太平洋が見渡せる北海道釧路市の弁天ケ浜に「踏切」が設けられた。でも、線路もないし、列車はもうやってこない。 黒と黄色のしま模様の警報機付き踏切の向こうには、青い海が広がる。白い波が音を立て繰り返し打ち寄せている。 踏切は一度は撤去されたが、今年10月に再び姿を現した。市内に住む花田弥作さん(85)にとって、踏切は亡き妻栄さんとの思い出そのものだ。 拡大する再現された「踏切」の前に立つ花田弥作さん=北海道釧路市 釧路市の太平洋炭礦の石炭を運ぶ鉄道は1925年に開業した。約4キロの貨物線は「石炭列車」と親しまれ、日本の高度経済成長とともに1日10本以上運行した。弁天ケ浜の海沿いも列車が駆け抜け、佳景の名所のひとつだった。 道職員で29歳の花田さんが、2歳下の栄さんと人の紹介で出会ったのは65年の春だった。赴任先の標茶町から釧路市の栄さんに会いに来た。 初めてのデートの場所に選んだのが弁天ケ浜だった。 二人を結んだ海岸 2人は踏切を越え、海岸に下り… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京で新たに556人感染 日曜日では過去最多
東京都は20日、新型コロナウイルスの感染者を新たに556人確認したと発表した。600人を下回るのは5日ぶりだが、日曜日としては過去最多となった。また、20日までの1週間平均は603人で、初めて600人を超えた。 年代別でみると、20代が最多の150人。30代が111人、40代が92人、50代が61人と続く。65歳以上の高齢者は73人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は66人で、前日から4人増えた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本海大雪、除雪作業で2人死亡 一時孤立のスキー場も
東北の日本海側を中心とした大雪の影響で、秋田県内では19、20日、除雪作業中の事故で2人が死亡した。また、湯沢市では雪で倒れた木と電柱が市道をふさいで通れなくなり、スキー場にいた子ども22人を含む44人が一時孤立状態になった。 秋田県警によると、由利本荘市中俣で19日午後8時45分ごろ、無職工藤金作さん(88)が自宅敷地内で家庭用除雪機の下敷きになって死亡しているのを由利本荘署員が発見した。自宅に工藤さんがいなかったため、親族が同日午後7時半ごろに110番通報し、行方を捜していた。 大仙市大曲では20日午前5時半ごろ、市道を除雪していた大型除雪車の装置の一部が近くにいた男性にぶつかった。集めた雪の山に男性が埋もれているのを、除雪車の運転手が見つけたが、男性は脳挫傷で死亡した。身元を確認している。 20日午前6時10分ころには横手市大雄で、自宅の雪かきをしていたアルバイト男性(61)が屋根から落ちて右肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負った。 湯沢市駒形町では19日午後7時50分ごろ、市営稲川スキー場から国道につながる市道で、雪で倒れた木が電線に引っかかって電柱も倒れるなどして道がふさがり、スキー場に利用客と従業員計44人が取り残された。約11時間後の20日午前6時50分ごろに倒木などの撤去と除雪作業が終わり、孤立状態は解消された。 県警と湯沢市によると、44人はスキー場の施設内で一夜を過ごした。電気は通じ、暖房器具や毛布などもあったため、体調不良などの訴えはなかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「可愛か~」ポカポカ満喫 「ざぼん湯」にカピバラ
21日は冬至。長崎県西海市の動植物園「長崎バイオパーク」では、カピバラたちが名産のザボンなどを浮かべた「ざぼん湯」につかり、温まっている。 毎年人気の「カピバラの露天風呂」の一環で、冬至の時期ならではの「ざぼん湯」は、27日まで用意される。 鼻先までお湯につかり、目を閉じて気持ち良さそうなカピバラの姿に、訪れた家族連れらは「可愛かー」とカメラを向けていた。露天風呂は、2月末までの正午から午後3時まで行われる。(吉本美奈子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水虫薬服用、高齢女性の死亡と因果関係 会社が県に報告
小林化工(福井県あわら市)が製造し、睡眠導入剤の成分が混入した皮膚病用の飲み薬を服用した70代女性が死亡した問題で、同社が死亡と服用の因果関係があるとみられると県に報告したことがわかった。同社は主治医から聞き取りを進めており、今後も調査を続け、結果がまとまれば独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」に報告書を提出する方針。 同社によると、女性は首都圏の病院に入院中の10日に死亡した。同社は11日に死亡を発表し、翌日に小林広幸社長が「責任の重大さを痛感している」と謝罪。服用との因果関係については調査中としていた。 また、服用した中部地方の病院に入院していた80代男性も11月23日に死亡したことが分かっている。持病があり、服用後に浅く眠るような傾眠の症状があったが、服用をやめて一定期間を経て死亡していることから、主治医は服用が死亡の原因とは考えにくいと説明しているという。 同社は20日、健康被害を訴えた患者は19日時点で156人、うち34人が入院または救急搬送されたと発表。服用の影響とみられる交通事故は22件としている。(平野尚紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「オジサンが来てくれない……」 スナック・ママの嘆き
新型コロナウイルスの感染拡大は人々の暮らしを大きく変えました。医療従事者、夜の街で働く人たち、インバウンドが消えたゲストハウス、東京五輪、パラリンピックが延期になった選手、厳しい状況の外国人留学生……。色々な立場の人たちを訪ね、コロナ禍に見舞われた「私たち」の2020年を伝えます。 拡大するマスクを着けて接客する老舗スナック「新橋ピエロ」の舩山孝子ママ(右)=2020年12月7日午後6時40分、東京都港区新橋3丁目、加藤諒撮影 透明なアクリル板を挟んで3人の客が向き合う。マスクを着けた舩山孝子ママ(75)はグラスに氷をカラリと入れ「ツバが飛ぶからカラオケはさせないよ。するなら外に出て行って!」と冗談めかし、語気を強めた。 老舗スナック「新橋ピエロ」は東京・新橋駅烏森口の雑居ビル3階に昭和59(1984)年に開店し、平成、令和と3時代にわたり営業を続けてきた。例年であれば忘年会の予約が立て込む師走だが、今年は「たった3件」だという。 拡大する緊急事態宣言中の5月7日、窓の外を見つめる老舗スナック「新橋ピエロ」の舩山孝子ママ。「家賃の支払いもあるし、お店に呼べない(従業員の)女の子がかわいそう。どういう風にしたら良いか全然わからない」=東京都港区、加藤諒撮影 新型コロナウイルス感染拡大前は1日に20人以上の来店があったが、今は多くて3~4人。客が1人も来ない日もあるという。「『接待を伴う飲食店』という言葉が独り歩きして、オジサンが来てくれないの。いま新橋で飲んでいるのは若い子ばかり」と孝子ママは嘆く。 拡大する緊急事態宣言中の5月21日、休業中の店に週1度訪れ、掃除や換気をするスナック「新橋ピエロ」の舩山孝子ママ。カウンターの奥で常連客のボトルが静かに店の再開を待っていた=東京都港区、加藤諒撮影 開店日からこの店に通う常連客の内藤慎司さん(60)は、「昔はカラオケの大音響が新橋駅のホームまで聞こえるほど盛り上がった」と振り返る。自身も新型コロナウイルスの影響を受けて取引先との会食が激減し、2軒目として利用していたこの店への足が遠のいているという。 店は緊急事態宣言を受け、開店以来初めての休業を余儀なくされた。宣言解除後、店は再開したが、4人いた従業員は呼び戻せないままだ。客足が戻らない中、毎月30万円近い家賃やカラオケのリース料が重くのしかかる。「どうしたらいいか、見当もつかないの……。そんなことばっかり言っているうちに、1年が終わっちゃう」。会計士からは閉店も進言されたという。 拡大する5月21日、掃除と換気のため休業中の店を訪れた老舗スナック「新橋ピエロ」の舩山孝子ママ。「緊急事態宣言中でもお客さんが『密』になってにぎわう居酒屋を見ていると、新型コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波がくるんじゃないかと思うの」。貯蓄が残っているうちに店をたたむことも考え始めた時期だった=東京都港区、加藤諒撮影 店はあと4年で40周年の節目を迎える。孝子ママは「その頃には私も80歳。お世話になったお客さんと盛大にパーティーをして、もうお店をたたもうと思っているの。だから、そこまでは頑張りたい」。(加藤諒) 拡大するマスクを着けて接客する老舗スナック「新橋ピエロ」の舩山孝子ママ(右)=2020年12月7日午後6時26分、東京都港区新橋3丁目、加藤諒撮影 【動画】新型コロナウイルスが人々の生活の姿を変えた2020年。国内の動きを映像で振り返る Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京で新たに556人感染 重症者は4人増の66人
東京都は20日、新型コロナウイルスの感染者を新たに556人確認したと発表した。600人を下回るのは5日ぶり。 年代別でみると、20代が最多の150人。30代が111人、40代が92人、50代が61人と続く。65歳以上の高齢者は73人だった。 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は66人で、前日から4人増えた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サルうっとり たき火を前に暖をとる姿、1月まで公開
たき火を前に、うっとりとした表情を見せるサルたち――。愛知県犬山市の日本モンキーセンターで20日、今年も冬の風物詩「たき火にあたるサル」が登場、報道陣にその様子が公開された。たき火のまわりに集まったヤクシマザルたちは、思い思いの姿で暖をとっていた。 一般公開は21日と、来年1月31日までの土日祝日、計15日間。午前11時半から午後2時の間に愛らしい姿を見ることができる。(古沢孝樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Les forces japonaises au défi de la menace militaire chinoise
Le premier ministre japonais, Yoshihide Suga, passe en revue les forces armées aériennes japonaises sur la base de Sayama, au nord-est de Tokyo, le 28 novembre. Kimimasa Mayama / AP La décision prise, vendredi 18 décembre, par le gouvernement japonais de doter la marine de deux destroyers équipés du système de défense […]
おかんいなければ、お笑いは…ニッポンの社長・ケツさん
かあさんのせなか 小さい頃、両親は共働きで、おかんは工場の事務所で働きながら、家事もしっかりしてくれました。僕の少年野球も熱心に見に来てくれました。 けつ 1990年生まれ、奈良県生駒市出身。2013年、辻さんとお笑いコンビ「ニッポンの社長」結成。CBCラジオなどAM11局で週に1度放送されている芸人お試しラジオ「デドコロ」に出演中。 中学生になり、3年間おやじと一言もしゃべらない時期がありました。後に両親は離婚しますが、家族の空気が不穏になり始めた時期です。でも、おかんとは仲が良く、大阪まで服を一緒に買いに行ったり、お互いの好きなアーティストのライブを見に行ったりしたこともあります。 そんな中、M―1グランプリで同郷の奈良出身の笑い飯さんを見てお笑いが好きになりました。今のコンビでは相方の辻さんがネタを書きますが、当時はまねごとで漫才を紙に書いておかんに見せていました。高校生の時に実際に「芸人をやりたい」と言った時期もありました。でもNSC(吉本興業の芸人養成所)には友達同士で入るものだと思っていて、1人で入るのはリアリティーがなく、大学に進学しました。 大学1年の終わりごろ、おかん… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル