世界で最も権威ある文学賞の一つ、英国のブッカー賞の翻訳部門にあたるブッカー国際賞が26日(日本時間27日未明)発表され、Marieke Lucas Rijneveldさん(オランダ)の「The Discomfort of Evening」に決まった。最終候補6作に入っていた作家・小川洋子さん(58)の「密(ひそ)やかな結晶」(英題「The Memory Police」)は、受賞を逃した。 「密やかな結晶」は、記憶の消滅が起きる島の物語。消滅が滞りなく進んでいるか、秘密警察が監視の目を光らせている。日本では1994年に刊行され、英語版は米ミドルベリー大教授(日本文学)のスティーブン・スナイダーさん訳で昨年刊行された。昨年の全米図書賞翻訳部門の最終候補にも残り、高く評価されていた。 ブッカー国際賞は2005年に創設。1969年から続く本賞のブッカー賞とともに、英国かアイルランドで1年間に出版された作品が対象となるが、本賞は英語で書かれたもの、国際賞は英語に訳されたものが対象となる。 アジアの作家では、韓国のハン・ガンさんが16年に選ばれた。18年に受賞したポーランドのオルガ・トカルチュクさんは、19年にノーベル文学賞(18年分)に選ばれた。 賞金は5万ポンド(約690万円)で、著者と訳者で折半する。(興野優平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
LINEで「オンライン避難訓練」、「密」回避で福岡市
「LINE Fukuoka」と福岡市は26日、9月1日の「防災の日」からLINEを活用したオンライン避難訓練を実施すると発表した。名付けて「とつぜんはじまる避難訓練」。どんな訓練なのか――。 従来の訓練は、いつ、どこで実施されるか事前に告知されてきた。しかし、コロナ禍で大人数が同じ場所に集まることを避ける必要がある今年、オンラインで実施することになった。 1~6日のどこかのタイミングで1人につき1回、地震もしくは水害の発生通知が届く。訓練について説明する動画が見られるほか、ハザードマップが確認できる。地図上で自身がいる場所を選択すると近くの避難所も確認できる。 参加するには、9月5日午後9時までに市の公式アカウントを友だちに追加し、訓練の参加登録をする。市地域防災課の森山浩一課長は「オンラインだからこそ何人でも参加できると期待している」と話す。(島崎周) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で897人感染 山口県で初のクラスター発生認定
新型コロナウイルスの国内の感染者は26日午後9時現在で、新たに897人が確認された。東京都は前日より54人多い236人で、3日ぶりに200人台となった。死者は9都府県で計13人だった。 都内の年代別の内訳は20~30代が半数を占めるが、40~50代も3割に迫る。 千葉県ではこの日、船橋競馬場に所属する20~40代の男性騎手6人の感染が判明した。県競馬組合によると、19日に発熱を訴える騎手がいたことをきっかけに、所属騎手25人にPCR検査を実施していたという。船橋競馬場は31日~9月4日に無観客で開催予定だったレースの中止を決めた。 三重県で確認された桑名市の20代会社員男性は、すでに感染がわかっている男性らと13日にバーベキューをしていた。 過去最多の15人が確認された山口県では、県内初のクラスター(感染者集団)発生を県が認定した。山陽小野田市の接待を伴う飲食店を訪れた客4人の感染が新たにわかり、同店での感染者の合計は客と従業員で14人に。県は、同じ地域内で酒を提供する飲食店約70店の全従業員を対象にPCR検査を実施する。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被告「ラーメンだけごちそうに」 IR汚職事件の舞台裏
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、衆院議員の秋元司被告(48)に賄賂を贈ったとして贈賄罪に問われた中国企業の元顧問ら3被告が26日、東京地裁での初公判で起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述や被告人質問で、日本のIR事業への参入を狙った中国企業「500ドットコム」側が秋元議員への贈賄を計画・実行した構図を描いた。 「500社」側は2017年5月23日、秋元議員と初めて面会。当時の最高経営責任者(CEO)が北海道や沖縄県への参入を支援してほしいと要望した。 同社は17年8月4日、那覇市でシンポジウムを開き、秋元議員を招いた。秋元議員は夜の懇親会で仲里被告らに「IR担当の副大臣に内定した」と告げた。紺野被告らは50万円の予定だった講演料を200万円に増額すると決め、秋元議員の管理する会社に振り込んだ。 「日本には選挙になると金を渡す風習」 9月中旬。解散総選挙が近いと… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府で新たに119人感染 2人死亡(ABCニュース)
ABCテレビ 新型コロナウイルスによる新たな感染者が発表され各地で死者やクラスターが出ていることがわかりました。 大阪府では、新たに119人の感染が確認され80代の男女2人が死亡したこともわかりました。女性には基礎疾患がありました。忠岡町の高齢者施設では、これまでに8人の感染者が出たことが判明していて、府はクラスターが発生したと認定しています。奈良県では新たに4人の感染が判明しすでに感染していた高齢の男性2人の死亡が確認されました。このうち大和郡山市の80代の男性はクラスターが発生した特別養護老人ホーム「瑞祥苑」の利用者で17日から入院していました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪で新たに119人感染 2人死亡 重症者全国最多(MBSニュース)
MBSニュース 大阪府で、8月26日新たに119人が新型コロナウイルスに感染し80代の男女2人の死亡が確認されました。重症者は68人と全国最多の状態が続いています。 大阪府では26日、新たに119人の感染が確認されました。このうち新たに3人の重症者が確認され重症者数は計68人と全国最多です。新規感染者のうち40代以上が約5割で重症化リスクの高い70代以上も2割に達しています。また感染が確認されていた80代の基礎疾患のある女性など2人の死亡が確認されました。府は高齢者やその同居家族のほか介護施設の職員などに「感染リスクの高い環境を避け少しでも症状があれば早めに検査を受けてほしい」と呼びかけています。 近畿・徳島では、26日あわせて200人の感染が新たに確認されました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナとの向き合い方は…専門家に聞く(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 全国では26日、午後9時現在で895人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。東京都では236人と、3日ぶりに200人を上回りました。山口県では接待を伴う飲食店で県内初のクラスターが発生し、15人と過去最多となりました。新型コロナウイルスと、どう向き合っていくのか。感染制御が専門の順天堂大学・堀賢教授に聞きました。 ◇ソーシャルディスタンスについて 順天堂大学・堀賢教授:「飛沫感染を防ぐためにも、最低1メートルの距離を保てば、感染リスクは軽減されるということで、ソーシャルディスタンスが提唱されています。反面、収容人数が半分以下になってしまうので、これまでのような経済活動が立ち行かなくなる問題が残されています。ただ、ソーシャルディスタンスは国によって違います。1メートル、2メートル、その中間というところもあって、その国の保健医療行政を司る所が主に決めているため、定義にゆらぎがあります。まだこの部分に関しては研究が進むかもしれません。収容人数を維持しながら、感染対策も行おうとすれば、新たに換気システムを変えたり、建築様式を変えるなどしていく必要があります。設備を変える初期投資は個人事業主には負担が大きいので、経済の復興と中長期的な成長を期待するのであれば、自治体や国が補助金を出すなどしても良いかもしれないと思っています」 ◇感染症法「2類相当」見直しについて 政府は、秋冬のインフルエンザや、新型コロナウイルスの感染拡大に備え、“2類相当”となっている新型コロナウイルスの取り扱いの見直しを検討することがわかりました。現在の2類相当は、患者への入院勧告、従わない場合には強制的に入院をさせることができます。さらに、就業制限や、感染が確認された建物の封鎖、治療費の公費負担も可能です。 順天堂大学・堀賢教授:「(Q.新型コロナウイルスは、なぜ2類相当とされている?)未知の感染症に対し、感染症を強力に封じ込めることを目的として、患者に入院措置を取ったり、感染拡大を遅らせている間に病気の特徴や問題点を詳細に調査できるので、早めに必要な対策を取れるようになるなどメリットが大きいからです」 一方で、感染者は“原則入院”のため、軽症者や無症状者の方も入院することで、医療現場や保健所の負担が大きく、ひっ迫の原因になってきたという問題点も指摘されていました。すでに、軽症者や無症状者のホテル療養・自宅療養は始まっていますが、入院している人も多いのが現状です。政府関係者によりますと、この“2類相当”の取り扱いを見直すことで、軽症・無症状者はホテル・自宅での療養を徹底し、重症者を重点的に対応していく狙いがあるといいます。 順天堂大学・堀賢教授:「(Q.見直しされた場合のメリットは?)今後、分類されるとしたら、3類は特定の人への集団感染、例えば食中毒などが危険視される感染症ですので違うなと。4類は人と人の感染ではなく動物を介する感染症なので、私の予想としては、季節性インフルエンザなどの5類に当てはまると考えています。5類になったとすると、全体の発生動向は調査しますが、濃厚接触者の追跡調査をしなくてよくなるなど、保健所の負担はかなり軽くなります。そうなると、現在停滞している保健医療行政が本来の姿に戻ります。また、病院は風邪やインフルエンザと同じ対応をしていけばいいということになりますので、病院の通常業務をしながら、コロナも見ていくことも可能になってきます。ただ、デメリットとしては、軽症者のカウントがされなくなりますので、感染症全体の規模がわかりづらくなります。また、家庭内療養が一般化してきますので、家庭内感染が増えて、再び感染拡大につながる恐れもあると考えられています」 ある程度の感染拡大は許容していく“5類”とするのか、現在の“2類相当”のままでいくのか、どのようにすべきなのでしょうか。 順天堂大学・堀賢教授:「これは、どのようにコロナと向き合うのか、これからどういう社会を目指してくのかを決めていくことに他ならない、分かれ道にあると思っています。もし現状のまま“2類相当”にするとすれば、感染者数そのものを徹底的に抑えることで、重症者や犠牲者を減らしていく道を選ぶことになり、経済もかなりひっ迫するということになります。もし“5類への見直し”をするのであれば、感染者の増加をある程度許容しつつ、重症者に手厚い医療を提供しながら、経済復興を優先する道を選ぶということになってきます。ただし、こうした深い議論がなされないまま、深刻な経済的ダメージへの対応を理由に、なんとなく決まりつつあることに、危うさも感じます。どういった社会像を目指していくのか、そうした国民的議論があったうえで“2類相当”にするのか、それ以外にするかを決めるべきではないかと思っています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
男性が転落か…元米軍施設の“巨大な穴”で何が?(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 横浜市金沢区にあるアメリカ軍施設の跡地で25日夕方、巨大な穴に60代の男性が転落したとみられます。穴の直径は約45メートル、深さは約30メートル。以前は、ふたがされていて、草木が生い茂り、穴があるようには見えない状態でした。しかし、事故後、ふたの半分ほどが落ち、土は、厚いところで数メートルにも及んでいます。ここは、戦後、アメリカ軍が航空機燃料の備蓄基地として使用していた場所で、巨大な穴は、地下タンクの1つでした。施設は2005年に返還され、現在は国が管理しています。 穴に落ちたとみられる、60代の男性従業員は、ショベルカーで、搬入された土をならす作業を行っていました。工事を発注した横浜市は、業者に地下タンクを避ける形で作業場所を指定していたといいます。しかし、ふたの縁ギリギリまで盛られた土が崩れていることなどから、市は、男性が、ふたの上で作業をしていた可能性があるとみています。タンク内の排水が必要なため、男性の救助作業を始めるのは、27日以降となる見込みです。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
“核のごみ”調査の応募…寿都町長「9月中は無理」(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) “核のごみ”の最終処分場をめぐり、調査への応募を検討している北海道寿都町の片岡春雄町長と、地元の産業団体や町議会議員との意見交換会が26日、行われました。 片岡町長:「手応え的には、結構、厳しいものがあるのかなと。きょうの雰囲気からすると、9月中の判断は、まず無理だろう」 片岡町長は、応募について、当初「9月に最終判断する」としていましたが、会の終了後に、10月以降に遅らせる考えを示しました。寿都町では、一般の町民を対象に来月10日にも説明会を開くことにしていて、片岡町長は、今後も丁寧に説明していくと強調しました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
経済と感染防止の両立を ウィズコロナ時代の試み(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 全国では26日、午後9時現在で895人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。東京都では236人と、3日ぶりに200人を上回りました。山口県では接待を伴う飲食店で県内初のクラスターが発生し、15人と過去最多となりました。こうしたなか、“ウィズコロナ”の時代を乗り越えるための新たな取り組みが各地で始まっています。 JR東日本は、東北新幹線の客席を使った輸送サービスを試験的に始めました。このサービスは、新型コロナウイルスの影響で増えた空席を有効活用するもので、仙台市石巻市で水揚げされたばかりの海産物が東京駅構内にある飲食店で提供されました。この新たなサービスには、漁業関係者も期待を寄せています。 石巻市の漁業関係者:「いま本当に産地でコロナの影響とかでなかなか売り上げが上がらない、大変なので、非常にこれはチャンスだと思います」 藤田医科大学の研究グループは、ウイルスの感染力を弱める世界初の実験結果を発表しました。人体に害がないとされる低濃度のオゾンを発生させたところ、10時間後には、オゾンを発生させていない時に比べ、ステンレスに付着させた感染力のあるウイルスの感染力が4.6%にまで減少したといいます。 藤田医科大学病院・湯澤由紀夫病院長「実際にコロナで陽性になっている方が入院されている所で、ご本人あるいは医療スタッフの安全をしっかり担保するという意味で、どんどんこういったものを使っていきたい」 藤田医科大学病院は、アルコール消毒などの対策に加え、病室や待合室に低濃度のオゾンを発生させる機械を置くことで、院内での2次感染のリスクを軽減したいとしています。 東京・町田市のライブハウス『町田プレイハウス』では2日、満席でライブを開く試みが行われました。監修したのは京都大学の藤井聡教授、そして、ウイルス学が専門の宮沢孝幸准教授です。 京都大学レジリエンス実践ユニット・宮沢孝幸准教授(ウイルス学):「ウイルス学的に考えて、一番安全な方法は(間隔を)開けることだけれど、それができる業種とできない業種がある。できない業種にどう安全を担保していくのか考えるのが僕たちの役目」 今回、ライブ入場時には検温を行い、体調が悪い人や60歳以上の高齢者などには来場を控えるようお願いしました。また、食べ物の提供はやめ、飲み物もビンとペットボトルだけ。そして、ライブ開始前に3つの注意点が呼び掛けられました。 京都大学レジリエンス実践ユニット・藤井聡ユニット長:「1、マスクつけて飛沫を飛ばさない。2、できるだけ声は控える。3、目鼻口は触らない」 ライブ中、観客はマスクを着けていますが、隣の人との距離はあまりありません。 京都大学レジリエンス実践ユニット・宮沢孝幸准教授(ウイルス学):「(客席で)これくらい離れて、マスクをしていれば、ただ息をしてるだけでは感染は成立しないと私は思います。混んだ電車の中で座席空けていますかという話なんですね」 マスクができない出演者にはマイクに飛沫を防ぐシート。前2列の客にはフェイスシールドをつけてもらいました。ただ、小さな飛沫が室内に溜まるのを防ぐため、換気が大切だといいます。今回のライブでは、30分に一度、換気を行いました。 京都大学レジリエンス実践ユニット・宮沢孝幸准教授(ウイルス学):「密閉したところで何時間もいると、ウイルスの細かい粒の密度が上がると、感染のリスクは高まる。ある程度は換気しないといけないと思います」 ライブから3週間以上経ちましたが、出演者・観客ともに新型コロナウイルスに感染したという報告はないといいます。 町田プレイハウス・松村忠俊さん:「来てくださった方たちが非常に楽しそうで、出演者もスタッフも生き生きとした姿を見せてくれた。僕たちはそのためにやってるので」 京都大学レジリエンス実践ユニット・藤井聡ユニット長:「文化・芸術があってはじめて人類・人間社会だとすると、芸術・文化もそれなりに保存できるように、コロナのリスクを最小化する道を探る。そこのポイントを探そうというのが、今回我々がライブをやった基本的な趣旨」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース