日本対がん協会(垣添忠生会長)は1日付で、今年度の朝日がん大賞と日本対がん協会賞の受賞者を発表した。大賞には「国立がん研究センターがん対策情報センター」が選ばれた。国内のがん統計を集計し、診断・治療など幅広い情報を発信している。13日に松山市で開かれる「がん征圧全国大会」で表彰される。 日本対がん協会賞を受賞した個人と団体は次の通り。(敬称略) 【個人】慈山会医学研究所付属坪井病院名誉院長、岩波洋(74)▽大泉胃腸科内科クリニック院長、大泉晴史(71)▽愛媛県総合保健協会副理事長、仙波匡彬(75)▽杜(もり)の都産業保健会一番町健診クリニック、矢嶋聡(82) 【団体】新潟市医師会(会長・藤田一隆) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ブルーライン、住宅地通る可能性 新百合ケ丘まで延伸
横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ケ丘(川崎市麻生区)への延伸に関する説明会が31日に終わった。その中で横浜、川崎両市は、約6~6・5キロの全区間を地下15~30メートルのトンネル構造とする考えを示した。一部は住宅地の下を通る可能性がある。参加した市民からは、住環境への影響のほか、用地買収に手間取って開業が遅れることを懸念する声が出た。(茂木克信) 説明会は両市が共催し、8月23日から麻生区と横浜市青葉区で計4回あった。 説明によると、延伸は横浜市交通局が事業主体となる。既設のあざみ野駅(青葉区)から、小田急線新百合ケ丘駅南口付近までの間に新駅を四つ造る。 そのうち青葉区内のルートは、道路下などの公有地を活用するとしている。その先の麻生区内のルート次第では、住宅地の下を通る可能性は限られる。 一方、麻生区内のルートは東側、中央、西側の3案あるが、いずれも新百合ケ丘駅南口付近までに住宅地の下を通る。「大深度地下」(地下40メートル超)に造れば、特別措置法の定めで用地買収をしなくて済む。だが、線路の勾配がきつくなりすぎることや、地上とホームが離れて利便性が落ちることから地下15~30メートルに造る考えで、用地を取得しなければ工事はできない。 麻生区での説明会では、ルート候補地の住民が「騒音や振動の影響はないのか」と質問。川崎市は「ルート選定後、周辺環境への影響を詰める」と述べるにとどめた。着工時期について、横浜市は「まだ示せない」と明言しなかった。 両市は開業目標を2030年としている。これはルートを1案に絞った後、環境影響評価などの手続きや用地取得がスムーズに進むことが前提だ。用地取得などが滞れば、開業はその分遅れる。 青葉区での説明会では、早い開業を願う市民から「全線一括でなく、横浜市側を先行開業できないのか」といった質問が出た。横浜市は「現時点では想定していない」としたうえで、「用地交渉を精いっぱい、円滑に進めていきたい」と理解を求めた。 両市は延伸の効果について、公… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
体操仲間6人が連携、AEDで命救う 講習の経験生きた
三重県鈴鹿市消防本部は30日、人命救助をしたシニア体操クラブの6人に感謝状を贈った。体育館で倒れた仲間にAED(自動体外式除細動器)などを施し、回復させたという。 6人はホンダの社員OBでつくる「スマイル体操の会」の田端春生さん(82)、三枝末男さん(80)、山下正昭さん(71)、野々上宏さん(76)、大辻隆子さん(68)と、インストラクターの高橋暢代さん(49)。 同本部によると、6月28日午後、市内のホンダ鈴鹿製作所体育館でクラブ員約20人が体力測定をしていた時に、男性(68)が意識を失って倒れた。6人は町内行事などで人命救助の講習を受けた経験があり、声をかけながらAEDを使って心肺蘇生措置をした。約7分後に救急車が着くまでに男性の意識は回復したという。 杉本光芳中央消防署長が「みなさんの連携で、ひとつの命が救えました」とお礼の言葉を贈った。クラブ員たちは「てきぱきと指示をしたのは高橋さん」と話すが、高橋さんは「大先輩のみなさんが普段通りなので、私こそ落ち着いて考えることができました」。倒れた男性は今はすっかり回復し、一緒に体操を続けているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2日の天気(西日本)(共同通信)
9/1(日) 7:00配信 ◆大阪 晴れ時々曇り ◆京都 晴れ時々曇り ◆広島 曇りのち時々晴れ ◆高松 晴れ時々曇り ◆福岡 曇り ◆鹿児島 晴れ ◆那覇 晴れ時々曇り 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「天声人語 2019年9月1日」(朝日新聞デジタル)
できれば使いたくない安易な表現ではあるものの、「玉虫色の決着」という言葉は使い勝手がよい。交渉や妥協の結果、見方によってどのようにもとれる内容で落着したことを指す▼この用例、調べてみると意外に新しい。たとえば広辞苑に載ったのは1983年のことだ。「昆虫タマムシの歴史は長い。政治などの場で否定的に使われるより前は、ずっと賛美される虫でした」。静岡県藤枝市に住む飼育家芦沢(あしざわ)七郎さん(86)は言う▼飼育歴は30年を超す。繁殖法は確立しておらず、自力で丹念に生態を調べた。幼虫は木の中で3年から5年も過ごし、成虫の時期は数十日と短い。…… 本文:616文字 【販売終了のお知らせ】 こちらの有料記事配信サービスは、販売を終了いたしました。 ご購入いただいた記事を読むには、こちらからログインしてください。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
(社説)防衛概算要求―国会は監視機能果たせ(朝日新聞デジタル)
空母の保有や米国製の高額兵器の購入が、どこまで日本の防衛に役立つのか。政府は限られた予算の中で、費用対効果や優先順位を見極め、導入の狙いや運用方法について、正面から国民に説明を尽くすべきだ。 防衛省が来年度予算の概算要求を公表した。今年度当初予算比1・2%増で、総額5兆3223億円は過去最大である。 護衛艦「いずも」の空母への改修費に31億円を計上。同艦で運用する米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35Bをまず6機、846億円で購入する。 専守防衛から逸脱する「いずも」の空母化に、社説は一貫して反対してきた。…… 本文:1,024文字 【販売終了のお知らせ】 こちらの有料記事配信サービスは、販売を終了いたしました。 ご購入いただいた記事を読むには、こちらからログインしてください。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「居場所なんか見つければいい」不登校だった私たちが見つけた答え(withnews)
学校に行くのがしんどい、逃げたい--。そんな思いを抱える子どもたちの「居場所」はどこにあるのでしょう。また、大人はどう支えれば良いのでしょう。不登校経験のある俳優で漫画家の園山千尋さん、フリースクール代表の前北海さん、ノンフィクション作家の石井光太さんたちと考えました。「グループに加わりたくないけど、その空気に乗らないといじめられる気がして、息苦しい」。今まさに教室で悩んでいる小学生へのアドバイスは……。(朝日新聞記者 山根久美子) 【漫画】不登校の現実、「みんな嫌いなんだよ?」中学の同調圧力「動けない」苦痛 〈園山千尋(そのやま・ちひろ)〉 俳優、漫画家。1990年、北海道生まれ。高校卒業後、上京して活動。出演作品は、福島中央テレビ「絶景探偵。」や、映画「モダン・ラブ」など。自身の不登校経験を「不登校ガール 学校の階段がのぼれない」として、コミック配信サービスアプリ「Vコミ」(https://vcomi.jp/)で連載中。 〈前北海(まえきた・うみ)〉 NPO法人ネモちば不登校・ひきこもりネットワーク理事長。1984年生まれ。中学1年の秋から中学卒業まで学校に行かなかった経験がある。千葉県習志野市のフリースクールネモの代表兼スタッフとして働きながら、不登校・ひきこもりの子ども・若者の支援をしている。 〈石井光太(いしい・こうた)〉 ノンフィクション作家。1977年、東京生まれ。「物乞う仏陀」でデビューし、国内外を舞台にしたノンフィクションを精力的に発表。子どもの問題を扱った作品も多い。近著に「どうしたらいいかわからない君のための人生の歩き方図鑑」。 「大人の声かけ」について 3人のトークイベントは8月26日、東京都港区の日本財団ビルで開かれました。「夏休み明けがしんどい子へ 『居場所はここにある』」(朝日新聞withnews・日本財団共催)として、朝日新聞社の金子元希記者が進行役を務めました。会場には、保護者世代の人や、支援に携わる人たちが多数。不登校経験があり、いま当事者や親を支援する立場の前北さんが、「大人の声かけ」について思うことを語ってくれました。 前北:学校に行きたくないって親に言う瞬間って、子どもはもう限界を超えている。親から見ると「まあやっているな」としか見えない。子どもによっては数日、もしくは数年やり過ごして、我慢の限界を迎えてようやく親に「学校に行きたくない」って言う。なのに、そこで「何で」「どうして」「頑張れ」って言ってももう遅いんだよね。子どもが「行きたくない」って言った時は、自分なりに戦ってきた時。「そうだね、頑張ったね」ってまずは受け止めてあげてほしい。 園山:私も学校に行けなくなった時、「何で?」「どうして?」って親に言われました。私自身なんで自分が学校に行けなくなったのか、原因がわからなかった。今になって「こういうことが原因だったのかな」と推測できるけど、当時は学校がイヤな理由を考えても、わからない。ただ行けない自分が恥ずかしくて、学校は大事ってわかってるからすごく悩んだ。 次ページは:SOSの網の目を小さくする 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
人に指差された顔…それでも街を歩きたい 偏見残る社会に望むこと ウーマン村本と考える「見た目問題」(withnews)
アルビノや顔の変形、あざ、まひ……。外見に症状がある人たちが学校でいじめられ、就職や結婚で苦労する見た目問題。当事者は、人生の様々な段階で困難に直面します。「何でこんな顔に生んだと親に迫った」「好きな人に告白をしてはいけないと思ってきた」。そんな経験を持つ2人の当事者は、偏見が残る社会に何を望むのか? この問題に関心が高い、お笑い芸人の村本大輔さんと、トークイベントで語らいました。(朝日新聞記者・岩井建樹) 【画像】「お前に人権はない」顔を40回手術した女性の一人芝居 差別体験、鬼気迫る表情で伝える イベントの登壇者たち このイベントは、外見に症状がある人たちの人生を追いかけた「この顔と生きるということ」(岩井建樹著・朝日新聞出版)の出版を記念し、8月16日に東京・渋谷で開かれました。 【村本大輔さん】1980年、福井県生まれ。2008年に中川パラダイスとお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」を結成、13年に「THE MANZAI」で優勝。全国各地で精力的にライブを開く。19年春まで、AbemaTV「Abema Prime」でMCを務めた。 【河除静香さん(動静脈奇形)】44歳。富山県在住。血管の塊が口や鼻にある。これまで血管の塊を切除する手術を40回以上、繰り返してきた。見た目問題をテーマに、一人芝居を各地で演じている。 【石田祐貴さん(トリーチャーコリンズ症候群)】26歳。筑波大大学院生。小さなあご、垂れ下がった目が特徴。中学時代、引きこもりを経験。小学校などで自らの体験を発信している。 【岩井建樹】39歳。朝日新聞記者。「この顔と生きるということ」著者。長男(9)が右顔の表情筋不形成で生まれ、笑うと表情が左右非対称になる。 マスクをつける人も、つけない人も イベントは、実体験をもとにした、河除さんの一人芝居から始まりました。「お前には基本的人権はない」。中学時代、同級生から投げつけられた言葉を、セリフに盛り込みます。 そのまま、トークセッションへ。最初のテーマは「どんなときに見た目問題を感じるか」です。 石田さん 知らない人と接するときに感じます。驚かれたり、指を差されたり。中には、いかにも僕とは関わりたくないという態度をする人もいます。 河除さん 普段はマスクをしていて、外すのが怖いです。「どんな反応をされるのだろう」「嫌われるのではないか」という不安がどんどん大きくなっています。 村本さん 20代前半のとき、大阪の商店街で、たまたまトリーチャーコリンズ症候群の子どもを見かけて。当時、彼を見て一瞬、「見間違いか?」と思って、ぱっと見て、すぐに視線をそらしたんです。 番組で石田君に会ったときに、その話をしたら「たぶん、それ僕です。近くに住んでいました」と言われた。石田君は街を歩くときもマスクをしませんが、その理由は? 石田さん 最大の目的は、ただ僕が(マスクせずに)街を歩きたいからです。結果的に、僕を見た人が、僕の顔を見ることで何か感じてもらえたらいいかなとは思っています。 次ページは:「知っている症状」になって欲しい 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
突然の頭痛、たまらず病院へ 1歳の父親、医師から「死ぬかもしれない」 妻や子のために急いで備えたこと(withnews)
【#父親のモヤモヤ】 ある日突然、0歳と3歳の父親である自分(35)が病気や事故で急死してしまったら…。最近、ニュースを見ていると、「自分が巻き込まれたら」と考えてしまうことがあります。不安のきっかけは、かつて仕事先で一緒だった男性が1歳の子どもがいながら、「突然の病気で死にかけた」と聞いたことでした。男性は死に直面したあと、妻や子どもが少しでも困らないようある備えをしたといいます。どんな備えだったのか。今回、この男性らに話を聞き、いざという時の備えについて考えました。(朝日新聞記者・毛利光輝) 【画像】医師から「死ぬかもしれない」と告げられた男性、妻子のために備えた表がこちら 突然の頭痛、たまらず病院へ 「下手したら死にます」。報道機関で働く東京都千代田区の男性(40)は3年前の夏、医師にそう言われ、耳を疑いました。妻と1歳になったばかりの息子がいて、子育て真っ最中。「死を覚悟して、何もかも『終わった』と絶望しました」 当時、出張や飲み会が重なり、頭の痛みを感じていました。肩こりからくる頭痛だと思っていましたが、通勤中も頭を手で押さえていないと痛くて歩けない。頭の中で「ドクドク」と脈を打ち、何か液体が噴き出すような感覚に襲われました。さすがにおかしいと思い、妻にも言わず、ネットで検索した会社近くの病院に行きました。 MRI検査を受けた翌朝、医師から「すぐに大学病院へ」と慌てた様子で電話。午後に大学病院に行くと「すぐに入院を」。首から脳に血液を送り込む椎骨(ついこつ)動脈の内壁が裂け、くも膜下出血で死に至る危険がありました。 診断後、病院のベッドの上で呆然としました。実家に子どもと帰っていた妻も駆けつけ、そばで泣いていました。明日死ぬかもしれないという恐怖と共に、不安だったのが自分が死んだあと、残された家族はどうなるのかでした。妻は専業主婦なので、もし男性が亡くなれば稼ぎはなくなります。 日頃から男性が家計を管理していましたが、契約した生命保険や、住宅ローンの内容を詳しく把握していませんでした。「妻にどんな保険に入っているかも伝えていなかった」。遺族年金がいくらもらえるか、といったお金の計算もきちんとしたことがなかったと言います。 ひとまず危険な状態は脱し、約10日後に退院できましたが、医師から「治癒した」という診断がおりたのは約1カ月半後のこと。その間も「いつ出血するか分からない」と死の恐怖と向き合っていました。眠れない日々が続き、睡眠導入剤を服用することもあったと言います。 義理の親から「万が一のことを考えて、保険など整理したほうがいい」と心配して言われていたこともあり、男性は妻と子供を連れて、生命保険の窓口に行き、契約内容や死後の手続きの方法など確認しました。 住宅ローンの団体信用生命保険にも加入しており、自分が死んだら残りのローンが完済されることも確認。遺族年金や死亡一時金などの受給額も計算した上で、お金の面では困らないことが分かりました。男性は「一つ一つ確認したことで不安の正体が分かり、少し安心できました」と振り返ります。 男性がもう一つ、「やって良かった」と話すのが、亡くなった時に妻がどこに連絡すればいいか困らないよう連絡先の一覧表をつくったことでした。 勤務先の総務局、労働組合をはじめ、生命保険や住宅ローンの会社、地元の年金事務所の電話番号など。保険は保障額も記入しました。印刷した紙を妻や義理の親に渡すと、そこまで備えると思っていなかったようで「すごく安心してくれた」と言います。銀行通帳や実印、請求書類など家の中の保管場所も伝えました。 男性はその後順調に回復し、職場復帰を果たしました。 一方、最近になって夫婦で2人目の子どもを産むか話し合っている中で、妻から「私が出産で亡くなったらどうするの」と言われ、ハッとしたそうです。妻が亡くなり、自分が残された立場になることは深く考えていませんでした。「妻が亡くなったら自分だけで子供を育てていけるのか」と不安がよぎったと言います。 「実際に妻が亡くなったら働き方を変えないといけないし、どうしたらいいか分からないですね」と話します。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース