「マルハニチロ物流」の城南島物流センター(東京都大田区)で3人が死亡した2月の火災で、警視庁は25日、現場で溶接作業中だった自営業の男(64)=横浜市港北区=を業務上過失致死と業務上失火容疑で書類送検し、発表した。男は容疑を一部否認している。 同庁は、溶接用の電気が本来想定されていない建物内の回路に流れたことで出火したと判断。男が事前に適切な回路をつくるのを怠ったと結論づけたという。 火災は2月12日午後1時半ごろ、冷凍食材や水産物を保管する5階建て倉庫で、冷凍機の入れ替え作業中に発生。5階の約660平方メートルが焼け、作業員の40~50代の男性3人が煙を吸うなどして死亡した。 捜査1課によると、男は当時、屋上で冷凍機の配管の溶接をしていた。その際、事前に「渡り」と呼ばれる金属製の棒を設置し、建物内の回路に電気が流れないようにすれば出火を防げたのに、設置を怠って回路のビニール管を過熱させ、ウレタンに引火させて死亡火災を引き起こした疑いがある。調べに「渡りを置き忘れた可能性がある」と供述しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大麻、包んでのんで密輸容疑 X線検査で胃や腸から発見
液状にした大麻が入ったストローをラップで包み、それをのんで密輸したとして、福岡県警は25日、熊本市東区のRKK熊本放送契約社員、本村栄基容疑者(35)を大麻取締法違反(営利目的密輸)の疑いで逮捕し、発表した。 福岡空港署と門司税関福岡空港税関支署によると、本村容疑者は10月27日に観光目的で渡米。合法な州で購入した液状の大麻を長さ約1・5センチに切ったストローに入れ、ラップで包んだ70個(1個あたり大麻約0・5グラム)を全てのみ、31日~11月1日、米国から韓国経由で国内に密輸した疑いがある。エックス線検査で胃や腸などから見つかった。入国後に排泄(はいせつ)するつもりだったとみられ、容疑を認めている。 液状の大麻は電子たばこのように気化させて吸う。税関は25日、関税法違反(輸入してはならない貨物の輸入未遂など)の疑いで本村容疑者を福岡地検に告発した。RKKによると、本村容疑者は昨年8月から報道部でカメラマンのアシスタントとして働いていたという。(棚橋咲月、井岡諒) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「もう会えないかも」 女児不明の6日間、母が振り返る
17日から行方不明になり栃木県小山市で保護された大阪市住吉区の小学6年の女児(12)の母親(38)が25日夕、報道各社の取材に応じた。行方がわからなかった6日間について、「『もう会えないかもしれない』という考えが頭をよぎった。生きた心地がしなかった」と心境を語った。 2人が7日ぶりに再会したのは、大阪府警本部の一室。母親が戸惑う女児を抱きしめると、抱きしめ返してくれたという。「けがしてない?」「おなかはすいてない?」。とっさに口をついて出たのは、我が子を気遣う言葉だった。一緒にお菓子を食べると、女児から笑みがこぼれたという。 女児は23日、靴を履かずに逃げ出し、助けを求めて約1キロ離れた交番まで歩いた。再会した時も、女児は足の裏の痛みで靴が履けず、足を引きずって歩いていたという。母親は「よく頑張った。今まで以上に愛情を持って育てていこうと思う」と涙ながらに語った。(野崎智也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
氷河期枠の宝塚市職員が会見「最後まで市民を支援する」
「就職氷河期世代」とされる30代半ばから40代半ばの人を対象に兵庫県宝塚市が実施した正規職員の採用試験で、合格した4人のうち3人が25日、市役所で記者会見した。合格の喜びとともに、責任の大きさも感じていた。 会見には同市内の女性(45)と神戸市の男性(44)、中国地方の女性(40)が出席。中国地方の女性は大学卒業前に就職予定の企業から内定を取り消された。その後、派遣社員や正社員、契約社員として職を転々とし、これまでの勤務先は6カ所に上る。正社員でも突然、解雇を通知されることもあったという。 昨年、住んでいる地域が豪雨災害に遭い、ボランティア活動をした。「社会の役に立つ仕事を」と宝塚市の採用試験を受験。合格を「ありがたい」と思った一方、試験で受験者たちの熱意に接してきただけに重く感じたという。「市民たちに頼られ、最後まで支援できる職員になりたい」と力を込めた。(太田康夫) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
市販薬品を電気分解して劇物生成、男を起訴 名古屋地検
爆発性のある劇物や放射性物質を違法に所持したとして名古屋市の会社員の男が愛知県警に逮捕された事件で、男が市販されている薬品を購入し、自宅で劇物を生成していたことが捜査関係者への取材で分かった。名古屋地検は25日、男を毒劇物取締法違反などの罪で起訴した。 起訴状などによると、男は市川貴紀容疑者(34)=名古屋市守山区守山3丁目。自宅アパートで4月、劇物「塩素酸カリウム」157グラムと、放射性物質「アメリシウム241」が密封された容器8個を無許可で所持したとされる。 捜査関係者によると、市川容疑者は市販されている塩化カリウムを購入し、電気分解して塩素酸カリウムを生成したという。アメリシウムは海外から輸入したとみられている。 市川容疑者のものとみられるツ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ゾフルーザ効かないウイルス広まる恐れ 空気感染も確認
抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」が効きにくい耐性ウイルスは、薬の効くウイルスと同じくらい感染力があり、症状が重くなる可能性があることが、東京大の研究チームの研究でわかった。25日付の科学誌「ネイチャーマイクロバイオロジー」に論文を発表した。これまで耐性ウイルスは感染力が弱いとされてきた。専門家は、薬の効かないウイルスが広まる恐れがあるので、耐性ウイルスがでやすい子どもには注意深く使う必要があるとしている。 河岡義裕・東京大医科学研究所教授らは昨冬、ゾフルーザをのんだ後に耐性ウイルスが検出された患者4人のウイルスと、治療前に採取した耐性が生じていないウイルスを分離。それぞれをハムスターやマウス、フェレットに感染させ、感染力や症状を比べた。 耐性ウイルスは、感染したマウスやハムスターに、耐性の無いウイルスとほぼ同じように体重の減少を引き起こした。また、肺や気管で通常のウイルスと同じように増えた。感染させたフェレットの隣のケージに感染していないフェレットを入れると感染することも確認した。 人工的に作った耐性ウイルスによる実験などではこれまで、感染力は通常のウイルスよりも弱いと報告されていた。 ゾフルーザは2018年3月に… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
野党「桜」で共闘深化…衆院選へ布石 異例の大規模追及本部(産経新聞)
主要野党は25日、首相主催の「桜を見る会」の追及チームを格上げした「追及本部」の初会合を国会内で開いた。本部は立憲民主、国民民主、共産、社民各党などの衆参国会議員76人が参加する異例の規模。疑惑追及をともにすることで旧民主系の合流に向けた機運を高めるとともに、共産も含めた次期衆院選での協力につなげる狙いがある。 ■76人、8チーム「成功」再び 「このような形の本部の構成は憲政史上まれに見るものだ。真相を究明し、倒閣に向けた運動をしっかり進めると誓い合いたい」 会合では本部長に就いた立民の福山哲郎幹事長がこう述べ、団結を訴えた。本部長代行には追及の先鞭(せんべん)をつけた共産から小池晃書記局長が就任。参加議員は「ホテルルート」「昭恵夫人ルート」など8チームに分かれて調査などを行う予定だ。れいわ新選組を含む各党連名のビラも作成済みで、街頭などで配布する。 「ガソリン値下げ隊の再現だ。国会が閉じても追及を続け、世論を喚起する」 野党国対幹部は、旧民主党が政権奪取前の平成20年に展開したキャンペーンの「成功体験」を引き合いにそう語る。今回は共産も加わっており、疑惑追及の枠組みとしては過去最大の規模となった。 ■旧民主の溝、連合は共産にクギ 異例の共闘が成立した背景には「次期衆院選が近い」という共通意識がある。24日に投開票が行われた高知県知事選でも立民や国民の幹部級が続々と共産系候補の応援演説に入り、大規模な共闘が展開された。 小池氏は25日の記者会見で「(次期衆院選に)極めて重要な影響を与える。(共産党への)アレルギーを互いの努力で乗り越えてきた1つの到達点だ」と振り返り、旧民主系との協力が新たなステージに入ったとの認識を示した。 とはいえ、共闘シナリオには障害も多い。立民と国民には「年末合流論」も浮上しているが、7月の参院選で両党が激しく争った参院側には機運が乏しい。旧民主系を支持する連合の神津里季生会長も21日の記者会見で、共産との共闘について「一線を画して対話を進めるのが本来の姿だ」とクギを刺している。(千葉倫之) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
死亡のヘリ機長書類送検へ 長野県警、過失致死容疑(共同通信)
長野県松本市で2017年3月、県消防防災ヘリコプターが墜落し消防隊員ら9人が死亡した事故で、長野県警が近く、業務上過失致死と航空危険行為処罰法違反の疑いで、死亡した男性機長=当時(56)=を書類送検する方針を固めたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、救助訓練目的でのフライト中、注意義務を怠って飛行を続け、機体が山肌に接近しても回避行動を取らずに衝突させ、同乗の隊員ら8人を死亡させた疑いが持たれている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
3人死亡倉庫火災、溶接工を書類送検 「迷走電流」容疑適用は初(産経新聞)
東京都大田区城南島のマルハニチロ子会社の物流倉庫で2月、冷却装置の更新工事中に3人が死亡した火災で、警視庁捜査1課は25日、業務上過失致死と業務上失火容疑で、横浜市港北区の溶接工の男(64)を書類送検した。捜査1課は出火原因を溶接工事の際に適切にアースを設置せず、電気回路の確保を怠ったことによる「迷走電流」と断定。迷走電流を原因とする死亡火災では、業務上過失致死容疑での立件は全国初としている。 調べに対し、アースの設置について「電気回路を確保する金属棒を置き忘れた可能性がある」という趣旨の説明をしており、容疑を一部否認している。 書類送検容疑は2月12日午後1時半ごろ、物流倉庫屋上で冷却装置の更新に伴う配管の溶接工事を行った際に適切なアースの設置を怠り、屋上直下の5階の荷さばき場で火災が発生。約660平方メートルが焼損し、荷役会社社員やアルバイト従業員、配管工の40~50代男性3人を死亡させたとしている。3人の死因は一酸化炭素中毒や焼死とみられる。 捜査1課によると、男は溶接工事でアースに必要な「ワタリ」と呼ばれる金属製の棒を設置しなかったため、建物を伝わった電流が5階にあった電線管を加熱。周囲のウレタンから出火したとみられる。出火場所は溶接箇所から20メートルほど離れていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ガードレール約170枚盗まれる 奈良県、被害届提出(産経新聞)
奈良県は25日、県が管理する奈良市内の道路3カ所で、計約170枚のガードレール(被害総額約200万円相当)が盗難被害に遭ったと発表した。ガードレールは1枚約4メートル、重さ約30キロで、計約689メートル分にも上る。奈良県警奈良署に被害届を提出し、同署が窃盗事件として調べている。 ガードレールが盗まれた道路は、奈良名張線旧道(奈良市沓掛=くつかけ=町)▽天理加茂木津線(同市南田原町)▽国道369号旧道(同市水間町)-で半径2・5キロ以内に近接。現場には支柱のみが残されており、何者かが工具を使って持ち去ったとみられる。いずれも交通量が少ない道路で、バリケードなどを張って応急対策を施したという。 今月20日、近隣住民から「ガードレールがなくなっている」と県奈良土木事務所に通報があり、被害が発覚。同事務所は他に同様の被害がないか調べている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース