鳥インフルエンザが福岡県宗像市で25日に確認されたことをうけて、養鶏が盛んな九州各県と山口県は警戒を強める。 肉用と採卵用をあわせた鶏の飼育数が全国最多の鹿児島県。今月、ツルのねぐらで採取した水から2例、カモのふんから1例の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、警戒中だった。そのさなかに福岡県で発生したことに、県担当者は「農家にはこれまで以上に危機感を持ってほしい」と強調する。 肉用の飼育戸数が全国1位の宮崎県は、2003年から昨季に国内農場で発生した高病原性の鳥インフルエンザ51事例のうち20事例を占める。県は25日、すでに県内にウイルスが持ち込まれている可能性があるとみて、農場に緊急の一斉消毒を呼びかけた。担当者は「最大限の注意を呼びかけている」という。 長崎県はこの日、消毒用消石灰を農家に配り始める日だった。担当者は「やっぱり来たか」と話した。 大分県も福岡県で発生をうけて… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政治資金規正法を軸に捜査 「桜」夕食会費問題で特捜部
安倍晋三前首相側が「桜を見る会」前日の夕食会の費用を一部負担していた問題で、東京地検特捜部が、収支報告書に収支を記載しなかった政治資金規正法違反罪を軸に調べていることがわかった。有権者らへの寄付を禁じた公職選挙法違反罪の適用は難しいとみている模様だ。 夕食会は「安倍晋三後援会」が都内のホテルで開き、地元支援者らが5千円の会費制で参加。関係者によると、2015~19年の5回の費用総額は計約2343万円で、安倍氏側が計約916万円を負担していた。各年ごとに、単純計算で1人当たり2300~3800円ほどを安倍氏側が補塡(ほてん)したことになる。 こうした行為は選挙区内の有権者らに対する寄付を禁じた公選法に触れるおそれがあるが、寄付行為と認定するには、拠出する側と受け取る側の双方が「寄付」と認識していたという証明が必要とされる。 複数の参加者は特捜部の任意の調べに「食事も物足りず、寄付を受けた認識はない」「5千円と言われて払っただけで、本来の金額なんて知らない」などと説明し、会費を上回る利益供与を受けた認識を否定。安倍事務所の関係者も調べに対し、「選挙のために差額を寄付した意識はなかった」と供述した。一方、「収支報告書に記載すべきだった」と、規正法違反の不記載については違法性の認識を認めているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「春から散々我慢」の飲食店 忘年会時期の時短要請に…
新型コロナウイルスの感染拡大で、東京都は飲食店に対し、営業時間の短縮要請に踏み切った。春の「第1波」、夏の「第2波」に続く3度目の要請。かき入れ時の師走を前に、店主たちからは嘆きの声が聞かれた。 25日夕、東京・神田のホルモン料理店「まる豚」の店内で、営業時間の短縮を要請する小池百合子・東京都知事の記者会見の中継がテレビで流れると、店長の熊沢行雄さん(55)はため息をついた。「最近の感染状況をみて恐れてはいたけど、やっぱりきたか……」 緊急事態宣言が出ていた今春、店の客は前年の2~3割程度に落ち込んだ。「Go To イート」効果もあり、忘年会シーズンを前に客足が戻りつつあっただけに「『外食はだめ』という空気が広まって、また春先の状態に戻ってしまうのでは」と懸念する。 普段の営業時間は午前0時までで、金曜日は午前4時まで。2次会で利用する会社員や常連客も多く、午後10時以降の売り上げが2~3割ほどを占める。都の要請について「感染状況を考えれば仕方ない」とも思うが、その間に常連客が離れないか不安だ。生活がかかるアルバイトも6~7人抱え、要請に応じるかどうかは「今のところ五分五分」という。「飲食店にだって複雑な事情があることは分かってほしい」 JR神田駅近くのお好み焼き店「でくのぼう」。都の要請に応じて営業時間を短くするのは今回で3回目だ。コロナ禍で新たにテイクアウトを始め、迫敬毅店長(48)は「要請の範囲で工夫していくしかない」と話す。ただ、「Go To トラベル」事業が続きながら飲食店が制限されることには「どうして旅行は許されて飲食はだめなのか。飲食ばかりが責められるなんておかしい」と憤る。 一方で、要請に応じた店への一… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今後3週間感染増加抑えられなければ「緊急事態宣言が視野に入ってくる」西村経済再生相が危機感(スポーツ報知)
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は25日、感染状況が分科会の基準で上から2番目のステージ3(感染急増)相当と判断された地域への往来をなるべく控えるよう求める政府への提言をまとめた。西村康稔経済再生相は分科会後の会見で、今後3週間で感染増加を抑えられなければ「緊急事態宣言が視野に入ってくる」と危機感を示した。 分科会の冒頭、西村氏は厚生労働省に対策を助言する専門家組織が一部地域で急速な感染拡大により医療提供態勢に重大な影響が出る恐れがあると指摘したことを踏まえ「最大限の警戒感を持って対策強化を進めたい」と述べた。さらに地域の感染状況に応じ、プロスポーツなど大規模イベントの人数制限を知事の判断で強化する必要があるとの認識も示した。 さらに西村氏は会見で「今後の3週間が勝負。今の感染拡大を抑えられるか。大事な大事な3週間になる」と指摘。「さらに感染が広がり、ステージ4になると緊急事態宣言が視野に入ってくる。春のような自粛ということになる。ぜひとも皆さんの協力で3週間で抑制できたら」と訴えた。 分科会は、どの地域がステージ3に当たるかの最終判断は都道府県に委ねられているため明言を避けたが、北海道や関東、中京、関西地域の複数の自治体がステージ3に相当するとみている。西村氏はステージ3相当の地域で十分な対策が講じられていない例があるとして「知事と連携して対応していく」と述べた。 国内では25日、新たに1944人の新型コロナウイルス感染者が確認された。東京401人、大阪318人、北海道180人、愛知177人など。重症者は376人で24日に続いて最多を更新した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナ感染、世界で6千万人超す 過去最短、17日で1千万増(共同通信)
【ジュネーブ共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が25日、世界全体で6千万人を超えた。欧州や米国などでの感染再拡大を受け、8日に5千万人を上回ってから、過去最短の17日で1千万人が増えた。 感染者の急増を受けた医療機関の逼迫に伴い、死者も急増。現代の感染症で最も大きな被害を出している結核の昨年の死者数140万人を既に上回っており、新型コロナは感染症で最悪級の被害を出している。 感染者は国別では米国が1250万人を上回り、世界最多。インドが約920万人、ブラジルが約610万人と、これら3カ国の多さが目立っている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【26日(木)の天気】太平洋側は晴れて洗濯日和 関東は寒さ一転ぽかぽか陽気 寒暖差に注意(ウェザーマップ)
きょう(木)は、関東の天気も回復して、日中は太平洋側を中心に晴れる見込み。寒さが続いた関東も、日差しの暖かさを感じられそうだ。日本海側は雲が広がりやすく、雨の降る所がある予想。関東も夜遅くなると、にわか雨の所がありそうだ。 日本海側すっきりしない天気 太平洋側中心に晴れ間あり きのう(水)、関東を中心に雨を降らせた低気圧は東の海上へ離れ、太平洋側は朝から晴れる所が多い見込み。ただ、夜は雲が広がりやすく、夜遅くなると関東南部では、にわか雨の所がある予想。 また、日本海側は湿った空気や寒気の影響で雲が多く、北陸や北日本は雨が降りやすい。北海道は昼ごろにかけて雪となる見込み。 西日本の日本海側も、にわか雨の所がありそうだ。 関東も日差しあたたか 日中の気温はこの時季としては高めで、関東から西は18℃前後の所が多い予想。きのうは師走並みの寒さとなった関東は、きのうより大幅に高くなり、東京は19℃まで上がる見込み。日中の寒さは解消するものの、日ごとの気温の変化で体調を崩さないように気をつけたい。 名古屋は20℃と10月下旬並みの陽気となりそうだ。仙台も16℃と、朝と日中の気温差に注意が必要となる。札幌はきのうより低く5℃の予想。 週末はこの時季の寒さ 朝は冷え込み強まる あす(金)になると関東や北日本はこの時季らしい肌寒さが戻る見込み。そして、週末は寒気が流れ込むため、西日本も日中の気温は15℃前後の所が多くなり、週明けにかけて各地で朝の冷え込みが強まりそうだ。 (気象予報士・及川藍) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
感染地発の移動制限は「常識」 尾身氏「有効策提示が専門家の責任」(THE PAGE)
政府の有識者らによる政府の新型コロナウイルス対策分科会が25日開かれた。その後、尾身茂会長は記者会見し、感染拡大している地域から人が出ないようにするのが「感染症対策上の常識だ」と述べた。現在、感染が拡大している札幌市、大阪市を目的地とした移動をGo Toトラベル事業から一時的に外すことになっているが、両市を出発地とする移動に制限はない。 尾身会長は記者会見で、「感染が拡大しているホットスポットがあるとする。その他(の地域)が比較的感染が穏やか、あるいは感染がないときにどの対策が一番有効かというと2つチョイスがある」と説明。「2つのチョイス」とは感染拡大地域外から感染拡大地域入る人の動きを制限することと、感染拡大地域から域外に出ることに制限をすることだと語った。 そして、「これは感染対策の常識で、ホットスポットがあれば、そこから出ないということが非常に重要。出る方だ。感染地から他に行かない。(出ると)そこから感染がどんどん広がる」と述べた。「逆の方向も、そっちに行けば感染していない人が感染してしまう。二者択一でなく、両方必要だということ」とも話した。 Go Toトラベル事業については「札幌の方には行かないで下さいということは言ったけど、こっちから(行かないようにする必要がある)。分科会のきょうのコンセンサスは、出る方も色んな理由があると思うが(制限すべきということになった)。分科会、専門家として感染対策に有効なものは何かを明確に言うことが我々の責任だ」と主張した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
幼少期の虐待、肥満に関連 成人女性で顕著、神戸大(共同通信)
子どもの時に保護者から虐待を受けた女性は、そうでない女性に比べ、成人後の肥満リスクが約1.6倍になるとの研究を、神戸大の田守義和特命教授(代謝糖尿病学)らのチームが米科学誌プロスワンに25日付で発表した。貧困と肥満の関連を示した研究は過去にもあるが、被虐待経験と肥満の関連を日本人で示した研究は初としている。 田守特命教授は「肥満は運動不足や食べ過ぎなど個人の努力不足のせいだと思われがちだが、生活環境という本人には解決できない原因もある。虐待防止は子どもの福祉だけでなく、将来の肥満予防にもつながるのではないか」と話した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
福岡で鳥インフル「どうすれば防げたのか」 県担当者
福岡県は25日、宗像市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したと発表した。養鶏場での確認は今季、香川県に次いで2県目。養鶏場の発生は福岡県では初めてで、九州では2017年2月に佐賀県で発生して以来3年9カ月ぶり。国は感染経路を特定する調査を始め、感染拡大への警戒を強めている。 福岡県によると、24日午後1時40分、宗像市の養鶏場から「1棟で37羽の鶏が死んだ」と県中央家畜保健衛生所に通報があった。簡易検査でA型インフルエンザ陽性が確認され、遺伝子検査の結果、25日午前5時に高病原性の可能性があるH5亜型と判明した。今後、農林水産省が詳しく検査し、結果を確定させる。 養鶏場では12棟の鶏舎があり、約9万3500羽の肉用の鶏を飼っていた。25日朝から県や宗像市、JAの職員らが200人態勢で全羽の殺処分や埋却、消毒の作業を始めた。同日午後からは災害派遣要請を受けた陸上自衛隊も加わった。作業は72時間以内に終える予定だという。 感染拡大防止のため、県は養鶏場から半径3キロ以内を家禽(かきん)の移動を禁止する「移動制限区域」(対象の養鶏場は1戸約1万7千羽)、半径3~10キロ以内を区域外への搬出を禁止する「搬出制限区域」(同6戸約12万4千羽)に設定した。 農水省は25日、専門家チームを現地に派遣し、感染経路を特定するための調査を始めた。宮内秀樹・農水副大臣は福岡県庁で小川洋知事と会談し、対応を協議。会談後、宮内氏は野鳥がウイルスを運んで感染した可能性を示し、「全国でも類似のことが起こる可能性がある」と記者団に語った。 香川県での発生を受け、福岡県は今月5日、県内に約150ある養鶏場に防疫対策の徹底を呼びかけた。感染が発生した養鶏場でも防鳥ネットの設置や農場への出入り口での消毒について検査で確認していた。県の担当者は「どうすれば防げたか、感染経路や対策の検証が必要だ」と話す。(山田佳奈、枝松佑樹) 「初動で封じ込めることが何より大事だ」。鳥インフルエンザの発生を受け、福岡県が25日早朝に開いた記者会見。小川洋知事は繰り返し強調した。 県は、鶏の大量死の一報が入った24日午後から鳥インフルの発生を念頭に警戒態勢をとり、農林水産省と対応を協議した。25日明け方にH5亜型の感染がわかると、40分後には各部長らを集めた対策本部会議を開催。鶏の殺処分や移動制限などの防疫措置をとることを確認し、養鶏場近くで約2時間前から待機していた職員に着手を指示した。 県幹部は「養鶏場が異変にすぐ気づいて通報してくれたから、早期に対応できた」と話す。現場となった養鶏場につながる道は、25日午前から通行が規制された。出入りする車両を白い防護服を着た職員らが消毒し、埋却作業にあたるとみられるショベルカーが運び込まれた。 近くに住む男性(68)は、その様子を見守っていた。「野鳥が多く飛ぶ場所。鶏舎に入り込んだのだろうか」。別の男性(69)は「このあたりで出るなんて、びっくりした」と話した。 周辺の養鶏農家らは警戒を強める。宗像市内の養鶏場関係者は、今月初めに香川県で鳥インフルの発生が確認されてから、消毒用の消石灰をまくなど防疫に力を入れてきたという。「できる限りのことをやるしかない」。市内の養鶏場で採れた卵を販売する店には、「食べても大丈夫か」との問い合わせが客から相次ぐ。店を経営する女性は「収束を祈るばかりです」と語った。 宮崎大農学部の末吉益雄教授(家畜衛生学)は、鳥インフルが11月に相次いで確認されるのは「まれな例」と指摘する。鳥インフルは一般的に渡り鳥を介して広がると考えられているが、渡り鳥が国内に飛来するピークの年末前後よりも、今回の感染の確認時期が早いためだ。 末吉教授によると、鳥インフルは過去の研究などから、ウイルスを国外から持ち込んだ渡り鳥から感染した野鳥をイタチなどの野生動物が食べ、養鶏場に侵入して感染が広がると考えられている。対策として、養鶏場の卵やフンを取り出す搬出口をふさぎ、野生動物が隠れる林の伐採などが挙げられる。末吉教授は「対策は例年より早めに、強化徹底してほしい」と呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉の高2、25人に1人がヤングケアラー 介護を負担
埼玉県内の高校2年生の約25人に1人が、家族などを介護する18歳未満の「ヤングケアラー」であることが、県が25日に公表した調査結果でわかった。ヤングケアラーのおよそ3人に1人(696人)が介護や世話を「毎日」行い、約4人に1人(501人)が悩みや不満を話せる相手が「いない」と答えるなど、不安や負担を抱える実態が浮かびあがった。 調査は7~9月、県内の国公立、私立に通うすべての高校2年生5万5772人を対象に実施。全193校に調査票を送り、生徒が回答した。調査項目は、ケアの頻度などを聞く17項目と自由記述を含む計19項目。4万8261人(86・5%)から回答を得た。都道府県による大規模な実態調査は全国初とみられる。 県によると、「ヤングケアラー」は1969人(4・1%)。ケアを始めた時期は「中学生」が688人と最多で、次が「小学4~6年」の395人。「高校生になってから」が383人、「小学1~3年」が238人と続いた。ケアの頻度は「毎日」が最多、「週2、3日」が441人で続くなど、週1回以上ケアをしている生徒の割合が8割を超えた。 ケアを手伝ってくれる人についての設問(以下は複数回答ありの設問)で、「誰もいない」と回答したのは138人。学校生活への影響は、「影響なし」が825人と最も多かった一方、「孤独を感じる」(376人)、「ストレスを感じている」(342人)、「勉強時間が十分に取れない」(200人)など、日常生活に支障が出ている生徒もいた。 相談相手は、父母や兄弟姉妹、友人が目立つ。「SNS上で出会った人」に悩みや不満を相談する生徒も56人おり、担任(34人)や保健室(7人)よりも多かった。 ケアの相手は「祖父母・曽祖父母」が最も多く、ケアを担う理由は「親が仕事で忙しい」が目立った。 ケアの内容は、食事の用意や洗… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル