母親は17年前に死亡…年金を不正受給 17年前に死亡した母親の年金、約1800万円をだまし取った疑いで息子が逮捕された。 逮捕されたのは、東京・江東区の飲食店アルバイト 小川紳一容疑者(54)。 【画像】逮捕された小川容疑者について近所の人たちは… 年金事務所に母親が生きているように装う、うその届を提出し、2015年2月ごろからの3年近くにわたり、約280万円をだまし取った疑いが持たれている。 小川容疑者は母親が死亡してからの約17年間、江東区の団地で一人暮らをしていたという。 近所に住む人: 十何年経つもんね。(母親が)家で死んでから15年ですよね。 父親の死後、小川容疑者は母親と2人で暮らしていたが、2003年に母親も死亡。 にもかかわらず、その後も母親の年金を受け取り続け、その額は17年間で約1800万円に上るとみられている。 発覚のきっかけはマイナンバー 不正が発覚したきっかけは、2015年に導入されたマイナンバー。 年金事務所が受給に関する資料を見直す中で、すでに死亡している母親に年金が振り込まれ続けていたことが判明したという。 実は小川容疑者、区役所には母親の死亡届を提出していた。 では、なぜその情報が年金データに反映されなかったのか。 日本年金機構に取材したところ、「個人情報なので答えられない」と回答した。 「生活費に充てていた」 近所に住む人: (小川容疑者は)人に会っても挨拶はするし、ちゃんとしゃべるし、「小川くん、良い子だよね」ってみんな言っていた 中学を卒業してからは職を転々とし、現在は中華料理店のアルバイトで月6万円ほどの収入を得ていたという小川容疑者。 不正受給していた年金については、「生活費に充てていた」と供述し容疑を認めている。 (「イット!」12月2日放送) イット! Source : 国内 – Yahoo!ニュース
なぜゴミ箱に花束が?想像かきたてる写真が話題!(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。 (大木優紀アナウンサー) 数々のドラマを想像してしまう一枚の写真がTwitterで話題になっているんです。早速その写真を見ていきましょう! [Twitterに投稿されたゴミ箱に捨てられた花束の写真] (大木アナ) いかがですか?ご存知ですか?駅と思われるゴミ箱、その他のゴミのところにぐさっと刺さった花束、いろんなストーリーを想像してしまうという文言とともに投稿されまして23.8万いいねを集めました。 (小松靖アナウンサー) そんなにいってるんですね! (大木アナ) 投稿者の方に伺いますと、先月29日・日曜日の午後6時、京浜東北線のある駅で撮影されたもので、「お花がかわいそうだ」と感じ投稿されたそうです。 (小松アナ) 取材したんですね!沿線がわかったんだ!すごい!! (大木アナ) 京浜東北線というところまでは教えていただきました。しかも、ポイントになるのが日曜日の午後6時ということ。 (林美沙希アナウンサー) 午後6時ねー。 (大木アナ) このあたりも想像をかき立てられませんか? (小松アナ) 確かに!確かに!さあさあ!! (大木アナ) この投稿者の方が心に残った想像エピソードがいくつかあるのでご紹介しましょう!一般の方が寄せた想像エピソードです。 想像エピソード1 かなわぬ恋バージョン 日曜日の夕方、A子さんはとある結婚式に出席しました。二人を祝福しブーケトスでブーケを受け取ります。しかし!A子さんが思いを寄せるのは実は新郎だったんです。かなわぬ恋に胸打ちひしがれ、その帰り道、駅のゴミ箱にそっと花束を刺した。 (林美沙希アナ) 何とも悲しい…。 (林美桜アナウンサー) ドラマ、深いですね。 (小松アナ) 一気に切ない空気になりましたね。 想像エピソード2 勢いあまって 駅でつまづいて、あーっと花束を投げてしまい、ゴミ箱にグサっ!もちろん慌てて引っこ抜こうとしたんですが引っこ抜けなかった。そうすると、周りに人が集まってきちゃって、「ゴミを漁ってると恥ずかしい」と思ってそのまま帰宅した。 (小松アナ) なくはない? (大木アナ) OKですか? (小松アナ) はい。 (大木アナ) まあ、このへんの想像エピソード、なくはないんですが…コメントの中に名推理を寄せている方がいたのでご紹介しましょう! 名推理1 花の色 プロポーズなら花の色が赤やピンクでは?そうでないので友人か同僚のお祝いではないか? 名推理2 ラッピング 比較的簡素なラッピングなので会社の送別会でもらったものではないか?ラッピングの色が緑色なので、もらったのは男性ではないか? (大木アナ) さあ!謎は全て解けたのか?推理をまとめました! 最終的な推理 […]
河野大臣「優秀な官僚が霞が関を去るのは問題」。働き方改革で夜10時以降“閉庁”求めた署名受け取る(BUSINESS INSIDER JAPAN)
「霞が関が危機的な状況にあると思っている。優秀な官庁が長時間労働で霞が関を去るというのは、非常に、国民にとっても問題だ」 【全画像をみる】河野大臣「優秀な官僚が霞が関を去るのは問題」。働き方改革で夜10時以降“閉庁”求めた署名受け取る 2020年12月2日、官僚の働き方改革を求める2万6953筆(12月1日現在)の署名を受け取った河野太郎国家公務員制度担当相 は、霞が関の働き方改革の必要性についてそう語った。 霞が関では、3月~5月の「最も忙しかった月の実際の残業時間」が、「過労死レベル」とされる100時間を超えていた官僚が全体の約4割にも上ったとしたアンケート調査もあり、長時間の残業が問題視されている。 「国会期間の残業代102億円」 「各省庁を22時~翌朝5時は完全閉庁し、緊急の業務や必要最低限の議員の質問対応等はテレワークで行う体制を作ってください。浮いたコストは、コロナ対策等の国民生活の改善に使ってください」 河野氏ら各省庁の大臣に対して、官僚の働き方改革を求めた署名活動は、オンライン署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」を通じ10月から実施された。 署名活動の発起人は、働き方改革のコンサル事業を手掛けるワーク・ライフバランス社長の小室淑恵氏や、サイボウズ社長の青野慶久氏、 青山社中社長の朝比奈一郎氏、産業医の大室正志氏ら計17人。 署名活動では、官僚の残業により税金が無駄にされていると主張。 「国会期間のための官僚の残業代だけで102億円。深夜にタクシーで帰宅する費用がさらに22億円かかっている」とし、終電に間に合えば浮くはずの費用をコロナ対策などに充てるべきだとしている。 また、官僚の働き方が「国全体のデジタル政策の遅れの原因」となっているとも指摘。 「対面での会議、紙資料・FAX・印鑑をベースにした作業、脆弱なネットワーク環境・ハード環境の整備の遅れが放置され、効率を無視した長時間労働が行われている」とした。 30歳未満の1割以上、早期離職を検討 霞が関では、若手職員の離職が問題視されている。 河野氏は11月18日、自身のブログで「危機に直面する霞ヶ関」という文章を掲載。 ブログによると、2013年に21人だった自己都合退職者が2019年は87人と4倍以上に増えている。 また河野氏は、「すでに辞める準備中」や「三年程度のうちに辞めたい」と考えている30歳未満の国家公務員が、「男性で15%、女性で10%に達している」というデータを紹介。「霞ヶ関をホワイト化して、優秀な人材が今後とも霞ヶ関に来てくれるような努力をしっかりと続けていきます」としていた。 この日、署名を受け取った河野大臣は若手官僚の離職について、「超時間労働を改善し、若者が思いを実現できるようにしたい」と強調した。 「国のため、国民のために意義のある仕事をしたいと思い、霞が関に来てくれているが、現状では政策をやろうにも、現場の状況を知り、分析しながらというプロセスができない。その中で気持ちが折れてしまう。この悪循環をなんとかしないといけない」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
吉川元農水大臣に500万円?“政治とカネ”で疑惑(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 自民党の吉川貴盛元農林水産大臣(70)に現金500万円を受け取った疑惑が浮上しています。現金を渡したとされるのは河井元法務大臣を巡る事件で家宅捜索を受けた企業でした。 安倍内閣の一員だった元農水大臣に政治とカネの疑惑が浮上しました。自民党の吉川衆議院議員。農水大臣だった当時、3回にわたって合わせて500万円の現金を受け取った疑いが出てきました。 現金を渡したとされるのは鶏卵業大手「アキタフーズ」の元代表です。この元代表は当時、業界団体の幹部として繰り返し農林水産省に要望を伝えるなどしていました。アキタフーズは河井元法務大臣夫妻が起訴された選挙違反事件で今年7月に家宅捜索を受けています。疑惑を受け、吉川元大臣はコメントを発表。持病が悪化し、先週から入院しているということです。 吉川貴盛元農水大臣のコメント:「当局から説明を求められることがあれば、現在、入院治療中ではありますが、誠実に対応させて頂きます」 治療に専念するため自民党の役職などを辞任しました。吉川元大臣が代表を務める資金管理団体の収支報告書には大臣当時、アキタフーズや元代表から現金を受け取った記載はありません。東京地検特捜部は関係者から任意で事情を聴くなど経緯を調べているものとみられます。 立憲民主党・安住国対委員長:「現職の農林大臣当時に何かそういう利益誘導的なことがあれば、これは大変に大きな問題になってきますので」 野党側は事件性があれば追及チームを設置するとしています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
東京“GoTo自粛”に観光地で懸念「50%マイナス」も(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 北海道ではつらい季節が始まっています。2日は68センチもの雪が積もりましたが、町の人の不安はそこだけではありません。東京の「GoTo自粛」呼び掛けに観光地では懸念が広がっています。 日本三景の一つ、松島。先月の連休で観光客がようやく前年並みになったといいますが、その矢先のことでした。これからの季節、サケやカニなどの冬の幸と幻想的なイルミネーションが多くの観光客を集める北海道函館では…。 函館朝市協同組合連合会・藤田公人理事長:「(Q.東京で自粛要請(65歳以上または基礎疾患ある人))影響がないってことはない。中止や縮小は当然なので、皆で頑張って乗り越えないと経済から何までだめになるので、とにかく今は辛抱の時期かなと」 出ていくのは「自粛」、来るのは「除外」となっている大阪市では、やはり観光客の姿はあまり見られません。市内のホテルではキャンセルが相次いでいました。徐々に戻りつつあったにぎわいが、また去っていくかのような状態だといいます。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
音声を使わないコミュニケーション 「筆談カフェ」の魅力 三重・いなべ市(CBCテレビ)
CBCテレビ 三重県いなべ市に「声を出しての会話はお控え下さい」というカフェがあります。 2017年にオープンして営業を続けてきましたが、新型コロナの影響でことし4月に一旦、休業を余儀なくされました。 そして、8月からは「筆談カフェ」として再出発。独特の空気に包まれるカフェとして、話題を呼んでいます。 80年前の小学校を復元した木造校舎です。かつての職員室を再利用したこのカフェには、たった一つだけ、決まりごとがあります。 店の名は、桐林館(とうりんかん)喫茶室。ことし8月からは「静かな会話」を楽しむというスタイルに変更。 「筆談」のほかに、「指差し」「ジェスチャー」「手話」。想いの伝え方は、いろいろです。 スタッフもこの空間では、声は出せません。お客さんを呼び止めるのも一苦労です。 入り口に用意されているのは…「耳栓」です。 コンセプトは、音が聞こえない不便さと、面白さを楽しんでもらうこと。 声を使っての会話とは違い、筆談での意思疎通…。想いを理解するのにちょっとだけ時間を使います。 ノートに記されていく会話は、思い出として残されていきます。 この喫茶室を始めたのは、手話通訳者で、看護師でもある金子文絵さんです。 「今まで知らなかった発見みたいな、おもしろく聞こえない世界を、聞こえないということを誰かの障害ではなく、自分ごとみたいな形で体験してもらうため始めた。」(金子さん) 音が聞こえない世界で感じる伝えることの難しさと、伝えることが出来た喜び。 コロナ禍で生まれた静寂の喫茶室。決して、おしゃべり禁止ではありません。音声を使わないコミュニケーションをご堪能ください。 ■「桐林館喫茶室」(三重・いなべ市) 午後1時~4時営業(木~日) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
宮崎で鳥インフル ニワトリ630万羽超が出荷できず
宮崎県は2日、都農(つの)町の養鶏場で死んだニワトリの遺伝子検査をした結果、H5亜型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表し、ニワトリ約3万羽の殺処分作業を進めた。周辺で飼育されている630万羽を超えるニワトリが出荷できない状況になっており、関係者は深刻に受け止めている。 現場の養鶏場では県職員ら約50人に加え、県が災害派遣要請をした陸上自衛隊の隊員約160人が都城駐屯地などから加わり、2日午前0時半から作業を始めた。殺処分や埋却は午前6時ごろに終わり、日中にはすべての作業を終える予定だ。 この養鶏場を中心とした半径3キロの「移動制限区域」では、ニワトリや卵などの移動が制限される。この区域内では、25の養鶏場に約87万羽のニワトリが飼育されている。半径3~10キロ以内の「搬出制限区域」では区域外への搬出が制限され、141養鶏場の約546万羽も出荷できなくなっている。 県によると、都農町を含む西都(さいと)・児湯(こゆ)地域(1市5町1村)は採卵鶏324万羽、ブロイラー595万羽が飼育されている、養鶏王国・宮崎県を支える産地のひとつ。出荷がストップすると経済的な影響も大きい。 県によると最短なら搬出制限は… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナを隠して病院から銭湯へ 業務妨害容疑で男を逮捕
新型コロナウイルスに感染して入院していた埼玉県内の病院から無断で外出し、利用した銭湯に消毒作業などをさせて業務を妨害したとして、県警は2日、同県春日部市の建築業の男(49)を偽計業務妨害などの疑いで逮捕し、発表した。調べに対し容疑を認め、「仕事の約束があったので外出した。時間が空いたので銭湯を利用した」と述べているという。 捜査1課によると、逮捕容疑はコロナに感染して入院していた同県羽生(はにゅう)市内の病院から無断で外出し、7月31日朝、感染していることを隠して同県川越市内のスーパー銭湯を利用し、消毒作業や苦情対応を余儀なくさせるなどして銭湯の業務を妨害したというもの。 男は同16日に感染が判明して入院。肺炎などの症状があったが、同30日午後9時半ごろに外出したという。 病院から通報を受けた警察官が同31日、銭湯から出てきた男を確保した。男は別の病院に再度入院し、8月に退院していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死者みとれぬコロナの残酷 脳死の息子弔った柳田邦男氏
年間150万人以上が死ぬと予測される「多死社会」を前に、日本は新型コロナという予想せぬ災禍にも襲われた。私たちは今、死の意味が変わりつつある時代の中にいるのだろうか。事故や災害、病気などによる人間の生死の問題を、60年も現場から描き続けてきたノンフィクション作家の柳田邦男さん(84)に聞いた。 ――月刊誌に発表したルポで、新型コロナによる死を「さよならのない死」と意味づけました。 「コロナでは、入院した患者が家族と一度も会えないまま、亡くなった例が多くありました。『さよなら』を言えなかった死別は、残された家族の心に複雑なトラウマを生じさせることがあります。そんな問題意識を持ちつつ、コロナ患者を受け入れた病院関係者を中心に取材を始めました」 ――志村けんさんも発症から約2週間で亡くなりました。みとれなかった肉親は遺骨の入った箱でやっと再会できた、と。 「志村さんの死は衝撃的で、コロナ死の特異性を痛感しました。入院後、すぐ重症化し死に至るという点では突然死に近く、災害や事故、事件で突然、身近な人間を失ってしまう死別に近いです。米国のミネソタ大学のポーリン・ボス名誉教授の言う『あいまいな喪失』(ambiguous loss)に該当します。生きているか死んでいるかわからない別れという意味です。みとれずに遺骨だけが戻っても、家族はあいまいな喪失感を抱えたまま、葛藤に苦しむことがあります」 ――感染が急拡大した春先は、病院が患者の家族のケアをする余力がなかったのでは。 「それでも、急きょタブレット端末を40台購入した聖路加国際病院(東京都中央区)や、屋外のプレハブ面会小屋で患者と家族を機器でつなげた聖マリアンナ医科大病院(川崎市)、感染症専門病棟でiPadを使える体制を整えていた国立国際医療研究センター(東京都新宿区)などでは、患者と家族がオンラインで意思疎通することができました。画面越しに表情も見えるし、言葉をかけられる。双方に心の支えにはなりました。ただ、医師も『次善の策』と言っています」 ――タブレットやiPadでは、対面と違いますか。 「本質的に違います。その場で手を握り、体をさすり、耳元で声をかける。ぬくもりが言わば『心の血流』となって伝わります」 27年前に脳死状態となった次男を亡くした柳田さん。「無言の会話をした」という日々を振り返り、コロナ禍での弔いのあり方を考えます。 ――画面越しでは、会話ができ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「死んだ鹿の胃袋からあまりに大量の…」悲劇を繰り返さないために何ができる?(BuzzFeed Japan)
奈良県の観光名所、奈良公園には、多くの鹿が生息しています。公園近隣には住宅もあり、住民と「共存」する鹿たち。しかし、公園を訪れる観光客たちの心無い行動が、鹿たちに影響を及ぼしています。「プラスチックごみ」を食べてしまい、健康被害を受けたり、命を落としたりする鹿たちがいること、知っていますか?【 BuzzFeed Japan / 冨田すみれ子 】 観光客が禁止されている食べ物を与えたり、プラごみをポイ捨てしたりすることが鹿に及ぼしている影響、そして、必要とされる対策とは。 BuzzFeed Newsは、一般財団法人「奈良の鹿愛護会」の丸子理恵獣医師、そして奈良公園内や付近でゴミ拾いをする地域のボランティアの男性に、話を聞きました。 解剖した鹿の胃の中から次々に出て来る「プラごみ」 2019年3月、鹿の胃の中から出てきた「ある物」をめぐるツイートが話題を呼びました。 投稿された写真は、死亡した鹿の胃の中から出てきた、重さ3.2キログラムの「ビニール袋の塊」です。 「ごみを捨てないで」ーー。観光客に対してはポスターや看板などで、そう呼び続けられていますが、現在も、死亡し解剖された鹿の胃の中からは大量のプラごみが次々と発見されています。 同会の保護施設「鹿苑」で日々、鹿の治療などにあたる獣医師の丸子さんは、2020年4月から11月までの期間に、原因不明で死亡した鹿5頭を解剖しました。 すると5頭中3頭の胃の中に、大量のプラごみが入っていたのです。 丸子獣医師は、「ポイ捨てされたりしたプラごみを鹿が食べてしまい、噛んで胃の中で縄のようになってしまう。そうするとそれを吐き出すことも、便にすることもできず、そのまま胃の中に残ってしまいます」と話します。 胃の中に溜まったプラごみ、どのような影響が 丸子さんが解剖した鹿のうち1頭の胃からは、3.2キログラムのプラごみが発見されました。 「胃の中にプラごみが詰まり、胃に蓋をしてしまっている状態でした。食べ物が流れない状態です。そこにガスが大量発生し、パンパンに溜まってしまいます。それが肺を圧迫して息が止まります」(丸子さん) 弱っている状態で発見されて保護施設に運ばれ、今年11月1日に死亡した他の高齢の鹿の胃からも、2.5キロのプラごみが見つかりました。 「治療したら一時は回復しましたが、翌日に亡くなりました。解剖したらプラごみが大量に出てきました。高齢で衰弱していましたが、それだけプラごみを食べていたことが衰弱に関係していたとみられます」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース