯夜となりました。きょうも夏の太平洋高気圧に覆われるため、広く晴れて、夏空が広がるでしょう。強い日差しが照り付けて、体に堪える暑さとなりそうです。沖縄では、高気圧の縁に沿って入ってくる湿った空気の影響で雨が降り、昼過ぎから雷を伴う所がありそうです。 日中の気温は、35℃を超える所が多いでしょう。午前の早い時間から30℃を超えるような暑さとなりそうですので、熱中症に警戒をしてください。関東から九州の内陸部では、38℃くらいまで上がる所もありそうです。外で長時間活動をする方は、こまめに休憩をとるなどして、無理をせずお過ごしください。 このように昼間に気温が上がると、雨雲が発達しやすく、雷の鳴る確率も高くなります。きょうも特に夕方に発雷確率が高く、急な雨雲が湧いてにわか雨がありそうです。所によっては、激しく降る所もありますので、傘を持ってお出かけください。 この先1週間も、日差しが強く、猛烈な暑さになりそうです。夜も気温があまり下がらず、熱帯夜が続くでしょう。夜寝る前にコップ一杯の水を飲むなどして、夜間の熱中症対策も忘れないでください。 (気象予報士・柴本愛沙) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
3日の天気(西日本)(共同通信)
8/2(金) 7:00配信 ◆大阪 晴れ時々曇り ◆京都 晴れ時々曇り ◆広島 晴れ ◆高松 晴れ時々曇り ◆福岡 晴れのち時々曇り ◆鹿児島 晴れ ◆那覇 雨のち曇り 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
(社説)国会バリアフリー―当事者の声生かすとき(朝日新聞デジタル)
誰もが暮らしやすい社会を実現する。その目標に向けて政治を進めるきっかけにしたい。 先の参院選で当選した議員がきのう、国会に初登院した。「れいわ新選組」の舩後(ふなご)靖彦(61)、木村英子(54)の両氏、野党統一候補だった国民民主党の横沢高徳氏(47)の3人は、車いすで中央玄関の仮設スロープから院内に入った。 舩後、木村両氏は、介助者とともに本会議場に入り、正副議長の選挙では、介助者が投票用紙に代筆し、参院事務局の職員が投票した。「バリアフリー国会」の第一歩である。 筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後氏は、手足を動かせず、声も出せないため、目や口の動きと文字盤などで意思疎通を図る。…… 本文:1,003文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
(社説)かんぽ不祥事―経営責任の重さ考えよ(朝日新聞デジタル)
直近まで重大な問題だと認識していなかった――。そんな説明に汲々(きゅうきゅう)とする経営陣に、会社立て直しの陣頭指揮がとれるのだろうか。 日本郵政グループは、傘下のかんぽ生命が過去5年に販売した保険のうち18万3千件に、顧客に不利益を与えた疑いがあると発表した。詳しく調査し、不利益を解消するという。約3千万ある契約すべてについても、顧客に案内状を送り、不利益がなかったか確認する。 記者会見した長門正貢(まさつぐ)・日本郵政社長は、顧客にわびるとともに、原因究明と再発防止を図る意向を表明した。一方で、自身やかんぽ生命、販売を委託されていた日本郵便のトップの経営責任については、「職責をしっかりと果たす」「課題の実行実現のため、陣頭指揮をとって邁進(まいしん)する」などとして、早期の辞任を否定した。…… 本文:1,030文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース