安倍晋三首相は31日午前の衆院予算委員会で、世界保健機関(WHO)の「緊急事態」宣言を受け、新型コロナウイルスによる肺炎について、感染症法に基づき「指定感染症」とする政令施行を予定していた2月7日から1日に前倒しすると表明した。また、政府派遣のチャーター機で中国湖北省武漢市から帰国した日本人の利用費用を政府が負担する方向で検討するとした。 首相は「情勢変化をふまえながら、国民の命と健康を守ることを最優先に対策を実行する」と強調した。 指定感染症とすることで、感染が疑われる入国者には、空港や港の検疫所が強制的に診察や検査を行えるようになる。 一方、政府は当初、チャーター機を利用する邦人に対し、約8万円を請求する方針を決め、利用者に支払いの確約を求めていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
全国初、虐待防止へ探偵NPO 聞き込みや証拠集め児相へ提供(西日本新聞)
探偵の調査力を生かし隠れた児童虐待を掘り起こそうと、国内最大規模の探偵社「ガルエージェンシー」の渡辺文男代表(60)=福岡県田川市出身=がNPO法人を設立した。相談無料で、寄付を募りながら運営していく。専用ダイヤルなどで情報を受け付け、探偵が調査。立証が困難とされる虐待の証拠を集め、警察や児童相談所に提供する。探偵による虐待防止団体は全国初で、児童福祉現場の人手不足の一助となる。 【画像】全国の児童虐待相談対応件数の推移 法人名は「児童虐待ZERO」(大阪市)。全都道府県の計124カ所に拠点を置く同社所属の100人以上の探偵が活動する。 探偵の仕事は離婚や家出など、家庭内トラブルに立ち入る依頼も多く「親から暴力を受けたと子どもから相談されたり、調査中にベランダに裸で立たされている子どもを見つけたりしたこともある」(渡辺代表)。これまでも警察や児相に通報してきたが、「探偵」と名乗ると住民など周辺の関係者に怪しまれて調査に限界があったという。虐待ゼロを掲げた団体を立ち上げることで、当事者や関係者の協力を引き出す狙いだ。 厚生労働省によると、全国の児相の相談対応件数は28年連続で増加している。虐待の相談があった場合、探偵は近隣住民の証言集め、店舗への聞き込みなど、経験に裏打ちされた情報収集力で証拠を集めていく。全国の拠点を生かし、県境を越えた調査も可能だ。 昨年11月に発足し、既に10件以上の虐待事案を児相につないだ。探偵のイメージアップにもつなげたいと考える渡辺代表。「虐待に苦しむ子どもを少しでも早く見つけて救いたい。警察や児相、民間支援団体との連携を深めていく」と意気込む。児童虐待ZERO=(0120)539999。 (押川知美) 【ワードBOX】探偵業 依頼を受けて、特定の人物の所在や行動について調べる業務。料金、調査方法を巡るトラブルなどを防ぐため、2007年に「探偵業法」が施行され、都道府県公安委員会への届け出が義務付けられた。違反した場合は逮捕されることもある。差別的行為、平穏な生活を害する権利侵害などは原則禁止されている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
8万円の航空運賃は政府で負担と首相(共同通信)
1/31(金) 9:24配信 安倍晋三首相は31日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスを巡り、帰国した日本人に約8万円の航空運賃を徴収する方針を撤回し、政府が負担する考えを示した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
チャーター便運賃8万円を公費負担へ 安倍総理が表明(AbemaTIMES)
1/31(金) 9:23配信 安倍総理大臣は中国・武漢からチャーター機で帰国、もしくは今後帰国する日本人の運賃8万円について、公費負担とすることを検討すると表明した。 【映像】チャーター機のCA 2週間は乗務せず 当初政府は自己負担を求める方針だったが、与野党からの批判もあり、方針を転換した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
女性雇用の促進、動画でPR 人口減で自治体が躍起
働く女性を後押しし、女性雇用の促進を図ろうと、東北各地の自治体がPR動画や専用のホームページを作っている。その背景には、人口減少や高齢化による地域の担い手不足への深刻な危機感も垣間見える。 今月、青森県内で土木現場監督の見習いとして働く女性を紹介する動画が、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。 「作業時は、みんなで協力、安全作業」。動画のなかで、ヘルメットをかぶり灰色の作業服に身を包んだ1人の女性が、土木工事の現場で注意事項を読み上げる。ほかの作業員は皆男性。だが女性は仕事について「男女関係ない」と語り、「自分で決めて入ったからには、ちゃんとやり抜こうという気持ちで続けています」と笑顔を見せた。 動画を作ったのは青森県監理課。高橋智彦主幹は「建設業は力仕事で男社会だというイメージを払拭(ふっしょく)したい」と話す。 動画制作の背景には、業界内で… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
舞妓さん、二十歳の旅 ふるさとで見せた舞と笑顔
10代で親元を離れ、京都の花街に全国から集まる舞妓(まいこ)たちが、舞妓姿で故郷に錦を飾れる貴重な機会が、地元で行われる成人式だ。二十歳を迎えた祇園甲部の舞妓、美月(みつき)さんの「成人の日」の里帰りに同行した。 1月13日午前7時過ぎ。まだ人気の少ないJR京都駅の新幹線ホームに、美月さんの姿はあった。先輩の芸妓、小桃(こもも)さんも一緒だ。地毛で日本髪を結い、白塗りに化粧した舞妓姿は、いやが上にも周囲の目を引く。この日、朝5時に起きて身支度を整えた美月さんは新幹線と在来線を乗り継ぎ、約500キロ離れたふるさと、神奈川県藤沢市で開かれる成人式に出席。式に先立つオープニングイベントとして、舞も披露する。 拡大する在来線に乗り換え、藤沢へ向かう美月さん(左)と小桃さん。ふだん、舞妓姿で在来線を利用することはまずないという=JR品川駅、佐藤秀男撮影 神奈川に帰省する美月さん。どんな思いで歩んできたのか。 京都の舞妓の多くが地元出身者… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
黒船の航海日誌や出島の記録…昔のデータで気候を再現
科学の扉 気象データを救い出せ 古い気象観測記録を救い出して研究に生かす「データレスキュー」の取り組みが盛んになっている。紙などで残る資料を探してデジタル化し、過去の気候の分析や将来予測の精度向上につなげる。先人が残した膨大な記録は貴重な遺産だ。 近年、台風の上陸が相次いでいる。2019年は東日本各地に洪水をもたらした19号に、千葉県が暴風に見舞われた15号。前の年の21号でも、近畿地方が高潮と暴風に襲われた。 昔はどれほどあったのか。気象庁のウェブサイトを調べると、ここ数年の上陸数は5個前後。04年はもっと多く、10個だったとわかる。さらに過去をさかのぼろうにも、わかるのは1951年までの69年分。台風の定義に従い統計を取るようになったのがこの年だからだ。 142年分の台風データを復元 実は、前年の1950年は特に上陸が多かった。北海道大の久保田尚之特任准教授らの研究では10個。1878(明治11)年まで142年分をグラフにすると、気象庁の統計がない期間に上陸の多い年がそれなりにあったことがわかる=図左下。 戦前は東北、北海道への上陸も目立っていた。「上陸ゼロ」の年が現れるのは1970年代以降に限られ、00年代まで上陸数は少なめだ。太平洋高気圧の位置などが、関係している可能性がある。この数十年はたまたま静かな時期で、今後は地球温暖化の影響も増すと考えると、身構えも変わってくる。 期間を倍にできるのは、各地の観測記録を調べて独自の定義で数えたためだ。気圧や風の変化をもとに、一つひとつ上陸位置や強さを推定した。観測地点の少ない明治時代は、灯台で取られていた記録も使った。 「長期のデータがあると、数十年単位の変動など、今まで知ることができなかったことがわかる」と久保田さんは言う。 古い観測記録の発掘は「データレスキュー」と呼ばれる。紙やマイクロフィルムで残る資料を「救出」し、コンピューターで扱えるようにする。 北海道・函館で公的な観測が始まったのは1872(明治5)年。気象庁は主要データを中心にデジタル化してきたが、未着手のままのものもある。 シーボルトも、幕府の天文方も 例えば、40年あまり前に「アメダス」による自動観測が始まるまで、各地にあった区内観測所の記録。役所や個人に観測を委託していた。精度に限界はあるが、気温の長期的な変化や、「100年に1度の大雨」がどれだけかをつかむのに役立つ。 探せばもっと前のデータもある… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
受験シーズン真っ盛り 「達人」が選んだ御利益がありそうな道の駅 鐘、梨、タコ…(withnews)
今季の受験シーズンが本格的に到来しました。平成にできた道の駅1146カ所を令和を前にすべて巡った「達人」、フリーライターの浅井佑一さん(49)に、受験生を後押ししてくれそうなグッズのある道の駅を紹介してもらいました。 タコ、梨、ぬいぐるみ?受験生を後押しする道の駅 願いの叶う鐘 ■鐘のなるまちちっぷべつ(北海道雨竜郡秩父別町2085)北海道開拓時代に鐘を使って時刻を知らせてきたという由来から、「鐘のなるまち」として知られるようになった秩父別町。道の駅にある記念塔の最上部に国内最大級のスイングベルを設置。鳴らす回数によって願い事が叶うという。4回で強運、5回鳴らせば大願成就! ▼▼(道の駅案内)鐘がぶら下がっているゲートをくぐって道の駅へ入ると、スイングベルの設置してある塔が目に入る。道の駅には温泉施設「秩父別温泉ちっぷ・ゆう&ゆ」を併設。日本庭園や陸上競技場もある。▲▲ 和紙の絵馬で合格祈願 ■和紙の里ひがしちちぶ(埼玉県秩父郡東秩父村大字御堂441)道の駅内に学問の神様「天満天神宮」があって、ここに絵馬をかけて願掛けをするのだが、この絵馬が和紙でできている。道の駅に和紙作り体験ができる施設があり、そこで作られたもの。1枚500円(税込)。 ▼▼(道の駅案内)東秩父村はユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」の産地。道の駅では「すき舟」を使った本格的な手すき和紙の体験が可能。ハガキ、色紙、ミニタペストリーなどさまざまなサイズが作れるほか、和紙のお土産も豊富。▲▲ 合格まちがい梨 ■あらエッサ(島根県安来市中海町118-1)学問の神様・菅原道真、生誕の地といわれる松江市の「菅原天満宮」で祈祷した梨の木を祈念樹として、栽培したものを「合格まちがい梨」として道の駅で販売。プラケース入り1個2000円、箱入り3個5000円、菅原天満宮をイメージした社付き1個10000円。すべて税込み。 ▼▼(道の駅案内)どじょう踊りで有名な安来市にある道の駅。古民家を移築したレストランや魚介類が豊富に揃った直売所などを併設している。▲▲ 次ページは:オクトパス(置くとパス) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「承認欲求は幻想です」ムスリム中田考が斬り込む、生きづらさの正体 「期待を手放す」ことで始まる人生(withnews)
「一体、誰に承認されたいんでしょう? 私は幻想だと思います」。イスラム法学者の中田考さん(59)は、大学生の頃にムスリム(イスラム教徒)となり、最前線で研究を続けてきました。「自分だけでつくったものなんて、何もない。能力も、才能も、環境も」。そう語りながら、大学を辞めた後も学生たちと勉強を続けています。神という絶対的なものを信じ、「自分ではどうしようもできない現実がある」と知ることで見える風景。独自の視点から導かれる、その強烈な主張が伝えるのは、自分や他人への期待を手放す意味でした。(withnews編集部・神戸郁人) 【写真】盛り髪、うさみみ…イスラム女子のヒジャブ(スカーフ)活用コスプレ 戒律を逆手にとったアイデア 【#カミサマに満ちたセカイ】心の隙間を満たそうと、「カミサマ」に頼る人たちは少なくありません。インターネットやSNSが発達した現代において、その定義はどう広がっているのでしょうか。カルト、スピリチュアル、アイドル……。「寄る辺なさ」を抱く人々の受け皿として機能する、様々な »宗教 »の姿に迫ります。 自分にできることと、すべきことを知る とあるアパートの一室。玄関ドアの呼び鈴を押すと、「どうぞ」と声が聞こえてきます。部屋の中で、中田さんが出迎えてくれました。 テーブルの上には、チューリップ柄のデザインが施されたカップ。黄色味の強いアラブコーヒーで満たされ、脇にロクムと呼ばれるトルコのお菓子も。ありがたいもてなしに、思わず気持ちが緩みます。 中田さんの外見といえば、胸の辺りまで伸びたあごひげに、ゆったりとした中東風の衣服をまとった姿。そのいでたちは、私(記者)の中にあったムスリムのイメージと、ぴったり一致します。 一方で「そもそもイスラム教とは何か」ということについては、断片的な知識しか持ち合わせていません。まず、その点から切り出すことにしました。 「理論的には、『(唯一神)アッラーのほかに神はない』ということが基本です。ここで言う神は、崇拝の対象になります」 「さらに(神のメッセージを受け取り、伝える)預言者ムハンマドがいる。これらを信じれば、他のことは気にしなくていい。その意味では、非常に気楽ですよ」 イスラム教と聞くと、まず戒律のことが頭に浮かびます。よく知られているのは、「一日に5回礼拝する」「豚肉やお酒を避ける」といった、聖典「クルアーン(コーラン)」に基づく義務でしょう。 入信していない私にとっては、正直なところ、やや窮屈な印象もあります。 「大半の信徒は、親や社会がイスラームだから、それにならっています。義務も考えて果たすというよりは、周りに合わせているだけ、ということが多い。慣習化されているんですね。だから取り立ててつらいわけではない」 「より本質的で重要なのは、”自分に何ができて、何ができないか”、そして”何をすべきか”について知ることです」 次ページは:聖典に従いつつ、自ら努力する大切さ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ヒジャブのこと聞かなかった店長 となりの外国人の日常、聞いてみた 「特別扱い」されないカフェバイト(withnews)
【となりの外国人】コンビニやカフェで、アルバイトしている外国人の姿を見ることは珍しくなくなりました。でも、目の前にいる外国人の店員が、なぜ日本に来たのか、どんな思いで働いているのか、知らないままでいることがほとんどです。ヒジャブ(イスラム教徒の女性が使うスカーフ)姿で、太宰治について研究しているというエジプト人留学生、サラさんは今、あこがれの「カフェバイト」に挑戦しています。ヒジャブについて一切、聞かれなかった面接。それでも外国人扱いされる時の戸惑い。「となりの外国人」に日常を聞きました。(withnews編集部記者・三宅梨紗子) 【写真】盛り髪、うさみみも…完成度に驚くイスラム女子のヒジャブ(スカーフ)活用コスプレ エジプトでは「折り紙」バイト エジプト人のサラさん(23)です。都内の大学の修士1年生。専門は日本の近現代文学で、主に太宰治について研究しているといいます。 「日本語を学び始めたのは本当にたまたまなんです(笑)」 おそらく、多くの人はサラさんの流暢な日本語に驚くはずです。そんなサラさんが日本語を学びはじめたのは「偶然」でした。 サラさんの出身地であるエジプトでは、学力によって大学の学部が決まるといいます。美術学部に進みたかったサラさんでしたが、人気の高い学部で競争率も高く、希望順位が低かった文学部に進むことになります。そして四つ年上のお姉さんが勉強していたという理由で日本語を専攻しました。 「まさか文学部になるとは……」 最初は戸惑ったそうですが、そこから約6年間も日本語・日本文学の勉強を続けることになります。 エジプトでは子どもたちに「折り紙」を教えるアルバイトをしていたというサラさん。美術大学を目指していただけあり、将来は「折り紙デザイナー」になりたかったそうです。 ▼▼国際交流基金によると、世界各地で日本語を学んでいる人の数は約400万人。このうち東南アジアと東アジアの人たちが8割余を占める。残念ながら私が担当する中東やアフリカは全体の1%に満たない。中東やアフリカが多くの日本人にとっては遠くてあまりなじみのない地域であるように、逆もそうなのかもしれない。日本から遠いが故に日本語教師の不足、教材の不足など、学習にとって不利な面があるのは確かだが、学んでいる人たちに接すると、驚くほど熱心に日本語を勉強している。――朝日新聞デジタル▲▲ 次ページは:日本語能力の需要 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース