政府が育休給付金の引き上げを検討するのは、特に男性に懸念が多い収入面の手当てを厚くして育休の取得を進め、夫婦が協力して育児に携わる環境を整えるためだ。少子化の流れを早く止められなければ、国力が低下するとの強い危機感も働いている。 厚生労働省の人口動態推計で、令和元年に国内で生まれた日本人の子供の数(出生数)は86万4千人となり、過去最少を更新した。国立社会保障・人口問題研究所の長期推計では、出生数が86万人台となるのは令和3年と予測されていたため、減少ペースが2年速まり、政府に「86万ショック」と衝撃を与えた。 安倍晋三首相は少子化を「国難」と位置づけ、幼児教育・保育の無償化や待機児童の解消策など、女性の就労機会の増加に合わせ、仕事と育児が両立しやすい環境づくりを進めてきた。 それでも、少子化が改善する気配はみえない。母親に育児の負担が集中する傾向が根強いことが一因とみられ、政府関係者は「相当思い切ったことが必要だ」と話す。政府は男性の育休取得を増やして育児や家事での男女差を縮め、女性の負担軽減を急ぐ考えだ。 首相は今国会で「希望出生率1・8の実現を目指し、少子化社会対策大綱に目標実現に向けた道筋を示す」と表明した。首相の覚悟が厳しく問われている。(永原慎吾) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
名古屋で中村哲さん送る会 支援者ら「遺志継ぐ」(共同通信)
アフガニスタンで昨年12月に殺害された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の医師中村哲さんを送る会が8日、同会支部のある名古屋市で開かれた。支援者ら約600人が黙とうし「遺志を継いでいこう」と誓い合った。 支部の五井泰弘会長は、医療支援からスタートして大規模なかんがい事業まで手がけた中村さんを「彼にしかできない壮大な考え方だ」と惜しみ、事業をできるだけ継続させようと訴えた。 会の冒頭では中村さんがアフガンで2000年代から続けた用水路建設事業を映像で紹介。会場には中村さんや犠牲になった現地スタッフへの献花台も設けられた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
プラスチック汚染対策をレジ袋有料化で終わらせないために/高田秀重氏(東京農工大学大学院教授)(ビデオニュース・ドットコム)
(C) ビデオニュース・ドットコム (↑画像をクリックすると動画が再生されます。) 廃棄プラスチックによる環境汚染の深刻化を受けて、日本でもようやく2020年7月からレジ袋の有料化が義務づけられる。レジ袋に対して既に何らかの法規制を実施している国は世界127カ国にのぼることから、日本も遅ればせながらようやくその仲間入りを果たすことになるわけだが、レジ袋の消費量は年間約20万トンで日本の年間廃棄プラスチックの総量の2%程度に過ぎない。レジ袋規制は生活に馴染みのあるところに規制を入れることで、国民のプラスチック廃棄に対する意識改革を図るというシンボリックな意味合いが大きい。それを入り口に「プラスチックとは何か」をあらためて考えてみることが重要だ。 実際、プラスチックの使用量はレジ袋よりも、レジ袋の中に入る食品やその他の商品の包装容器の方が遙かに多い。特に日本は一人あたりの包装容器のプラスチック使用量がアメリカに次いで世界で二番目に多いプラスチック消費・廃棄大国だ。しかも、これまで日本を含む世界のプラスチックゴミを資源として輸入してくれていた中国が、3年前から輸入禁止に転じたが、日本はプラスチックの使用を減らすのではなく、新たなゴミの行き先をインドネシアなどに求めることで、これまで通りの大量消費・大量廃棄を続けているのが実情だ。 プラスチック汚染は、画になりやすかったりイメージしやすいなどの理由から、海洋動物の体内から発見されたレジ袋やストロー、プラスチック片などが話題になることが多い。それも大きな問題には違いないが、廃棄プラスチックの問題は実際はそれよりも遙かに根深く、また広汎に広がる深刻な問題だ。それはプラスチックと呼ばれる物質の多くが、分解されて最終的には1ミリ以下のマイクロビーズと呼ばれる状態となり生態系を循環し続けるため、われわれは今、飲料水や食品などを通じて、大量のプラスチックを体内に取り込んでいるからだ。 体内に入ったプラスチックの健康への影響については、まだわからないことも多いが、他の物質と結合しやすい性格を持つプラスチックが、人体に有害な他の物質の運搬役を果たしているとの指摘も根強い。 肉眼では見えないマイクロビーズは、フリースなどの化学繊維の衣類を一度洗濯するだけでも、相当量が排出される。実は化学繊維は洗濯をしないでも、常に一定量のマイクロプラスチックを生態系に放出し続けているのだ。自動車が道路を走ればタイヤからプラスチックが剥がれるし、横断歩道や止まれのサインなど道路に書かれた路面標示にもプラスチックが使われている。これも時間とともに剥がれ、地下水や川に流れ込んだ末、最終的には海に放出される。また、マイクロビーズは洗顔料やボディソープ、化粧品などにも広く利用されている。こうした商品を利用するだけで、プラスチックの生態系への放出に加担することになる。 1950年代から一気に普及したプラスチックだが、これまで人類が製造したプラスチックの総量は83億トンにのぼり、そのうち約63億トンが既に廃棄物として生態系に放出されているという。 世界ではレジ袋規制はもとより、包装用の発泡スチロールの使用を禁止するなど、多くの規制が実施されているが、日本はここでも大きく遅れを取っている。恐らく東京オリンピックで日本を訪れた外国人訪問客は、日本の過剰包装ぶりに驚くに違いない。日本も2018年6月には海外漂着物処理推進法を改正したほか、2019年5月にはプラスチック資源循環戦略を策定するなどして、微細なプラスチック粒子の使用規制を企業に求めているが、罰則規定がないため実効性に乏しい。 確かにプラスチックはわれわれの生活に様々な利便性と豊さをもたらしてくれたが、実際は廃プラの生態系への影響などが明らかになった今、その環境負荷の大きさが当初われわれが考えていたものよりも遙かに大きく、それをどう負担するかが問われる事態を迎えている。プラスチック汚染の実態と日本の対応などについて、環境化学が専門の高田秀重・東京農工大学大学院教授と、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。 —–高田 秀重(たかだ ひでしげ)東京農工大学大学院農学研究院環境資源科学科教授1959年東京都生まれ。82年東京都立大学理学部卒業。86年東京都立大学大学院理学研究科化学専攻博士課程中退。東京農工大学農学部助教授などを経て、2007年より現職。博士(理学)。専門は環境化学。共著に『環境汚染化学』、監修に『さよならプラスチック生活』など。—– (本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
石段におひなさまずらり 朝倉・秋月で「雛めぐり」(西日本新聞)
「筑前の小京都」と呼ばれる福岡県朝倉市の秋月地区で8日、武家屋敷などにひな人形を飾る「古都秋月 雛(ひな)めぐり」が始まった。桃の節句の3月3日まで。 【写真】秋月の紅葉スポット 見どころは、県有形文化財の「長屋門」前の石段をひな壇に見立てた21段のひな飾りで、市民から寄贈された人形約350体が並ぶ。展示は土日祝日と3月2、3日の午前10時~午後4時。飾り付けと片付けは全て人の手。雨天時は中止となるため、スタッフは日中の雨雲の行方にも神経をとがらせる。 九州では珍しい屋外展示。「多くの人に見てもらいたい。雨だけは絶対に降らないで」と担当者。 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
クルーズ船乗客「全員検査して」 日用品、薬不足も切実(共同通信)
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス集団感染は、8日も感染者が増え計64人となった。中国・武漢市で初めて邦人が死亡したこともあり、乗客からは「密閉された空間で武漢よりも感染が広まっているのでは。乗客乗員全員を検査してほしい」との声も上がった。日用品や薬も不足し、船内の生活は徐々に厳しさを増している。 取材に応じた大阪市の団体役員(64)は妻と乗船。客室でテレビを見て過ごしたり、バルコニーに出て体を動かしたりしている。LINE(ライン)で知人らと連絡を取りストレス発散しているが、妻は元気をなくしベッドに横になっていることが多いという。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画】9日の天気 – 寒さの底 今季一番の冷え込みも 新潟・長野など 山沿いは大雪注意(8日18時更新)(ウェザーマップ)
ウェザーマップ 日曜日は冷え込みが強まり、全国的に寒さの底となるでしょう。新潟県や長野県などの山沿いでは、大雪となるところもありそうです。 日曜日の朝にかけては、日本海側で広く雪が降り、特に新潟県や長野県の山沿いなど、大雪となるところがあるでしょう。日中は、北陸から北の日本海側を中心に雪が降ったり止んだりで、ふぶくところもありそうです。一方、太平洋側では広く晴れということで、気圧配置は冬型です。 等圧線が混み合っているため、冷たい風が強まるでしょう。この風とともに流れ込んでくるのが強い寒気で、一時的ではありますが、寒さが厳しくなりそうです。 予想最低気温は、札幌で-15℃。旭川では-26℃と、いずれも今シーズン一番の冷え込みとなるでしょう。 予想最高気温は、東京と大阪で8℃。全国的にも寒さの底となりそうです。(気象予報士・杉山真理) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
スタバのSAKURAシリーズ、2020年は「ミルクプリン」 2月15日から販売開始(ハフポスト日本版)
スタバの毎年恒例のSAKURAシリーズ、2020年のラインナップが発表されました。 スターバックスコーヒージャパンによると、2020年のコンセプトは、「SAKURA sparkles our Hearts. ~希望に満ち溢れるような桜の美しさが、わたしたちを心から輝かせる~」です。 2月15日から発売される第1弾のドリンクは、「さくらミルクプリンフラペチーノ」と「さくらミルクラテ」。どちらも淡いピンク色がきれいな、日本限定の商品です。 「さくらミルクプリンフラペチーノ」桜の葉のエキスでほんのりとさくら風味をつけた、滑らかでもっちりとしたミルクプリンが特長。 さくらストロベリーソースを混ぜこんだミルクベースのフラペチーノと、花びらに見立てたさっくりとした食感のあられが華やかな商品です。 Tallサイズ590円(価格はいずれも税抜)で、2月25日まで発売予定。 「さくらミルクラテ」さくらストロベリーソースと温かいミルクを組み合わせた優しい甘さの飲み物です。 Tallサイズ490円など。3月12日までの発売予定。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
”新型コロナ”宝塚歌劇や京都マラソンにも影響・・・京都市で感染確認の男性は退院(関西テレビ)
関西テレビ 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、宝塚歌劇団や京都マラソンなどにも影響が広がっています。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宝塚歌劇団では7日から、出演者が公演中に観客とハイタッチや握手をする演出を中止しました。宝塚大劇場の担当者は「当面の間、協力をお願いしたい」と話しています。 また、今月16日に開催予定の京都マラソンについて、実行委員会は中国居住のランナーに参加の自粛を求めています。大会当日は会場でマスクを配布するほか、ランナーと観客とのハイタッチの自粛も呼び掛けています。 一方、京都市は、新型コロナウイルスに感染し入院していた市内の物販店従業員の中国人男性(20代)が、8日に退院したと発表しました。男性は症状が改善し6日と7日の2回のウイルス検査でいずれも陰性で、厚生労働省の退院の基準に合致したということです。 また、男性の濃厚接触者に感染が確認された人はいないということです。 関西テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
動画解説 明日9日(日) ウェザーニュース お天気キャスター解説(ウェザーニュース)
ウェザーニュース 明日9日(日)も日本海側を中心に雪や雨の降りやすい天気が続きます。特に北日本の日本海側は雪の降り方が強まる恐れがあるため、積雪の増加にご注意ください。 関東南部は深夜から未明にかけて雪やみぞれの可能性があります。路面に雪が積もることはない見込みですが、朝はグッと冷え込んで路面が凍結する恐れがあるため、滑りやすい足元に十分ご注意ください。 また、日中、日差しの届くエリアも空気が冷たく真冬のような寒さとなりそうです。晴れても油断せず、万全の寒さ対策で日曜日のお出かけをお楽しみください。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
アレルギーある男性、不要なCT検査で死亡 病院が謝罪
栃木県壬生町の独協医大病院で、本来不要なCT検査で使われた造影剤によって、県内の男性(当時76)が重篤なアレルギー反応「アナフィラキシーショック」を起こして死亡する医療事故があったことがわかった。男性が造影剤にアレルギー反応があることは病院側も認識していたが、担当した医師が確認していなかった。病院は遺族に謝罪し、事故調査の結果をホームページで7日公表した。 病院によると、男性患者は2019年9月13日に入院し、肝細胞がんの手術を受けた。術後に胆汁が漏れる症状が出たため治療をしたが、当初予定されていた腹部のCT検査は治療が済んだため不要となったのに、医師や看護師の間で情報が共有されず、電子カルテにCT検査の予定が残されたままになっていた。 男性は治療の直後に造影剤を用いたCT検査を受け、容体が急変。同年10月28日に多臓器不全で死亡した。男性に造影剤へのアレルギー反応があることは入院直前の8月に検査をした際、判明していたという。 平田幸一院長は「取り返しのつかない重大な医療事故が発生し、心より深くおわびする」とのコメントを出した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル