今年の官公庁の仕事納めは、全国の多くの地域で27日の金曜日。ところが北海道では、市町村の8割が30日の月曜日まで仕事をしている。いったい、なぜなのだろうか? 日本海沿いの留萌市。今年の市役所の休みは、31日から1月5日までだ。担当の総務課に、国の機関や北海道庁と休みがずれている理由をたずねると「なぜ? えっ? 考えたことがなかった」。 すぐに、庁内で年配職員に聞いてくれた。すると「さらに先輩から聞いた話」としてあったのはこんな理由だ。 出稼ぎに行った市民が正月休み… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
激動だけど平凡 2019年は「通常運転」な1年だった
ラグビーW杯が盛り上がり、参院選挙に盛り下がり、ピエール瀧に沢尻エリカで驚き、「桜を見る会」にあきれ果てた2019年が終わる。元号が令和に改元され、消費税は10%に上がった。不安だけが募る、激動の1年だった……とお思いだろうか。ほんとうに? じつは平々凡々、たいしたことない1年なのではなかったか、という考察を。焦ったって、しゃあないし。 ゆるくつながる 東京から電車と車で2時間、安房鴨川の棚田が広がる山あい、限界集落の古民家に「あわマネー」の事務局がある。千葉県南端、旧安房国のコミュニティーで流通する地域通貨。と説明するしかないのだが、いわゆる「おカネ」とはずいぶん違う。なんというか、ゆるいのだ。 「通貨というよりツール。人間どうしが関係性をもつための道具です」と事務局の林良樹さんは語った。1awa(アワ)がだいたい1円くらい、と考える。たとえば林さんが自作の有機栽培の小麦粉を2400awaで知人に売る。通帳に「+2400awa」と自分で記帳する。その「おカネ」でパンを買う。整体マッサージを受ける。売り手と買い手で合意した値段を「-○○awa」と書き込み、精算する。 アナログな手書きの通帳。だから、勝手に「+1億awa」と書き込むこともできる。「-10万awa」の負債を抱えたまま、どこかに姿をくらますことだって可能だ。 「発足時に、運営委員会で危惧する声が出たこともあるんです。でも1億awaを勝手に書き込むなんて『あいつ馬鹿だな』って笑われるだけだし、こんな小さな地域通貨でさえ10万awaの負債で逃げるやつがもしいたら、かわいそうだから許してやろうよ。そう、大笑いになったんです」(林さん) これができるのは、みな顔を見知っている関係だから。あわマネーの会員は現在約300人。東京にも会員はいるが全員が移住予備軍。必要以上につながらない。 仮想通貨とは逆の発想だろう。… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
引きこもりの「連れ出し」業者に賠償命令 東京地裁
ひきこもり支援をうたう業者に自宅から無理やり連れ出されて軟禁されたなどとして首都圏に住む30代女性とその母親が、業者に約1700万円の支払いを求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であった。飛沢知行裁判長は「行動の自由を害するものだ」などと違法性を認め、業者側に計約500万円の賠償を命じた。 賠償を命じられた業者は「エリクシルアーツ」(東京都調布市)。判決によると、原告の女性は大学を中退しアルバイトをしていたが、娘の生活に悩んだ母親が勝手に業者に相談。母親と社会復帰を支援するとの契約を結び、約570万円を支払った。その後、業者側が女性の一人暮らしのマンションに立ち入り、女性を連れ出して業者の寮に住まわせた。 判決は、女性がひきこもり状態かどうかについて、業者が女性本人から聞き取るなど十分な情報収集をしなかったと指摘。社会復帰に向けた適切な支援をするという契約を守らなかったとして賠償責任を認めた。 さらに、女性の同意がないまま玄関ドアの鍵を壊すなどしてマンションに違法に立ち入ったと認定。女性を寮に住まわせる際、現金や携帯電話を預かったことも「自由な意思に基づいて行動する権利を侵害した」と判断した。 エリクシルアーツの代理人の高下謹壱弁護士は「控訴するかどうか、判決内容をよく精査して判断したい」とコメントした。(新屋絵理) ■「暴力的支援」専門家… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
8年連続の死刑執行、法相は理由語らず 一家四人殺害
法務省は26日、福岡市東区で2003年に一家4人を殺害したとして強盗殺人罪で死刑が確定した中国籍の元専門学校生、魏巍(ウェイウェイ)死刑囚(40)の死刑を福岡拘置所で執行した。今年の執行は8月の男2人に続き、3人目。森雅子法相就任後の執行は初めてとなる。 森氏は会見で執行命令書には23日に署名したと明かした上で、「死刑判決は裁判所が慎重な審理を経て言い渡したもので、法の定めに従い慎重かつ厳正に対処すべきだ」と説明。年末のこの時期になったことや執行対象を決めた理由については「答えを差し控える」と繰り返した。 確定判決によると、魏死刑囚は、同じ中国籍の元留学生2人と共謀して03年6月20日未明、福岡市で衣料品販売を営む松本真二郎さん(当時41)方に侵入し、入浴中の妻千加さん(同40)、就寝中の長男海君(同11)と長女ひなさん(同8)の首を絞めて殺害。帰宅してきた真二郎さんの首も絞めたうえ、3人の遺体とともに博多港の岸壁から遺棄して真二郎さんを水死させ、現金約3万7千円などを奪った。一、二審で死刑判決を言い渡され、11年10月に最高裁が上告を棄却し確定した。 共犯とされる元留学生の楊寧(ヤンニン)元死刑囚と王亮(ワンリアン)受刑者は中国の裁判所でそれぞれ死刑と無期懲役の判決が言い渡され、楊元死刑囚は05年に死刑が執行された。 法務省によると、今回の執行により、未執行の確定死刑囚は112人となった。このうち84人は再審を請求中。刑事訴訟法は死刑判決の確定から6カ月以内に執行するよう定めている。同省は以前は再審請求中の死刑囚などの執行を避ける傾向があったが、近年は再審請求中でも執行する例も目立つ。 18年7月には再審請求中の人も含むオウム真理教の元幹部ら13人が一気に執行され、弁護士の一部には一時、「事実上のモラトリアム(停止)に入る」との観測もあった。だがその後も執行は続いており、12年から8年連続となった。第2次安倍内閣の発足以降の執行は今回で17回目、計39人となる。 ■日本弁護士連合会、死刑廃止求… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖ノ鳥島の桟橋事故、設計者を書類送検 業過致死傷容疑
日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)近くの海上で2014年3月、設置工事中の桟橋が転覆し、投げ出された作業員7人が死亡、4人が負傷した事故で、海上保安庁は26日、桟橋の設計を担当した男性2人を、業務上過失致死傷の疑いで東京地検に書類送検したと発表した。 横浜海上保安部によると、送検されたのは、一般財団法人「港湾空港総合技術センター」の元職員の男性(43)と、新日鉄住金エンジニアリング(現・日鉄エンジニアリング)の男性社員(42)。2人は当時、桟橋の設計や構造の検討を担っていたという。 海上に浮かべた重さ約700トンの桟橋を船でひいたところ、海水の流れによる力が加わって転覆したとされる。2人は、ひく際にかかる力を正確に把握し、転覆しないように設計しなければならなかったのに怠った疑いがある。 工事は、排他的経済水域(EEZ)の保全のため国が発注したもので、同社など3社でつくる共同企業体(JV)が受注していた。(林瞬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ねぼとけさん」すっきり 福岡・南蔵院で「御身拭い」
福岡県篠栗町の南蔵院で26日、釈迦(しゃか)涅槃(ねはん)像を清めて、今年の厄落としと新年の無病息災を願う恒例の「御身拭(おみぬぐ)い」が行われた。 全長41メートル、高さ11メートルの巨大な涅槃像は「ねぼとけさん」の名で親しまれ、ブロンズ像としては世界最大級。僧侶や参拝客ら約200人が、1年間にたまったほこりを長さ5メートルほどの竹ササで払い落とし、胴体を白いさらしできれいにふいた。(河合真人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石破氏、首相と違うのは「国民に正面から向き合うか」(産経新聞)
自民党の石破茂元幹事長は26日夜、インターネットテレビ「Abema(アベマ)TV」の番組に出演し、自身と安倍晋三首相の違いについて「国民に向かって真剣に正面から語るかどうかだ。首相はうまく(批判を)かわす政治家かもしれないが、私にはできない」と述べた。 党総裁選を念頭に、国会議員の支持拡大が難航していることについては「選挙の応援には誰よりも行っている。今の議員さんは選挙応援に来てくれたということに価値がないらしい」とぼやき、石破氏に近い議員の言葉を引用して「『あの人と話をしてもしようがない』と言うのが石破さんのいけないところだと批判される。その通りだ」とも語った。 自身が首相になった際の外交政策に関して「韓国と適切な関係を保つかが死活的に重要だ。日韓関係がうまくいかずに日本の外交がうまくいくはずがない」と述べ、対韓重視外交の考えを強調した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
山口組と神戸山口組の「特定抗争指定暴力団」指定が決定(ABCテレビ)
山口組と神戸山口組の抗争とみられる事件が相次いだことを受けて、兵庫や愛知などの公安委員会は、両組織を「特定抗争指定暴力団」に指定することを決めました。 山口組と神戸山口組の間では今年4月以降、抗争とみられる事件が相次いでいて、6つの府県(大阪・兵庫・京都・愛知・岐阜・三重)の公安委員会は、「市民に重大な危害を与える可能性がある」と判断しました。特定抗争指定暴力団に指定されると、活動を制限するために「警戒区域」が設定され、この中で組員が組事務所に立ち入ったり、同じ暴力団の組員が5人以上で集まったりすることなどが禁じられ、違反すると逮捕されます。指定は、来年1月7日に官報で公示されて効力が発生し、危険性が完全になくなるまで3ヵ月ごとに延長されます。 ABCテレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
石破氏は「国民に正面から語る」 首相との違い強調(共同通信)
自民党の石破茂元幹事長は26日夜のインターネット番組で、安倍晋三首相と自身の違いを聞かれ「国民に向かって真剣に正面から語るかどうかだ」と述べた。中曽根、小泉両政権は長期政権にかかわらず「緩みやおごりはなかった」とし「首相のようにうまくかわすのも政治家の資質かもしれないが、私にはできない」と当てこすった。 首相主催の「桜を見る会」を巡っては「税金で開催しているのだから、情報は可能な限り納税者に公開すべきだ」と指摘し、安倍内閣の説明は不十分だとの認識を示した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
両陛下、手を握られ「どうぞお大事に」 宮城・福島被災者ご激励(産経新聞)
天皇、皇后両陛下が26日、天皇陛下の即位後初めてとなる被災地訪問を果たされた。東日本を中心に甚大な被害をもたらした台風19号の上陸から2カ月余り。即位関連行事が続く過密日程の中、両陛下は被災地を案じ続けられていたといい、今回の訪問は令和の時代も被災者へ心を寄せる皇室の姿が改めて示された形となった。 あいにくの雨となったこの日、自衛隊ヘリで宮城県丸森町に入った両陛下は、傘を差しながら台風で氾濫した阿武隈(あぶくま)川支流をご視察。続いて被災者約50人が集まる同町の「花田応急仮設住宅」集会場に到着された。両陛下はゆっくりと被災者に歩み寄ると、約30分にわたり、立ったまま励ましの言葉をかけられた。 陛下は自宅が半壊した農業、佐藤雄一さん(69)に「大変でしたね」「(発災時は)避難所の方におられたんですか」などとご質問。床上浸水した自宅に子供2人が取り残されたが無事だったという小学校教員補助、船山力愛(かつえ)さん(53)に対し、陛下は「お子さんの心のケアは大丈夫ですか」、皇后さまは「怖い思いをされたでしょう」と気遣われた。 椅子に座った被災者に腰をかがめて声をかけたり、手を握ったりする場面もみられ、最後は両陛下がそれぞれ被災者全員に「どうぞお大事に」と語りかけられた。村井嘉浩・宮城県知事によると、両陛下はヘリで同県を後にする際「力を合わせてがんばってください」と激励されたという。 続いて訪れた福島県本宮市では、一時避難所となった保健・福祉施設で被災者や災害復旧にあたった関係者とご懇談。職員2人が犠牲になった「谷病院」の院長、谷良久さん(71)に対し、陛下は「職員の方が亡くなられたと」と気遣い、「がんばってください」とねぎらいの言葉をかけられた。皇后さまは自宅が被災した高校1年、真島唱良々(うらら)さん(15)に「つらかったでしょう」と声をかけられた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース