新型コロナウイルスの感染拡大が続く北海道旭川市で、旭川医科大学の吉田晃敏学長がコロナ対応の医療体制を巡り不適切な発言をしたと「文春オンライン」が16日報じた。大学側は17日、発言があったことは認め、「関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけした」としたうえで「(音声の)切り取られ方が本学、特に吉田学長の意図とかけ離れたものと言わざるを得ない」などとするコメントを出した。 文春オンラインによると、吉田学長はクラスター(感染者集団)が発生した市内の吉田病院について、11月17日にあった学内の会議で「コロナを完全になくすためには、あの病院(吉田病院)が完全になくなるしかない、ということ」「この旭川市に吉田病院があるということ自体が、ぐじゅぐじゅ、ぐじゅぐじゅとコロナをまき散らして」などと発言したとされる。文春オンラインは吉田学長のものとされる音声データも公開した。 これを受け、旭川医大は17日に吉田学長名でコメントを公表。「音声は大学運営会議でのものと認められます」と認めたうえで、「『なくなるしかない』といった私の発言は、吉田病院の閉鎖等を望むことを意味するものではありません」「なくなるしかないのは、吉田病院ではなく、吉田病院の新型コロナウイルス感染症です」などとし、「不適切な発言であったと深く反省しています」とした。 「まき散らす」という発言については、吉田病院からコロナ患者を受け入れた他の病院で「院長自らが『医療崩壊』という激しい言葉で現状を語る事態に陥っていることを説明した際に使われた表現」などと説明している。 文部科学省国立大学法人支援課は朝日新聞の取材に対し、「大学に対し、学長の発言の事実確認を進めており、結果を踏まえて対応を検討する」としている。 吉田病院では11月初めにクラスターが発生し、入院患者や職員の間で感染が拡大。今月17日時点で計207人が感染する大規模クラスターとなっている。鈴木直道知事の災害派遣支援の要請を受け、今月9日には自衛隊の看護官ら5人が治療の支援に入った。(井上潜、本田大次郎) ■「文春オンライン」の記事を受… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「今でギリギリ」感染が高齢化、限界近い東京の医療現場
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都は17日、医療体制の警戒レベルを、最も深刻なレベル4「逼迫(ひっぱく)している」に初めて引き上げた。専門家は都のモニタリング会議で、「コロナ患者の治療と通常医療の両立が困難な状況となった」「12月31日には深刻な機能不全が危惧される」と指摘した。医療の現場で何が起きているのか。 3月下旬から新型コロナの病床を開設し、酸素吸入が必要な中等症の患者や軽症者を受け入れる河北総合病院(東京都杉並区)では11月中旬以降、30床ある大人用の病床がほぼ埋まっている状態が続いている。 高齢者施設のクラスター(感染者集団)や家庭で感染した高齢者が増えている。夏の「第2波」から11月中旬までは20~40代が中心だったが、以降は60代以上の患者が3割を占めている。 岡井隆広副院長は「高齢化と共に重症度も増している」と話す。重症化した患者は、専門病院へ転院していくが、2~3日に1人転院患者がいる状態だという。 「考えたくないが、重症病床の逼迫度合いを聞いていると、転院できない患者をそのまま院内で診るようになる可能性がある」と話す。 高齢の患者は熱が下がっても、介護施設などに戻ることができず、入院が長引く傾向がある。「病床が埋まってしまえば、新たな患者を受け入れられなくなる」 埋まる病床「今でギリギリ。これ以上は…」 感染者の高齢化で、入院者数だ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Tomoyuki Sugano, Yuki Yanagita win MVP honors in NPB
Yomiuri Giants pitcher Tomoyuki Sugano is going to need to find room in his suitcase for another piece of hardware depending on his plans for 2021. The Kyojin ace, who many expect to be pitching for an MLB club in 2021, was named the Central League MVP during the NPB […]
ボーガン事件、半数が空気銃の欠格要件該当 法改正検討
兵庫県宝塚市で6月に家族ら4人が殺傷された洋弓銃ボーガン(クロスボウ)を使った事件などを受け、警察庁の有識者検討会は、ボーガンによる被害を未然に防ぐには法的規制が必要だとする報告書をまとめた。スポーツとしての標的射撃など用途を限り、所持について都道府県公安委員会が許可するなどの制度を提案した。同庁が17日公表した。 これを踏まえ、警察庁は銃刀法で新たに規定する方針で、来年の通常国会への同法改正案の提出をめざす。所持、使用、販売などについて、同法が定める空気銃と同じような規制を想定している。 報告書によると、警察庁による実験で、国内で流通しているボーガンで最も威力が弱いものでも、空気銃などと同じく人に危険を及ぼし得ることを確認。弦を使って矢を発射▽引いた弦を固定する装置がある▽人の生命に危険を及ぼし得る威力がある――の3点を満たすボーガンを規制対象とする。 用途は、標的射撃のほか、動物麻酔や学術研究など「社会生活上有用」なものに限る。また、使用できるのは、広さなど一定の要件を満たして危害を与えない場所に限って認める。 さらに適正な取り扱いが期待できない人に所持させないため、「18歳未満」「アルコール・薬物中毒」「禁錮以上の刑を終えて5年を経過していない」といった要件に当てはまれば許可しない制度を示した。 譲渡・販売についても空気銃と同様の規制が適当と指摘。販売事業者には、購入者から所持許可証の提示を受けるよう義務づける。ネット販売の場合は、引き渡す際に購入者の本人確認をきちんとできる仕組みが必要と指摘した。 検討会は宝塚市の事件を受け、9月に設置された。警察庁のまとめでは、2010年1月から今年6月までの10年半にボーガンを使った事件が32件摘発され、うち13件は殺人や殺人未遂、強盗致傷など人の身体を害する犯罪。宝塚市の事件のあとも殺人未遂などが起きている。(田内康介) いまの銃刀法にはない、新たな規定を想定 今は所持や使用などについて定めた法律がない洋弓銃ボーガン(クロスボウ)の規制はどうあるべきか。 警察庁の有識者検討会は報告書… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大雪で車1千台が立ち往生、搬送者も 食料や毛布を配布
師走の大雪が17日、北日本から西日本の日本海側で続き、各地に混乱をもたらした。新潟県の高速道路では約1千台の車が動けなくなり、救急搬送された人も。復旧の見通しが立たない中、現場では巻き込まれた人たちへの食料配布などが行われた。 「雪の壁に阻まれて、本線上の状態は全くわからない。いつまでこのままなのか分からず歯がゆい」。関越自動車道上り線の塩沢石打サービスエリア(SA、新潟県南魚沼市)で働く40代男性は17日午後4時半ごろ、電話取材にそう話した。 この時間帯のSA内には大型トラックが20台ほど停車し、朝から止まったままの車も。立ち寄ったドライバーらにはおにぎりとお茶を配った。「今日だけで50人くらいに配った。本線上を歩いてきたと話す人もいた」という。 SA内には、多いところで1・5メートルほどの雪が積もっているという。「地元出身だが、12月の雪でここまで降ったことは記憶にない。いつ復旧するのかも全く情報がなく、どうすればいいのか……」と話した。 NEXCO東日本は立ち往生している車を重機で移動させたり、除雪を続けたりした。また、関越道や一時通行止めとなった上信越道のサービスエリアなどで、動けない車の運転手らにおにぎりやパン、簡易トイレを提供。社員十数人が路上を歩いて食料や毛布などの配布もした。 南魚沼市消防本部によると、17日午後4時前の時点で、関越道で立ち往生する車から「いつ復旧するのか」「燃料が切れそう」などの通報が数十件寄せられた。体調不調を訴える内容も数件あったという。同日午前には、立ち往生した車内の30代女性から「呼吸が苦しい」と通報があった。女性は南魚沼市内の病院に救急搬送されたという。 中部電力パワーグリッド(名古屋市)は17日、岐阜県内の高さ約67~85メートルの送電鉄塔7基が損傷したと発表した。ワイヤの下部を走る東海道新幹線や在来線の一部区間で徐行運転をしたが、電力の供給に支障は生じていない。中部電力管内で積雪が原因で鉄塔が折れ曲がる被害が生じるのは初めてという。 気象庁によると、18日夜から20日にかけて再び東北から北陸にかけての日本海側で大雪となるおそれがある。17日までに積雪が1メートルを越えた地域もある状況でもあり、同庁は交通障害への警戒やなだれへの注意を呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無形文化遺産に「伝統建築工匠の技」 木造建築守る技術
ユネスコ(国連教育科学文化機関)は17日、日本が提案していた「伝統建築工匠(こうしょう)の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を無形文化遺産に登録すると決めた。フランスで開かれた政府間委員会で採択された。国内から登録された無形文化遺産は22件となった。 提案は、奈良・法隆寺など歴史的な木造建造物の保存修理に欠かせない17件の技術からなる。「建造物木工」や「檜皮(ひわだ)葺(ぶき)・杮葺(こけらぶき)」、「左官(日本壁)」などで、国が「選定保存技術」として認定し、技術を受け継ぐ人や団体を支援しているものだ。 提案概要では、こうした技術は職人が古くから受け継ぎ発展させ、漆などの修理に必要な資源を守りながら採取する知恵も伝えられてきたとしている。(丸山ひかり) 「感覚の世界」で続ける模索、職人から喜びの声 古代から受け継がれてきた木造… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
兵庫県内、0.15%が抗体保有 神戸大が1万人調査
神戸大学は、兵庫県内の病院などから提供された約1万人の血液を調べた結果、0・15%で新型コロナウイルスの感染経験があることが分かったと17日、発表した。この結果から、実際の感染者は感染確認された人の2~3倍いると推定できるとしている。 大学院医学研究科が8~10月、県立5病院と健康診断を実施する1施設から、発熱外来を除く外来患者や健康診断受診者ら(平均62歳)計1万377人分の血液の提供を受け、ウイルスが体内に入った際に作られる中和抗体の量を調べた。1万人規模で中和抗体を調べた調査は国内初という。 その結果、中和抗体を持っていたのは0・15%にあたる16人。血液を提供した病院がある県内の瀬戸内海沿岸部の人口約450万人に照らすと、6千~7千人が感染経験者という計算になった。10月1日時点の県内の感染者は累計2738人で、実際はその2~3倍が感染経験者だと推定できる結果になったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
明治神宮、大みそかの終夜参拝取りやめ コロナ対策で
明治神宮(東京都渋谷区)は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、大みそかから元旦の終夜参拝を取りやめることを決めた。例年、12月31日は、夜通しで参拝できるようにしてきたが、今年は通常の閉門時間の午後4時で門を閉める。 今年の三が日には約318万人の初詣客が訪れていた。1月1日の開門時間は現時点では未定で、決まり次第、公表する予定。新型コロナの感染拡大が続いていることから、同神宮は初詣の分散参拝を呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
劇団ノーミーツ、NO密で濃密な「会わない」若者の挑戦
コロナ禍の逆境を逆手にとり、若者たちが新しいエンターテインメントを創造した。劇団ノーミーツ。三密回避の「NO密」で「濃密」なひとときを、そして「会わない」の英語表記「no meets」を掛け合わせた名称である。演劇は、役者の演技や台詞(せりふ)を劇場で生に体感するのが醍醐味(だいごみ)だが、彼らは違う。企画会議も稽古も本番もすべてズーム上というオンライン演劇なのだ。 拡大するズームを使った芝居はこんな風に表現される(劇団ノーミーツの短編から) すべては4月5日夜のズームで始まった。 その日、広屋佑規(29)は旧知の林健太郎(27)にメッセージを送った。 「どこかで時間をもらえない?」 浅草生まれ浅草育ちの広屋は根っからのエンタメ好きで、広告会社でイベント制作に携わった後、劇場から飛び出し街中でミュージカルをする新しいタイプの劇団「アウト・オブ・シアター」を主宰していた。これが思わぬ評判となり、広告主から大口の注文が相次いだ。そこで会社組織にしようとした矢先、コロナ禍に見舞われて予定は相次いでキャンセルに。登記もまだで、人を雇わず、オフィスも借りていない状態だからこそ、意外にすぐ切り替えることができた。 拡大するズームのインタビューにこたえる広屋佑規さん 「いま、話しましょう」 林は広屋のメッセージに即答した。慶応大在学中に映画の自主制作にかかわってきた林は、大手映画会社に就職していた。学生時代から広屋の才能を「革新的」と敬愛し、横浜・元町の商店街を突然ミュージカル舞台に変えた昨年の広屋の仕事を「見たことのない光景でした」と興奮気味に語る。 林はちょうど勤務先で担当していた映画のクランクインが延期になり、ひまをもてあましていた。 広屋が続けた。 「ズームで芝居を作るのはどう?」 ウェブ会議システム「ズーム」を使った他の劇団が誕生したばかりでもあった。林は広屋に言われ、このとき初めてズームを使ってみた。 拡大する企画・プロデュースを受け持つ林健太郎さん 「演劇なら、いいやつがいますよ」 林の脳裏に浮かんだのは慶応同窓の小御門(こみかど)優一郎(27)だった。付属の慶応志木高校時代、大学受験がないせいか、ドストエフスキーやダンテなど文学に耽溺(たんでき)した。大学では演劇サークルの門をたたき、後に自ら小劇団を起こした。卒業後は勤務先の松竹で歌舞伎の宣伝を担当したものの、市川海老蔵の襲名披露という一大興行がコロナで延期となり、退屈な日々を過ごしていた。 小御門のもとに林から連絡が届いたのは寝る寸前、午前0時をまわっていたが、小御門はズーム演劇という着想に覚醒した。3人がズームで顔を合わせると、このとき広屋と小御門は初対面だというのに、あいさつもそこそこに何ができるか議論が白熱する。何かをやりたい気持ちが3人に共通していた。 翌日には短編を作り始め、9日にツイッター上に140秒の動画を投稿。その直前、ノーミーツという劇団名が決まった。以来3日に1本の調子で投稿し、再生回数が1千万回を超えたものも現れた。その反響をみて、小御門は「これ以上の再生回数を狙うのは難しい。かといって、ただの、おもしろ動画投稿集団では終わりたくない」と思い、林も「有料の長編芝居を作ろう」と背中を押した。 コロナで4年間も自室から出られない大学生、という設定の3時間弱の長編「門外不出モラトリアム」を5月、2500円で公開すると5千人が見た。彼らはこのとき鉱脈を発見した。稽古の場所代や道具代のかからないオンライン演劇は「従来のリアルの芝居より利益率が高い」と広屋。小御門は、それまでにない新しい表現の可能性を感じた。「ネガティブな中でもポジティブなものを作れることを僕たちは示せたんです」と林は言う。 勢いを得た劇団ノーミーツは7… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
MLB to add Negro League players, stats to official records
New York – Willie Mays will add some hits to his record, Monte Irvin’s big league batting average should climb over .300 and Satchel Paige may add nearly 150 victories to his total. Josh Gibson, the greatest of all Negro League sluggers, might just wind up with a major league […]