昨年、26年ぶりに国内で確認された家畜伝染病「豚コレラ」が、関東地方にも拡大した。中部地方での封じ込め対策が進められてきたが、本州の一大産地をかかえる関東での発生は関係者に衝撃を与えている。農林水産省は、慎重姿勢を貫いてきた「最後の手」を打つ検討を始めた。 「ステージは確実に変わった」。土曜日の14日夜に開かれた農水省の対策本部で、就任したばかりの江藤拓農水相は危機感をにじませた。 13~14日に感染がわかったのは、埼玉県秩父市の養豚場と長野県塩尻市の県畜産試験場。17日朝には、秩父市の養豚場から約5キロ離れた別の養豚場で感染が確認された。飼育豚の感染はこれまで岐阜、愛知、三重、福井の4県だったが、計6県になった。 元々、農水省がウイルスの媒介役とにらんでいたのは野生イノシシだ。岐阜での発生から1年になるのに合わせ、中部地方を南北に貫く「防衛ライン」を構想。捕獲を増やしたり、ワクチン入りのえさをまいたりして封じ込めを図る対策を打ち出したが、新たな感染はその外側で起きた。 秩父市の養豚場は野生イノシシの感染が確認されている長野県西部から約100キロ離れている。この間ではイノシシの感染は確認されておらず、今回、イノシシが介在したかどうかははっきりしない。同省の疫学調査チームは、人や車両、ほかの野生動物が媒介した可能性も含め、慎重に感染経路を調べている。 埼玉県の隣県は豚の一大産地だ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中部空港ツイッターが10時間凍結 原因は誕生日にあり
中部空港のツイッター公式アカウントが17日、約10時間凍結された。アカウント設定の際、誕生日欄に開港記念日を入れたことが原因だったという。 中部空港によると、17日午前8時ごろ、担当者がこれまで設定していなかったアカウントの誕生日欄に、開港記念日の「2005年2月17日」と入力。すると、「本サービスを利用するためには少なくとも13歳以上でなければならない」というツイッターの規約に引っかかり凍結されたという。 中部空港のアカウントは現在「14歳」だが、アカウントを開設した2010年1月時点では「4歳」だった。この日は、20日に開業する第2ターミナルの内覧会の日だった。広報担当者は「他のアカウントでも起こりえること。同業他社の方にも参考にしていただきたい」と話した。(山下奈緒子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
片足のチンパンジー・ユウコ死ぬ 熊本市動植物園
熊本市動植物園で約6年間親しまれてきたメスのチンパンジー・ユウコ(推定41歳)が死んだと、動植物園が12日発表した。後ろ脚が片方なかったが元気に動き回ることで知られ人気だった。当分の間、献花台を設けるという。 ユウコは繁殖のため、2013年、宇城市の京都大野生動物研究センター「熊本サンクチュアリ」から借り受け、他の4頭と暮らしてきた。17年に血行障害で右後ろ脚を切断したが、その後も元気に動き回る姿に「がんばって」と声がかかり「勇気をもらった」など感想も寄せられていた。 穏やかに暮らしてきたが、7月末に食欲が低下。いったん胃腸障害はおさまったが、11日、嘔吐(おうと)や下痢をした跡が見つかり動きも緩慢で、今後の対応を検討しようとしていた矢先の12日朝、寝室のハンモックの上で死んでいた。 ユウコの写真を飾った献花台を設けると、ファンらが訪れ、花を手向けるなどしてしのんでいるという。(矢鳴秀樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
窓落下・墜落…米軍ヘリ、トラブル絶えず 老朽化指摘も
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている米海兵隊の大型輸送ヘリCH53Eが今夏、重さ約1キロの窓を落としたが、落下原因が明らかにされないまま飛行が再開された。CH53Eはトラブルが絶えず、米国のシンクタンクが「老朽化」を懸念する機種は、いまも各地の上空を飛んでいる。 CH53Eの窓は8月27日、沖縄東海岸沖の8キロに落下した。ただ、米軍は今も正確な場所を明らかにしていない。 窓落下事故を受け、沖縄県は米軍に抗議し、原因究明と同型機の飛行停止を求めた。一方、日本政府は「米側から『飛行前に点検を徹底し、安全を確認したうえで運用する』との説明を受けた」として飛行停止までは求めなかった。普天間飛行場に配備された同型機は今月7日、飛行を再開した。 CH53Eは窓落下の2カ月前には、宜野湾市に隣接する浦添市の中学校のテニスコートにゴム片を落とした。 米国内でも2018年4月、カリフォルニア州南部で墜落し、搭乗員4人全員が死亡。その年の9月には長崎県の対馬空港に2機が緊急着陸した。 米海兵隊がCH53Eの運用を始めたのは1981年。イラクやアフガニスタンの戦闘でも使われ、すでに38年がたつ機体もある。 米国内からは機体の老朽化を懸念する声が出ている。保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」は昨年10月、米軍の能力を評価した報告書を公表。CH53Eについて、老朽化による機体の消耗に触れ、全143機のうち飛行可能なのは37%に過ぎないと指摘した。 米国防総省は現在、CH53E… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉県内の重軽傷者は100人超 台風15号
千葉県いすみ市大原の民家で屋根を補修中の男性(94)が17日、屋根から転落し死亡したことが消防や県警への取材でわかった。自宅の屋根を補修中に約3メートルの高さから転落したとみられる。 また同県によると、台風15号による千葉県内のけが人が100人を超えた。17日午後4時時点のまとめによると、千葉市で新たに45人の軽傷者が判明し、重軽傷者は計118人となった。また、農林水産業の被害額は、同日午前10時時点で計267億3500万円に上った。ビニールハウスやガラス室などの農業施設は171億5830万円、コメやニンジンなどの農作物は84億6237万円の被害が出た。水産関係では、漁具の倉庫などに計4億3037万円の被害が出たという。 建物被害も富里市や横芝光町で大幅に増え、住宅の全半壊や一部損壊は計3912戸になった。断水は1万78戸で続き、192人が避難生活を送っている。 また、千葉県内の停電は18日午前0時現在、約5万3千戸となった。おおむね27日までとしていた復旧見込みに変更はない。東京電力パワーグリッドが17日夜、記者会見で明らかにした。 同社が16日までに復旧を終えるとしていた地区については、「おおむね予定通りに復旧した」と説明。20日、27日をめどに復旧見込みとしていた地区も「予定を前倒しして作業を完了しているところもある」とする一方で、山間部など復旧が難しい一部地区では、予定より後ろ倒しになるとの見通しを示した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
屋根補修中の94歳男性、転落死 台風15号被害の千葉
千葉県いすみ市大原の民家で屋根を補修中の男性(94)が17日、屋根から転落し死亡したことが、消防や県警への取材でわかった。県内では、台風15号の被害を受けた屋根を補修作業中に誤って転落する事故が相次いでいる。 消防や県警によると、17日午前9時50分ごろ、一緒に作業をしていた男性の妻から「屋根から落ちた。意識がなく、呼吸もない」と119番通報があった。救急隊到着時は心肺停止状態で、搬送後、死亡が確認された。男性は台風で壊れたとみられる自宅の屋根に上って補修中に約3メートルの高さから転落したという。 県内では、台風被害の後、屋根を修理する専門業者の予約が取りづらくなっている。一方、高額な代金を請求するなど悪質商法が疑われる相談が県警に寄せられている。(小木雄太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
『平和の少女像』…芸術祭開幕前に愛知県知事が「像でなくパネルに」津田大介芸術監督に求める(東海テレビ)
芸術祭『あいちトリエンナーレ』で中止となった企画展を巡り、大村愛知県知事が開幕前、関係者に慰安婦問題を象徴する「平和の少女像」をパネルでの展示に変えるよう求めていたことが分かりました。 17日、トリエンナーレのあり方検証委員会が開かれ、この中で「表現の不自由展・その後」を巡る経緯について大村知事ら関係者へのヒアリング内容が報告されました。 報告によりますと、大村知事は開幕前の今年6月に「平和の少女像」が展示されることを把握し、像そのものではなくパネルでの展示に変更するよう津田大介芸術監督に打診していたということです。 しかし、企画展の実行委員会側が少女像の展示を強く求めたため、津田氏もこれを認め知事に伝えたということです。 企画展を巡っては、河村名古屋市長が展示の内容を批判したのに対し、大村知事は「公権力だからこそ表現の自由を保障すべき」と反論していました。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
野月浩貴八段が阿久津主税八段下す 本戦出場決定/将棋・叡王戦予選(AbemaTIMES)
将棋の叡王戦の段位別予選(八段戦)が9月17日に行われ、野月浩貴八段(46)が阿久津主税八段(37)を75手で下し、本戦出場を決めた。 叡王戦は、全棋士、女流棋士1人、アマチュア1人によるタイトル戦で、段位別予選、本戦トーナメントを勝ち抜いた2人が、挑戦者決定三番勝負を行う。挑戦者は、永瀬拓矢叡王(27)と七番勝負を行う。予選は四段、五段、六段、七段、八段、九段と、段位別で行われ、各段位によって本戦出場枠が異なる。 過去、阿久津八段に対して2勝9敗と苦戦していた野月八段だが、この日は先手番で相掛かりの出だしから、短い手数で一気に中盤、終盤へと進行。お互い、玉が薄いまま戦う展開の中、阿久津八段の攻めからうまく逃れた野月八段が、勝負をものにした。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
鉄柱倒れあわや…台風15号被害の住人「これからどうする」(産経新聞)
台風15号の影響でゴルフ練習場の鉄柱やネットが倒れ、民家16軒が損壊した千葉県市原市では、台風通過から1週間以上がたった17日も鉄柱の撤去が進んでいない。木造2階建て住宅の2階部分を壊された会社員の湯浅健吾さん(29)は今も自宅に戻れない状態で、「15日の雨で1階の天井も抜け、状況は悪くなっている。早くなんとかならないか」と不安を口にする。 強風によってゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」を囲んでいた鉄柱やネットが周囲の民家の上に倒れこんできたのは9日未明だった。 鉄柱は最大で高さ約40メートル。湯浅さんは妻(30)と生後3カ月の長男と自宅2階の寝室で寝ていたが、「バンッ」という大きな音で目を覚ました。寝室に風雨が入ってきたため「屋根が飛んだと思った」が、鉄柱が屋根を壊し、部屋まで倒れ込んでいた。 ベビーベッドには、木材などが上に重なっていて、寝かしていたはずの長男の姿が見えない。必死に取り除くと長男が見え、抱き上げると大声で泣き出した。長男の顔は、屋根の上に設置した太陽光パネルの破片だらけになっていた。幸い、長男のけがは頭と足の擦り傷だけで済んだ。 自宅に倒れてきた鉄柱は2本。自宅は住める状態にはなく、家族3人で近所に住む父親(65)の家に身を寄せている。家の前の道は鉄柱や折れた電信柱で塞がれ、車を外に出せないのでレンタカーを借りざるを得ない。 湯浅さんは「これから住まいをどうするのか。レンタカー代は出してくれるのか。ゴルフ練習場からは何の説明もない」とため息をついた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
人工島の帰属裁判、20日に東京地裁判決 「異常事態」に終止符か(産経新聞)
2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場となる東京都臨海部の人工島「中央防波堤」(約500ヘクタール)の帰属を大田区と江東区が争っている問題で、今月20日、東京地裁で同島の境界を画定する訴訟の判決が言い渡される。東京大会まであと1年を切る中、競技会場の住所が決まっていない「異常事態」に終止符が打たれるか注目される。しかし、両区とも主張が認められない場合、判決を不服として控訴する方向性を示しており、帰属が決まらないまま五輪本番を迎える可能性が出てきた。 中央防波堤に整備された大会会場は、ボート・カヌー競技が行われる「海の森水上競技場」と、馬術競技が行われる「海の森クロスカントリーコース」。今夏にはテストのための国際大会が行われ各国からトップ選手が参加した。 中央防波堤は昭和48年から都がごみの埋め立てで造成。当初は品川区、中央区、港区も含めて5区が帰属を主張していたが平成14年に3区が主張を取り下げ、大田区と江東区の争いになった。その後、両区の帰属画定交渉は進展していなかったが、25年に東京五輪・パラリンピックの開催が決定したことで、情勢は変化。東京大会までに結論を出すことを目標に28年から両区の協議が本格化した。 29年10月には仲裁に入った東京都が江東区に86・2%、大田区に13・8%を帰属させるとした調停案を示した。だが、大田区はこれを不服として、江東区を相手取り、中央防波堤の境界画定を求める訴えを東京地裁に起こした。 両区とも人工島全面積の帰属を主張。取材に対し、20日の判決で「敗訴」すればいずれも控訴する可能性を示唆し、その場合、境界画定は「東京五輪の開催時には間に合わないだろう」とする。東京都の担当者は「仮に住所未定のまま大会を迎えても競技運営に支障はない」と話している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース