新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の中で迎えた大型連休後半の2日、東海地方の行楽地は外出自粛や施設の臨時休業で閑散としていた。 三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」では車のない駐車場が広がり、名古屋市でもテーマパーク「レゴランド・ジャパン」や名古屋城からは人の姿が消え、例年の大型連休とは全く違った様子を見せた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新型コロナ死者、国内で500人超える 1日の最多更新
国内で新型コロナウイルスに感染し亡くなった人は、2日午後10時現在で新たに11都道府県の計31人が確認され、517人に達した。1日の死者数としてはこれまでで最多。東京都では中野江古田病院(中野区)の11人を含む15人、北海道と大阪府でも3人ずつが亡くなった。新たな感染者は全国で307人が確認され、累計で1万4879人になった。 国内の死者は2月13日に初めて確認され、約2カ月半で500人を超えた。4月下旬以降は1日に20人前後の死亡が判明していた。 東京都では2日、新たに感染者160人が確認された。中野江古田病院では4月に集団感染が明らかになり、亡くなった11人はいずれも入院患者という。都内の死者は計141人になった。 大阪府では2日までに60代の男性1人と90代の女性2人が亡くなったことが新たに確認され、府内の死者は計46人に。北海道の死者も40人に達した。神奈川、愛知、埼玉、千葉の各県でも30人以上の死亡が確認されている。 横浜市では、集団感染が起きている聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院に入院中の90代女性が死亡。川崎市の川崎協同病院でも70代男性が転院先で死亡した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「フジも寂しがっている」 静寂のフラワーパークを撮影
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため臨時休園中の「あしかがフラワーパーク」(栃木県足利市)では、フジが見ごろを迎えた。園は花の様子を撮影してホームページなどで発信している。花の管理責任者を務める長谷川広征(ひろゆき)さん(48)は「人がいない状況で、フジも寂しがっているように感じます」と話す。(長島一浩) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
憲法記念日 与野党各党の談話(産経新聞)
3日の憲法記念日にあたり、各党が発表した談話などの要旨は以下の通り。 自民党「国難に直面した際の国民の命と暮らしを守るための国家の在り方について、日頃から、各党が胸襟を開いて真摯(しんし)な議論を行うことが立法府の責務であり、そのためにも、衆参両院の憲法審査会のもとで、憲法に関わる重要論点の議論を深めていくことが求められている。自主憲法の制定に向けて、国民とともに議論を進めていく」 公明党「日本は現在、コロナ禍に対して全国に緊急事態宣言を発出し、移動や営業の自粛を国民に要請している。こうした私権の制限は憲法13条などからも必要最小限で合理的な範囲内で是認されると考える。憲法改正によって緊急事態条項を創設しなければならないという意見もあるが、個別の法制の中で議論を進めるべきだ」 立憲民主党・枝野幸男代表「新型コロナウイルス感染症の蔓延(まんえん)で、私たちは現行憲法下で最大の危機に直面している。緊急時だからこそ、立憲主義をゆるがせることなく、『基本的人権』を確保しつつ感染拡大防止という『公共の福祉』を実現し、自由で安心できる日常生活を取り戻すため全力で努力していく」 国民民主党・玉木雄一郎代表「今般の世界的な新型コロナウイルス感染拡大は私たちに新しい価値観や社会像の構築を迫っている。グローバリズムや都市一極集中にも正面から疑問が投げかけられている。ポスト・コロナ、ビヨンド・コロナの社会像をどう形づくるかという観点からの憲法論も必要になってくる」 共産党・小池晃書記局長「安倍晋三首相が、国民には『団結』を説きながら、国民多数が反対している改憲問題を、この時期に持ち出すのは自己矛盾であり、究極の『火事場泥棒』とも言うべき暴挙だ」 日本維新の会・松井一郎代表「感染拡大の連鎖を早期に断ち切り、パンデミックを終息させるには、強制力が伴わない行政の要請だけでは困難な側面がある。現実に憲法に有事の際の政府権限を定める緊急事態条項を創設する議論が必要だ」 社民党「安倍政権は、不急の『憲法改正』を進めようとしている。コロナ危機に便乗し、自民党改憲4項目の一つである『緊急事態条項』を持ち出して、改憲論議を進めるなど到底認めることはできない」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
新型コロナで憲法改正論議停滞 首相公約の20年改憲、困難に(共同通信)
世界的に広がる新型コロナウイルス感染の終息が見えない中、日本国憲法は3日、1947年の施行から73年を迎えた。安倍晋三首相は憲法改正への意欲を堅持し、9条や「緊急事態条項」新設を巡る議論活性化を期待する。だが、首相の意をくむ自民党と、コロナ対応を最優先とする主要野党の溝は深く、今国会の議論は停滞。来年9月に迫った首相の自民党総裁任期中の改憲実現は事実上困難な情勢となった。 首相は2017年の憲法記念日に、20年の改正憲法施行と9条への自衛隊明記を提起した。17年衆院選、19年参院選でも改憲を訴えた。 立憲民主など野党は首相ペースの改憲を警戒している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「感染予防のため」消毒液盗む 窃盗疑いで男逮捕、高知(共同通信)
高知南署は2日、パチンコ店でアルコール消毒液を盗んだとして、窃盗の疑いで住所不定、自称大工の松岡康洋容疑者(64)を逮捕した。「感染予防のため」と容疑を認めているという。同署は、新型コロナウイルス対策として自分で使っていたとみている。 逮捕容疑は4月26日午後3時45分ごろ、高知市のパチンコ店で、出入り口付近に設置してあった来店客向けのアルコール消毒液1本(2千円相当)を盗んだ疑い。 署によると、容疑者は店の防犯カメラなどから浮上。2日に同店を再び訪れ、見回りをしていた署員の職務質問に盗みを認めた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪府、独自基準で自粛緩和 15日の感染状況で判断(産経新聞)
大阪府は2日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、15日時点の府内の感染状況をもとに、民間事業者に出している休業要請や外出自粛要請を緩和できるか判断する方針を決めた。政府が4日に示す見通しの経済再開に向けた指針や専門家の意見を踏まえ、5日の対策本部会議で、段階的な要請解除のための府独自の基準「大阪モデル」を決定する。緩和する場合は16日から適用となる見通し。 会議では、感染拡大防止のため緊急事態宣言が7日以降も延長された場合、府として現在の休業要請などの措置を継続することを確認した。 吉村洋文知事は会議後の記者会見で、要請の緩和に向けて「医療崩壊を起こさないことをポイントにしたい」と強調した。 緩和の検討に用いる指標は、病床使用率や陽性率などを想定。府によると1日現在、府内の病床使用率は重症者向けで32・4%。軽症・中等症の患者向けで43・9%となっている。 府は医療崩壊を防ぐための「警戒水域」を重症50%以上、軽症・中等症で60%程度とする方向で検討しており、現状の割合で推移すれば安定的な入院医療の提供は可能とみている。 吉村氏は、緩和対象の店などの施設については、「集団感染が発生しやすい業種や事業形態などもわかっている。(感染拡大の)危険性を考えながら専門家と決めていきたい」と説明。緩和する際は、飲食店での一定距離を保った配席など業態に合わせた感染防止策の指針を事業者側に示す考えを明らかにした。吉村氏は「感染者数を広げないために一人ひとりの行動変容が大事だ」と述べた。 一方、学校再開については、4日にも示される国の指針を踏まえて、休校措置が明ける11日以降をどうするか5日に判断する方針を示した。 ◇ 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため事業者に出している休業要請などを段階的に解除するため、大阪府は2日、独自の判断基準「大阪モデル」を5日に決定する方針を示した。スピード感を重視する吉村洋文知事は国に先んじて出口戦略の必要性を強調する一方、国の指針の枠内での運用を求められ、政府との間で綱引きも繰り広げた。 「国が出口戦略を示せば従うが、そうでないなら地方がつくったものを尊重できる方向にしてほしい」。吉村氏は2日、西村康稔経済再生担当相らとのテレビ会議でこう訴えた。 西村氏は「知事にできるだけの裁量をもってやってもらいたい」と理解を示したが、国と地方の根幹的な議論が必要だとクギを刺すことも忘れなかった。 現行法上、都道府県知事が新型コロナウイルス対策を講じるにあたっては、国との調整が不可欠になっている。 吉村氏はテレビ会議後の記者会見で、政府が4日に経済活動再開の指針を示すことを念頭に「4日に国の方向性が出れば調整し、それを踏まえて5日に最終決定をしたい」と述べた。 緊急事態宣言の延長を想定し、15日に休業要請を緩和できるか判断するとしたのは「出口が見えないトンネルほどつらいものはない」との考えからだ。吉村氏は会見でこう訴えた。 「中小零細企業は債務がどんどん増えて、一日一日が死活問題になっている。出口はここだと示さなければ、あまりにも酷だ」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
いい天気なのに…駅、空港、高速道路は混雑なく閑散(産経新聞)
ゴールデンウイーク(GW)の後半に入った2日、列島は高気圧に覆われ、長野県飯田市で33・1度を観測して真夏日になったほか、関西でも京都市中京区で30・1度、大阪市中央区も27・8度となるなど、各地で今年一番の暑さになった。天気に恵まれ、普段なら行楽には絶好の一日だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で全国に緊急事態宣言が発令されていることを受け、各交通機関で例年の激しい混雑はみられず閑散としたままだった。 毎年GWには自由席の乗車率が100%を超えた東海道新幹線が多数発着するJR新大阪駅。しかし、JR東海によると、この日は一部ののぞみで乗車率20%を記録したものの、多くは10%前後で空席ばかりが目立った。 「普段ならこの時期は家族で日帰り旅行に行っていたが、今年は何も予定を入れず、自宅で過ごす予定」と話すのは、出張先の京都から帰ってきた大阪市北区の会社員の男性(57)。「暖かくなってきたので、外に出たい気持ちになるが…」と残念そうな表情を浮かべた。 主要航空各社によると、空の便は4月29日から5月6日までの予約者が前年同期比で国内線93%減、国際線98%減。大阪の空の玄関口、伊丹空港も、いつもなら旅行客でにぎわう出発カウンターに人の姿はほとんどなく、がらんとしていた。 高速道路も車は少なく、西日本高速道路(ネクスコ西日本)によると、2日午後7時時点で、管内の高速道路で渋滞している場所はなかった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
外来患者の3%に抗体 神戸市立病院調査、千人対象(共同通信)
神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)の研究チームは、4月7日までの8日間に外来を受診した患者千人の血液を検査したところ、約3%が新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体を持っていたと2日発表した。 感染後しばらくしてできるIgG抗体が33人から検出された。救急や発熱外来を受診した患者は対象から外した。神戸市全体の性別や年齢の分布に合わせて計算すると、4月7日の緊急事態宣言が出る前に、既に2.7%に当たる約4万1千人に感染歴があったことになるという。当時、神戸市でPCR検査によって把握されていた感染者数の数百倍が感染していた可能性がある。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
外来患者の3%、抗体保持 神戸市立病院調査、千人対象(共同通信)
神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)の研究チームは、4月7日までの8日間に外来を受診した患者千人の血液を検査したところ、約3%が新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体を持っていたと2日発表した。 チームによると、感染後しばらくしてできるIgG抗体が33人から検出された。救急や発熱外来を受診した患者は対象から外した。神戸市全体の性別や年齢の分布に合わせて計算すると、4月7日の緊急事態宣言が出る前に、既に2.7%に当たる約4万1千人に感染歴があったことになるという。 チームは「今後、人口全体を正確に反映する計画的な検査が必要だ」としている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース