この先一週間は、梅雨前線が本州の南から九州南部付近に停滞する日が多く、前線に近いところほど雲が広がりやすくなる予想です。また、前線から離れた所でも、湿った空気や気圧の谷の影響を受けて雨の降る日があります。 ■この先1週間のポイント■ ・西日本や東日本はまずまずの天気 ・四国や中国にも梅雨の足音 ・高めの気温が続く 30℃近い暑さも 西日本や東日本はまずまずの天気 梅雨前線が本州の南から九州南部付近に停滞する日が多くなります。 週明けの6月1日(月)は梅雨前線上を進む低気圧の影響で、西日本や東日本で雨の降るところがある予想です。 2日(火)以降は、西日本や東日本では太平洋側ほど雲が広がりやすいものの、日差しが届く日もあります。梅雨前線の北上や南下によって晴れ・曇りが変わるため、最新の天気をご確認ください。 北日本では、低気圧や前線、気圧の谷の影響で、週後半にかけてたびたび雨が降る見込みです。 四国や中国にも梅雨の足音 昨日30日(土)に九州南部の梅雨入りが発表されました。この一週間も、梅雨前線の北上に伴って九州北部や中国四国などで気象台が梅雨入りの発表を行うかもしれません。 平年の梅雨入りは、九州北部や四国では6月5日頃、中国では6月7日頃です。 この一週間は大雨の心配は少ない見通しですが、雨の多い季節への備えは早めに進めるようにしましょう。 高めの気温が続く 30℃近い暑さも 暖気が流れ込む影響で、全国的に高めの気温が続きます。 西日本や東日本では25℃以上の夏日となる日が多く、30℃近くまで気温が上がる所もある見込みです。 マスクをする際は、熱がこもりやすく、喉の乾きも感じにくくなるため、衿元を開けたり、こまめに水分補給をするなど、熱中症にならないように十分ご注意ください。 北海道では、明日6月1日(月)にかけて内陸を中心に30℃前後の厳しい暑さが続きますが、2日(火)以降はやや落ち着く見込みです。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
演劇界の危機「取り戻すには時間」ニュースの教科書(日刊スポーツ)
新型コロナウイルスは、演劇や落語にも大打撃をもたらしています。緊急事態宣言で、劇場や寄席が閉鎖され、多くの舞台公演や落語会が中止や延期となりました。宣言は解除されましたが、これまで経験したことのない苦境の中、演劇や落語にかかわる人たちはどうしているのでしょうか。さまざまなアンケートから、厳しい現実が見えてきます。【林尚之】 ◇ ◇ ◇ 東宝、松竹、劇団四季、ホリプロ、アミューズなど主な演劇関係の会社、劇場、団体など40社で結成された「緊急事態舞台芸術ネットワーク」のアンケート結果が、衝撃を呼びました。 回答は16社で、5月末までの公演中止による損失額は30億円以上が2社、10~30億円が3社、5~10億円が2社でした。中止は6月以降も続いており、損失額は増えるでしょう。将来的に事業継続が困難と答えた社が6社もありました。ネットワークに参加したのは演劇の大手・中堅ですが、「夏まで到底持ちそうにありません」「来年4月ごろ事業継続が困難になる」と切実な状況を訴えました。 俳優や声優が加入する「日本俳優連合」(西田敏行理事長)のアンケートでも、4月の収入が「無収入」28%、「半分以下」34%、5月以降の収入も「無収入」23%、「半分以下」43%という結果でした。60%以上が影響を受けています。 落語界も同様です。桂文枝、笑福亭鶴瓶が所属する「上方落語協会」が会員を調査したところ、4月中旬までの公演キャンセルは2924件、4月の収入は「無収入」が71%でした。5月に入っても状況は変わりませんから、多くの落語家の無収入状態が2カ月以上も続くことになります。 厳しい現実の一方、新しい試みも始まりました。YouTubeや新アプリのZoomを使った「オンライン配信」です。春風亭一之輔がオンライン落語会を10日連続で配信したところ、動画再生は20万回を超えました。演劇でも、三谷幸喜氏作「12人の優しい日本人」を、女優吉田羊らがリモートで読み合わせ、YouTubeでライブ配信し、1万5000人が生で視聴したそうです。新型コロナをきっかけに新しい形の演劇が生まれるかもしれません。 政府も、中止・延期した演劇などの公演について費用の2分の1を上限5000万円で支援するほか、活動の継続や稽古、感染防止対策などに対し、個人や小規模団体に最大150万円を支援する方針です。さらに、劇団などを中心にした「演劇緊急支援プロジェクト」は、コロナ収束後の活動支援の土台となる「文化芸術復興基金」の創設を求めています。日本の文化芸術を守るためには、長い目で見る必要があるようです。 劇団四季は、都内の3つの劇場、横浜、名古屋、京都、大阪、福岡の劇場が閉鎖され、「ライオンキング」「キャッツ」「アラジン」「リトルマーメイド」などのミュージカルが見られなくなっています。 四季の吉田智誉樹社長(55)は「再開予定の6月下旬までで、約1000回の公演が中止となりました」と話します。4月7日の緊急事態宣言から飲食店などが休業に入りましたが、四季をはじめ演劇は自粛要請で2月下旬から公演を中止しました。「公演中止で売り上げもなくなった。しばらくは大丈夫ですが、長引けば、劇団の継続も脅かされるかもしれません」。四季には1400人の劇団員がいますが、大半が自宅待機中です。「俳優たちは稽古もできない状況で、彼らのコンディションが心配です。人材育成に長い時間がかかるけれど、1度失ったものを取り戻すには再び長い時間がかかる。簡単に育たないんです」 創立から67年の歴史がありますが、こういう経験は初めて。「四季は『芝居だけで食べていく』ことを理想としてきた。その原点が危うくなった。想像もしなかった状況ですが、演劇の長い歴史を振り返ると、戦争だったり、ペストなどの病気で演劇の危機は何度もあった。その度に乗り越えてきました。演劇はしぶといし、しぶとさを信じたいです」。 6月28日に「マンマ・ミーア」「ライオンキング」(名古屋)、7月1日に「キャッツ」、同7日に「アラジン」が再開予定です。「稽古場に人が密集しないように分散して稽古するので、再開日も違うんです」。大ヒットしたアニメ映画をミュージカルにした「アナと雪の女王」も当初9月開幕予定でしたが、来年6月に延期となりました。海外スタッフの来日のめどがつかないためですが、これも新型コロナの影響です。 劇団にはファンから多くの励ましの声が寄せられています。「『再開したら必ず見に行きます』『どうやったら寄付できますか』との声に勇気づけられています。観客の皆さんと感動を分かち合える日が待ち遠しいです」。日本の演劇人の共通した思いでもあるのです。 ◆劇場再開時の上演は? 劇場が再開したとしても、以前のような形での上演はできません。国立劇場、新国立劇場など国公立の劇場など約1300施設でつくる「公立文化施設協議会」が発表した再開に向けたガイドラインによると、3密(密閉、密集、密接)防止策を徹底し、座席も前後左右を空け、出演者も原則としてマスク着用、出演者間も十分な間隔をとることを求めています。ただ、出演者がマスク着用で演技はできないので、「緊急事態舞台芸術ネットワーク」では現実的なガイドラインを作成し、発表の予定です。 多くの劇場が集まるニューヨーク・ブロードウェーは9月6日まで閉鎖されるなど、海外でも劇場閉鎖が続きます。中国・上海では先日、4カ月ぶりに劇場が再開しましたが、観客数は座席数の30%内に制限されました。 ◆林尚之(はやし・なおゆき) 1978年入社。歌舞伎、ミュージカル、現代演劇、宝塚、落語を取材し、年300本の舞台を観劇。文化庁芸術祭や鶴屋南北戯曲賞の選考委員、日本芸術文化振興会専門委員、国立劇場養成事業委員などを務める。共著に「落語入門」。演劇誌「悲劇喜劇」演劇時評を担当。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
北九州市で16人が新型コロナ感染 8日連続で確認
北九州市は30日、新型コロナウイルスの感染者を新たに16人確認したと発表した。市内の感染確認は23日から8日連続で、この間の累計は85人。うち32人の感染経路が分かっていない。 新規の感染者数は28日の21人、29日の26人に続き3日連続で2桁となった。 30日は、クラスター(感染者集団)が起きた疑いがある北九州総合病院(小倉北区)で医療スタッフ9人の感染が確認された。同病院での感染者は計23人となった。 講師ら2人が感染していた小倉北特別支援学校(小倉北区)では、新たに30代の男性教諭の陽性が判明。葛原小学校(小倉南区)に通う男児の感染も確認された。市によると、男児は症状がなく、25~28日午前に登校していたという。 8日間で教員や児童・生徒の感染が確認された市立学校は計5校となった。市は1日以降、午前中だけの授業を続ける。 市内では門司メディカルセンター(門司区)と特別養護老人ホームわかば(八幡西区)でもクラスターの可能性がある。(布田一樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
第2波警戒の北九州で16人が感染 全国で計50人確認
新型コロナウイルスの国内の感染者は30日、午後9時現在で新たに50人が確認され、累計で1万6931人になった。死者は5人増え、計895人になった。 感染者が急増し、「第2波」への警戒が強まっている北九州市では16人の感染が確認された。前日より10人減ったものの、3日連続で1日あたりの感染確認者数が2桁となった。同市では4月末から新規感染者ゼロが続いていたが、23日から8日連続で計85人の陽性が判明した。 東京都では、前日より8人少ない14人の感染が新たに確認された。2桁の感染確認は5日連続で、累計の感染者数は5231人。死者は2人増え、計304人となった。 このほか、北海道と神奈川県で各4人の感染を新たに確認。大阪府と埼玉県では、各2人の再陽性が判明した。愛知県では23日以来となる1人の感染が確認された。 全国の感染者数 30日午後9時現在。カッコ内は29日午後9時からの増加数。ダイヤモンド・プリンセス(横浜)を除く。都道府県の発表などから。総数には厚労省の発表も含み、一部重複の可能性がある。再陽性のケースは延べ人数で計上。 国内での感染確認例 1万6931人(+50) 死者 895人(+5) 北海道 1085(+4) 86 青森 27 1 岩手 ― 宮城 88 1 秋田 16 山形 69 福島 81 茨城 168 10 栃木 65 群馬 149 19 埼玉 1010(+2) 48 千葉 910(+2) 45 東京 5231(+14) 304 神奈川 1363(+4) 85 新潟 82 富山 227 22 石川 298 25 福井 122 8 山梨 65 1 長野 77 岐阜 150 7 静岡 76 1 愛知 511(+1) 34 三重 45 1 滋賀 103 1 京都 360 17 大阪 1808(+2) 83 兵庫 706 42 奈良 88 2 和歌山 64 3 鳥取 3 島根 24 岡山 25 広島 167 3 山口 37 徳島 5 1 香川 28 愛媛 82 4 高知 74 3 福岡 746(+17) 27 佐賀 47 長崎 17 1 熊本 48 3 […]
東京アラートの目安上回る 経路不明者、週平均で半数超
新型コロナウイルスの感染拡大が再び懸念される中、東京都と北九州市で30日、10人を超える感染者が新たに確認された。2桁の感染確認は東京では5日、北九州では3日連続。緊急事態宣言が解除されたものの、各地で警戒が続く。 東京都では14人の感染が判明。新規感染者の週単位の増加率が2・29倍、感染経路が不明な人の割合(1週間平均)は53・2%で、都が次の波への警戒を呼びかける「東京アラート」の目安をいずれも超えた。ただ、「感染状況の把握が困難ではない」との専門家の意見などを踏まえ、都は29日、休業要請を解除する3段階の行程のうち「ステップ2」に6月1日から移行すると発表している。 一方、30日の新規感染者のうち年代別では20代が4人で最多。このうち3人は接客を伴う飲食業に従事していた。小池百合子知事は29日の記者会見で「夜の繁華街への外出は十分ご注意いただきたい」と呼びかけていた。 北九州市では新たに16人の感染を確認。新規感染者は23日から8日間で計85人で、うち32人は感染経路が分かっていない。一方、市によると、二つの医療機関と特別養護老人ホームで集団感染が起きたとみられる。また、市立学校5校で児童・生徒や教員の感染が確認された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知で住宅全焼、男女の遺体 住人の高齢夫婦か(共同通信)
30日午後8時5分ごろ、愛知県豊田市平戸橋町の住宅から白煙が出ていると、近隣住民から119番があった。豊田市消防本部によると、平屋建ての住宅が全焼。焼け跡から男女の遺体が見つかった。 県警豊田署によると、住宅には高齢夫婦が2人で住んでいるとみられる。夫婦ともに連絡が取れておらず、遺体は夫婦とみて身元の確認を急ぐとともに、出火原因を調べている。 現場は名鉄三河線平戸橋駅から北東に約350メートルの住宅密集地域。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
美容院で客の鍵盗み“髪染め中”に家に侵入…31歳店長下着盗んだ疑い 帰宅後に「会いに来たよ」と電話(東海テレビ)
愛知県一宮市の美容院で、女性客のカバンから鍵を盗んだうえ、自宅に侵入し下着を盗んだとして、店長の男が逮捕されました。 逮捕されたのは、一宮市森本の美容師・谷口聖児容疑者(31)です。 谷口容疑者は29日午後6時ごろ、自分が店長を務める美容院で、24歳の女性客のカバンから鍵を盗んだうえ、女性の自宅に侵入し。ブラジャーやパンツを盗んだ疑いが持たれています。 警察によりますと谷口容疑者は、女性が美容院で髪を染めている間に女性の自宅に侵入し、女性が帰宅した後、谷口容疑者から「会いに来たよ。部屋に入ったから」などと電話があったということです。 女性から「ストーカー行為を受けている」と110番通報があり事件が発覚。調べに対し谷口容疑者は「仕方ないですね」と容疑を認めていて、動機については「自分の性的欲求を満たすため」だと供述しているということです。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「なんで北九州だけ…」第2波警戒、疲れの色と嘆きの声
新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が全国で解除されて初めての週末。だが、感染が再び拡大している北九州市では、引き続き外出自粛が呼びかけられ、市民は「第2波」への警戒を強める。遠のく終息に、街に疲れの色がにじむ。 4ヘクタールの芝生広場や様々な遊具などを備えた北九州市若松区の大型公園・グリーンパークは、普段の週末は多くの家族連れらでにぎわう。公園によると、前週の土曜日は約6600人が押し寄せたが、この日は約1200人と5分の1以下だった。 家族と訪れていた戸畑区の自営業、中尾真奈美さん(44)は「学校がずっと休校で、子どもたちが家にいる時間が長かったので、外で遊ばせたかった」。子どもたちは休校期間中、イライラした様子を見せることもあったという。グリーンパークでは、マスクを着用していない人の入場を断り、消毒液の設置などを徹底しており、「しっかりやっているので安心です」。 市内では小中学生の感染も判明し、6月1日から全面再開する予定だった小中学校が当面、午前のみの登校になる。「まだまだ怖いが、私も仕事があり、休校が続くのに限界を感じていた。学校に行けるだけでもありがたい」と話した。 小倉北区の西小倉小学校にはこの日午前、新1年生と保護者たちが次々と訪れ、体育館で在校生のメッセージ動画を見たり、飾り付けられた教室で記念撮影をしたりした。 市立小学校ではこの日、緊急事態宣言で4月に実施できなかった入学式の代わりの行事を行うはずだったが、再び中止に。一部の学校は希望者に開放された。新入生の女子児童(6)は「写真を撮ったり担任の先生に会えたりして、楽しかった」。 八幡西区の繁華街・黒崎のアーケード。買い物に来た近くの女性(84)は人通りを見て、「少ない、少ない」と話した。区内では、特別養護老人ホームの職員や入所者の多数の感染が判明し、「どこで感染するか分からない。自分の健康は自分で守るしかないですね」。通っていた体操や社交ダンス、コーラスの教室などは、コロナ禍で3カ月間休みが続く。体調管理のため、散歩など外出の機会をつくるようにしているという。「みんな自粛続きで客が来ず、商店の人たちもかわいそう。今日はさっと買い物をして帰ります」と足を速めた。 JR小倉駅の新幹線のりばの改札も、人の行き来はまばらだった。飼い犬をケースに入れて連れていた小倉北区の女性(28)は、犬を獣医師に診てもらうため福岡県春日市の実家へ向かうという。月1回、犬を獣医師のもとへ連れて行っている。 「犬の薬もなくなってきているので、仕方ない」と思いつつ、市外への移動自粛が求められている中、罪悪感もある。「なんで北九州だけこんなに感染者が増えているのだろう。実家に着いたら、すぐにお風呂に入ろうと思います」(吉田啓、城真弓、板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沈黙、手探りの給食…パンは毎日、魚肉ソーセージがない
新型コロナウイルスの影響による長期休校を経て、各地で学校が再開され、給食も始まりつつある。再び休校となって食材が無駄にならないか。どうすれば安全に食べられるか――。前例のない事態に、現場では模索が続いている。 21日に学校が再開し、25日からは給食も始まった福岡市。にぎやかだった給食の風景は、様変わりした。 26日昼、福岡市立春住(はるずみ)小学校。この日登校した3、5年生にとって、3カ月ぶりの給食だった。 おかずを盛りつけるのは、給食当番ではなく先生だ。児童は間隔を空けて並び、自分の分だけ取って席に戻る。マスクをしたまま「いただきます」。そっとマスクを外し、みんな前を向いて黙々と食べ始めた。 教員は消毒や指導に忙殺 ある女子児童は「おいしい」と笑顔を見せつつ、「静かで、どこ向いて食べていいか分かんない」。 この日の献立は、がんもどきの… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
休校中の子どもへ「昼食代」 全国74市区の3割が支給
新型コロナウイルスの影響による長期休校の間、給食が食べられなくなった子どもたちのために、約3割の自治体が、就学援助を受けている世帯への「昼食代」の支給を決めた。朝日新聞のアンケートに答えた。家庭への食材配達や学校再開後の給食費を無償にする動きもあり、多くの自治体が、コロナ禍で困窮する家庭の子どもの食を支えるのに苦心している。 休校が最長で3カ月に及ぶことを受け、道府県庁所在市、政令指定市、東京23区の計74市区の教育委員会に25~27日、「児童生徒の食を支えるために取り組んだこと」を質問。さいたま、名古屋、京都など24市区(32%)が、就学援助の受給家庭に給食費相当分を「昼食代」として支給したか、支給予定と回答した=表。このうち半数は東京23区の自治体だった。 給食費相当分に独自の上乗せをした自治体もある。東京都品川区の給食費は1食240円(小学校低学年)~320円(中学校)だが、1食500円として、2カ月(計40回)分にあたる計2万円を、約4千人の対象児童生徒の家庭に支給した。担当者は「市販の弁当を買う場合、200~300円ではなかなか難しい。500円あれば何とかなると考えた」と話す。 現物配布や無償化…自治体苦心 家庭に食材を送ったのは神戸市。大型連休明けから、就学援助の対象者約1万5千人の家庭に、米やレトルトカレー、サバの缶詰など、3千円相当の20品目を届けた。担当者は「『昼食代』の支給だと、確実に子どもの食事につながるかわからない」と説明する。 就学援助の対象を広げる動きもある。岐阜市や佐賀市は、コロナ禍で収入が急減する世帯が増えていることを受け、前年度の所得だけではなく、直近の減収状況も踏まえて対象者を判断するようにした。 福井市は「給食がなくなり、食費や光熱費の負担を軽減するため」として、子育て世帯に子ども1人あたり1万円を支給した。 家計が苦しくなる家庭が増えることを見すえ、給食費の無償化を決めた自治体もある。 大阪市は、所得制限を設けた上… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル