全日空が5月から、女性の客室乗務員(CA)と地上職員の靴の社内規定を見直したことがわかった。これまでは「幅・高さともに3~5センチ程度」のヒールのあるパンプス(足の甲があいた靴)を着用するルールだったが、ヒールの高さを「5センチ程度以下」に変え、下限をなくした。 全日空によると、利用者からの意見も踏まえ、従業員の働きやすい環境づくりに取り組むために変更したという。一方で、「フォーマルさや制服とのバランスの観点」(広報担当者)を理由に、パンプス指定や「色は黒で、プレーンなデザイン」という指定はそのまま残す。同社では、男性のCAや地上職員にも、黒で無地、装飾がない革靴の着用を求める規定があるという。 職場でのパンプス着用強制をめぐっては、撤廃を求める「#KuToo」運動が広がっている。航空業界では日本航空が4月から、ヒールの高さを「3~4センチ」としていた女性CAの靴の規定を「0~4センチ」に見直した。パンプス指定も撤廃し、ローファーなども履けるようにした。(贄川俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
保護観察中の男が逃走、所在不明に 法務省の建物から
東京保護観察所(東京都千代田区)は9日、窃盗罪で服役中に仮釈放となり、保護観察中だった男(34)が逃走し、行方が分からなくなっていると発表した。逃走した経緯など「詳細は調査中」としている。 同保護観察所によると、男は窃盗罪で懲役1年2カ月の実刑判決を受けて刑務所に服役。仮釈放された今年1月22日から保護観察となったが、2月上旬ごろに所在がわからなくなった。保護観察は残り10日ほどで終わる予定だった。 仮釈放はいったん停止されたが、その後、所在が判明して連絡がとれたため、5月8日に東京・霞が関の法務省と同じ建物内にある同保護観察所で職員が面会。再び仮釈放の状態になった。だが、その際、男が部屋から逃走し、再び行方が分からなくなった。 男は身長が170センチ超でやせ形という。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
PCR、不安高まるなか目安緩和 希望者増へ体制整備は
新型コロナウイルスの検査拡大の遅れに不信感が高まるなか、PCR検査につながる相談の目安が8日、変更された。37・5度以上の発熱などの条件がなくなり、検査を希望する人は増えることが予測される。速やかに検査を受けられる体制づくりが急がれる。 保健所「国の目安、防波堤の役割果たしていた」 発熱などの症状が出て感染を疑う人が出た場合、保健所などの帰国者・接触者相談センターが相談窓口となってきた。受診の目安は、検査するかどうかを判断する専用の帰国者・接触者外来を紹介するかどうかの判断にも使われてきた。 北日本のある保健所には検査を希望する相談が、電話で続々と寄せられている。中には不安だから、と検査を求める人もいたという。担当者は国の目安が必要性の根拠になり、「一定の防波堤の役割を果たしていた」と明かす。 東海地方の保健所長は「患者数がそれほど増えなかったので、問題なく運用できていた」と言う。一方で、感染者が急増した都市部について、「保健所の本来の役割は、感染拡大を防ぐこと。そのため、感染経路が追える人の調査や検査を優先し、目安を厳格に運用せざるをえなかった面があるのではないか」とみる。 「当初は、重症化しそうな人を中心に検査につなげてきた」と東京都内の保健所の担当者は話す。対象を絞ってきた背景には、望む人が殺到して現場が混乱することを防ぐ意識があったとされる。 保健所の新型コロナ関連業務は、患者が判明した後に届け出を受けて調査する結核などこれまでの感染症対応と違い、電話相談や検査の可否の判断の段階から関わる。医師との調整、PCR検査の検体採取など多岐にわたり、「大きな負担となっている」と全国保健所長会の内田勝彦会長はいう。 保健所を介さずに、かかりつけ医が必要かどうかを判断し、検査を受けられる体制の整備も進みつつある。だが受診の目安の変更で、検査を希望する人は増えることが予想される。東京都内の保健所の担当者は「十分な受け入れ態勢を整えなければならない。病床や療養施設も必要で、国は全体のバランスを考えるべきだ」と訴える。 感染症に詳しい水野泰孝・グローバルヘルスケアクリニック院長も、「対象が広がっても速やかに受診できる環境が整っていなければ患者の不安は高まる。地域の医療機関全体で充実させる必要がある」と話す。(松浦祐子、荻原千明、月舘彩子) ■感染した男性「何も打つ手ない… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【新型コロナ】ペットへの感染 注意事項発信を 自民・どうぶつ愛護議連(カナロコ by 神奈川新聞)
自民党どうぶつ愛護議連は8日、新型コロナウイルス感染拡大に伴うペットへの対応推進を求める決議文を小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)に手渡した。ペットへの感染に対する正確な情報の収集・周知のほか、飼い主が感染した場合の注意事項などの発信を要望。営業自粛中のペットショップなどで不衛生な飼育が行われないよう、都道府県と連携した指導監督も求めた。 会見した議連事務局長の三原じゅん子氏(参院神奈川選挙区)は、国の方針では軽症者や無症状の人の療養先は宿泊施設を基本とする一方で、ペットの飼育を理由に自宅での療養を希望する人が多いと指摘。「飼い主はペットの預かり先をあらかじめ検討し、環境省は相談の窓口を明確にしてほしい」と訴えた。 ペットへの感染について、厚生労働省は海外で疑われる事例があるとしつつ、「現時点で動物での感染事例はわずかな数に限られている」としている。 神奈川新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
日本棋院、第75期本因坊戦第1局、第2局を延期(日刊スポーツ)
日本棋院は8日、第75期本因坊戦挑戦手合第1局(5月12~13日、群馬県高崎市「旧井上房一郎邸)、第2局(5月25~26日、秋田県能代市「旧料亭金勇」)を延期すると、発表した。緊急事態宣言が延長されたことを踏まえたもの。 第3局(6月2~3日、甲府市「常磐ホテル」を第1局として実施する。延期対局の日程、場所は未定だ。 なお、今後の情勢の変化によって、第3局以降についても日程が変更となる可能性があるとしている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
神奈川県で7人感染確認、横浜や川崎で3人死亡
新型コロナウイルスをめぐり、神奈川県内では8日、新たに7人の感染と3人の死亡が発表された。県内で発表された感染者は累計1150人、死者は50人(朝日新聞集計)になった。感染者の内訳は横浜市2人、川崎市3人、相模原市1人、平塚市1人。 横浜市では、聖マリアンナ医科大横浜市西部病院に入院歴がある60代男性が死亡した。同病院でのコロナ関連の死者は8人目。 川崎市川崎区の川崎協同病院に入院していた70代女性も死亡。同病院での死者は3人になった。 また、横浜市のケアハウスに入所していた90代女性が死亡した。このケアハウスでは職員3人、入所者2人が感染していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ゴルゴ13が休載、52年の歴史で初 作画過程「3密」
漫画誌「ビッグコミック」(小学館)で連載中のさいとう・たかをさんの人気劇画「ゴルゴ13」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、連載52年の歴史で初めて休載することがわかった。9日発売号の掲載分を最後に「当面の間」(同編集部)休載する。 制作が10人超のスタッフによる分業制で、スタッフの感染リスクや、長時間の密集環境で原稿用紙に直接執筆するなど「3密」の作画過程を維持することは困難と判断した。編集部は「今後も読者の皆様に『ゴルゴ13』をお届けし続けていくためには、スタッフの存在が不可欠であり、そのスタッフの安全を考慮した決断」としている。ゴルゴ13は、1968年11月から連載を開始。国籍不明のA級スナイパー、デューク東郷が主人公の劇画で、根強い人気を誇る。単行本など関連書籍の総発行部数は2億部を超えるという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内の死者600人超える 感染確認は新たに90人
新型コロナウイルスの感染者は8日、午後9時時点で90人が新たに確認され、国内の感染者は計1万5676人となった。死者は16人増え、606人となった。 東京都では新たに39人の感染が確認され、3日連続で50人を下回った。新たな感染者には山田記念病院(墨田区)の医療従事者5人が含まれているという。都内の死者は11人で、このうち3人が集団感染が起きた永寿総合病院(台東区)の入院患者だった。これで亡くなった同病院の患者は、少なくとも40人となった。 大阪府では10人の感染が新たにわかり、このうち3人は東大阪市の牧野病院の医療従事者だった。集団感染が発生している千葉県市川市の介護老人保健施設「市川ゆうゆう」では、新たに30代の男性職員1人の感染が判明。同施設関連の感染者は計23人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自国の船は自分で守れ 死去した岡本行夫氏寄稿再掲 (産経新聞)
4月24日に亡くなった外交評論家の岡本行夫氏は、厳しい安全保障環境を踏まえた日本のあるべき姿について、鋭い論考を重ねた。昨年7月28日付産経新聞朝刊に掲載した、中東へ自衛隊艦船の派遣を求める寄稿を再掲する。 【写真】平和安全法制特別委員会の公聴会で意見を述べる岡本行夫氏 ペルシャ湾が緊迫している。もともとはトランプ米大統領が政治的に作り出したイランとの緊張が発端だ。迷惑な話だが、現実に民間船舶6隻が何者かに襲われる事態となっている。襲撃者は不明のままだが、安倍晋三首相の和平仲介気運などを吹き飛ばし、米国とイランの武力衝突を望む人々の仕業だろう。 トランプ大統領は、各国はホルムズ海峡を通る船舶を自分で守れとツイートし、米国は「有志国連合」を提案している。具体的な中身は不明だし、欧州の足並みもそろわない。しかし、仮にそのような構想が動き出すときに日本はどうするか。いよいよ安倍外交の正念場である。 答えるべきは、同盟国として米国に協力するかどうか、ではない。自国の船を自分で守るのか、それともリスクを他国に押しつけて自分は圏外に立つのか、という選択である。 海洋の安全確保について、日本はこれまでリスクは負担せずにカネで済ませてきた。1987年、イラン・イラク戦争の際には、湾内の民間船舶を護衛する多国籍艦隊が組織された。日本はペルシャ湾の最大利用国であったが、米国の参加要請を断り、電波灯台の設置で勘弁してもらった。 それで済むはずもなく、日本は翌年に特別協定をもって多額の在日米軍経費の増額を行い、今日に至っている。1990年、湾岸戦争に際して艦船も航空機も人も出さなかった日本が、130億ドル(1兆7千億円)の巨費を米国に支払った例は有名だ。 しかし小泉内閣の下ではカネによる対応ではなく、アフガニスタンのタリバン封じ込めを支援して海上自衛隊の補給艦をインド洋に派遣し、各国海軍に給油活動を行った。これは高く評価されていたが、民主党政権は各国の継続希望を押し切って2010年に補給艦を撤収し、代わりにアフガニスタンの警察官の給料など5千億円を差し出す道を選んだ。このように巨額の税金を使って切り抜けてきた日本だが、今回はカネで済ませられる話ではない。有志国連合といっても、目的は自国船舶保護である。個別的自衛権の話だ。 野党は「武力衝突に発展していく可能性が高い」と反対している。日本の船を守って相手から攻撃されれば防戦しなければならないので参加するな、というわけだ。要するに個別的自衛権も正当防衛も悪だという議論である。 この人たちに致命的に欠落しているのは、「日本船防護のリスクは、日本が引き受けなければ他国が背負わされる」という事実だ。韓国まで含めた多くの関係国が自国船を守ることになっても、日本だけはわれ関せずと他国にリスクを押しつけるのか。 日本船警護は、自衛隊法の「海上警備行動」として法律上すでに想定されている。日本船と一緒にいる外国船が襲われた場合には、武力行使に至らない方法で救ってやれるだろう。7月10日、イギリス護衛艦「モントローズ」は発砲することなく襲撃艇から民間タンカーを守った。必要なのは明確な政治意志である。 イランへの説明は必要だ。同国はこれまでのタンカー攻撃への関与を強く否定しているのだから、「テロリストからペルシャ湾の安全を守ることはイランの利益にも資する」と繰り返せばよい。現に日本関連タンカーが安倍-ハメネイ会談の当日に攻撃されたのだから、日本船警護にイランが文句をつける理由はない。 要は、自国の船を自国で守るという当たり前のことを決断し、1987年以来の不作為国家から脱却する意思があるかどうかだ。今度こそ自分の力で自国民を守るという課題に、正面から向き合うときだろう。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
熊本の感染者は医療センター技師 いったん陰性…経過観察後に陽性(西日本新聞)
熊本市は8日、熊本地域医療センター(同市中央区)に勤める同市東区の20代男性検査技師が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いったんPCR検査で陰性と判断され、経過観察期間は終了していた。同センターの感染者は4人目。熊本県内の感染者は47人目。 【写真】「かわいい」ヘアゴムで作る“ハンカチマスク” 市によると、男性は4月24日に受けたPCR検査でいったん陰性と判断され、5月2日まで自宅待機していた。3日に発熱症状があり、5日に医療機関を受診。8日の再検査で陽性となった。 同センターは院内感染が終息したとして、7日に通常の診療態勢に戻したばかりだった。新たな感染確認を受け、9日午前にも今後の対応を決めるという。 同センターでは、球磨病院(熊本県人吉市)の70代男性医師=重症で入院中=が救急外来を受診した際、対応した看護師の感染が判明して以降、院内感染が広がったとみられる。 県内では4月27日以降、新たな感染確認ゼロが続いていた。(古川努) 西日本新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース