新型コロナウイルスの感染拡大を受けて臨時休校中の全国の公立小中学校や高校などのうち、96%が6月1日までに学校を再開予定であることが、文部科学省の今月11日正午現在の調査でわかった。そのうち25日までに再開予定が16%、6月1日までが80%だった。 都道府県別では、東京、大阪など13の特定警戒都道府県を含む29都道府県が6月1日までに再開を予定。「5月中~下旬に再開予定」が9県、11日時点で再開」が青森、岩手、秋田、鳥取、長崎、大分、鹿児島の7県で、福島と福井は再開日を検討中とした。 休校中の登校日については「週2回程度以上」が21%、「週1回程度以下」が27%、「検討中」が19%、「設定していない」が33%だった。 国公私立の幼稚園、小中学校、高校などで集計すると、11日正午現在で86%が休校・休園していた。 国公私立の大学・短大・高等専門学校では、12日午後8時現在で87%が授業の開始時期を遅らせ、遠隔授業は66%が実施を決めていた。31%が検討中だった。1046校が回答した。 国公私立の専門学校では91%が授業の開始時期を遅らせ、遠隔授業は63%が実施を決め、21%が検討中だ。回答したのは1945校(11日午後3時現在)。(宮崎亮) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
再処理工場、そもそも必要? 行き詰まる中得た「適合」
「核燃料サイクル政策」の中核施設が、新規制基準を満たすと認められた。青森県に建設中の日本原燃六ケ所再処理工場。安全対策には一定のめどがついた格好だが、トラブルが多く四半世紀も完成が延期されてきただけに、いつ本格稼働するかは見通せない。何より、サイクル政策が行き詰まる中で「そもそも必要なのか」が問われている。(小坪遊、桑原紀彦、桜井林太郎) 「先頭で、かつ唯一のバッターだった。手探りの部分があった」。原子力規制委員会の更田豊志委員長は13日の会見で、6年超にわたった新規制基準に基づく審査をこう振り返った。 使用済み核燃料から再利用できる燃料を取り出す再処理工場は、再稼働に向けた審査を積み重ねてきた原発とはまったく異なる施設だ。強い放射能を帯びた使用済み核燃料を数センチ程度に切断し、硝酸で解かし、有機溶媒でウランとプルトニウムを抽出する。高レベル放射性廃液も出る。いわば「放射性物質の化学プラント」だ。 原発では放射性物質が原子炉や燃料プールなどに集中しているが、再処理工場では工程ごとに分かれた六つの建屋(計3・5ヘクタール)に分散する。放射性物質が存在するエリアの面積は原発の約10倍になる。 工場の貯蔵プールには、全国の原発から集まった使用済み核燃料計約2968トンが保管されている。本格稼働すれば、これらを化学処理した高濃度の溶液が施設のあちこちに広がる。 原燃は、ウランなどが核分裂連鎖反応を起こしてしまう臨界事故や、高レベル放射性廃液が沸騰して放射性物質を大量に放出する重大事故も想定。封じ込める設備などを準備して対策をとった。地震対策の基準となる揺れの強さを申請前の約1・5倍に引き上げて耐震性も強化した。 審査の過程では、規制委から資料の不備や確認不足を指摘され続けた。配管の腐食などが相次いで発覚し、審査が半年ほど中断したこともあったが、規制委は必要な確認を終えたとして審査書案を了承した。 完成の延期、これまで24回 再処理工場は1993年に着工。もともと97年に完成する予定だった。ところが、工事の遅れや設計の見直しなどでずるずる遅れた。試験運転中の2009年には配管から高レベル廃液が漏れるなど、設備のトラブルも相次いだ。 いま原燃が示す完成予定は21… 【5/19まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仏教の「三密」はコロナ禍生きる知恵 お遍路の寺の住職
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちのくらしや社会を大きく変えました。直面する不安に、どう向き合い、乗り越えていけばいいのか。各界で活躍する人たちに尋ねました。 僧侶・白川密成さん(42) 四国八十八カ所霊場の57番札所の栄福寺(愛媛県今治市)の住職として多くのお遍路さんをお迎えしてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、4月半ばから5月10日まで本尊印を授ける納経所を閉鎖していました。子供の頃から戦争の時も開けていたと聞かされてきましたので、異例のことです。 しらかわ・みっせい 僧侶。2001年に先代住職の祖父の死去を受け24歳で栄福寺の住職となる。2010年に出した著書「ボクは坊さん。」は映画にもなった。「坊さん、ぼーっとする。」を2月に出すなど、生活のなかで実感する仏教の知恵をつづる。 死にものぐるいの思いで遍路をする方もおられるし、信仰をもちろん大切にしたいのですが、今回は個人の修行がほかの人や医療現場に対して強い影響を及ぼす可能性があるという面もあり、苦しい決断でしたがやむを得ませんでした。 閉鎖直前は信仰ばかりでなく、関東や関西など遠方から、自分の部屋に閉じこもっているのもしんどいのでお遍路にでもという方もおられましたが、閉鎖期間は99%は来られなくなりましたので、みなさん頑張って「ステイホーム」してくださったのだと思います。 外出自粛とともに密閉・密集・密接の「3密」を避けましょうと呼びかけられていますが、初めて聞いたときは驚きました。仏教のなかでも、とくに真言密教で修行の根本として大事にされているまったく別の「三密」があるからです。 密教の三密とは、仏の身(しん… 【5/19まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ危機「冷静な議論を」 国連サイトで日本に提言(共同通信)
【ニューヨーク共同】国連広報センターのウェブサイトで13日、新型コロナウイルスがもたらす危機を日本がどう乗り越えていくかを提言するブログ連載が始まった。第1回を寄稿した国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は、医療従事者への差別や嫌がらせ、SNSでの個人攻撃に懸念を示し「非難の応酬ではなく冷静な議論を」と呼び掛けた。 危機を乗り越えるには冷静さと目的の共有、「政治的立場を超え前例主義や官僚主義を排する」ことが重要と主張。「世界は以前の『普通』に戻るのではなく、根本的に異なるものになる」として「どのような世界にしたいのか、今から考える必要がある」と訴えた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「news23」星浩氏、検察庁法の改正案での武田行革相の答弁に「とても聞かれたものではない。ずさんきわまりない感じでした」(スポーツ報知)
13日放送のTBS系「news23」(月~木曜・後11時、金曜・後11時半)で、検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案について野党が衆院内閣委員会で質疑を行ったことを報じた。 委員会には、同法を所管する森雅子法相が不在で武田良太行政改革担当相が答弁に立ったが「本来ならば、法務省からお答えすべきだと思う」など述べるなど、質疑はかみ合わず委員会は紛糾し、野党は質問を打ち切り、退席した。 アンカーでジャーナリストの星浩氏は、武田氏の答弁を「とても聞かれたものではない。ずさんな答弁でした。特に検察庁法に関するものはずさんきわまりない感じでした」と指摘した。 さらに「森法務大臣も出席しません。定年延長の基準も示されないということで、とても採決するような段階ではないと思います。政府与党は検察庁法の部分を切り離して一から審議をやりなおすということが賢明だと思います」とコメントした。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
14日の天気 気温ぐんぐん上昇 各地で夏日 貴重な日差しを有効に(tenki.jp)
きょう14日(木)は、広く晴れるでしょう。沖縄と九州から東北南部は夏日の所が多くなりそうです。あす以降はすっきりしない天気が続きますので、きょうの日差しは有効にお使いください。 全国的に晴れ きょう14日(木)は、日本付近は広く高気圧に覆われるでしょう。九州から東北にかけて日中は広く晴れる見込みです。日差しがたっぷり届き、洗濯には最適の陽気です。北海道は昼前まで一部で雨の降る所がありますが、午後は各地で晴れる見込みです。西日本ではあす以降は雲の多い天気が続きますので、きょうの日差しは貴重になりそうです。一方で、既に梅雨入りしている沖縄は、晴れるのは朝までで、昼頃からは雲が多くすっきりしない空模様になるでしょう。 強い日差しで気温ぐんぐん上昇 真夏日の所も きょう14日(木)の最高気温は、西日本を中心にきのうよりも高くなりそうです。強い日差しで気温がぐんぐん上がり、沖縄と九州から東北南部にかけて25度以上の夏日の所が多いでしょう。九州などでは30度以上の真夏日の所もありそうです。熱中症にならないように意識をしてこまめに水分をとったり、部屋の風通しを良くしてお過ごしください。一方、北海道はきのう13日(水)より低い所が多く、網走など10度以上も低くなる所もあります。きのうとの気温の差にご注意ください。 日本気象協会 本社 小野 聡子 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
布団カバーを簡単にかける裏ワザ 手順は驚きの3ステップ(ウェザーニュース)
5月になり、真夏日に迫るような気温の高い日が増えてきました。暑くなると、寝汗の量も多くなり、布団カバーを交換する機会も増えがちに。家事のなかでも地味に負担となる布団カバーかけですが、実は簡単にできる裏ワザがあります。眠りに関するプロの「西川・スリープマスター」の森優奈さんに教えてもらいました。 洗濯日和! カバーかけのひと手間がやっかい サイズの大きな布団本体をカバーの中に入れ、ズレ防止のためにある紐でひとつひとつ固定するのは一仕事ですよね。 「もぞもぞ手間取っているうちに、布団の向きを間違えたり、別の場所の紐で固定しまうなんて声も聞いたことがありますが、『重ねて、結んで、くるり』という3ステップで、簡単に付けられるのです」(森さん) 「この3ステップで簡単にカバーをかけられます。さらに手早く行うコツは、(3)で裏返したカバーの中に手を入れて布団の端をつかみ、ひっくり返すこと。この方法なら、狭いスペースでもスムーズに作業できます」(森さん) 実際にやってみると、驚くほど簡単に布団のカバーかけが完了。紐のかけ違いの心配もなく、ひらりとひっくり返す瞬間は感動的ですらあります。 洗濯や布団干しでより良い睡眠環境を 「気温が高くなって寝汗をかきやすいので、カバー・シーツ類は頻繁に洗濯したいですね。快適に眠るためには、天気の良い日には布団も干して、布団内部の湿度を下げるとよいでしょう。 午前10時頃から午後2時頃までの間で2時間くらい、汚れ防止のためカバーをつけたまま干します(羽根布団は吸湿性に優れているので、月に1~2回程度風通しのよい日陰に干す)。寝具を適切にお手入れすることで、より寝心地がよくなると思います」(森さん) 暑さや湿気で寝苦しくなる季節になりますが、健康で快適な毎日を過ごすためにも、より良い睡眠環境を整えたいですね。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
横浜中華街「ドライブスルー」開始、活気取り戻すきっかけ期待(スポーツ報知)
横浜市中区の中華街発展会協同組合は13日、店舗に行かなくても弁当を受け取ることが出来る「中華街ドライブスルー」のサービスを始めた。 あらかじめサービスに参加した約20店舗に電話をかけて注文。日時を指定すると、ドライブスルーエリアとなった駐車場まで弁当を届けてもらえる仕組みだ。窓を開けただけで手渡しが可能。人との接触を最低限にした上で、中華街の一流店の料理を持ち帰ることが出来る。初日だったこの日は20人ほどが利用した。6月末まで続ける予定だ。 中華街が受けた新型コロナウイルスの影響は、他の地域よりも深刻だった。中国・武漢市でウイルスが発生したとされたことで、1月から客足は激減。国内初の感染者が確認された際も、神奈川県在住の中国籍の男性だったため、「中華街から」というデマも広がった。例年、中国の旧正月になる1月下旬の春節の時期は大にぎわいとなるが、今年は多くのイベントが中止。さらに2月にはクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が中華街近くの港に停泊していたことが追い打ちをかけた。「かなりの風評被害でした」(組合担当者)。 不要不急の外出自粛が呼びかけられた3月以降は休業する店も増え、一時期は9割以上が休業。日常を取り戻すため、ドライブスルーという新たなサービスを始めた。組合の担当者は「いつか絶対終息するわけですから、街の皆さんのキッチンを少しでも稼働できるきっかけになれば。中華街の活気を取り戻したいと思っているのが一番です」と願っていた。 (安藤 宏太) 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
都の公立小中学校、夏休みスタート「8月に変更」相次ぐ(スポーツ報知)
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの学校で休校が長期化する中、東京都の公立小中学校の設置者である区や市では、夏休みを当初の7月スタートから8月に変更する具体的な短縮計画が示され始めた。 緊急事態宣言とともに、都内の公立小中学校のほとんどが31日まで休校を延長。仮に6月1日から再開しても、新学年は約2か月遅れとなる。各自治体は行えなくなる授業数を試算。現時点で補てんの一環として、当初の夏休みが7月21日~8月24日の予定だった目黒区は8月1~24日に11日間短縮、江戸川区は8月8~24日とし、18日間の短縮を発表した。昭島市と町田市も8月1~23日に変更。それぞれ2週間程度短くなる。 学校教育法施行規則では、小中学校の各学年で満たすべき「標準授業時数」が定められている。文部科学省は休校が続く4月、学校の設置者に対し「標準―」を確保する対応として、夏休みなど「長期休業の短縮」のほか「時間割編成の工夫」「土曜日授業」「学校行事の精選」といった具体例を通知。目黒区は「夏休みを短くするだけでは厳しい」と、自然宿泊体験教室などの行事を中止。一日6時間を7時間授業にすることなども視野に入れている。 都によると夏休みの扱いは基本的に設置者の判断に任されている。シミュレーションに頭を悩ませる自治体からは「都が(方針を)出してくれればやりやすいのだが」との声も聞かれた。(竹内 竜也) ◆標準授業時数 学校教育法施行規則に定められた小中学校の各学年、各教科などの標準となる授業時数。小学生は1単位時間45分とし、1年生は国語306など総授業時数は850。6年生は国語175に社会105なども加わり、総授業時数1015。中学は各学年とも総授業時数1015だが、1単位時間は50分となる。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナ禍、女性に負担増「家事が増えた」 WEB調査
収入減や、家事育児の増加――静岡市女性会館が4月に行ったWEB調査から、新型コロナ禍が女性に大きな負担感を与えていることが浮き彫りになった。 調査は4月18~27日で会館の利用者を中心に呼び掛け、359人から回答を得た。年代は10代~70代で職業は正社員が3割。パート・アルバイト、自営業・フリーランスなどが続いた。 収入の変化について聞いたところ、「減りそう・減った」が36・8%、「なくなりそう・なくなった」の7・9%と合わせ、半数弱が減収を訴えた。特に母子世帯で「減収・無収入」が6割超と厳しい。 生活の変化では、「友達に会えなくなった」「やりたいことができなくなった」といった回答のほか、「家事の負担が増えた」が39・6%、「子どもの世話が増えた」が32・0%と、休校や家族の在宅勤務に伴い、女性の負担が増していることがうかがえた。特に小学生以下の子どもを持つ女性の7割超が家事・育児の負担を訴え、約3割が子どもを叱ることが増えた、と答えた。 このほか、働く女性の3人に2人が「働き方が変わった」と答えた。具体的には「在宅で仕事をするようになった」が23・7%、「出勤する日数が減った」が21・6%と多かった。その中でパート・アルバイトは在宅ワークが3・8%しかなく、会社都合で仕事を休む割合が21・8%と高くなっていた。 心身の不調を訴える人も4分の3にのぼり、特に20代の女性に「気持ちが沈んでいる」「コロナのニュースを見ていられない」などと強い不安感がみられた。 市女性会館の担当者は「母子家庭の経済的基盤が脆弱(ぜいじゃく)だったり、女性に家事育児の負担がかかりがちだったりといった問題が、コロナ禍で顕在化したと考えられる」と分析している。(阿久沢悦子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル