「核のごみ(原発から出る高レベル放射性廃棄物)」の最終処分場選定に向けた国内初の「文献調査」が北海道寿都町と神恵内村で進む中、「待った」をかけようとする動きが明らかになった。核のごみの受け入れを拒否する「核抜き条例」を制定しようとするものだが、選定プロセスを止められるのだろうか。 寿都町の西隣の島牧村で、村議が12月の村議会定例会に向けて条例案の提出を準備している。条例案には、核のごみなどの放射性物質を村内に持ち込ませないことや、研究や調査のための施設を受け入れないことを村に義務づけることが明記される方向だ。 提出を目指すのは村議8人のうち過半数の5人で、条例案は可決される公算が大きい。 同様の「核抜き」条例は道も2000年に制定。鈴木直道知事は8月に寿都町の片岡春雄町長が文献調査への応募検討を表明して以降、一貫して条例を理由に反対する姿勢を示してきた。その後に応募検討を始めた神恵内村に対しても同様だ。 ただ、3段階ある国の処分場選… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
道警ヤジ排除「許容される」 地裁、付審判請求を棄却
昨年7月の参院選で、JR札幌駅前で安倍晋三首相(当時)が演説中にヤジを飛ばした男性を道警の警察官が排除した問題で、男性が警察官を特別公務員職権乱用罪などに問うべきだとして札幌地裁に起こした付審判請求について、地裁は27日、請求棄却の決定をした。男性の弁護団が明らかにした。 地裁は警察官の排除行為について「必要な限度の避難措置として許容される」などとして、「訴追をするに足りる程度の嫌疑があるとはいえない」と結論づけた。斎藤耕弁護士は「本人と弁護団で協議の上、高裁への抗告を検討する」と話した。 付審判請求は、特別公務員職権乱用罪などの訴えを検察官が不起訴にした場合、訴えを起こした人が手続きできる。裁判所による審判開始の決定は、起訴と同じ効力をもつ。 札幌地検は今年2月、男性の刑事告訴を不起訴処分とし、男性が不服として付審判請求と検察審査会への申し立てをした。札幌検察審査会は10月、「不起訴相当」の議決を出している。(榧場勇太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
河井案里議員の連座制訴訟へ 最高裁が秘書の上告棄却
昨年7月の参院選・広島選挙区で初当選した河井案里(あんり)議員(47)=自民党を離党=の陣営が車上運動員に違法な報酬を支払ったとされる事件で、最高裁第一小法廷(山口厚裁判長)は、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた公設秘書・立道(たてみち)浩被告(55)の上告を退けた。懲役1年6カ月執行猶予5年とした一審・広島地裁判決が確定する。25日付の決定。 判決確定を受けて、広島高検は30日以内に連座制の適用を求める行政訴訟を広島高裁に起こす。検察側が勝訴すれば案里議員は当選無効となって失職し、5年間は同一選挙区からの立候補もできなくなる。 立道被告は、案里議員の夫・克行衆院議員(57)=自民党を離党=の秘書らと共謀し、車上運動員14人に法定上限の2倍となる1日あたり3万円(総額計204万円)の報酬を支払ったとする罪に問われた。 立道被告側は「従属的な立場で幇助(ほうじょ)したにすぎない」として、罰金刑が相当と訴えた。しかし広島地裁は、被告は「遊説責任者」として行程表を作成し、違法な報酬の支払いを会計担当者に直接指示したと指摘。「主体的、積極的に関与し、犯行の実行行為を担った」と認定し、懲役刑とした。二審・広島高裁もこの判断を支持した。 立道被告について、検察は公選法上の「組織的選挙運動管理者」と位置づけている。選挙運動の計画や指揮をする立場で、禁錮以上の刑(執行猶予を含む)が確定すれば候補者は連座制の適用対象となる。 案里議員と克行議員は、この選挙で地元県議らを買収したという別の公選法違反罪で逮捕・起訴され、東京地裁で公判中だ。(阿部峻介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
悲劇から21年…なぜ危険運転は無くならないのか 2人の娘失った夫妻が今思うこと(テレビ朝日系(ANN))
今年もまたこの日がやってきた。 11月28日。21年前、飲酒運転による悲惨な自動車事故で命を奪われた幼い姉妹の命日だ。そしてこの事故をきっかけに2年後に生まれた「危険運転致死傷罪」の“誕生日”でもある。 悪質な交通犯罪に厳罰を科す“切り札”のはずだった「危険運転致死傷罪」は、しかし、極めて運用が難しい法律として度々議論を巻き起こしてきた。 そして今、テレビでは毎日のように危険なあおり運転の映像が伝えられている。 悲劇から21年、日本の道路はいまだ安全とは言えないのか。事故の遺族であり「危険運転罪」の“生みの親”でもある夫妻に、長い苦闘の日々と今の日本の課題を聞いた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
核のごみ拒否条例制定へ、北海道 寿都町に隣接の島牧村(共同通信)
原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が進められている北海道寿都町に隣接する島牧村で、核のごみを拒否する条例の制定が検討されていることが28日、村関係者への取材で分かった。村議が12月の議会定例会で条例案を提出する予定で、賛成多数で可決される見通し。 条例には核のごみを受け入れられないなどの内容が盛り込まれるとみられ、条例案の検討が進められている。島牧村は寿都町の西隣に位置し、主要産業は漁業。寿都町の文献調査への応募検討が明らかになった8月には、黒松内、蘭越両町と共に寿都町に対して慎重な判断を求めていた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
2020年末に考える来年衆院総選挙4つのシナリオ(選挙コンサルタント・大濱崎卓真)(選挙ドットコム)
早いものでどこに行ってもクリスマスソングが聞かれる時期となりました。さすがに永田町ではクリスマスソングで浮かれるような状況ではありませんが、12月5日に会期末を迎える臨時国会は延長の見込みもほぼ無くなり、いよいよ衆議院議員総選挙は来年2021年に持ち越すことがほぼ確実となります。これまで何度か「衆院選シナリオ」を書いてきましたが、2020年の年末にあたって、来年の衆院選スケジュールのシナリオと展望をまとめておきたいと思います。 シナリオ1(通常国会冒頭解散) 無いと言われている通常国会冒頭解散ですが、一応シナリオなので紹介はしておきたいと思います。来年の通常国会は1月に召集されますが、その召集とともに解散総選挙を行うというのが、このシナリオです。 政府与党側の思惑としては、コロナ感染拡大や経済不況の不確実性が増す前で、かつ比較的内閣支持率の高いうちに解散を行ってしまうことで、議席減リスクを最小限に抑えたいという考えがあります。一方、現状においても第1波・第2波を超える「第3波」の到来と言われている中での解散総選挙は国民の理解を得ることは難しいでしょうし、国会議員の感染も言われている中で大きく人が動く選挙を行う是非が問われることになります。また、菅内閣誕生直後にも解散が噂される中で、「仕事をしたい」という菅総理のメッセージが伝わったことで早期解散はないという共通認識が生まれましたが、現状では組閣からまだ数ヶ月という状況であり、菅総理の実績というのも乏しい状況を考えれば、何を大義名分に選挙を行うのか、という根幹の部分も見えてきません。 現実的な日程選択も厳しいところがあります。まず、通常国会は1月中の召集が法的に義務付けられていますが、一方で本予算(令和3年度通常予算)を年度内(3月31日)までに通そうとするならば、衆院通過を2月中に行うのが鉄則とされています。来年度本予算はそもそもシーリングも含めて1ヶ月遅れで策定されていますから日程の猶予は全くありませんが、これまでの通例から考えれば、予算の実質審議には15日程度は最低でも必要と言われており、どれだけ遅くとも2月8日には予算委員会で審議入りする必要があります。そうすると、2月1日~5日の間に、国会開会の一連の流れに加えて、委員会の委員長選任や理事専任といったいわゆる「店開き」が必要になります。 その前に選挙を入れようとすると、投開票日は1月31日か1月24日に絞られます。1月31日投開票であれば公示日は19日となり、召集を4~8日に行って即解散であればスケジュール上は成り立ちます。1月24日投開票であれば公示日は12日であり、4日召集即解散しか選択肢はないでしょう。ただ、現実問題として先ほどの予算委員会の審議に「第3次補正予算」の審議を入れたり、年末年始の休暇分散を政府が民間に要望している実態を考えれば、1月中の解散総選挙はもはや非現実的と言えます。自民党の森山国対委員長も第1週の召集はできないとコメントしていることから、実質的に永田町ではこのシナリオ1はなくなったとの見方が大勢です。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
朝にかけて岩手県に雪雲 盛岡市で今シーズン初の積雪(tenki.jp)
きょう28日の朝にかけて、岩手県に雪雲がかかり、盛岡市では2センチの積雪となりました。今シーズン初めての積雪です。 今季初の積雪 きょう28日、東北付近を低気圧が通過し、寒気が流れ込んでいます。朝にかけて岩手県内にも雪雲がかかり、内陸部では雪の積もった所がありました。盛岡市では午前4時に2センチの積雪を観測。積雪を観測するのは今シーズン初めてです。 区界高原では午前1時に0センチだった積雪が午前7時には12センチの積雪となり、一気に雪が積もりました。雫石町では午前6時に7センチに、葛巻町では午前8時に8センチの積雪を観測し、本格的に雪が積もりました。 路面状況の変化に注意 午前10時現在は岩手県では雪はやんでいますが、まだ内陸部では所々で雪が積もっています。車の運転は積雪や路面の凍結に注意して下さい。 日本気象協会 本社 日直主任 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
東京五輪テストイベント 来年3月から5月の間で実施(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 東京オリンピック・パラリンピックに向け、来年3月から5月の間に18競技で実際の会場を使ったテストイベントが開かれることになりました。選手や観客への感染予防対策なども試されるということです。 組織委員会・森大会運営局次長:「コロナの対応の競技ごとの計画から検証と進める。これが大会準備において非常に重要なプロセス」 テストイベントは東京大会に向けて大会運営能力の向上を目的に開催されるもので、これまでに39競技で実施されました。新型コロナの影響で東京大会が延期となり、行われていなかった競技や開催地が札幌市に変更となったマラソンの合わせて18競技について組織委員会は27日、来年3月から5月の間に実施すると明らかにしました。一部は国際大会となるため外国人選手への検査や感染対策なども本番を見据えて実施するということです Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「ママ、“ガイジン”って悪いこと?」ロヒンギャ難民の母が願う、子どもたちが「見た目」で差別されない未来(ハフポスト日本版)
祖国から国民として認められない「無国籍」の状態で、縁もゆかりもない日本で肩を寄せ合って暮らす難民の一家がいます。日本にやってきて、「見た目」による差別や、宗教や文化を理解してもらう難しさにも直面してきたという家族。「『あなたは難民』『あなたは外国人』というのではなく『私たちの社会の一員』として受け入れてくれたら嬉しい」その言葉に込められた母の思いとは。 ミャンマーで少数派のイスラム教徒「ロヒンギャ」出身であるカディザ・ベコムさん(34)は14年前、日本で難民認定をされた夫ムシャラフ・フセインさん(45)に連れられて、来日した。 生まれ育ったバングラデシュでは、ロヒンギャという身分を隠して生活していたべコムさん。日本にやってきて最初に感じた「自由」を今も鮮明に思い出す。 「日本に来て初めて『私はロヒンギャだ』と言うことができた。もう嘘をつかなくていいんだって、それが本当に嬉しかった」 来日後、2人の子どもを出産。一方で、日本語をゼロから勉強し、奨学金の支援を受けながら青山学院大学を卒業した。現在は、夫婦揃って、難民を積極雇用する「ユニクロ」で働いている。 「臭い!」ロヒンギャの味を嫌う息子を見た、母の胸の内 休日の夕方に一家の自宅を訪れると、べコムさんが故郷の味「ロヒンギャ料理」で出迎えてくれた。 インゲン豆やじゃがいもにスパイスを混ぜ込んだロヒンギャ風のポテトサラダと、スージーという粗挽き小麦粉に牛乳と砂糖をたっぷりと加えて煮込んだデザート。べコムさんが幼い頃から食べてきた母の味だという。バングラデシュやインドより香辛料や味付けがマイルドだというロヒンギャ料理。どちらも優しい味わいで、ついつい手が止まらなくなる。 一方で、そんな「おやつ」を尻目に、長男アヤンくん(10)はゲームに夢中だ。 聞けば、アヤンくんはロヒンギャ料理があまり好きではないのだと言う。「保育園で給食を食べて大きくなってきたから、“日本人の舌” になってしまって」とべコムさん。最近では「醤油味がいい、カレー味は嫌だ」と注文をつけるほどだという。 「シュアナマッサロン(魚の干物カレー)」は独特の匂いがクセになるロヒンギャの伝統料理だ。長女ヌラインちゃん(7)は匂いがすると「お腹空いてきた。早く食べたい」とウキウキ。一方で、アヤンくんは「臭い!」と言って部屋に閉じこもってしまう。 「(将来)アヤンくんの家庭では、シュアナマッサロンは食卓に上がらないでしょう。だから彼の子どもたちは、その味を知らなくなるんだろうなって思うんです。ロヒンギャの文化がそこで途切れてしまう」 切ない表情を浮かべるべコムさん。胸をよぎるのは、べコムさんが生まれ育ったバングラデシュで、ロヒンギャのアイデンティティを必死に守ろうとした両親のことだ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
難航する重症者の転院 現場に焦り「医療崩壊は目前」
新型コロナウイルスの重症者が急増し、医療現場に限界が迫っている。東京都や大阪府は、病床を増やすため新たに専用施設の開設などを進めているが、重症者に対応できる人材は簡単にはそろわない。コロナ以外の患者の診療にも影響が及ぶ恐れがあり、「医療崩壊は目の前」との声も上がる。 東京医科歯科大病院(東京都文京区)は、集中治療室(ICU)の7床を新型コロナウイルス感染症で重症に陥った患者の治療にあてている。11月上旬から受け入れ数が増え、最近では「満室」の状態が続く。 患者のほとんどが人工呼吸器やECMO(エクモ、体外式膜型人工肺)を付けている。コロナ対策室長の植木穣さんは「機器の調整やトラブル対応があり、看護師2人で24時間張り付く必要がある」と話す。 肺の回復を促すため、体の向き… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル