子どもは家でどう過ごせばいいのか。保護者は仕事をどうすればいいのか。入試や行事は――。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相が唐突に示した小中高校と特別支援学校の休校判断。全国一律で学校の機能をストップさせようという前代未聞の事態に、学校関係者や保護者らは混乱している。 東京都立高校の校長は「急すぎる。困りました。期末試験をしなきゃ成績もつけられないし、卒業式もある」と驚く。期末試験は3月2日から始まる予定だった。感染予防のため、ラッシュ時間を避けて正午に始め、午後4時までに終わるよう時間をずらした。「あれこれ対策したのに、すべてやり直し。これまでの試験の結果で成績をつけることもできなくはないが、生徒がかわいそうだ」 都内の区立小学校の男性校長は「卒業式、修了式、入学式。春は色々と行事がある。どうなるのか」と気をもむ。「一部の小学校では、6年生が卒業式で述べる門出の言葉の練習も始まった。大事な日。みんなで送り出したいのだが……」 ■どうやって通知表渡… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
囲碁名人戦の挑戦権、一力八段がリード 無敗対決を制す
芝野虎丸名人(20)への挑戦権を争う第45期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は27日、ともにここまで無敗の一力遼八段(22)と許家元(きょ・かげん)八段(22)が対戦。一力が204手で白番中押し勝ちし、3勝0敗と星を伸ばした。敗れた許は3勝1敗と一歩後退した。 本局まで、リーグ出場9人のうち無敗はこの2人と、3期ぶりの名人復位をめざす井山裕太棋聖(30)=3勝0敗=の3人のみとなっていた。戦前から優勝候補に挙がっていたこの三者の直接対決がリーグ優勝を左右するとみられていたが、その緒戦を一力が制した。 一力の次戦は、井山。今度は3勝0敗同士の大勝負となる。敗れた許は、これで対一力戦1勝8敗に。苦手を相手に、3月の本因坊戦リーグでも同星首位で顔を合わせる。(大出公二) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報】木村王位が「順位」の差で降級 糸谷八段が勝利
第78期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦5局が27日午前9時、静岡市葵区の料亭「浮月楼(ふげつろう)」で一斉に始まった。「将棋界の一番長い日」と称され、トップ棋士たちが1日がかりで熱戦を繰り広げる。 対戦カードは、▽渡辺明三冠(8勝0敗)―三浦弘行九段(4勝4敗)▽広瀬章人八段(5勝3敗)―木村一基王位(3勝5敗)▽羽生善治九段(4勝4敗)―佐藤康光九段(4勝4敗)▽稲葉陽(あきら)八段(4勝4敗)―佐藤天彦(あまひこ)九段(3勝5敗)▽糸谷(いとだに)哲郎八段(3勝5敗)―久保利明九段(2勝6敗)。 すでにA級優勝と名人挑戦が決まっている渡辺は、第70期の羽生以来8期ぶりの全勝優勝がかかる。相手の三浦は第76期の最終戦で対戦し、渡辺が敗れてA級から陥落したという因縁の相手だ。対戦成績では渡辺の16勝8敗だが、A級では三浦が4勝3敗と勝ち越している。一方、残留争いでは、久保の降級が決まっており、佐藤天と糸谷、木村の3人に降級の可能性がある。 持ち時間は各6時間で、すべて決着がつくのは深夜になる見込み。 25:13 佐藤康光九段が勝利 拡大する勝った佐藤康光九段(右)と羽生善治九段。両者の表情からは疲労の色が見て取れた=27日、静岡市葵区、村瀬信也撮影 佐藤康光九段が、羽生善治九段に勝利。187手の大熱戦を制した。佐藤康九段は5勝4敗。羽生九段は4勝5敗で今期を終えた。 拡大する敗れた羽生善治九段=28日未明、静岡市葵区、村瀬信也撮影 23:51 糸谷八段「幸運でした」 糸谷八段―久保九段戦は午後11時51分、久保九段が投了(負けの意思表示)。糸谷八段が119手で勝ち、今期A級の成績を4勝5敗として、自力で残留を決めた。この結果、残る一つの降級枠は木村王位と決まった。 勝った糸谷八段は、本局を振り返って、「あんまり、やってない将棋なので、ちょっと、こわかったんですけど。桂を取ったあたりは少し有望かなと思っていたんですけど。その後、全然分からなくなってしまって。最後は、歩を打つ(101手目▲6二歩~103手目▲5二歩)のでは負けにしたかな、と思ったんですけど。ただ、(自玉の)寄り方がよく分からなかったので。実戦は幸運でした」と話した。本局を制した糸谷八段は、自力で残留を決めたが、今期A級を振り返って、「苦しいスタートで、途中で勝てたんですけど、逆転負けもあったので、そのあたりを来期は頑張りたいと思います」と話した。 記者から「佐藤天彦九段も、木村さんも勝たれてたんで……」と言われると、「そうだったんですか」と糸谷八段は思わず苦笑い。「それは……。じゃあ、負けたら落ち(=降級)だったんですね」と漏らし、「まあ、負けたら、普通は落ちるものなので。そう思って、やってました」と語った。 敗れた久保九段は本局を振り返って、「やりたい課題の局面だったので、やってみようと思ったんですけど。その瞬間、難しいというか、悪くしたかなと思ったんですけど。やってるうちに、結構、大変かな、と。途中、終盤は、もう、ちょっと、よく分からなかったですね」と述べた。今期A級については「また来期、頑張りたいと思います」と答えた。(佐藤圭司) [embedded content] からくもA級残留、対局直後の糸谷八段が語る=高津祐典撮影 木村王位「つらいですけど、また頑張りたい」 糸谷哲郎八段―久保利明九段戦が終わった時、木村一基王位は既に自室に戻っていた。電話をかけることがはばかられたため、記者は「コメントなしでも結構です」と断りながら木村にメールを送った。すると、木村から電話があり、コメントをしてくれた。 「精いっぱいやったので仕方な… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新潟の女性殺害容疑者、当日近所で食事か 本人は否認
2014年に新潟県新発田市内で会社員女性(当時20)を殺害したなどの疑いで26日逮捕された喜納尚吾容疑者(36)=別の強姦(ごうかん)致死罪などで無期懲役の判決が確定=が、事件当日の未明、女性宅近くの飲食店で食事をしていたことが捜査関係者への取材で分かった。県警は、店を出た後に出勤途中の女性を襲ったとみて調べている。 喜納容疑者の逮捕容疑は14年1月15日未明、女性の軽乗用車に乗り込み、強姦しようとしてけがをさせた上、殺害したというもの。県警は27日、喜納容疑者を送検した。 捜査関係者によると、喜納容疑者は1月15日未明、女性宅近くで同僚と食事後、「コンビニに行く」と言って別れていた。また女性は当日、午前5時からの勤務にあわせて同4時すぎに家を出たとみられるという。女性は勤務先に現れていないことから、県警は女性が自宅を出た後に被害にあったとみている。 一方、27日に接見した弁護士によると、喜納容疑者は今回の逮捕容疑の全てについて「身に覚えがない」と否認。女性との接触自体を否定しているという。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北6県の訪日宿泊155万人 19年、目標前倒し達成(共同通信)
2019年に東北6県のホテルや旅館に泊まった外国人が延べ155万8千人だったことが、27日分かった。東日本大震災からの観光面での復興に向け、政府は20年に年間150万人とする目標を掲げているが、前倒しで達成した。震災前の水準と比べても3倍超となった。 県別の内訳は、宮城51万2千人、青森31万6千人、岩手28万7千人、福島16万7千人、山形16万6千人、秋田10万9千人。全国的な訪日客増を追い風に、豊かな自然や食材、日本らしさを色濃く残す伝統文化などを生かした旅客誘致が実を結んだ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ウイルス検査9回目で陽性 中国・四川省の女性(共同通信)
【北京共同】中国四川省資陽市当局は27日までに、7日に症状が出た女性(56)が8回続けて新型コロナウイルスの検査を受けたが陰性で、9回目に陽性となった症例があると明らかにした。中国メディアが報じた。 女性は市外から1月に戻り、2月7日に呼吸器の症状が出たため最初の検査を受けたが陰性だった。15日には血液検査で新型コロナウイルスへの抗体が検出されたが、その後もウイルス検査では陰性が続き、24日に陽性となった。現在も入院して治療しているという。 一方、四川省当局は27日、新型肺炎の「第1波の流行は基本的に終息した」との認識を示した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪の男性殺害 容疑者は前日に解雇(産経新聞)
大阪府高槻市の運送会社で27日午後、男性が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された男は現場となった運送会社に勤務していたが飲酒のトラブルなどが続き、事件前日に解雇されていたことが27日分かった。被害者とも面識はあり、大阪府警は詳しい動機などを調べる。 府警捜査1課によると、逮捕されたのは同府摂津市三島、無職、松井保容疑者(34)を逮捕した。逮捕前には「殺すつもりはなかった」などと話していたという。 同課によると、松井容疑者は犯行後、自身のワゴン車で逃走したが、27日午後5時10分ごろ、現場から約240キロ離れた広島県警三原署(広島県三原市)に出頭した。 逮捕容疑は同日午後0時45分ごろ、運送会社敷地内で、同府茨木市白川の脇坂勇樹さん(40)の胸を包丁で複数回突き刺し、殺害したとしている。 松井容疑者は同社の事務所に入り、1人でいた脇坂さんを外に引きずり出し、持ってきた包丁で刺したという。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
政府の自粛要請当日にパーティー開催 「批判されるのは心外」秋葉首相補佐官の発言詳報(産経新聞)
自民党の秋葉賢也首相補佐官は26日夜、地元の仙台市で政治資金パーティーを開いた。安倍晋三首相が肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大防止のため全国的なイベントの自粛を要請した直後だった。秋葉氏は27日、「幸いにして東北地方は患者の発生がなく、検査態勢に余裕があると確認した」と述べ、問題がなかったとの認識を示した。報道陣に語った詳細は次の通り。 ◇ 「安倍晋三首相が国民に対して3月15日までイベントの自粛を要請したのは昨日(2月26日)の午後で、私のパーティーは夕方に予定されていた。物理的に中止という選択肢は難しかった。(首相補佐官は)危機管理をしていく立場にいるので当然延期も含めて事務所と検討した」 「しかし、幸いなことに宮城県を含め東北地方は6県とも感染者が出ていない。ただ、出ていなくてもこれから出るリスクがあるので、宮城県の2カ所でやっている(新型コロナウイルスの)PCR検査の需要はどれくらいあるのかということも踏まえたら、能力に対して大きな実績はなかった。今後のリスクについても極めて低いということが予想されたので、例年の半分の1時間強で切り上げた」 「無頓着に能天気に開催したのではなく、いたるところにアルコール消毒液を置いて、当然、感染者が出たらその時点で延期すると決めて事務所にも指示していた。政府は一律に自粛をお願いするつもりはなく、主催者で考えてくれというのが公式的な立場。だから私も自分のパーティーを予定通りやるかどうか慎重に判断した。幸いにして東北6県は、まだ感染者も出てない。実際に県内におけるPCR検査が1日どのくらい行われているのか踏まえると、思った以上にほとんど検査に回されているものがなかった」 「パーティー当日のタイミングで政府が自粛要請したものだから、補佐官という自粛をお願いしなきゃいけない立場でいいのかと批判になっている。何度も言うが、当日のパーティーだった。延期も検討した。あらゆるリスク分析をした上で、東北6県では幸いにして感染者はいない。これから起こるリスクはPCR検査の件数がどうなのか全部調べた上でトータルで判断した」 「首相の自粛要請がなくても1時間で終わらせようと決めた上でやっている。万全を期して。それをベテラン議員の『首相補佐官の立場なのに』とか『リスク管理がない。軽率だ』とかのコメントが出ていたが、はっきり言って心外。どの国会議員以上にもリスク管理して、やった」 「こんなことは言いたくないが、今日もパーティーをやっている議員もいるし、昨日は同じ地元の小野寺五典衆院議員が感染者の出ている東京でやっている。私が補佐官という肩書だから私だけ着目されるのはどうかなと。補佐官という立場だからこそ慎重に開催の是非を判断した。各社の取材を無視していたら、事実と異なることが書かれているので、真実をお話しすることにした」 --政府が集団感染のリスクがあるとする立食形式で行ったことについては 「(見解が出されたのは)当日の話だから。準備も全部そろっている段階で、早めに切り上げるために1時間で終わらせた。十分配慮しているからということ」 --小野寺氏は立食形式からセミナー形式に切り替えたというが 「私も中身を例年とはまるっきり変えている。例年は2時間やっていたのを1時間で切り上げた。リスクを少しでも減らすために。そもそも東京と仙台を同じように論じるのはおかしい。仙台は感染者が出ていない。(マスコミの)皆さんが面白おかしく感染者が出ていなければいいのかと書くから、それに加えて調べた。(検査の)件数は公表していないので申し上げられないが、上限に対して宮城県は1割未満だった。それが開催の決め手になった。それを正しく報じてもらわないと。感染者がいる東京と違う」 --ビュッフェ形式だったのか 「当日のパーティーだったので、準備してあるものに切り替えられなかった。形式がうんぬんという問題ではない。ビュッフェだからうつる、弁当ならうつらないというデータがあるのか。大事なのは感染者がいるかどうか。東京のように感染者がいるところでやるのと、宮城県のように幸い感染者がいないところでやるのと同じなのか。形式は問題ではない」 --問題なかったという認識でいいか 「問題なかったという意味が分からないし、十分リスク管理をして実施した。もう一度言うが、政府の公式な立場というのは一律の自粛要請はしないというのが昨日の午後までの政府の立場だった。ただ、首相が昨日午後、初めて3月15日までの自粛を要請した。私はその日の夕方にパーティーが組まれていたので」 --人気音楽グループのライブは当日キャンセルになったが 「同じ環境でとらえないでほしい。宮城県は感染者が出ていない。これから出るリスクも、今まで何件検査がやられているのかということも踏まえて判断した」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
福岡市議会が3月9日まで休会 審議を一部短縮、新型肺炎へ対応(西日本新聞)
福岡市議会が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため開会中の定例会を3月2日から9日まで休会し、審議を一部短縮することが分かった。総額8875億円の2020年度一般会計当初予算案を審議する重要な議会だが、早期収束に向けて公共施設の休館や催しの自粛が広がっており、市議会も対応が必要と判断した。今月28日の議会運営委員会で決定する。 【写真】「健康ならマスクをつけないで」と呼び掛ける海外の新聞広告 定例会は今月17日に開会し、当初、3月2日からの代表質疑で20年度予算などの審議に入る予定だったが、10日に延期。25日の閉会日は変更せず、本会議や条例予算特別委員会の日程を一部短縮する。 福岡市では今月20日、九州初の感染を確認。保健福祉局などが現場対応に追われていることも考慮した。 市議会は、福岡沖地震が発生した05年の3月定例会でも日程を短縮した。(泉修平) 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
市尼崎高水泳部でいじめか 女子生徒、2カ月不登校(共同通信)
兵庫県尼崎市の市立尼崎高の水泳部に所属する2年生の女子生徒(17)が他の部員数人によるいじめ被害を訴え、2カ月以上、不登校になっていることが27日、関係者への取材で分かった。市教育委員会は、いじめ防止対策推進法の「重大事態」と認定し、調査を進めている。 女子生徒側の関係者によると、昨年夏ごろから仲間外れにされるなどいじめを受けた。女子生徒は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、退学を検討している。 関係者は「昨年11月に副顧問に相談したが、加害者側の『いじめていない』という主張を信じて詳しい調査をしてくれなかった」としている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース