年始にかけて日本海側を中心に大雪が予想されていることを受け、政府は30日夕、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。菅義偉首相は「大雪に備えるため、不要不急の外出は控えてほしい」と国民に向けて呼びかけた。 首相は、今月中旬の大雪では、関越自動車道で多数の車が長時間立ち往生したと説明。その上で、備えの確認と、国民への迅速でわかりやすい情報発信の徹底など「先手、先手の対策を講じ、安全・安心の確保に万全を期す」ことを閣僚らに指示した。また、大雪が予想される地域の住民らに対し、最新の気象情報や道路交通情報に留意するよう注意も促した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夢見て渡った日本で「死ね」「帰れ」 技能実習生の明日
【TBSラジオ「荻上チキ・Session」 in 朝日新聞ポッドキャスト】⑤ 日本に来る技能実習生が増え続けてきたなか、多くの人が厳しい生活を強いられています。職場で「死ね」「帰れ」と言われたり、急に解雇されたり。命を絶つ人もいるそうです。 TBSラジオ「荻上チキ・Session」で放送された「朝日新聞ポッドキャスト in Session」で、パーソナリティーの荻上チキさん、南部広美さんと、朝日新聞の神田大介・コンテンツ編成本部音声ディレクターが語っています。朝日新聞デジタルでは、放送で流せなかった部分も含めたディレクターズカット版をご紹介します。その一部を記事にして公開します。 このほかディレクターズカット版では、経済危機で困窮したベネズエラの話題にもなりました。読者の声を代弁するポッドキャストのあり方も議論します。ぜひお聴きださい。 ◇ 荻上:技能実習生の方々が、コロナ禍で生活が大変になっています。このテーマについて、朝日新聞はたくさん記事を掲載していますね。 神田:ベトナム人は約41万人いて、2009年から10倍に増えたと言われています。ただ、コロナの影響で日本人でもなかなか仕事がない状況です。ベトナム人は雇用の調整弁になっていて、厳しい状況になっている。 荻上:技能実習制度で来られる方は、多額の借金を背負っている方も多いですよね。それを返すために劣悪な労働を強いられても、逃げることができない。そういった問題は、多くの方がご存じだと思います。今回リポートした平山亜理記者は、どんな方ですか。 神田:平山記者はブラジル生まれで、幼い時はエジプトに住んでいました。朝日新聞でもロサンゼルス支局長兼ハバナ支局長となり、アメリカとキューバの国交正常化や、銃乱射事件などの取材を担当していました。現在は東京本社社会部の武蔵野支局にいます。 荻上:そんな平山記者が取材した、技能実習生に関するリポートの一部をご紹介します。 ◇ 「コロナの関係で、失業しました。技能実習生として来たんですけど、いまベトナムで小さい子ども、2人いる……」 平山:話しているのは、ティック・タム・チーさんという、ベトナム人の尼さんです。埼玉県本庄市の大恩寺で、大勢のベトナム人の若者を預かっているんです。 神田:お寺に住んでいるということですか。 平山:一時的に保護しています。コロナの関係で失業したり、ベトナムに帰りたいけど飛行機がなかったりして、居場所がない人たちを預かっています。ベトナム大使館がチャーター便を出しているんですけど、病気がある人や妊娠している人が優先されます。「私は帰りたい。だから助けて下さい」というような文章を書いて大使館に渡すと、大使館は尼さんに「預かって下さい」と頼むんです。 神田:「駆け込み寺」ですかね。 平山:そうです。読み上げていたのは、そのうちの一人の女性が書いた文章です。 ◇ 荻上:大恩寺については他社も報道して注目されています。駆け込み寺って江戸時代とか、セーフティーネットが脆弱(ぜいじゃく)だった時期のものだという認識があると思うんですが、現代ですよね? 神田:本当ですね。でも、お寺ですから、数十人しか入れないんですよ。お寺に来られるだけでも不幸中の幸い、命をつなぐことができている。どこにいるかわからなくなっている人も多いそうです。 荻上:監理団体も、技能実習生が失踪した職場を指導するのではなく、失踪した外国人を連れ戻そうとしている動きがありますよね。 神田:技能実習制度は、日本政府が作った制度です。正規の就職先で実習生が働いているにもかかわらず、手取りが1万円というケースもあります。 荻上:名目上は「実習」なので、労働とは言い切れないという姿勢ですよね。 神田:これだけ名目と実態が乖離(かいり)した例もないんじゃないかと思うくらいです。職場でもひどい扱いで、ハンマーで殴られたり、「死ね」「帰れ」と言われたり。さらに高所で命綱をベトナム人につけさせないということもあるそうです。いじめや差別が横行し、気に入らなくなると解雇する。 荻上:大恩寺に集まった方々は、コロナ禍で仕事も見つけられない。技能実習の制度上、別の職場に移れると規定は変わりましたけど、柔軟に運用されていないという課題もあります。 神田:本当に皆さん、行き場をなくしている状態です。「コンビニエンスストアのイートインのスペースで2時間ずつ滞在しなさい」とアドバイスを受ける人もいるそうです。 荻上:10カ所くらいのコンビニを、輪番でまわるということですよね。 神田:平山記者がベトナム人を取材したのも、ベトナム人が日本でたくさん命を落としていると聞いたことがきっかけだそうです。ベトナム人を保護している尼僧のティック・タム・チーさんは、自ら命を絶ったベトナム人の青年のためにお経を上げていたそうです。目につかないところで、命が失われているんです。 荻上:結論から言うと、技能実習制度を廃止して、すでに日本にいる方には滞在ビザを付与するなどして、これから日本に来る方も含めて「労働移民」と認める路線が必要だと思います。でも、政府はかたくなにそこには行かない。しわ寄せが苦しむ人たちを生み、犠牲につながっていますね。 神田:自治体や政府のセーフティーネットはない。実態も把握していない。私たちを支え、東京五輪の施設も作っている人たちを、こんな風に扱って良いんですかね? 荻上:技能実習制度については、実習生を送り出す国の方でも、不当な腐敗があるわけじゃないですか。菅首相がベトナムへ外遊に行った時、両国のトップ同士が会っている間で、両方で見えないようにされていると思いました。 神田:日本の給料はまだ高いですから、若いベトナムの人たちがやってくる。でも、ベトナム人の犯罪者集団にも日本人にも、食い物にされ続けるんですよね。留学生も良い「お客さん」になっている一面があります。「授業に出なくていいから、アルバイトをちゃんとやりなさい」という学校もある。 荻上:そうやって日本は魅力がない国になっていく。頼んでも労働者が来なくなる一方、これまでの技能実習生の扱いをめぐって裁判になるかもしれない。各国で当時の日本の技能実習制度を疑問視するようになり、国際的に非難されるとしても、避けがたいですよね。今から誤りを正すことが必要だと思うんですけど、歩みは遅いです。 神田:ベトナム人技能実習生の問題については、ハノイ支局長の宋光祐記者も、ベトナム現地で取材をしています。日本にいるベトナム人がFacebookで「暴力を受けた」と投稿していて、日本のイメージが悪くなっているそうです。代わりに人気が出ているのが台湾や韓国。台湾の方が条件が良いといいますし、韓国は政府がブローカーをなくすための動きを見せている。 荻上:その非人道性が外国人労働者や技能実習生に向けられているとするならば、日本の貧困層も厳しい目を向けられていると考えられます。そんな「蹴落とす」社会って、とんでもないものですよね。 神田:日本人でも、ホームレスが追い出されるという話もありますよね。 僕が生まれた昭和の頃より、世の中は良くなったと思うんですよ。でも社会的に弱いところにいる人たちに対して、まだまだ足りないところはあります。 このほかディレクターズカット版では、経済危機で困窮したベネズエラの話題にもなりました。読者の声を代弁するポッドキャストのあり方も議論します。ぜひお聴きださい。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
片目のだるま、願い込めて 宮澤さん母に寄り添う元刑事
家族4人が殺害された世田谷一家殺害事件から31日で20年。刑事として64歳までの16年間、遺族を支え、退職後も宮澤みきおさん(当時44)の母の節子さん(89)に寄り添う人がいる。警視庁捜査1課の元刑事松森みつ子さん(66)。事件を解決できない申し訳なさ、悔しさを胸に、容疑者逮捕の報を待ちながら、支援を続ける。 埼玉県の節子さん宅の居間には小さなだるまが五つ並ぶ。松森さんが定年後に毎年一つずつ贈ってきた。どのだるまも片目だけ。事件が解決したら2人で目を描く約束だ。 遺族を担当する刑事は、寄り添いながら、犠牲者の生前のことを聞くなどして事件解決の糸口を見つけるのが役割だ。捜査のセンスはもちろん、共感する力が求められるという。 松森さんが担当を命じられたの… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一家殺害事件を解決したい…時効撤廃へ動いた元警察署長
家族4人が殺害された2000年12月の世田谷一家殺害事件は31日で発覚から20年になる。殺人の公訴時効が10年に撤廃されなければ、15年末で時効を迎えていた。各地の遺族が手を取り合って声を上げたことで実現した時効撤廃。彼らを陰で支えたのは世田谷事件の捜査を警察署長として指揮した男性だった。「捜査を続けられる体制はご遺族が整えた。警察は威信にかけて解決して欲しい」と期待をかける。 土田猛さん(73)は、警視庁が世田谷事件の捜査本部を置く成城署で05年10月から署長を務め、07年3月に定年退職した。 重大事件の解決は国民の体感治安を左右すると言われ、警視庁にとってこの事件は最重要案件の一つとされる。 署長時代、解決の糸口を決して見逃さないため、1日も欠かさず署員にこの事件の話をしたという。街のパトロール、交通事故の処理、空き巣の捜査、警察署での来客対応――あらゆる現場で意識してほしかったからだ。自身も交通安全や犯罪抑止のイベントでは必ず、市民に情報提供を呼びかけた。捜査も従来とは違う切り口で聞き込みをするなど、試行錯誤を繰り返した。 引退後も事件が頭から離れず… 未解決のまま退職したが、署を去る際、自身に「やるべきことはやった」と言い聞かせた。気持ちの整理はできたはずだった。 しかし、引退しても頭から離れ… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不安な年の瀬、西成で相談会 食料や住まいなども提供
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で仕事を失ったり収入が減ったりし、年末年始の生活が不安な人たちを救おうと、大阪市西成区のNPO法人などが30日から緊急相談会を始めた。必要な人には、食料や年明けまでの住まいを提供する。 相談会は西成区太子1丁目で開かれた。NPO法人の「釜ケ崎支援機構」や「ビッグイシュー基金」などが連携。この日は対面に加え、メールや電話で連絡があった計6人の相談に乗った。近くのビジネスホテルの計20室を来年1月7日まで確保し、必要だと判断した人に提供するという。 相談に来た男性(37)は大阪市内の実家に身を寄せながら仕事を探している。「コロナで仕事は見つからず、貯金を切り崩す生活で不安しかない。1日1食で過ごしているので、食料がとてもありがたい」。釜ケ崎支援機構の小林大悟さん(34)は「本当に先行きがわからない。精神的に疲れ、心を削られている人たちが多い」と話した。 ビッグイシュー基金の高野太一さん(39)によると、相談者はこれまで、高齢男性が多かったが、最近は女性や若い男性も増えているという。「家はあるけど支払いが回らないという人もいる。既存のホームレス支援の枠組みではサポートしきれない人が増えている」と話す。 緊急相談会は来年1月3日まで開催(午前10時~午後3時)。ウェブサイトの相談フォーム(https://peraichi.com/landing_pages/view/coronasoudan)でも受け付けている。(狩野浩平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内で3852人感染、過去2番目の多さ 59人死亡
新型コロナウイルスの国内の感染者は30日午後9時35分時点で、新たに3852人が確認された。1日あたりの感染者数としては、26日の3882人(修正値)に続いて過去2番目に多かった。感染拡大に歯止めがかからない状況が続いている。死者は59人だった。 東京都では944人の感染が確認され、26日(949人)に続いて過去2番目に多かった。水曜日としては最多で、16日連続で曜日ごとの最多を更新した。市中感染の広がりを示す陽性率も27日時点で8・4%と、緊急事態宣言解除後で最高を更新した。 愛知県では294人、福岡県では189人の感染が確認され、いずれも過去最多。神奈川県で432人、大阪府で307人に上るなど、都市部をはじめ各地で感染拡大が続いている。 厚生労働省は、南アフリカやア… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Yu Darvish headed to Padres as part of seven-player trade
San Diego – The aggressive San Diego Padres traded for another big arm on Tuesday night, acquiring Yu Darvish in a blockbuster deal with the Chicago Cubs. The Padres got Darvish, catcher Victor Caratini and cash from the Cubs for right-hander Zach Davies and four young minor leaguers. The switch-hitting […]
世田谷一家殺人事件から20年 遺族「真実を知りたい」
東京都世田谷区の会社員宮澤みきおさん(当時44)方で4人が犠牲になった「世田谷一家殺害事件」から20年。警視庁は延べ28万2千人超の捜査員を投入してきたが、事件は未解決のままだ。誰が、なぜ殺害したのか。遺族は容疑者逮捕の報を待ち続ける。 事件発覚は2000年12月31日。みきおさんと妻の泰子さん(当時41)、長女にいなさん(同8)が刺殺され、長男礼君(同6)が絞殺されているのが発見された。現場には血痕や指紋、衣類といった犯人の遺留品が多数残されていた。 警視庁がこれまで照合した指紋は約5千万件に上る。警察が所有する侵入犯罪などの前歴者の指紋に加え、4人の知人や聞き込み捜査などで確認が必要と判断した人からも任意で採取してきた。 市民からの情報提供は今年11月までに1万3658件。今年だけで100件を超える。長い月日が過ぎた事件としては異例の多さで、警視庁は1件ずつ関連を調べてきた。事件から約7300日。地道な作業が続くが有力情報はない。動機も不明のままだ。 みきおさんの母の節子さん(89)は警察からの容疑者逮捕の連絡を待ち続ける。「今日もダメだった」とカレンダーに斜線を入れるのが日課だ。「一日一日は長いが、過ぎてみるとあっという間だった。もう20年かという気持ち。証拠がたくさんあるのになぜ解決できないのか。もどかしい」 今月中旬、支援者に誘われて現場を訪ねた。4人の死を実感するのが怖く、室内には一度も入っていない。この日も2階建ての家を外から見つめた。にいなさんと礼君が駆け寄って来る姿が頭に浮かんだ。 みきおさん夫婦は共働きで、節子さんは週に2回、埼玉県の自宅から世田谷を訪ね、子どもらの面倒をみた。電車とバスを乗り継いで片道2時間。近くのバス停に着くと、玄関先で待っていた2人が「ばあちゃん!」と声を上げて駆けてきた。近くの公園で遊び、夕飯を食べさせた。2人とも好き嫌いせず、いつもきれいに食べた。クリスマスや誕生日に2人が作ったケーキ、にいなさんの歌声、運動会の応援――。大切な思い出をたくさんくれた、かけがえのない家族だった。 「なぜ事件が起きたのか、なぜ幼い孫まで殺されたのか、真実を知りたい」(滝口信之、高島曜介) 世田谷一家殺害事件 2000年12月、東京都世田谷区上祖師谷3丁目の宮澤みきおさん方で発生。現場には犯人の遺留品が多数残され、アイスクリームを食べ、茶を飲み、みきおさんのパソコンで劇団のサイトを見た跡もあった。室内を物色し、銀行のカード類を並べていたため金品目的との見立てや、一家の知人による犯行との見立てもある。犯人の血液型はA型、身長は170センチ前後。DNA型から外国にルーツがある可能性もあるという。 未解決の原因については、指紋などの物証に期待しすぎるあまり、初動捜査で関係者や通行人などへの聞き込みが甘かったためではないかとの指摘もある。 事件解決に結びつく情報を提供した人には公的な特別報奨金(上限300万円)と、地元有志らの私的懸賞金(上限1700万円)が支払われる。情報は成城署捜査本部(03・3482・3829)へ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
多摩川に娘と通った写真家の50日 「教科書なかった」
新型コロナウイルスの感染が広がった4月上旬、写真家の千倉志野さん(43)=東京都狛江市=は2人の娘を水辺へ連れ出した。 千倉さんの撮影の仕事はなくなっていた。小学校も学童保育も休みになり、みんな、手持ち無沙汰だった。4年生の雫(しずく)さん(9)と1年生の響さん(6)と一緒に自宅近くの多摩川へ向かった。 子どもたちの多い公園で遊ばせるのは気が引けた。 娘2人は拾い集めた枯れ木を組み合わせ、家を作った。母は一つだけ、ルールを決めた。「外から物を持ち込まない」 拡大する家を作り始めた子どもたち=4月4日、千倉志野さん提供 「いまあるもので、新しいものを作ってほしかったから」 辺りには昨年10月の台風19号の爪痕が残っていた。流木、バーベキューの鉄板、水筒……。「がれきの山はリサイクルショップだった」 切り株はテーブルやいすになった。料理ごっこを始めると、土はティラミスに変わった。 「こんなものを作るんだ、と。豊かな発想力に驚かされた」 拡大する木に登って遊ぶ娘たち=5月31日、千倉志野さん提供 横浜市で生まれ育った千倉さん。高校卒業後、学習院大の写真部に入った。一眼レフカメラや暗室での作業に夢中になり、留学したロンドンで写真を仕事にしようと決めた。 東京のスタジオで働いた後、26歳でドイツへ。3年間、修業を積み、帰国して独立した。俳優や歌手、アスリートといった著名人から七五三の記念写真まで、たくさんの人を写してきた。 仕事も学校もない日々がいつまで続くのか。2人の娘は「学校で友達と遊びたい」と繰り返した。母も子もストレスに押しつぶされそうだった。 「ゴールが見えないって、本当につらいんだな」 そんな思いに少しずつ変化が生まれていく。 野の花が咲き始める時期を迎え… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
平地も大雪か、北陸で降雪90センチ予想 暴風にも警戒
日本付近は元日にかけて強い冬型の気圧配置となり、北日本から西日本にかけて日本海側を中心に大雪が予想されている。平地でも大雪になる見込みだとして、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。 気象庁によると、31日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、北陸90センチ、近畿・中国80センチ、東北60センチ、北海道・関東甲信・東海50センチ、四国30センチなど。平地でも大雪となる可能性があり、暴風への警戒も必要だという。 交通機関への影響は、日本航空と全日空が31日に少なくとも105便を欠航。鉄道も山形新幹線の一部区間などで運休する。西日本高速道路(NEXCO西日本)は、管内の高速道路の通行止め予測を公表し、「不要不急の移動は控えて」と呼びかけている。 政府は30日夕、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。菅義偉首相は国民に向けて「大雪に備えるため、不要不急の外出は控えてほしい」と述べた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル