新型コロナウイルスの感染状況を分析し、対策を厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)が30日、会合後の会見で、微細な飛沫(ひまつ)粒子によって感染が起きる「マイクロ飛沫感染」が3密(密集、密接、密閉)の状況では起こりやすいと注意を呼びかけた。一方、十分に換気された電車などで、この感染が起きるのは限定的だとした。 アドバイザリーボードは、新型コロナは接触感染や飛沫感染のほか、マイクロ飛沫によって感染が広がっていると指摘。飛沫感染は、せきや会話で出た飛沫によって通常2メートル以内で感染が起きる。一方、マイクロ飛沫感染はもっと小さな飛沫で、換気の悪い密室で長時間漂い、少し離れた距離でも感染が起きる。空調などを通じて長い距離でも感染が起きる空気感染とは異なる概念という。 マイクロ飛沫感染は、十分に換気された電車だけでなく、屋外の散歩や感染対策をしている店での買い物、食事では起きにくいとした。座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は「麻疹や水ぼうそう、結核のような空気感染とは違うとはっきり区別してお知らせしたい」と話した。(合田禄) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラムネと勘違い? 「ローションシート」誤飲を消費者庁が注意喚起…この夏増えるかもしれないその理由(FNNプライムオンライン)
「丸飲みに注意!」消費者庁が呼びかけ パックシートをタブレット状に圧縮し、化粧水に浸して使用する「ローションシート」。 紫外線が気になるこれからの時期に活躍するスキンケアアイテムだが、「子どもが誤飲する事故が起きている」として、消費者庁が注意喚起を行っている。 【画像】見分けがつかない…食品に混ざったシートはどれ? 「タブレット菓子(ラムネ)と間違えて、圧縮された商品を誤飲する事故が発生しています!子どもが誤飲しないように保管場所に注意しましょう。また、丸飲みする癖のあるお子さんは特に注意が必要!」 このコメントともに、子どもの事故防止に関する情報配信を行う、消費者庁の公式アカウント(@caa_kodomo)が発信したのは、タブレット状の食品の中にローションシートを紛れ込ませた写真。 シートをぎゅっと圧縮したその見た目はラムネ菓子に似ており、写真ではすぐに見分けは付かない。 幼い子どもならばよく確かめずに口にポイと放り込んでしまう…というのも考えられるし、水分を含んで大きなシート状になれば喉に詰まってしまう可能性もあるだろう。 たしかに危険な事例だが、なぜ今このような注意喚起を行ったのだろうか。消費者庁にお話を聞いた。 熱中症予防で事故が増える可能性 ――なぜ今回注意喚起を? 消費者庁は平成22年より、独立行政法人国民生活センターと共同で、医療機関から事故情報の提供を受けています。問い合わせが特に増えているということはありませんが、夏に入り、熱中症予防のための塩分補給サプリなどのタブレット菓子が身近になることも考え、注意喚起を行いました。 消費者庁によると、「リビングで食事をしていた2歳の子どもが『ラムネ』と言ったため見に行ったところ、『固かった、ごっくんした』と言った。子どもの手の届かないところに置いていたローションシートを椅子に登って取った可能性があり、受診した」という誤飲疑いの1件のみが報告されており、事故や問い合わせが特別多くなっている、ということはないという。 しかし、注意すべきなのは今後、熱中症予防のためのタブレットなどを口にする機会が増えること。 ラムネ菓子と間違えて食べてしまう…ということに加え、同様の事故が増えてしまう可能性があることから、今回注意喚起を行ったとのことだ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
九州 梅雨明け10日 猛烈な暑さ続く 熱中症に警戒(tenki.jp)
九州は梅雨が明けて、一気に厳しい暑さが訪れています。きょう31日(金)も九州は内陸部を中心に最高気温が35度以上の猛暑日になる所があり、熱中症の危険が高くなります。厳重に警戒して下さい。週末から来週も厳しい暑さが続きますので、体調管理にお気をつけ下さい。 きょうも九州の内陸部は猛暑日 きょう31日(金)、九州は太平洋高気圧に覆われて、夏空と厳しい暑さになるでしょう。きょうの予想最高気温は、福岡県久留米市や熊本県熊本市や人吉市、大分県日田市、宮崎県都城市、鹿児島県鹿児島市など内陸部を中心に35度の猛暑日になる見込みです。特に、熱中症の危険が高くなりますので、厳重に警戒して下さい。 7月に大雨で甚大な被害があった被災地でも猛烈な暑さになります。炎天下でも作業などは特に注意が必要です。復旧作業など行う際は、喉が渇く前にこまめに水分補給を行い、定期的に休憩をとるようにしましょう。また、体調に少しでも異変を感じたら、無理せずに休むようにして下さい。 来週初めにかけて夏空と厳しい暑さ あすから8月です。8月最初の週末も晴天が続き、午後は山沿いや内陸部中心ににわか雨や雷雨になる所がある見込みです。日中は内陸部を中心に気温が上がり、猛暑日が続出するでしょう。熱中症などの体調管理には引き続き警戒して下さい。 来週の後半になると太平洋高気圧の勢力が弱まるため、九州は高気圧周辺の湿った空気が入りやすくなり、不安定な天気が多くなる見込みです。 日本気象協会 九州支社 山口 久美子 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
19年度、復興予算39%残 台風で福島原発の事業進まず影響(共同通信)
復興庁は31日、2019年度に計上した東日本大震災の復興関連予算2兆7714億円のうち、39%の1兆943億円を年度内に執行できなかったと発表した。昨年10月の台風19号被害などにより、東京電力福島第1原発事故からの復興事業が思うように進まなかったのが影響した。 未執行のうち8126億円は20年度予算に繰り越す。これにより最終的には19年度予算の90%に当たる2兆4897億円を使う見通し。残りは「不用額」として21年度以降の復興財源に回す。 19年度予算を事業分野別で見ると、原発関連は9224億円のうち48%の4455億円を使い残した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「ボードゲームの内側」に詰められた覚醒剤…航空貨物で密輸図った容疑で男2人を告発 末端価格2億2600万円相当(東海テレビ)
東海テレビ 末端価格にして2億2600万円相当の覚せい剤を詰めて密輸しようとした疑いで、名古屋税関が男2人を告発しました。覚せい剤は航空貨物でボードゲームの内側に詰められて見つかったということです。 告発されたのは長野県松本市の自称アルバイト・新井秀麻容疑者(40)と長野県塩尻市の自称自営業・安藤裕二容疑者(45)です。 名古屋税関によりますと新井容疑者らは6月5日、覚せい剤およそ3500グラム、末端価格にして2億2600万円相当をカナダから航空貨物で密輸しようとした関税法違反などの疑いが持たれています。 見つかった覚せい剤は縦横76センチほどのボードゲームの内側に詰められていて、荷物の受取先などから新井容疑者らが浮上したということです。 名古屋税関は2人の認否を明らかにしていません。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
核禁止条約への「締約」求める 広島平和宣言、日本政府に(共同通信)
広島市の松井一実市長は31日、記者会見を開き、被爆75年の節目となる8月6日の原爆の日に平和記念式典で読む平和宣言の骨子を発表した。3年前に国連で採択されたが、現在も発効していない核兵器禁止条約について、日本政府に「締約国」となるよう求める。 同条約を巡っては、近年、地元の被爆者団体などから、強い言葉で批准を政府に求めるよう、要望が出ていた。 収束が見通せない新型コロナウイルスにも言及。ローマ教皇が昨年11月に広島で述べた言葉、同10月に亡くなった元国連難民高等弁務官の緒方貞子さんの言葉を引用し、市民社会へ連帯を促す。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
NHKエデュケーショナル 児童ポルノ禁止法違反で逮捕の59歳社員を諭旨解雇(スポニチアネックス)
NHKエデュケーショナルは、6月に児童ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕され、罰金の略式命令を受けた語学部の社員(59)を31日付で諭旨解雇としたと発表した。 当該社員は、18年7月に都内で未成年の女性のわいせつな画像を撮影するなどしたとして、児童ポルノ禁止法違反および東京都青少年育成条例違反で6月17日に逮捕され、罰金の略式命令を受けた。 同社は「会社の信頼を著しく損ねた責任は極めて重く、厳しく対処すべきと判断しました。視聴者の皆さまに深くお詫びいたします」とコメントした。 同社は1989年に設立されたNHKの教育番組制作専門のプロダクション会社。NHK・Eテレを中心に、番組等の企画、制作、購入などを行っている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
復興マネーを裏金にし飲食 調査報道がただす 池上彰氏
池上彰の新聞ななめ読み 「特ダネ」とは、何か。私もNHK記者時代、特ダネを求めて四苦八苦していました。 振り返ってみると、いずれ発表されるであろうことを他社に先んじて伝えることに熱中していたのではないかという反省があります。本当の特ダネとは、その報道がなければ世の中の人が知ることがなかったという種類のものではないでしょうか。 その手の特ダネこそ取材力がものを言う。7月27日付本紙朝刊の1面トップには快哉(かいさい)を叫びました。次のような書き出しの記事です。 〈東日本大震災の復興事業を請け負った大手ゼネコンの支店幹部らに提供する目的などで、複数の下請け企業が不正経理による裏金作りを行っていたことがわかった。朝日新聞の取材で確認した税務調査内容などによると、裏金は少なくとも計1億6千万円にのぼる。こうした裏金の原資は、復興増税などを主な財源として投じられた国費だった〉 この記事に「朝日新聞の取材で確認した」という文章があります。これが、いわゆる「調査報道」です。当局の発表をそのまま書くのではなく、自社の責任で報じる。これはリスクのある行為です。たとえば警察や役所の発表をそのまま書いていれば、間違った内容が含まれていても、発表した主体の責任です。 しかし、「朝日新聞の取材で」と書く以上、記事の全責任は朝日新聞社が負うのです。 この記事がなぜ大きな扱いになるかといえば、裏金の原資が国費だったからです。私たちの税金で行われている復興事業のお金の一部が裏金に回り、ゼネコン幹部が我々の税金で飲み食いしていた、というわけです。読めば読むほど怒りが湧いてきます。続きを読みましょう。 〈取材で確認できたのは、清水… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
人類はどう世界をめざしたのか 探究プロジェクト進行中
人類の世界拡散と繁栄のメカニズムを学際的・多角的に探究する大型プロジェクト「出ユーラシアの統合的人類史学」が進行中だ。ホモサピエンスの壮大な生存戦略に挑む研究事業の領域代表者、松本直子・岡山大教授(先史考古学)にねらいを聞いた。 「人間とは何か」研究者70人が結集 アフリカで誕生した私たちの祖先は数万年前にアフリカを脱出してユーラシア全域に広がったとされ、さらに旧大陸を飛び出して新大陸や太平洋の島々をめざした。 4万年前に日本列島へ、1万5千年前にベーリング地峡を伝ってアメリカ大陸へ、紀元前1500年ごろにはオーストロネシア語族がオーストラリアへ。「出エジプト」ならぬ出ユーラシアの人類の旅は、どのように始まったのか。70億もの人口増加と繁栄をもたらした人類文明の誕生には、どんなメカニズムが働いたのか。 日本、中南米、南太平洋地域を主な対象に、寒冷気候や海洋に適応していった人類の環境戦略と生態的地位(ニッチ)を、考古学や民族学、脳科学、遺伝学など複眼的な視点から総合的に解き明かそうとするのが、このプロジェクトだ。約70人もの研究者が専門分野を超えて結集し、文部科学省科学研究費助成事業の新学術領域研究として2019年度から5カ年かけて取り組んでいる。 「人間とは何か。環境次第で体の組成も生き方も、考え方も変わる、それが人間の特徴です。人類の普遍的な特質を知るには様々な要素が連関する旧大陸より、旧大陸と遮断されて独立した地だった新大陸や島々の方がわかりやすい。戦争や貧富の差はいつ始まったのか、文明の形成期に何があったのか。それを知ることは将来の指針にもつながるでしょう」 メダカの研究者も 七つの班に分かれて学際研究を進めている。 「モニュメント班」が扱うのは… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不登校の苦悩「脳が退化する」 母はとまり木を考えた
子どもたちが学校や家以外で自由に学べる居場所を増やしたい。鳥が羽を休めに木にとまるように――。そんな理想をロゴマークに掲げた「とまり木」の輪が、全国各地に広がっている。我が子の不登校で苦しんだ経験から、「悩む親子を孤立させたくない」と、一人の母親が中心になって始めた支援活動だ。とまり木は、3年間で300カ所以上になった。 支援者はカフェや農園…全国に323カ所 支援活動は、「多様な学びプロジェクト」(https://www.tayounamanabi.com/)。「街全体が学びの場」と位置づけている。学校がしんどい子が平日の日中に立ち寄れる場所をつくろうと、神奈川県川崎市に住む生駒知里さん(42)の発案で、3年前に始まった。北海道から沖縄まで「とまり木マップ」にはカフェや児童館、農園、寺やフリースクールなど計323カ所が並ぶ。 拡大する賛同団体・施設の「とまり木」マップ。北海道から沖縄まで320カ所を超す=多様な学びプロジェクトのサイトから きっかけは、生駒さんの長男が7年前、不登校になったことだった。2歳から13歳まで6児の母。兄に続いて小6の次男、小4の三男、小2の長女も地元のフリースクールなどで学ぶ。いま中学2年の長男は「すごく物知りで、人とも普通に接することができるようになった」と生駒さん。「4人とも違う形で経験したので、悩む人の気持ちがよくわかる」 「ママ、包丁で刺してくれ」 長男は小学1年の秋ごろ、突然… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル