将官級と呼ばれる高級幹部自衛官の再就職をあっせんしたとして、防衛省は14日、陸上自衛隊幹部ら5人を停職などの懲戒処分にし、発表した。あっせんは省内の通達で2009年から禁じられ、自衛隊法改正で15年からは違法になっている。このほかに、監督義務違反があったなどとして歴代の陸上幕僚長など計18人に対しても、訓戒や注意などの行政監督上の処分を出した。 発表によると、懲戒処分になったのは、陸幕の募集・援護課の元課長や課員ら5人。15年10月~18年7月、退職を控えた将官級ら25人の経歴や再就職希望などの情報を違法に民間企業21社に提供していた。情報提供はいずれも企業からの求めに応じたもので、省と利害関係のある企業はなかった。再就職につながらなかった人も一部いたという。 こうした企業への経歴の提供は、省内の通達で禁止された09年以降、続いていたという。通達以前はあっせんが認められていた。違反に関わった担当者らは調査に対し、「ルール変更のたびに違反にならぬよう対応したつもりだったが、認識が甘かった」などと説明しているという。防衛省は「長期にわたり構築・運用されてきた再就職援護システムの一環として行われてきた」と説明している。 階級制の自衛官には上から将官、佐官、尉官などの序列があり、佐官以下は56歳までに定年を迎える「若年定年制」。比較的若く退くため、省による再就職あっせんが認められており、募集・援護課がその業務を担っている。一方、将官は定年が60歳で、あっせんは禁じられている。(伊藤嘉孝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
藤井聡太七段、逆転2勝目「開き直った」 将棋・王位戦
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が14日、第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第2局で木村一基王位(47)に144手で逆転勝ちし、対戦成績を2勝0敗とした。中盤でリードを奪った木村王位が勝ちパターンに持ち込んだが、藤井七段が終盤の粘りで形勢をひっくり返した。史上最年少での初タイトル獲得に向けて、大きな1勝となった。 王位戦は持ち時間各8時間の2日制。第2局は13日から札幌市で指された。木村王位が得意戦法の「相懸かり」を採用。1日目はスローペースで進み、40手しか進まなかった。藤井七段が初めてとなる「封じ手」をして、1日目を終えた。 2日目は藤井七段が封じた40手目△8六歩で幕を開けた。中盤で藤井七段が攻めたが、その切っ先を見切った木村王位がうまく反撃してペースをつかみ、終盤に突入した。 持ち時間を30分以上残してい… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本県、避難者ら226人の陰性確認 派遣職員感染受け
豪雨災害対応のため香川県から熊本県に派遣されていた高松市職員の30代男性が新型コロナウイルスに感染していたことを受け、熊本県は14日、高松市職員が業務をした避難所の避難者らのPCR検査結果を発表した。14日午後5時までに371人の検体を採取し、226人の陰性を確認した。 熊本県によると、職員は8~11日、人吉市立第一中学と多良木町の旧多良木高校の避難所で、避難者の健康状態の聞き取りなどをした。県は、職員がマスクを着けていたため避難者は濃厚接触者にあたらないとみており、希望者を募って13日夜に検査を開始。これまでに第一中で119人、旧多良木高で252人の検体を採取した。 県は14日、全78避難所で県や保健所の職員が感染防止対策の状況を確認。13日には他県からの応援職員などに感染防止対策の徹底を依頼している。(大木理恵子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
喜びもたらす服を コロナ禍でメッセージ再考、MSGM
ネオンの下で綿あめを食べたり、湖畔で騒いだり。MSGMは若い男女のグループが街や自然の中でいかにも楽しそうに遊ぶエネルギーに満ちた映像が印象的だ。 白いTシャツにぺイズリー柄のプリントシャツ、アイスクリームカラーのピンクのパーカや爽やかなフリルドレスなど、MSGMらしい切れの良いカジュアルなスタイルがいくつも提案された。 テーマは「I DON’T KNOW WHERE, BUT TOGETHER」。背後にあるイメージは「希望の息吹」だという。 デザイナーの、マッシモ・ジョルジェッティは、「(コロナ禍による)ロックダウンの後、私たちは何を目指し、何をメッセージとするのかを再考した。それは着心地が良く、新鮮で、喜びをもたらす服でした」とコメントした。 作品は21年春夏のメンズと、21年レディースのリゾートコレクション。(編集委員・高橋牧子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東広島市の土砂流入、2人死亡確認 「息できん」訴え
降り続いた大雨で、広島県内では住宅の裏山が崩れて親子2人が土砂に埋まり、現場から男女2人の遺体が見つかった。 同県東広島市河内町宇山で14日午前6時ごろ、「斜面が崩れた」と、近所に住むとみられる女性の声で119番通報があった。この住宅に住む倉兼(くらかね)千代子さん(84)と息子の茂実(しげみ)さん(55)が1階部分で土砂に埋まった。 同市によると、住宅は木造2階建て。近所に住む男性(74)によると、119番通報したという女性から連絡を受け、午前6時すぎに現場に駆けつけた。住宅に土砂が流れ込んでいたが、1階部分はまだつぶれておらず、茂実さんが首まで泥に埋まった状態で「しんどい、助けて」「息ができんようになる」と訴えていたという。 この近所の男性が泥をかき出そうとしたが、救助隊に促されて現場を離れた。その後、住宅の土台の石垣が崩れ、1階部分が押しつぶされたという。茂実さんの声は聞こえなくなったという。 救助隊は午後0時半ごろ、土砂に埋まった男性を見つけたが、問いかけには応じず呼吸もない状態だった。午後6時25分に死亡が確認された。男性は茂実さんとみられる。 一方、午後2時半ごろには「3回たたいてください」との呼びかけに、崩れた住宅の1階部分から何かを3回たたく音が返ってきたという。千代子さんとみて救助を続けていたが、午後11時50分すぎ、千代子さんとみられる女性の死亡が確認された。 東広島市によると、同市河内町宇山では13日未明の降り始めから14日午前6時までの降水量が計152ミリだった。(東谷晃平、西晃奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州で新たに2人の遺体 西日本、大雨のピークは過ぎる
低気圧や梅雨前線の影響で西日本は14日、大雨となった地域があり、土砂災害や河川の氾濫(はんらん)が起きた。九州では新たに2人の遺体が見つかった。気象庁によると、西日本では大雨のピークは過ぎたが、東北や北陸で15日も雨が続くという。 広島県東広島市で14日朝、崖崩れで土砂が住宅に流れ込み、住人の倉兼(くらかね)千代子さん(84)と息子の茂実(しげみ)さん(55)が1階部分で埋まった。市によると、2人と見られる男女の死亡が現場で確認されたという。また、島根県江津市を流れる江の川が8カ所で氾濫した。同日夕までに人的被害は確認されていない。 大分市の大分川河川敷で14日、コインランドリーに出かけたまま行方不明になっていた大分県由布市の安部善伸さん(45)が遺体で見つかった。鹿児島県南さつま市の河川敷では行方不明の男性(63)とみられる遺体が見つかった。この1人の遺体を含まず、九州では各県によると、死者は69人、心肺停止1人、行方不明者は10人。ほかに長野、静岡、愛媛の3県でも計4人が死亡している。 気象庁によると、15日午後に寒気が流れ込むため、東日本で激しい雨が降るところがあるという。 ◇ 政府は14日、九州各地などでの豪雨被害を「特定非常災害」に指定することを閣議決定した。特例措置として、運転免許証更新などの期限が延長される。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都府の感染 「警戒基準」に到達 新型コロナウイルス(関西テレビ)
関西テレビ 14日、京都府内で新たに12人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、府が独自に設けた「警戒基準」に達しました。 京都府で感染が確認されたのは、未就学児から50代の男女12人で、このうち4人の感染経路がわかっていません。 直近7日間の平均で「新規陽性者が5人以上、感染経路不明が2人以上」となり、府が独自に設けている3段階の基準のうち2段階目の「警戒基準」に達しました。 京都府はこれを受けて、15日に対策本部会議を開く予定です。 また、神戸市東灘区の病院では形成外科に入院していた50代男性の感染が判明しました。 男性は今月1日に神戸市内の別の病院から転院していて、4日から発熱の症状が続いていたものの、新型コロナウイルスへの感染が疑われず、マスクをせずにリハビリなどをしていたということです。 このほか14日は大阪府で20人、奈良県で3人、和歌山県で1人の感染が判明し、近畿ではあわせて45人の感染が確認されました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
京都府感染者12人確認で『警戒基準』に(読売テレビ)
読売テレビ 京都府で新たに感染が確認されたのは未就学児から50代の男女 12人でこのうち4人は感染経路が分かっていない。これにより 「7日間の平均で感染経路が分からない人が2人以上」という条件を満たしたため府が独自に設けた3段階の基準のうち2段階目にあたる『警戒基準』に達した。一方神戸市では『甲南医療センター』の形成外科に入院している男性患者の感染が確認された。男性患者は今月4日に38度台の熱が出ていたがマスクを着けずにリハビリを行っていた。病院では当面の間一部の病棟で入院患者の受け入れなどを停止する Source : 国内 – Yahoo!ニュース
新型コロナ 感染者増え京都で「警戒基準」に(ABCニュース)
ABCテレビ 京都府では、新たに12人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、府が独自で設けた「警戒基準」を超えました。 京都府では14日、未就学児から50代の男女12人の感染が判明し、そのうち感染経路不明者は4人でした。これにより、直近1週間平均の新規感染者数が7.86人、感染経路不明者が2.29人となり、府が8日に見直した3段階の独自基準で、現在の「注意喚起基準」から1段階うえの「警戒基準」に達しました。ただ警戒基準では施設使用やイベント自粛要請などは想定していないということです。関西では14日、大阪、兵庫、奈良などで45人の感染が確認されています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
中国地方で大雨被害…広島県で土砂崩れ捜索活動続く(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 島根県を流れる江の川では14日、複数の場所で氾濫し、川の水は住宅地にも押し寄せました。午前中に2カ所で発表された氾濫発生情報は、午後7時半になって8カ所に拡大。江津市は、14日午後9時現在、市内の約3200世帯に避難指示を出しています。江津市では、1階の半分くらいの高さまで水に浸かった建物もあります。別の地区では、避難所に逃れたものの、周囲が浸水し、孤立している人たちもいます。 江津市川平分団・山本勝也分団長は「道路がすべて冠水して、もう、船ぐらいでないと動けない。(水位が)一気に上がり、ちょっと怖いものがあった」と話します。 こうした被害をもたらしたのは、13日夜から14日朝にかけて、前線が中国地方をゆっくりと南下したためで、局地的に激しい雨が降りました。 広島県東広島市では、雨によって土砂が崩れ、住宅がのみ込まれました。消防に通報があったのは14日午前6時ごろ。住宅には倉兼茂実さん(55)と母親の千代子さん(84)がいました。近所の人が駆け付けると、男性が土砂に埋まっているのが見えたといいます。近所の男性は「『助けて』とか『痛い、痛い』と言っていた。『頑張れよ』と言って中に入って土砂をどけたりした」と話します。その後やってきた消防に近所の男性は救助を任せました。しかし、ほどなくして事態が悪化。庭の前の石垣が崩れ、同時に家屋も滑り落ちてしまいました。重機も入り、懸命に行われている捜索活動ですが、午後6時半ごろ、その場で倉兼茂実さんとみられる男性の死亡が確認されました。一方、母親とみられるもう一人は、午後2時半の時点で「3回叩いて」という呼び掛けに反応があったといいます。捜索は夜通し行われる予定です。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース