北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父で、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)の前代表、横田滋さん(87)が、5日死去した。 拉致被害者の田口八重子さん(拉致当時22)の兄で、家族会の飯塚繁雄代表は「拉致救出運動が長くかかっている中、こういう状況が出てくることは当然のことで、いつかは来ることです。我々はそういうことを覚悟しながら活動をしてきました。だからこそ『家族が元気なうちに早く!』と訴えてきたわけですが、その意味で大変残念に思います」とのコメントを出した。 取材に応じた飯塚さんは「長い間、奪還のために闘ってきた人がまた一人減ってしまったという印象が強い」と、滋さんの死を悼んだ。被害者家族の高齢化が進む中、「亡くなってから騒ぐのではなく、特に関係する政府の各担当は、こうなる前に解決に向けて考えてほしい。これまで『早く解決を』と求めてきたのは、こういった状況があるから。なんとか、次の家族が亡くなる前に進展してほしい」と語った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「必ずめぐみさんたちを助け出す」 西岡力・救う会会長
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父で、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)の前代表、横田滋さん(87)が、5日死去した。支援団体「救う会」の西岡力会長が出したコメントの全文は次の通り。 「痛恨の極みです。拉致被害者救出のため23年間、ともに戦ってきた者として、力が足りなかった、申し訳ないという思いで一杯です。横田滋さんが、平成9年、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されていることが発覚した後、実名と写真を出して救出運動を行うという困難な決断をされたことで、拉致という大きな闇を明るみに出す契機になりました。しかし、5人とその家族は助け出せましたが、めぐみさんたち多数の被害者はいまだに彼の地に抑留されたままです。一目でもめぐみさんに会いたいという強い意志で2年以上の入院生活で最後の戦いをされ、力尽きて天国に旅立たれました。必ずめぐみさんたちを助け出します。どうか、天国でそのときをお待ちください」 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
拉致から43年、重ねた講演1400回 晩年は教会にも
拉致被害者救出運動のシンボル的存在だった横田滋さんが5日、亡くなった。最後まで長女めぐみさんとの再会を願っていた。 妻早紀江さん(84)ら家族はコメントを発表した。「これまで安倍総理大臣をはじめ多くの方々に励ましやご支援をいただきながら、北朝鮮に拉致されためぐみを取り戻すために、主人と二人で頑張ってきましたが、主人はめぐみに会えることなく力尽き、今は気持ちの整理がつかない状態です」 早紀江さんによると、数年前から滋さんは食が細り、会話もままならない状態だったという。 新潟市内の中学1年だっためぐみさんが下校途中に失踪したのは1977年11月15日。「神隠し」と言われた。滋さんは日本銀行の新潟支店に勤めていた。早紀江さんと2人で家出人を捜索するテレビ番組にも出た。 事態が動いたのは20年後の9… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
吉村知事、元SMAP3人のレギュラー番組にリモート出演(サンケイスポーツ)
元SMAPの稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)が7日午後3時から生放送するAbemaTVのレギュラー番組「7.2 新しい別の窓」に大阪府の吉村洋文知事(44)がリモート出演することが5日、分かった。 同番組では専門家を招き、吉村知事とともに緊急事態宣言後の対策や、「アフターコロナ」について、生活をする中で今、知っておきたいことはもちろん、視聴者に代わって3人が、家庭では夫であり、父でもある吉村知事のプライベートの過ごし方などに迫る。 また、3カ月ぶりにスペシャル生ライブも無観客で実施。お笑いコンビ、EXITらも登場する。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
容疑者と別人の顔写真を放送 4人死傷事件で読売テレビ(共同通信)
読売テレビ(大阪市)は5日、兵庫県宝塚市の4人死傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された野津英滉容疑者(23)として放送した顔写真が、別の男性のものだったと発表した。番組を見た男性本人からの連絡で誤りが判明し、同社は「ご迷惑をおかけしたことを深くおわび致します」と謝罪するコメントを出した。 同社によると、5日朝の関西ローカルの情報番組「朝生ワイドす・またん!」で放送した2枚の顔写真のうち1枚が容疑者と別人だった。読売テレビが映像を提供した5日早朝の日本テレビ系の全国ニュースなどでも誤った写真が放送された。「チェック体制を強化し、再発防止に努める」としている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナ感染、全国で新たに44人 東京は20代で多く
新型コロナウイルスの国内感染者は5日、午後9時現在で新たに44人が確認され、累計で1万7175人になった。死者は4人増え、計917人。 東京都では20人が感染した。1日あたりの感染者が2桁となるのは5日連続。年代別では20代が8人と最多で、感染経路不明は12人だった。50代と80代の女性2人が死亡した。 拡大する「東京アラート」を受け、感染予防を呼びかける東京都や新宿区の職員、区の医師会の担当者=2020年6月5日午後7時1分、東京都新宿区、瀬戸口翼撮影 都が警戒を呼びかける「東京アラート」の主な3指標の値(5日時点)は、①1日あたりの感染者数(1週間平均)が20人以上=18人②感染経路不明の割合(同)が50%以上=46・8%③週単位の感染者数の増加率が1倍以上=1・54倍で、③が超えている。 神奈川県では6人の感染を確認。うち3人は横浜市の昭和大学藤が丘病院の医師で、1人は川崎市の関東労災病院の看護師だった。 北九州市では5人が感染。14日連続での感染確認となった。近畿の2府4県は新たな感染がなかった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夜の歌舞伎町で「3密避けて」 都職員ら歩いて呼びかけ
夜の繁華街で新型コロナウイルスの感染が広がっているのを受けて、東京都は5日夜、新宿・歌舞伎町で注意を呼びかける街頭活動を始めた。都や区の職員らが「距離を保とう」と書かれたパネルを掲げ、マスクを配りながら、「3密を避けて」と訴えて歩いた。 街頭活動は、感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」が出ている間、都内の繁華街で木曜や金曜に実施するという。 都内では、ホストクラブやガールズバーなどが軒を連ねる「夜の街」での感染が増えている。5月30日~6月5日の1週間の感染者126人のうち「夜の街」に関連した感染者は43人で34%を占めるという。(荒ちひろ) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
茨城空港愛称、「Tokyo」やめた 知事「反対一色」
訪日外国人客への知名度向上策として、茨城空港の海外向けの愛称案を「Tokyo Ibaraki International Airport」とする答申を有識者会議から受けていた茨城県は5日、答申案から「Tokyo」を外した名に決めたと発表した。パブリックコメントなどで批判が相次いだためという。 この日の記者会見で大井川和彦知事は「ネット上でもほぼ反対一色。私自身は愛称にこだわりはないが、反対の声を押し切ってまで『東京』を付けるメリットはないと判断した」と説明した。海外向けの愛称は「Ibaraki International Airport」になる。 航空専門家らでつくる県の有識者会議は3月下旬、海外セールスの強化になるとして「東京」を冠した4案など計6案を提示。その後の約1カ月間に集まった60件のパブリックコメントでは「(東京に接していないのに)誤解を招く」「茨城県民に誇りはないのか」など批判的な声が多かったが、同会議は5月末に全員一致で答申案に決めていた。 同空港の正式名称は「百里飛行場」。国内向けの愛称はこれまで通りに「茨城空港」を使う。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横田滋さん死去 自民・石破氏 「強靭さを秘めた人だった」(産経新聞)
自民党の石破茂元幹事長は5日、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父、横田滋さんが逝去したことに関して「『自分が、自分が』ということは一切言わない。内に秘めた強靭(きょうじん)さ、強い思いを持った人だった」と悼んだ。産経新聞の取材に答えた。 石破氏は拉致問題解決のために東京と平壌に互いの連絡事務所を設けるべきとの持論を重ねて示した上で「それも実現しなかった。めぐみさんに会えないまま亡くなられたことは、政府・与党の一員として申し訳ない」とも語った。 石破氏は拉致問題の解決を目指す超党派拉致議連の初代会長を務めた。滋さんについて「(平成14年に北朝鮮がめぐみさんの死亡情報を公開した際に)『間違いだ。めぐみは生きている』とおっしゃった。父親として切なる思いだっただろう。その時の光景は今でも印象に残っている」と振り返った。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
五輪簡素化 組織委とIOCが260項目の案を検討(産経新聞)
新型コロナウイルスの影響で来年に延期された東京五輪・パラリンピックをめぐり、大会組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)が、大会の簡素化に向け、260項目の見直し案を検討していることが5日、わかった。大会の1年延長に伴うコスト増を軽減するため、聖火リレーの日程短縮案などが浮上している。組織委は10日のIOC理事会で、現段階の日本側の検討状況を報告する考えだ。 東京大会は、1年延期に伴い競技会場の手配など数千億円の追加費用が必要とされ、組織委とIOCは4月の合意に基づき、共同で運営計画の見直しを進めている。組織委の森喜朗会長と東京都の小池百合子知事も今月4日、大会の合理化を進める方針で一致した。 現在、組織委とIOCは、開閉会式の演出を簡素なものに切り替え、参列者を絞り込む▽選手村の設置期間の短縮▽会場内外での装飾削減-などの見直し案をそれぞれ提示し合い、水面下で双方の事務局が検討作業を続けている。 ただ、各イベントには大会運営費の多くを賄うスポンサーが関与しているため、検討作業は難航しているという。例えば、聖火リレーのランナーにはスポンサー枠がある。組織委幹部は「リレーの日数を削れば、その分スポンサーからの収入が減りかねない。全体の収支を見定めながら、簡素化の可能性がどれだけあるか検討を重ねている」と明かす。 また、簡素化の度合いは新型コロナの感染状況とも密接に関係する。同じ組織委幹部は「今後、世界の感染状況がどうなるかはわからない。年内は検討作業を続けるだろう」と語った。 組織委で副会長を務める遠藤利明元五輪相は5日、自民党の会合で、観客を減らした場合のチケットの売れ行きなどの懸念を指摘し「(簡素化には)プラスとマイナスがあるので一つ一つ精査する」と述べた。 会合後には記者団に、東京大会の開催可否について「来年3月ぐらいに代表選手が選考されているのかどうかが大きな課題だ」と述べ、来春が判断の時期になるとの見通しを示した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース