敗戦の焼け跡で「源氏物語」や「枕草子」といった日本の古典を守ったのは、だれだったのか――。直木賞作家、門井慶喜さんの新刊『定価のない本』(東京創元社)は、古書の街として知られる東京・神田神保町を舞台にした長編ミステリー。相場によって値段が変わる古書を通して、あり得たかも知れない歴史の危機を描く。 終戦の翌年、GHQ占領下にある神保町の片隅で、一人の古書店主が、崩れた本の下敷きになって死亡する。昔なじみの同業者、琴岡庄治(ことおかしょうじ)は事後処理を引き受けるが、その死には不審な点が見つかる。事故か、事件か。謎を追ううち、大きな陰謀が姿をあらわす。 「学生の頃から京都の古書三大… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旭日小綬章の泉ピン子さん、亡き父の思い「ピンになれ」
旭日小綬章の泉ピン子さん(72) 「ピンからキリまでのピン(一番)になれ」。印象的な芸名をつけたのは、浪曲師だった亡き父だ。「芸名は父が残した中で、傑作。今回のことを、いちばん喜んでくれているんじゃないかと思います」 東京都出身。18歳で歌謡漫談家としてデビューし、ワイドショーのリポーターとしても活躍。俳優へと活動の幅を広げると、テレビドラマを通じてお茶の間に感動や共感を巻き起こしてきた。特に、脚本家・橋田寿賀子さんの作品にはなくてはならない存在に。「おしん」の娘への愛情あふれる母親役、「渡る世間は鬼ばかり」のしゅうとめにいびられる嫁役は、本人の代名詞でもある。 演じるうえで大事にしてきたことがいくつかある。衣装はできたら自前のものを使うと感じが出ると故・杉村春子さんに教わった。演技は1回で決める。そして、泣きの芝居で流すのは、本当の涙。「今までに何百回と泣いてきた。(悲しみを想像する中で)何人殺してきたかわからない」と話す。 今後について尋ねられると、ほほえんでこう答えた。「役者は何をやるかというより、待つことが仕事ですから」(黒田健朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
決壊河川、半数で浸水想定図なく 1千万円超の費用壁に
台風19号で堤防が決壊した71河川のうち半数の36河川で、洪水で水につかるおそれがある地域を示す「浸水想定区域図」が作られていなかった。いずれも県が管理する中小規模の河川で、浸水想定の対象になっていなかった。住民が的確に避難できなくなる可能性もあり、専門家は作成の対象を広げるよう求めているが、人手や費用などで課題も残っている。 水害への備えを定めた水防法では、河川を管理する国や都道府県に対して、流域面積が広く水位が上がれば氾濫(はんらん)などで大きな被害が出るおそれがある河川を指定し、浸水想定区域図を作るよう義務づけている。 流域に市街地や重要施設がある大規模な河川が優先されることが多く、市町村はこれをもとに避難所や避難ルートの情報を加え、住民向けの「ハザードマップ」を作っている。 朝日新聞が、国土交通省と台風19号で決壊が起きた七つの県へ取材したところ、計71河川のうち約50・7%にあたる5県の36河川で、浸水想定区域図が作られていなかった。宮城と福島がそれぞれ13河川と最も多く、次いで栃木が7河川、長野が2河川、埼玉が1河川だった。町役場周辺が大規模に浸水した宮城県丸森町では、決壊した新川、内川、五福谷川の3河川すべてで浸水想定区域図がなかった。 宮城県の担当者は「義務となっている大規模な河川の浸水想定作業を優先した」。浸水想定には1河川で半年以上の時間と、1千万円以上の費用が必要になることが多いといい、「中小河川にも広げたいが、人手と財源との兼ね合いもあり悩ましい」と話す。 浸水想定区域図の有効性は過去… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あおり運転めぐりデマ拡散 名誉棄損の豊田市議が辞職(CBCテレビ)
茨城県でのあおり運転事件をめぐり、無関係の女性を容疑者扱いし名誉毀損で女性に訴えられている愛知県豊田市の市議が2日、辞職しました。 原田隆司豊田市議は「市や議会に迷惑をかけ、市のイメージを傷つけてしまった」などとして2日、市議会に辞職届を提出し、受理されました。原田市議はことし8月、茨城県の常磐自動車道でのあおり運転事件をめぐって、無関係な女性の画像を容疑者としてフェイスブックに掲載しました。 女性は原田市議に対して名誉を侵害されたとして慰謝料を求める訴えを起こしていました。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画】関東周辺で傘の出番 北海道はこの秋一番の寒さに(3日7時更新)(ウェザーマップ)
きょう3日(日・文化の日)は、全国的に雲が広がりやすく、関東周辺では雨の降る時間があるでしょう。また、北海道はこの秋一番の寒さになりそうです。 低気圧や湿った空気の影響で、すっきり晴れる所は少なく、全国的に曇りがちになりそうです。静岡県は昼前から雨が降り出し、午後になると東京都心を含む関東南部を中心に、あちこちでにわか雨があるでしょう。長い時間降り続く雨ではありませんが、関東は一旦雨が止んでも、夜遅くからあす4日(月)の朝にかけて、もう一雨ありそうです。 日中の最高気温は、北海道と東北北部はきのうより少し低く、札幌は10℃までしか上がらないでしょう。その他の地域は、きのうと同じくらいで、大阪や東京などは20℃~21℃ですが、日差しが少ないので、肌寒く感じられそうです。 (気象予報士・中村美公) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
怒れる大阪のおばちゃん「逮捕必要や!」チュート徳井“申告漏れ・所得隠し”が“脱税”じゃない理屈(関西テレビ)
お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さん(44)が、1億円以上の申告漏れと所得隠しを東京国税局に指摘された問題。 徳井義実さん:「本当に想像を絶するだらしなさ、ルーズさによって…。甘さですね、“何となくいけんのかなあ”という感覚でおりました。本当にどうしようもなくルーズだったので、このような結果になったんだと思います」 「だらしなさ」「ルーズさ」が原因だったと釈明した徳井さん…。 徳井さんが設立した会社「チューリップ」は、2016年から去年までの3年間、収入を全く申告せず、東京国税局は徳井さんに対しおよそ1億円の申告漏れを指摘。 さらに、経費として計上していた個人的な旅行や洋服代など、およそ2000万円を所得隠しと指摘しました。 徳井さんはすでに納税と修正申告を済ませていますが、銀行預金を差し押さえられていた事や、社会保険に未加入だった事などが次々に発覚し、当面の間、芸能活動を自粛することにしました。 人気芸人による“想像を絶する”税金の未払いに街では…。 女性:「ちょっとありえへんよね~!1億円稼ぎ2億円稼ぎの芸能人になって、たかが『ルーズ』の言葉でああいう風になってしまってるから…。でも、逮捕は必要やと思う!ああいう人は逮捕されるべきやと思うけどね」 男性:「ずるずる行ってしまったって、どこまで本当かわからないですけど、そういうのもあるのかなと…。他にもあるんじゃないのかなっていうのは、正直思うところです」 別の男性:「納税者からみてこれは絶対アウト。いけると思ってたんや、そやけど納税に対して徳井くんは不得意やったんや、ほら絶対あかん!」 また別の男性:「反省さえすれば許さなければいけないかな…という雰囲気になっちゃうじゃないですか。脱税は絶対許してはいけないんですよ。絶対だめなんですよ!これを許しちゃうと日本の国がおかしくなります」 1億円以上という高額な申告漏れなどで、なぜ逮捕されないのでしょうか?意外と知らない税の法律を菊地幸夫弁護士が解説します。 Q.まず、個人会社を作って、いわゆるギャラをそこで受け取って、会社から給与の形で個人へという方が多いようなのですが、それはなぜなのでしょう? 菊地弁護士:「会社は法人税という税金を払うのですが、会社は収入がある一方で経費もかかりますよね。従業員がいたり文房具を買ったりと。その収入と経費の差に対して課税されるわけです。極端なことを言えば、会社で費用が多くて赤字となった場合、会社の方で払うその税がなくなり、個人に入る給与のところだけで処理をすれば、そっちの方が得じゃない?というようなことですね」 Q.徳井さんは源泉所得税や消費税も納めず、追徴税額計1億円超ということで、こんなことあるものですか? 菊地弁護士:「金額が非常に大きいですよね。要は個人会社で払わなければいけない税金をワンセットみんな払ってなかったということですから」 Q.街の方からは、なぜ逮捕されないの?という声も聞かれました 菊地弁護士:「『偽り その他不正行為』がないと判断されたためではないでしょうか。税を逃れるという中にもいろんなパターンがあります。 悪質性で3段階に分けますと、最も軽いのが、今回徳井さんが指摘されたうちの1つ『申告漏れ』。うっかりミスです。逆に最も重いのが『脱税』。所得隠しより悪質な行為で刑事告発の対象となり、逮捕されちゃう、有罪になっちゃうというようなものです。 そして徳井さんも指摘された『所得隠し』がその中間にあり、脱税と同じような内容ですが、脱税の方はいわゆるマルサと呼ばれる人たちが出てくるような事態ですね。所得隠しや申告漏れは、通常の調査で見つかるようなものです。脱税となりますと、国税局が検察庁に告発して…というような流れになります。より悪質だったり、より金額が大きかったりする場合です。 ただ脱税と認定するためには『不正行為』がないとダメです。今回の徳井さんは不正行為ではなく『単純にしなかった』というような認定になっていると思われます」 Q.本当に「ルーズだった」ということなのでしょうか? 菊地弁護士:「ただ、ルーズというわりには、経費で旅行などを落とす場合、領収書を出さないといけません。それらはちゃんととっておられたということですよね…。ちょっとは考えておられたんじゃないかなとは思うんですけどね」 (関西テレビ10月30日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
乾燥や風邪予防に効果的秋にオススメの味噌汁の具材は?(ウェザーニュース)
実りの秋、様々な食材を楽しめますが、国際中医薬膳師で源保堂鍼灸院の瀬戸佳子先生は味噌汁を食事に取り入れることを強く推奨しています。秋の味噌汁がよりよい理由、秋にオススメの具材を聞きました。 秋は味噌汁がオススメ 365日食べることができる味噌汁ですが、なぜ秋が特によいのでしょうか。 そもそも味噌は昔から健康食として日本で親しまれてきました。『養生訓』で有名な江戸時代の学者、貝原益軒は著書『大和本草』に、「人生の初めから終わりまで、病気の有無や朝夕を問わず、食事を味噌で整える」といっているほどです。 「なぜ秋から冬にかけて味噌汁がよいかというと、まず身体を温めることができ、冷え性対策に向いているからです。また、秋は便秘になりがちですが、味噌には便通を整える効果がある上、酒や肉魚、野菜などの解毒をする効果もあります。つい食べすぎがちな秋にオススメの食材です」(瀬戸先生) オススメの味噌汁の具材 【ダイコン】 「すずしろ」とも呼ばれるダイコン。やはり秋から冬にかけてが旬になります。 「ダイコンの種は漢方で『萊菔子(らいふくし)』として、痰の多い咳や消化不良に使われてきました。根も同じように去痰や消化不良によく効きます。ダイコンは刺身のツマに使われるように解毒作用も高いので、食べすぎや二日酔いの翌日朝などに特にオススメです」(瀬戸先生) 【カブ】 「すずな」とも呼ばれるカブは日本や中国で昔から、毎日食べても害が少ない食材として重宝されてきたそうです。 「春と共に秋もカブの旬の季節。その効能は、消化を促す、痰を出しやすくして咳を止める、渇きを癒す、お腹を温める、内臓を元気にするなど。秋から冬にかけて咳の予防や、お腹の冷えなどに特に効くでしょう」(瀬戸先生) 【山芋、長芋】 山芋や長芋は、漢方では「山薬(さんやく)」といい、秋冬の喉や皮膚の乾燥、風邪予防のための体力増強にオススメだそうです。 「体を潤す作用があり、乾燥からくる咳や皮膚の乾燥にも効果的です。胃腸を元気にして、体力を補う作用もあり、その滋養強壮効果から、『山うなぎ』と称されるほです」(瀬戸先生) 【ゴマ】 健康食品として知られるゴマも秋に特別オススメだそうです。 「ゴマは千利休の大好物としても有名で、胡麻の入った味噌汁のことを利休汁といいます。体を潤したり、便通を促進する作用があります。東洋医学では、肺と大腸と皮膚は関連があるとしており、腸が潤っていると、肺や皮膚も潤い、便通をよくしておくと肺や皮膚の調子も整うとされています。乾燥しがちな秋には意識的にゴマを摂るようにしてください」(瀬戸先生) 日に日に冷えていく時季です。肌寒い朝などは、温かい味噌汁で体調を整えましょう。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大麻所持で公務員逮捕(MBSニュース)
MBSニュース 2日、大阪府和泉市のパチンコ屋の駐車場で大麻を所持していたとして大阪府の職員が逮捕されました。 大麻取締法違反の疑いで逮捕されたのは大阪府西大阪治水事務所の職員で和泉市に住む泉谷英明容疑者(56)です。 警察によりますと泉谷容疑者は2日午後5時ごろ和泉市内のパチンコ屋の駐車場で乾燥大麻を所持していた疑いが持たれています。 泉谷容疑者は駐車場に車を停車していたところ巡回中の警察官に職務質問され、ポーチの中に入れていたタバコの箱の中から大麻が見つかったということです。 調べに対し、泉谷容疑者は「自分で吸うために所持していた」と容疑を認めているということです。 警察は大麻を入手した経緯などを詳しく調べることにしています。 MBSニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
男性の育休「歓迎できない」が4割 根強い固定観念、記者が何度も聞いた父親たちの訴えは……(withnews)
【#父親のモヤモヤ】育休取得を申し出た父親に、会社の人事責任者は「男性が育児する必要はない」と告げ、頭を下げて育休を取り職場復帰した後、上司は「謝罪する気持ちはないの?」と迫った――。父親の育休をめぐる実情を描いた記事が先日、Yahoo!ニュースで掲載されました。あわせて実施した「職場の男性の育休取得、歓迎できる?」という意識調査では、「歓迎できる」が5割で、「歓迎できない」は4割でした。父親の育休には、まだまだハードルがあるようです。(朝日新聞記者・高橋健次郎) 【マンガ】「イクメン」がいなくなった未来、会社はこう変われる… 幼い頃見た、両親のかっこよさ 意識調査、「歓迎できる」は半数 意識調査は、10月20日から30日まで実施され、1万801票の投票がありました。質問は3択。「歓迎できる」は48%(5188票)、「歓迎できない」は41.7%(4502票)、「わからない/どちらとも言えない」は10.3%(1111票)でした。 男性の育児休業取得率は、6.16%(2018年度)と低迷しています。 なぜでしょうか。厚生労働省が、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託した調査では、育休を希望しながら取得しなかった男性の理由(複数回答)が見えてきます。以下が上位二つです。 「業務が繁忙で職場の人手が不足していた」 38.5%「職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった」 33.7% 「人手不足」や「取得しづらい雰囲気」については、意識調査のコメント欄からも強くうかがえます。 「育休を取るか取らないかは本人の自由だが、歓迎するかしないかと言われれば歓迎は出来ない。男であれ女であれ、絶対数が減るだけだし」 「5人10人程度の小規模な会社だったらどうでしょう? ひとり抜けただけで仕事が回りませんよ」 「奥さんは、もっと休めないの?」と問う声 育休を取得しづらい背景には、性別役割の意識も関係していそうです。 内閣府の16年度の調査では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に賛成する人が約4割いました。「育児は母親がすべきだ」といった固定観念も根強いです。 「育休を取得しようとしたら『奥さんは、もっと休めないの?』と聞かれた」。父親のそうした訴えは、私自身、取材で何度も聞きました。 次ページは:意識の変化必要 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
元上司が業務と無関係な「布教」 ハラスメント断るには
(悩みのるつぼ) 相談者 20代女性です。職場のハラスメントについての相談です。 職場に男性の元上司がいるのですが、その方はエスペラントという世界共通の人工言語に傾倒しており、それがマイナーな言語のためか、私にすすめてきます。最初はプリントやテキストを仕事中に持ってきて置いていくだけだったのですが、最近は「勉強会」と称して、お昼休みにドリルを用いて勉強することになりました。わざわざ私のいる事務室までやってきて、どしんと椅子に座り、私がお昼ごはんを食べ終わるのを待っているようで、断れない状況です。 最初は面白そうだな、という気持ちがあったのも事実です。しかし、今ではすっかり嫌になってしまいました。やれ「エスペラントの弁論大会の発表」だとか、やれ「エスペラントの文章コンクール」だとか言ってくるとストレスを感じます。私がやんわりと断っているのも気づいていないようです。他の方にも布教していたようですが、今では私だけに布教してきます。 私の事なかれ主義が災いしたとは思うのですが、仕事中にも業務とは全く関係のないエスペラントのことについて内線をかけてきたり、プライベートの土日まで講習会に誘ってきたり。 世の中には様々なハラスメントがありますが、これはれっきとしたエスペラントハラスメントだと思います。きっぱりと指摘する方法はないでしょうか。 回答者 文筆業・清田隆之さん 相手は職場の元上司で、立場や権力が絡むことによって断りづらさが発生している。またエスペラントは会社の業務とも無関係。おっしゃる通り、これはれっきとしたハラスメントだと思います。 本来であれば元上司が自らの行… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル