激減しているニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」を不正に香港へ持ち出そうとしたとして、大阪府警は29日、大阪府や神奈川、千葉県の男7人を関税法違反の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。男らの一部は府警の任意聴取に「国外へ持ち出したのは初めてではない」と説明。ウナギの資源管理が国際的な課題となるなか、密輸ルートの存在が浮かんでいる。 捜査関係者によると、逮捕されたのは大阪府泉大津市の坪田利昭容疑者(59)や堺市北区の酒井正人容疑者(61)ら。府警は坪田容疑者が指示役で、香港への運搬役らとの間に報酬のやり取りがあったとみている。 逮捕容疑は1月末、シラスウナ… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2万人の町に衝撃、6日間で感染1人→24人「驚き」
人口2万人余の宮崎県高鍋町が新型コロナウイルスの感染拡大に揺れている。県内で初めてスナックでクラスター(感染者集団)が発生し、28日までの従業員や客への感染確認は計19人に。黒木敏之町長は「町は不安の中にある」とし、対応に追われている。 27日午後、町中心部の人通りはまばらで、飲食店には臨時休業を知らせる貼り紙が目立った。小さな子どもを連れて役場近くを歩いていた30代の主婦は「数日でこんなに感染者が出て驚いた。自宅にこもってばかりだったので散歩に出たけど、これまで以上に消毒を心がけたい」と話した。 町内では22日、フルーツ店を経営する30代男性の感染が初めて確認された。スナック「Little(リトル)」ではクラスターが発生し、27日までに従業員や利用客ら計24人の感染を確認。フルーツ店の店主や宮崎市の理髪店主(23日感染確認)もリトルを訪れていた。感染の急増を受け、県は27日夜、西都児湯地域の飲食店に対し、8月16日までの休業や時短営業を要請した。 リトルが入る2階建ての雑居ビ… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「死ぬことばかり考えていた」ALS患者の医師を絶望から救ったもの(ハフポスト日本版)
自分の足ではもう、歩けない。徐々に手も動かせなくなり、聴診器すら持てなくなった。 「もう終わりだ、と思いました。訪問診療の医師として働くことが生きがいでしたから。走っている車に、車椅子で飛び込んでしまいたい。毎日死ぬことしか考えられなくなりました」 9年前、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断を受けた太田守武さん(49)。現在は人工呼吸器を装着し、声を発することができない。家族や介助者を通じてハフポストのインタビューに応じ、京都のALS患者の嘱託殺人事件に「ただただ悲しく、言葉もない」とやり切れない心中を明かした。 安楽死を望んだ女性に、訪問診療医の道を断たれ、「死」に向かおうとしたかつての自分を重ねる。絶望から救い出してくれたものは、何だったのか。 ■天職だった 太田さんは理工学部の大学生時代、義足や義手の研究をしていた。母が運営する障害者の作業所で、お年寄りが「福祉に明るいお医者さんがいてくれたらいいのに」とこぼすのを聞いた。 「体に電撃が走ったみたいで、これこそ自分がやるべき道だと直感しました」 理工学部を卒業後、医師を志して大分大学の医学部を受験し、入学。2006年から千葉県の総合病院に勤務した。病院で往診をした際、重度障害者たちが自宅で暮らせるよう、医師や看護師、ヘルパーなど様々な職種がチームで関わる訪問診療の魅力を知る。「患者さんやご家族が緊張してしまうから」と、自宅訪問の際は白衣を着用しなかった。 訪問診療にやりがいを感じていた11年ごろから、足を動かしにくくなった。3年後、ALSと診断を受ける。長男は2歳だった。 「息子を抱き抱えられないことが本当にショックでした。息子が大きくなったら野球を教えたい、キャッチボールもしたい。でもそれはできないんだと。父親として何ができるかを考えた時、絶望しました」 ■主治医の一言で光が見えた 日本ALS協会のウェブサイトなどによると、ALSは体を動かすための神経系が変性する進行性の指定難病。神経の命令が特定の筋肉に伝わらなくなり、手足やのど、舌などの筋肉がだんだん縮んでいく。一方で、知能や目の動き、五感などの機能は失われず維持される。原因が分かっていないため、有効な治療法がほとんどない予後不良の疾患と考えられている。厚生労働省の統計によると、全国のALS患者数は9805人(2018年度末時点)。 診断を受けてから、太田さんは死ぬことばかり考える日々を送った。生きる意欲を失った太田さんを救ったのは、主治医の一言だった。 「医師として、ALSの患者として、先生にしか話せないことがあるはずです」。講演の誘いだった。 太田さんは壇上で、「難病患者が地域の中で生きること」をテーマに自身の体験を語った。すでにマイクを自力で持てなかった。介助者が持つマイクに、かすり声を振り絞って吹き込んだ。涙を流して聞き入る人たちの姿が見えた。「自分にもできることがあると確信しました」 家族や友人、医療・福祉従事者の仲間の励ましもあり、2017年には、NPO法人「Smile and Hope」を設立。無料医療相談や、看護師・介護士らと訪問介護事業に取り組んでいる。 「患者さんとその家族に、医療従事者たちが安心で安全なケアを提供し、医療と福祉を融合する。そのためのコーディネートができることが、今の私にとって生きる喜びです」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「私がどれほどつらいか」ALS女性、苦悩のSNS 難病患者につづった孤独や苦しみ(西日本新聞)
≪私がどれほどつらくて悔しいかを聞いてほしいの! でもやっぱり患者にしか分からない。みんな自分のことで忙しいし≫-。 ツイッターで容疑者が林優里さんに持ち掛けた文面 自ら依頼し、医師2人に薬物を投与され亡くなったとされる筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の林優里さん=当時(51)。北部九州に住む神経難病のマイさん(29)=仮名=は林さんとみられる女性と会員制交流サイト(SNS)上でメッセージのやりとりを重ねていた。つづられた言葉からは、孤独や病のつらさを周囲に理解してもらえない苦しみが浮かび上がる。 マイさん自身も難病により不自由な体で、医師が処方した致死薬を患者が自ら使う「自殺ほう助」が認められるスイスでの安楽死を望んでいる。交流のきっかけは、死のあり方を自ら選択する権利に関して書き込んだ林さんのものとみられるツイート。これを読んだマイさんが2019年5月、第三者から見えないダイレクトメッセージを送った。 「根底にあるものは同じ孤独です」 それ以来、メッセージを通じて思いを語り合ってきた。マイさんが孤独を打ち明けると≪根底にあるものは同じ孤独です≫と返信があり、こう続いた。≪「なんであんたたちそんな楽しそうなの!? 人がこんなにつらいのに!」。ほとんどの人は諦めてますが、友人たちにはしつこく訴えてしまいます≫ 林さんは、センサーが目の動きを感知する「視線入力」を使っていたとされる。具合が悪い中、苦労しながらメッセージを送っていたようだ。≪耳が痛くてかけません。話したいことはたくさんあるのに≫。思いを伝えられないもどかしさがにじんでいた。 お互いに自分自身の安楽死を望みながらも、相手には生きていてほしいと願うような複雑な感情も吐露した。マイさんが「自分のことは棚に上げて 生きていてほしいとつらさを強要するように願ってしまう自分が憎いです」と送ると≪(マイさんの)スイス行きの準備が整うのを複雑に思ってしまいます≫と返ってきた。 父親らに遺言書を残すことについても相談 林さんが亡くなったのは11月。その前に、スイスの自殺ほう助団体を利用する場合にかかる費用について尋ねられたという。マイさんは「約110万円」と回答。それが、林さんが自ら金額を提示して振り込んだとされる130万円の根拠になったのではないかと推測している。 父親らに遺言書を残すことについても相談を受けていた。≪文頭には私がどれほど死を望んでいるかが書かれていて、まずそれを理解してほしいと書いています≫。海での散骨を望む彼女のため、マイさんは業者を探す手伝いをした。11月中旬、感謝のメッセージを最後に連絡は途絶えた。 マイさんは「SNSで知り合った私に頼らなければならないほど、周囲に相談できる人がいなかったのかもしれない」と語り、自身が抱える思いと重ねるように言葉を継いだ。「日常的にすごく孤独や疎外感を感じていたのだろう」 (斉藤幸奈) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
GoTo、感染防止の努力が大事と国交相(共同通信)
赤羽一嘉国土交通相は29日の衆院国交委員会で、「Go To トラベル」について「新しい旅のスタイルを普及させるための大いなる挑戦だ。旅行者を含めて全ての方が感染拡大防止に努めていくことが大事だ」と強調した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
熱中症1週間の救急搬送者数、前週比2.3倍に – 総務省消防庁が20-26日の速報値公表(医療介護CBニュース)
総務省消防庁は28日、熱中症の1週間の救急搬送状況(20-26日)の速報値を公表した。救急搬送者数は前週比約2.3倍の3073人で、2週連続で増加した。初診時の傷病程度別では、死者が5人、重症が67人いた。【新井哉】 都道府県別の搬送者数は、大阪が292人で最も多く、以下は愛知(244人)、兵庫(164人)、埼玉(137人)、東京(136人)、福岡(116人)、京都(104人)、神奈川(103人)、鹿児島(100人)、宮崎(87人)などの順だった。 年齢別では、65歳以上の高齢者(1836人)が全体の約6割を占めた。熱中症の発生場所に関しては、住居(1162人)が最も多かった。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
東日本や九州北部で大雨の恐れ 気象庁、土砂災害に警戒呼び掛け(共同通信)
気象庁は29日、停滞する梅雨前線と低気圧の影響で、東日本や九州北部を中心に大雨になるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けた。 気象庁によると、朝鮮半島から東日本にのびる梅雨前線と新潟県佐渡市付近に停滞する低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となる。 東北では29日昼にかけて局地的にやや強い雨が降り、東日本や九州北部では29日夕にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や強い雨が降る所がある。 30日午前6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で九州北部100ミリ、関東甲信越60ミリ、北陸50ミリ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
山形県最上川で氾濫続く 引き続き、河川増水や土砂災害に警戒(ウェザーニュース)
今日29日(水)になり、梅雨前線は昨日に比べるとやや南下し、東北や北陸付近では活動が弱まりました。福島県など一部で雨が残っているものの、東北の記録的な大雨はほぼ落ち着きました。 ただ、昨夜、最上川が氾濫した山形県などでは、引き続き災害が発生するおそれがあるので油断はできません。 昨夜から今朝にかけて、最上川が氾濫 昨夜から今朝にかけて、山形県内を流れる最上川(もがみがわ)では、複数個所で氾濫が発生しました。 氾濫が発生したのは、最上川中流の大石田町横山(左岸)付近、大石田町大石田(右岸)付近、大蔵村白須賀(左岸)付近です。今朝7時を過ぎても最上川中流の大蔵村白須賀(左岸)付近では氾濫が発生しています。 また、新庄河川事務所と山形地方気象台は、7時40分には大石田町豊田地区(右岸)付近では、新たに氾濫が発生したと情報を発表しました。 上流の方では水位が下がり始めているところがあるものの、まだ中流域や下流域では雨が降っていなくても、水位が今も上昇を続けている観測所が多くなっています。 しばらくは河川増水や土砂災害に警戒 7月1か月分の雨量を上回る記録的な大雨となった山形県などは、依然として土砂災害の危険度の高く、川の水位も高い状況が続いています。 まだ油断のできない状況ですので、雨が収まっていても、急な斜面や増水した川には近づかないでください。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
1千万円以上のレクサス、即金で 復興バブルに沸いた街
東日本大震災から数年後、兵庫県にある廃棄物処理機械販売会社内の一室。そこで、同社役員(当時)が複数の下請け会社幹部らに対し、大手ゼネコン現場幹部に現金を届けるまでの段取りを指示していた。 その場で、裏金はブラックマネーを指す「B」と呼ばれた。元手となるのは、震災復興工事の架空外注費数千万円だ。役員は、その流れを矢印で示すチャートをホワイトボードに書いたり、紙で渡したりしたという。この打ち合わせの内容は、機械販売会社を税務調査している国税当局も把握した。 拡大する除染で出た放射性廃棄物の輸送トラックの列 機械販売会社の関係者によると、裏金作りの指示役だったという役員は「汗だくになって仕事をする」との評判だった。震災前、遠方に出張する際は宿泊代節約のためか、自家用車で寝泊まりしていたという。しかし、震災後の需要増で会社が潤うと暮らしぶりが一変。「神戸などのクラブで飲み歩き、支払いが一晩300万円になるときもあった。家族のハワイ旅行もファーストクラスになった」 この役員は酔うと、親しい周辺関係者に「現場、現場で元請けにお礼がある。そうして種をまくから仕事がとれるんだ」と漏らしていたという。 【連載】歪んだ復興マネー 復興事業の現場で異常な接待が繰り返されている…。建設業界から伝わる声をもとに取材を進めると、不正経理による裏金作りの実態が見えてきました。連載形式で背景や構造を解き明かします。 「復興バブル」に沸いたのは、… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「新入生の見守り必要に」 大学に危機感、留学にも影
学生募集、経済的理由による退学・休学……。コロナ禍が多くの大学の運営を直撃し、秋以降、さらに影響が深刻になりそうな実態が全国の大学への調査で浮かび上がった。授業や就職活動のオンライン化への心配も尽きないが、今後の教育を見直す機会と前向きに捉える動きも出ている。 7~8月の夏休みは、大学が学びの内容や学風を受験生にアピールする大事な時期だ。だが、今年は多くがオープンキャンパスを中止し、オンラインでの説明会などに切り替えた。朝日新聞と河合塾の「ひらく 日本の大学」緊急調査では、「受験生が大学と接する機会が大幅に減少」(独協大)などと、多くが学生募集に不安を抱く。 調査は6月24日~今月27日、国公私立の768大学を対象に行い、85%にあたる652大学が回答。14項目の選択肢を示し、「現在」と「夏季休暇以降」について、特に大きな影響があると考える問題を五つまで選んでもらった。 9月15日から総合型選抜(旧AO入試)の出願が始まり、来春入学者向け入試がスタートすることもあり、「学生募集」に特に大きな影響があるとした大学は、「夏休み以降」は「現在」よりも11ポイント多い77%に増える。私立大や公立大、入学定員が少ない小規模大に危機感が強い。夏休み以降は大規模大も大きな影響が出ると予想する。 拡大するコロナ禍でキャンパスへの立ち入りが制限されている東京大=5月、東京都文京区、増谷文生撮影 「人の移動が制限される事態が今後も起こった場合は、受験生の減少が起こりうる」と心配するのは、全国から学生が集まる九州・沖縄の国立大。さらに、「感染リスクや周囲からの誤解・偏見など、医療従事者が苦労している状況が報道等により伝えられているため、医療関係の職業が敬遠され、受験者が減少することも考えられる」(東北の国公立大)などと不安がる医療系大学も目立った。 経済状況の悪化が今後、学生に深刻な影響を及ぼすと予想する大学も多い。弘前大は「ますます経済的に困窮する学生が増える可能性が高い」とみる。国の継続的な修学支援を求めながら、独自の支援策を続ける考えを示す。中国地方の公立大は「学生支援制度の見直しとともに、地域社会から支えてもらえるよう、教育研究活動による貢献がより重要となる」とする。 「経済的理由による退学・休学… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル