新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクをめぐる日本の状況は一変した。大手小売店で続く品薄、国内メーカーの増産、中国の大量生産と原料不足……。販売の現場で、いま何が起きているのか。最前線に立つ、輸入卸業を営む40代の中国人男性は「この1カ月で500万枚を売りさばいた」と語り、業界の事情を明かした。 「誰も不当にもうけていない」 ――ドラッグストアやコンビニ、スーパーではマスクは品薄が続いています。その一方でタピオカドリンクの店など、まったく関係のないところで取り扱っているのはなぜですか? 拡大するマスクはタピオカ店でも見かけた。あまり目立たないせいか、店の前で立ち止まる人は少なかった=2020年4月27日午後、東京都新宿区、江口英佑撮影 「簡単に言うと、在日中国人の間で(マスク販売が)はやっているんです。もともと他の商売をやっていた人もいるし、私のように以前から中国との間で輸入卸業をやっていた人もいます。例えば飲食業をやっていた人は、本業を休業しています。仕事はないが、時間はある状態です。3月末から4月初めごろに、『あいつはマスクの輸入を商売にして、うまくいっているらしい』といううわさが在日中国人の間で一気に広がりました。それでみんな始めたんです」 ――どうやって仕入れているんですか? 「人それぞれですが、私の場合、仕入れは中国にいる知り合いに頼んだり、最近は現地の工場と直接やりとりしたりしています。中国のSNS『微信(ウィーチャット)』でのやりとりが多いです」 「既に報道されているとおり、… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡市で1人死亡、2人が感染(共同通信)
4/30(木) 19:17配信 福岡市は30日、新型コロナウイルスに感染した80代女性が死亡し、新たに2人の感染を確認したと発表した。同日の福岡県判明は計3人。また、29日発表の感染者1人が県の発表と重複し、確認数を訂正。県内の感染者は計640人となった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「町医者の役割高まるが…」新型コロナ患者を診察した開業医の苦悩(産経新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大に終息の兆しが見えず、治療の最前線に立つ大型病院で病床不足などの懸念が深まる中、地域診療を担う開業医らもPCR検査実施への協力を求められている。3月に新型コロナの感染者を診察した経験のある大阪府内の50代男性開業医が産経新聞の取材に応じ、今後は検査への協力など開業医らの役割が高まるとの認識を示す一方、「スタッフには強制できない」という苦しい胸の内を語った。(小泉一敏) 3月上旬、開業医の元に60代男性と50代女性の夫婦が診察に訪れた。男性は1週間高熱が続いていため、新型コロナ感染を疑ってレントゲン撮影をしたところ、肺炎の症状が確認された。すぐに保健所に連絡したが、返事は「インフルエンザの検査をしてほしい」だった。「ええっと思ったが、結果は陰性だった」 男性の容体は院内に滞在していた約1時間半の間にも目に見えて悪化していった。「顔も真っ青で呼吸困難の状態になって驚いた」。女性はほぼ無症状だったが、その後の検査で夫婦ともに陽性と確認。男性は1カ月、女性は2週間の入院を経て回復したという。 感染者が増加し、治療の最前線となっている地域の中核病院への負担が高まる中、保健所などから開業医にもPCR検査実施の協力要請が来ているという。 開業医のもとには現在も、「子供が37・3度の熱が続いているが、保健所が検査をしてくれない」などの相談が毎日寄せられており、検査の重要性は認識している。「現実的に検査を広く行い現状を把握して、今後の戦略や医療計画を立てるべきだ」とした上で、「求められれば、医師として協力したい」と述べた。 ただ、防護服や、検査後に院内を消毒するためのアルコールなど、必要最低限の物資の備蓄に余裕があるわけではない。また、医療関係者への風評被害といった懸念もあり、「私はいとわないが、家族もある職員に協力を求めるのは正直難しい」と明かす。 各地の病院では院内感染が広がるケースもある。「いったん院内感染が起きると医師がいなくなるため、私たちのような町医者の役割が高まる。ただ、現状で治療にあたるのは、丸腰で戦場にいるようなものだ」と強調した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「収束は越年の可能性」「使命感で戦う」新型コロナ最前線の病院長が語る現状と課題(産経新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大に収束の兆しは見えず、医療従事者らは危機感を募らせている。西日本唯一の特定感染症指定医療機関で、早期から新型コロナ感染者の治療にあたってきた「りんくう総合医療センター」(大阪府泉佐野市)の山下静也院長が産経新聞のインタビューに応じ、「収束は越年の可能性もある」との見解を示した上で、ウイルスと最前線で戦う現状と課題について語った。(江森梓) 「いつ重症者が運ばれてくるか分からず、何が起こるか分からない。現場はもう限界に近付いている」 センターでは人工呼吸管理が必要な重症患者と酸素投与が必要な中等症の患者を受け入れており、現在は感染症担当の医師3人と救命救急の医師19人、さらに55人の看護師で対応にあたっている。 これまでの治療で、比較的症状が軽くても数時間で急変する感染者がいることが分かった。感染防止にも細心の注意が必要だ。知識と経験が求められ、誰もが応援に入れるわけではない。その結果、担当者一人ひとりの夜勤回数は増え、精神的な負担も大きく現場が疲弊しているのが実情という。 そうした中で、現場の医療従事者らを動かしているのは責任感と使命感だ。「患者さんを一人でも多く助けられるように、病院一丸となって見えぬ難敵と戦っている」と話す。 □ □ 関西国際空港の対岸にあるセンターは、2月ごろから感染が疑われる渡航者を診察するなど水際対策を請け負ってきた。最初に患者を受け入れたのは3月初めだが、当時世間ではまだ感染拡大に対し楽観する風潮があった。 ただ、エボラ出血熱や新型インフルエンザなどの感染症患者を受け入れた経験と、強い感染力を持つとされた中国・武漢市内の情報をあわせ、「これはただごとではなくなる」という予感はすでにあったという。 結果、感染は世界中に広がり、日本でも政府が緊急事態宣言を発令。センターは感染者対応のため、急を要さない手術の多くを延期し、高度な医療技術が求められる重症・重篤患者以外の救急診療を制限した。 宣言から3週間あまり。府内の感染者の増加は緩やかになりつつあるが、「緊張感は解けない」と強調する。一時的に拡大が抑えられたように見えても、無症状の感染者はおり、そこから再び広がる可能性は十分に考えられるからだ。「収束まで年内いっぱいかかるのではないか。長引けば年を越す可能性もある」とも話す。 □ □ 長期戦も視野に入るが、課題は多い。センターでは医療用ガウンやマスクなどの物資は底をつきかけ、フェースシールドは不足しているため手作りしたり市販のゴーグルで代替したりしている。「医療物資は、コロナと戦うための道具。なくなれば院内感染が起きてしまう」 また、肺炎の影が確認されても、国の基準を満たさず、すぐに検査を受けられない「肺炎難民」も多数いるほか、治療効果が期待されている抗インフルエンザ薬「アビガン」にしても、治験段階のため投与できる患者が限られている。 山積する課題についてこう警鐘を鳴らす。「医療崩壊はとっくに始まっている。国は手だてを早急に進める必要がある」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
新型コロナ対策の補正予算成立 一律10万円給付、早期執行課題(共同通信)
新型コロナウイルスの感染拡大に対応する2020年度補正予算は、30日の参院本会議で可決、成立した。緊急経済対策として全国民への一律10万円を給付する費用が盛り込まれ、一般会計総額は補正予算として過去最大の25兆6914億円。 【申請書画像】10万円、申請方法は 給付を巡る混乱から、成立は当初の想定から1週間近く遅れた。支援を待つ個人や企業を支えるための対策の早期執行が課題だ。 財源は全額を国債の発行で賄う。与野党からは、対応が不十分だとして、第2次補正予算案の編成を求める声が早くも強まっており、政府は厳しい財政運営を迫られそうだ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナ疲れの心にしみる「ダ名言」とは?くりぃむしちゅーの付き人芸人が披露!(CBCテレビ)
お笑い芸人・浜ロンの書籍「ダ名言」(主婦の友社)が、コロナ疲れの心にしみる本として番組で紹介された。浜ロンは、事務所の先輩くりぃむしちゅー上田晋也さんの運転手を務めながら、数々のネタ番組に精力的に出演。 「ダ名言」とは、浜ロンが自分の人生に関する考え方や幸せについてつぶやいた名言(?)集。上田さんから「〇〇芸人という、自分の名刺になるような芸風を作れ」と言われたことが誕生のきっかけで、2016年からほぼ毎日ツイッターで発信。ツイッターは現在約1.2万人のフォロワーがいるという。MCの石井アナウンサーは「私も読みました。確かに心が軽くなりました!」と同書を絶賛。番組では浜ロンが電話出演し、「『逃げる』って選択肢にそんなに引かないでください。ドラクエにもありますよ」「美しい風景とは、何の問題もない日々があって、初めてそう見えますよ」など代表的なダ名言を取り上げながら、言葉に込めた思いを語った。 石井アナが「今のコロナ疲れにぴったりでは」と取り上げた言葉は、「幸せのラインを下げれば、1秒後でも幸せになれます」。浜ロンは「自分の幸せのラインを他人と比べて引いていないか。上に、上にではなく、幸せのラインを下げてよく考えてみてほしい。」 自宅待機の心の持ち方について、浜ロンは、「冷暖房やゲームがある環境で過ごしているだけで、家でゴロゴロしているだけで、社会に貢献できるわけですから。そんなに難しいことではない」と回答。石井アナは「そうですね。家でゴロゴロしているだけで!」と笑顔を見せた。番組コメンテーターの友近さんも「今、3食を家で作っているが、こういう生活は芸人になって初めて。当たり前のこと、生活をしているということに、改めて気付けた」と納得の表情。友近さんの気に入ったダ名言は「諦めたら楽でした」。「私は諦めたら終わりという思いで、いつも必死でやっていたから、なるほどと思った。『なるようになる』という気持ちでいこうと思いました」と話す。浜ロンが「諦めることは悪ではない。自分にできることと、できないことをはっきり認識する。できないことをしっかり諦めた先に、また違う見方があると思っています」と説明すると、石井アナは「もの凄い偉人に言われるより、浜ロンのような芸人さんが言ってくれるのが今はうれしい」と語った。 最後に紹介した言葉は「『何もやりたくない』が『いちばんやりたいこと』な時って多々ありますよね」。浜ロンは「やりたいことはアクティブに感じますが、動かないことも自分の意思で決めた行動です。疲れた時は一旦、行動をやめて、次にやりたいことができた時のために取っておくという考え方もいいのではと思います」と呼び掛けた。石井アナは「しみ渡りましたね。本当に心が軽くなります」と深くうなずいた。(4月28日(火)放送 CBCテレビ「ゴゴスマ」より) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「国からの調整で外れた施設」に人の流れ 東京都医師会会長「休業要請すべき」(THE PAGE)
東京都医師会の尾崎治夫会長は30日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都が自粛要請の対象に含もうとした施設の一部が国から「調整が入って」対象外となったことを明かした。 尾崎会長は「当初東京では、色々なものを含めて止めよう、休業要請しようということをやっていた。それが、国に『ちょっと東京でそこまではやりすぎじゃないか』ということで調整が入っていくつかのところが外れた」と説明。そして、外れたところには「いま、流れとして色んな方が行っている施設がかなり多く含まれている」と述べた。 尾崎会長はこれを問題視しており、「もう一度東京としては休業要請するような形に持っていくべきではないかと思っている」と語った。 具体的な業種については「いろいろと影響があるので控えさせていただきたい」とした。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
我が輩は住職の猫である 名は小雪と申します
住職が猫。そんなお寺が京都にあると耳にした。和歌山の「猫駅長」は知っているが……。 「まだまだ勝手に関西遺産」 拡大する猫猫寺(にゃんにゃんじ)の猫住職・小雪ちゃん。座布団の上でくつろぐ姿が訪れる人たちを和ませる=2020年4月10日午前、京都市左京区、筋野健太撮影 京都市左京区八瀬(やせ)。地下鉄・国際会館駅からバスで約10分、のどかな所に寺はあった。見た目は普通の古民家だが、玄関には「招喜猫宗総本山 猫猫寺(にゃんにゃんじ)」との看板が。建物正面に立って見える絵馬とふすま絵には猫が描かれ、正面出入り口近くの置物も「招き猫」と猫づくしだった。 「寺院型テーマパークなんです。本堂のほかにギャラリー、雑貨ショップ、カフェがあります」。代表の加悦(かや)徹さん(51)が教えてくれた。寺は2016年9月22日に建立した。22日は「にゃんにゃん」の語呂合わせ。拝観は無料。加悦さん一家は普段ここに住んでいる。 拡大する絵馬、ふすま絵、招き猫の置物。猫猫寺(にゃんにゃんじ)は入り口から猫づくしだ=2020年4月10日午前、京都市左京区、筋野健太撮影 ■… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
競技かるたの全国大会、初の中止 「全国的な移動伴う」
「かるたの甲子園」とも呼ばれ、大津市の近江神宮などで毎夏開かれる「小倉百人一首競技かるた全国高校選手権大会」(全日本かるた協会などの主催)が、今年は新型コロナウイルスの影響で中止される。主管の日本高校かるた連盟(大津市)が29日、発表した。中止は42回目で初めて。 「かるたの聖地」とされる会場で7月24~26日に団体戦や個人戦を予定し、個人戦は2800人の参加を想定していた。連盟は「感染拡大で予選の実施が難しい。大会は生徒らの全国的な移動を伴うため安全を最優先にした」と説明した。 第1回大会(8校参加の団体戦)は1979年。映画化された漫画「ちはやふる」の影響もあって競技人口が増え、昨年の団体戦は、386校参加の予選を勝ち抜いた46都道府県(高知以外)代表の61校が出場。個人戦には2337人が参加した。 連盟の増田勝治会長は「情熱を傾けて練習を重ねていた生徒のみなさんの成果を発表する大会を実施できず、大変申し訳ありません」とコメントを出した。(筒井次郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
息子の自殺、教頭が「突然死にできる」 裏紙にメモした
高校生自殺、声上げた遺族の3年(中) 違和感の始まりは2017年4月、「突然死」という言葉だった。長崎市の海星高校に通う高校2年、16歳だった次男が自殺して1週間後、父親(52)は高校の教頭から電話を受けた。次男の死を他の生徒や保護者にどう説明するかを話す中で、教頭は「突然死にできる」という趣旨の発言をしたという。父親は、通話しながら手元にたぐり寄せたチラシの裏紙に「突然死」の3文字を走り書きした。 翌日のやりとりでは、「転校」という言葉も出た。両親は「ことを小さく小さくしよう」という学校側の姿勢だと受け取った。母親(48)はノートパソコンで「記録簿」を作り、出来事ややりとりを逐一記した。 自殺から3年。声を届けようと闘った遺族に、話を聞いた。 男子生徒の死から4月20日で3年。いじめと自殺の因果関係を、学校はいまだ認めない。生徒が秘めたままだった声を探り、届けようとあがいてきた遺族の3年間をたどった。 両親ら遺族の求めに応じて、学校側はその後、自殺の原因調査のため第三者委員会を設置した。弁護士や臨床心理士、校長経験者ら5人の委員は、1年4カ月をかけて生徒延べ70人、次男の担任を含む学校側の約30人にアンケートやヒアリングを実施、36回の協議を重ね、18年11月に64ページの報告書をまとめた。 報告書では、次男が中高一貫校の中学3年時から、おなかの音をからかわれるなどのいじめを受けたのが自殺の主因だと認定。「教師の理不尽な指導」や「学習に対する悩み」が重なったとも指摘した。 次男の自殺後すぐに理事長や学… 月980円で有料会員限定記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル