新型コロナウイルスの感染拡大を受けた小中高校と特別支援学校への休校の要請について、麻生太郎財務相は28日の閣議後の会見で「こういう要請をして経費がかかる場合は政府が払うのは当然」と述べた。 麻生氏は「共働きの家庭などに支障が出ることは、はっきりしている。そういったものへの対応で経費がかかるということについては対応すべきだと最初から思っている」とも話した。具体的な内容は今後、各方面からの要望を受けて検討するとみられる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
飢餓状態に陥った心愛さん 母「夕食作り、止められた」
「勇一郎のやっていることは間違っていると思った」。千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(当時10)が虐待死したとされる事件の裁判員裁判が27日、千葉地裁であった。傷害致死などの罪に問われた父親の勇一郎被告(42)の妻で、心愛さんの母親(33)が証言台に立ち、虐待とされる行為を「しつけ」と主張していた被告の考えを否定した。 亡くなる直前「足がとても冷たい」 証人として出廷した母親は、心愛さんが亡くなる直前の様子について詳細を語った。 「心愛が動かない。息をしていない」 心愛さんの遺体が発見された昨年1月24日夜。浴室から「ドン」という音が1、2回聞こえた後、被告に呼ばれて母親が浴室に向かうと、心愛さんが肌着がぬれた状態で倒れていた。足に触れると「とても冷たかった」。この時、被告は心愛さんの体に湯をかけていたとしたうえで、当時の様子などから「勇一郎が水をかけたと思った」と語った。 弁護側は冒頭陳述で、被告は心愛さんが暴れていたのを落ち着かせようとシャワーをかけた、と主張している。これに対し、母親はこの日の証人尋問で、心愛さんは「疲れていて元気がなく、暴れられない状態だったと思う」と話した。 心愛さんが飢餓状態に陥った経緯についても言及した。検察側は冒頭陳述で被告が母親に指示したうえで食事を与えなかったと主張しているが、母親は被告から直接的な指示はなかったとした。 一方、検察官から心愛さんに食事を作らなかった理由を尋ねられると、「夕食を作ろうとすると勇一郎に止められるから」とし、食事を与えることが出来なかったと述べた。また被告から「まさか心愛にご飯食べさせてないよね?」と問われたとも説明。弁護側が初公判で「寝室で寝ていたため(食事をしたかどうか)認識はない」と主張した内容と食い違った。(今泉奏、福冨旅史) 「被告の監視や束縛、強くて」 「ずるい人間になってほしくない」「しつけだ」 母親の証言によると、心愛さんを長時間立たせるなどの行為を繰り返す理由を尋ねる母親に、被告はこう返したという。 裁判官から「あなたも納得する… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名古屋市、小中高の卒業式を一転実施へ 前日の方針撤回
名古屋市教育委員会は28日に記者会見を開き、すべての市立小中高校、特別支援学校、幼稚園の卒業式や卒園式について、万全の態勢をとった上で実施するように求める通知を出すことを明らかにした。河村たかし・名古屋市長は27日、安倍首相の新型コロナウイルス感染拡大防止の要請を受け、3月2日から市立小中高校などを休ませるのに伴い、卒業式や卒園式も中止すると表明しており、この方針を事実上撤回した。 記者会見に先立って、河村市長が報道陣の取材に応じ、昨日の段階では、卒業式を開催する場合は万全の対応をとるよう求める政府の文書を「知らなかった」と述べた。その上で、卒業式の開催を求める校長の声があることを踏まえ、柔軟に対応するよう市教委に指示したと明かした。 一方、市教委の担当者は記者会見で「昨日は政府の通知の時間が遅くて休業を話し合うのが精いっぱい。卒業式はそこまで詰められていない状態だった」と釈明。28日に医師資格を持つ市職員に相談し、「短時間であれば感染の危険性は低い」との意見を得て開催に踏み切ったという。 市教委によると、卒業式は予定されていた日程で実施することとし、感染者が出て休校になった場合は開催が困難なことから、各校で対応を検討するよう求める。市教委は2月25日に卒業式の感染防止対策を各校に通知。卒業証書授与は生徒の代表に限り、保護者以外の家族の出席を遠慮してもらうなど具体策を提示。学校側にはこれに沿って対応を検討するよう求める。(堀川勝元) 豊橋高校ではマスク姿の卒業式 愛知県豊橋市立豊橋高校で28日、定時制昼間部の卒業式が開かれた。来賓を減らし、参加する保護者にもマスク着用を呼びかけての式となり、卒業生の多くもマスク着用で出席した。 同市教育委員会は27日午後、市内の中学校、市立の高校、高等専修学校、特別支援学校の卒業式を縮小して実施する方針を発表。しかし、安倍首相が同日夕、全国の学校に3月2日から春休みに入るまで臨時休校を求める考えを示したことで、卒業式の実施について再検討することになった。 28日に実施された豊橋高校の卒業式は、27日に決めた方針で行われた。佐原光一市長ら来賓の出席を取りやめ、式の時間を短縮。出席した卒業生、保護者、在校生の多くもマスクをして式に臨んだ。(宮沢崇志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
舛添要一氏、秋葉賢也首相補佐官のパーティー開催に「自分のパーティーは良くて小中高は休みって…全然、政府の方針と違っている」(スポーツ報知)
元厚労相で前東京都知事の舛添要一氏が28日放送のTBS系「グッとラック!」(月~金曜・前8時)に生出演した。 番組では、秋葉賢也首相補佐官が26日夜、地元の仙台市で出版記念パーティーを開いていたことに憤慨した。秋葉氏は直前の26日昼、新型コロナウイルスによる肺炎拡大を防止するため、安倍晋三首相が全国的なイベントの自粛を要請したばかり。秋葉氏は27日、首相官邸で記者団に非公表の東北6県のウイルス検査実績を開催の根拠にしたと説明。「パーティーの中止は難しかった。規模を半分に縮小するなど、補佐官の立場だからこそ慎重に判断した」と釈明した。 こうした秋葉氏の言動に舛添氏は「基本方針でイベントは中止しなさい。その典型的な例が立食形式の会合です」と指摘し「自分のパーティーは良くて小中高は休みってのは、全然、政府の総理の方針と違っている」と憤慨していた。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
小倉智昭氏、安倍首相の臨時休校要請に「あまりにも唐突…背景に東京五輪パラリンピックがあるから…」(スポーツ報知)
28日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で、安倍晋三首相が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国の小中高校に臨時休校を呼び掛けたことを報じた。 休校要請は、3月2日から春休みまでで対象は全国でおよそ3万6000校。児童生徒の数は約1300万人となる。 小倉智昭キャスターはこうした方針に「新型コロナの感染症の方は新たな局面を迎えたわけじゃないんだと思うんですけど」と指摘した上で「安倍さんがそう言ったことで新たな局面を迎えてしまうって感じがするんです。あまりにも唐突だったんじゃないんだろうか」とコメントしていた。 一方で電話出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏に小倉氏は「背景に東京五輪パラリンピックがあるからこの時期にってなったんじゃないですか」と疑問をぶつけていた。田崎氏は今回の発表を解説したが「それにしても唐突でした」などとし小倉氏は「安倍さんが国会でも苦しい立場に置かれていたり政権基盤が脆弱になったりとかも背景にあったんじゃないですか」と指摘していた。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
パーティーは慎重に判断すべきだったと首相(共同通信)
2/28(金) 9:34配信 安倍首相は、秋葉賢也首相補佐官が26日にパーティーを開いていたことに関し、政府の新型コロナウイルス対策に触れ「基本方針の趣旨を踏まえ、開催の適否も含めて慎重に判断すべき事柄だった」と述べた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
小泉進次郎環境相、休校は「対応できない方もいる」(日刊スポーツ)
小泉進次郎環境相は28日の閣議後会見で、コロナウイルス感染拡大防止に向けて、安倍晋三首相が全国の小中高校などに3月2日からの臨時休校を要請すると表明したことについて、感想を問われて「恐らく、対応できない方も中にはいると思う」と指摘した。共働きで子育てをしている家庭は多く、「環境省だけでなく、公務員にもさまざまな思いがあると思う」との認識を示した。 首相の方針発表を受け、緊急で省内の幹部会合を開いたといい「テレワークのさらなる柔軟な対応など、3月はできることを徹底してやっていきたい」と述べ、省としても対応に追われていることをにじませた。 環境省は、桜の名所東京・新宿御苑や全国の国立公園など、多くの人が集まる場所を管轄する。進次郎氏は「(休校で)お子さんや家族連れがどこに行くか、行動が制限される中でどう対応するのか、早急に議論する必要がある」と、強調した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
高齢者は電話で薬の処方可能に(共同通信)
2/28(金) 9:28配信 加藤勝信厚生労働相は28日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスに感染すると重症化の恐れがある高齢者への対応として、医療機関に行かなくても、医師が電話で診療して普段使っている薬を処方できるようにしたと明らかにした。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
今が極めて重要な時期と首相(共同通信)
2/28(金) 9:24配信 安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた全国への一斉休校要請に関し「今がまさに感染の拡大のスピードを抑制するために、極めて重要な時期だ」と述べた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
全国一斉の休校、感染抑止効果は? 医師も見方が割れる
安倍晋三首相は27日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に全国全ての小中高校と特別支援学校について、3月2日から春休みに入るまで臨時休校するよう要請した。異例の対応は妥当なのか。感染症や疫学に詳しい医師3人に聞いた。 「感染拡大抑える効果、期待」 東京慈恵会医科大の浦島充佳教授(予防医学)は、「新型コロナウイルスの感染はインフルエンザのように学校を通じて子どもたちに広がる可能性がある。子どもが重症化しやすいというデータはないが、家庭にウイルスを持ち込み重症化しやすい高齢者に感染させるリスクがある」と指摘する。 スペイン風邪(1918~19年)の流行時、米国では学校閉鎖と集会やイベントの中止を徹底した地域では、何もしなかった地域と比べて死者数が少なかったという報告があるといい「新型コロナウイルス感染症でも、休校はイベントの中止と組み合わせることで感染拡大を抑える効果が期待できる」と話す。 「全国一律、科学的根拠乏しい」 一方、政府の専門家会議のメンバーで小児科医の岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は、新型コロナウイルスではこれまでのところ子どもの感染者がとても少なく重症者がいないことがわかっているとし、「専門家会議でも休校は諮問されず、提言もしていない」と話す。 2009年に新型インフルエンザが流行した時は、子どもの患者が多いことが予測された。高校生の患者が国内で最初に見つかった神戸市では小中高校を一斉に休校にしたことで感染を抑え流行を遅らせる効果があったという。一方、新型コロナウイルスでは感染が相次ぐ地域とそうでない地域の差が大きいことも指摘。「全国一律の休校が効果的であるとするには科学的根拠は乏しい」と話す。 また、新型コロナウイルスの致… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル