大阪府は12日、新型コロナウイルスによる死者を新たに6人確認したと発表した。12月の死者は計82人となり、月別で過去最多となった。こうした状況を受けて吉村洋文知事はテレビ朝日の番組で、大阪市を対象にした政府の観光支援策「Go To トラベル」の一時停止などについて、延長するよう政府に求めたことを明らかにした。 府内の死者は12月7~10日、4日続けて9人となっていた。12月に入ってわずか約2週間で、これまでで最も多かった11月の78人を上回った。症状が急に悪化するなど重症病床に移る前に死亡するケースも多いという。都道府県別の12月の死者数は12日発表時点で北海道は114人、東京都は46人となった。 「トラベル」は大阪市と札幌市を対象に15日まで一時停止か自粛要請となっている。吉村知事は番組で、西村康稔経済再生相に延長を要請したことを明らかにし、期間については「政府が決めることになる」とした上で、12月25日か28日までになるという見通しを示した。 大阪市北区と中央区の居酒屋などへの15日までの時短要請については「市内全域にすべきだと思っていて、松井(一郎大阪)市長と協議している。月曜日に判断したい」と話し、延長を前提に対象区域を広げる検討をしていることを明らかにした。 また、新型コロナウイルスの国内感染者は3041人が確認され、初めて3千人を超えた。1日当たりの感染確認はこれまで、10日の2971人が最も多かった。12日は東京都の621人のほか、高知(27人)など6県で最多を更新。京都府(75人)などは最多に並んだ。京都の花街、祇園甲部と先斗町の組合は舞妓(まいこ)6人、芸妓(げいこ)2人ら計10人が新たに感染したと発表した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で新たに3041人がコロナ感染 初の3千人台
新型コロナウイルスの国内感染者は12日、午後9時15分現在で3041人が確認され、初めて3千人を超えた。死者は全国で新たに27人が確認された。厚生労働省によると、11日時点の重症者は前日から24人増の578人で、3日ぶりに過去最多となった。 1日当たりの感染確認はこれまで、10日の2971人が最も多かった。12日は東京都の621人のほか、岩手(43人)、山形(22人)、埼玉(199人)、長野(32人)、岐阜(55人)、高知(27人)の6県で最多を更新した。福島県(17人)と京都府(75人)でもこれまでの最多に並んだ。 神奈川県では223人、愛知県では206人、北海道では189人が確認された。 過去3番目に多い429人だった大阪府では6人の死亡が判明。12月の死者は計82人となり、11月の78人を上回って月別の最多を更新した。吉村洋文知事は12日のテレビ朝日の番組で、大阪市を対象にした政府の観光支援策「Go To トラベル」の一時停止などについて、延長するよう政府に求めたことを明らかにした。延長幅は「政府が決めることになる」とした上で、現状の15日から25日か28日までになるという見通しを示した。 新たに86人の感染が判明した福岡県は12日、「福岡コロナ警報」を発令した。前日には約4カ月ぶりに100人を上回り、酸素投与が必要な中等症の患者が約1カ月間で10人未満から35人(11日時点)に急増した事態を受け、混雑を避けるなどの対策の徹底を県民や飲食店に要請。県内の44病院に対しては患者の受け入れ準備を始めるよう求めた。 神奈川県では、軽症・無症状者向けの宿泊療養施設に入っていた50代男性が死亡した。県によると、男性は感染が確認された翌日の9日に施設に入所し、11日に頭痛やだるさなどの症状を訴えた。同日夜に室内で心肺停止の状態で見つかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡県が「コロナ警報」発令 4カ月ぶり感染100人超
新型コロナウイルス感染者の急増を受け、福岡県が12日、2カ月ぶりに発令した独自の「コロナ警報」。約4カ月ぶりに1日の感染者が100人を超過した福岡のほか、大分県や鹿児島県でも最多を更新するなど九州でも「第3波」が本格化している。 福岡県では11日に122人の感染を確認。「第2波」の7月31日に記録した最多の169人は下回ったものの、8月19日(103人)以来の3桁となった。12日は86人だった。 急増を受けて県は12日に新型コロナ対策本部会議を開催。12月に入り福祉施設でのクラスター(感染者集団)が頻発し、酸素投与が必要な中等症の患者が約1カ月間で10人未満から35人(11日時点)まで急増していることから「このペースの増加では医療機関への負担が懸念される」として県独自のコロナ警報発令を決めた。警報発令は8月5日から10月8日以来。 県民や飲食店には外出自粛や営業時間短縮をすぐには求めないが、混雑する場所を避けるなどの対策徹底を要望。県内44病院に対しては、コロナ患者用の551床のうち「準備病床」としていた239床をすべて「即応病床」に切り替え、患者の受け入れ準備を始めるよう要請した。 対策本部の白石博昭医監は「重… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Braves’ Marcell Ozuna becomes first NL player to be named MLB’s top DH
New York – The Atlanta Braves’ Marcell Ozuna made history on Friday, becoming the first player from the National League to win the Edgar Martinez Outstanding Designated Hitter Award. The 30-year-old Ozuna, traditionally an outfielder, started 21 games in the outfield and 39 games as the designated hitter, which was […]
水虫薬に誤混入「取り違えることないレベル」 社長謝罪
爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤の成分が混入していた問題で、製造した小林化工(福井県あわら市)は12日、報道陣に対し、服用した首都圏で入院中の70代の女性が10日に死亡したと発表し、小林広幸社長が「重大な過失をおかし、責任の重大さを痛感している」と謝罪した。 また同社は、睡眠導入剤の成分を保管した容器は、水虫薬の成分を入れた容器とは形状も材質も、大きく異なっていることを明らかにした。「取り違えることのないレベルの取り違え」として今後、第三者を交えて原因究明を進め、再発防止に努めたいとした。 同社の説明では、水虫薬の主成分はドラム缶のような形の高さ1メートル弱の紙容器で保管する一方、睡眠導入剤成分は平たい缶に入れられ、容器には成分名も書かれている。保管場所からの取り出しや調合などをする際、社内規定では作業員が2人1組でする決まりだが1人になった時間帯があったとし、同社はその時間帯に混入が起きたとの見方を示した。県は9日、立ち入り調査に入り、医薬品医療機器法違反の可能性があるとみて調査している。 同社によれば、問題の薬イトラコナゾール錠50「MEEK」の出荷をめぐって、同社は健康被害の報告がある6、7月製造のロット番号T0EG08の製品を、出荷前の7月に社内で厚生労働省令に基づくロットごとのサンプル検査を実施。有効成分の含有量などを調べたが、混入を見抜けなかったという。 小林社長は、問題の薬が特許が切れた薬と同じ成分を厚生労働省の承認を得て販売するジェネリック医薬品だった点について「ジェネリック医薬品の信頼度にも大きな影響を与えてしまった」と話した。健康被害を訴える人らに対する補償の意向も示した。 同社によると、11日時点で健康被害を訴える人は1人増え計134人。服用の影響とみられる交通事故は重複があったとして1件減って計15件に修正した。(平野尚紀、大西明梨) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水虫薬の製造で「名ばかりチェック」 社長らの一問一答
爪水虫などに効く飲み薬に睡眠導入剤の成分が混入していた問題で、製造した小林化工(福井県あわら市)の小林広幸社長らは12日、服用した70代女性患者が死亡したことを受け、報道陣を前に「責任を痛感している」と謝罪した。小林社長、橋本利和専務、広報担当の一問一答は次の通り。 社長 弊社が製造販売をしておりますイトラコナゾール錠50「MEEK」を服用されました患者様が1人お亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族には謹んでお悔やみを申し上げます。このような重大な過失を犯しましたことに関しまして、改めまして深くおわび申し上げますとともに、責任の重大さを痛感しております。会社全体で償って参りたいと思います。 ――なぜ混入が起きたのか。 社長 ダブルチェックが行われていなかったということが、一番大きな理由かと思っております。一従業員、一作業者の問題ではなく、会社全体としまして従業員一人一人のあり方、現場での指導のあり方、そういうものが多々問題であったと考えております。 ――なぜ混入に気づけなかったか。 社長 やはり厳密なるチェックができなかったという部分かと思います。 ――健康被害の訴えが多数あり、交通事故に至ったケースもある。どう受け止めているか。 社長 大変重大な事態でござい… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
定年式の夜、7年ぶり息子と酒 初告白の後の「あのさ」
瓶ビールに、焼き鳥盛り合わせと肉豆腐。しかも金曜の夜。お膳立ては万全なのに、酔える気がしなかった。 11月下旬の午後6時過ぎ。JR新橋駅の高架下にある居酒屋で、茶木哲(ちゃきさとし)さん(60)は、長男の桃二(ももじ)さん(27)とテラス席に座っていた。桃二さんがグラスにビールを注ぐ。 「おやじ、お疲れさまです」 「おお、ありがとう」 この日、哲さんは26年勤めたスポーツ新聞社で、定年式を迎えた。新型コロナで慰労会もない。そんな父を息子が誘い、ささやかな宴席を開いてくれた。 とはいえ、2人きりで飲むのは7年ぶりだった。いざ向き合うと、何から話せばいいか分からない。 「焼き鳥、レモンかけていいか」 「うん」 話が途切れては、キュウリにみそを付けたり、スマホをいじったり。沈黙をかき消す頭上のレール音を、このときほどありがたく感じたことはなかった。 思えば、目の前にいる息子のことを、よく知らないままだった。 会社では車の運転や管理の部署… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Une élue japonaise exclue pour avoir dénoncé une agression sexuelle
Lors d’une manifestation du mouvement féministe « Flower Demo », en 2019. CHARLY TRIBALLEAU / AFP L’affaire d’agression agitant Kusatsu illustre la négligence du Japon dans le traitement des crimes sexuels. Vendredi 11 décembre, des militantes du mouvement Flower Demo de lutte contre les violences sexuelles ont fait le déplacement jusqu’à la commune […]
「生きていたら一緒に…」 戦死した兄から継いだ楕円球
第100回全国高校ラグビー大会が27日、大阪・花園ラグビー場で開幕する。1918(大正7)年に始まった大会は、他の競技と同じく戦争による中断を余儀なくされた。楕円(だえん)球を追う少年たちは戦時下、どんな環境に置かれ、どのように復興期を歩んできたのだろう。戦後75年の冬。節目の大会を前に、当時のラガーマンたちを訪ねた。 兄がラグビーとの縁を結んでくれた。大岩重雄さん(92)=大阪市西区=は1942年、大阪の旧制北野中(現北野高)に入学した。五つ上の寛(ひろし)さんは北野中のラグビー部員だった。試合には出られなかったが、4、5年時にチームは全国中学大会に出場した。 重雄さんが入学するとすぐ「兄さんもやっていたんなら」と強引に誘われた。前年12月8日、太平洋戦争が始まった。戦況の激化で42年1月の全国大会は関西と九州に分かれて開催され、北野中は関西で優勝していた。 当時の旧制中学は5年制で現在の中1から高2にあたる年齢の生徒が在籍した。上級生とは体格差がある。「まともに当たったら飛ばされる。その分、一緒にしっかり走りました」。入部後、夢中になっていく。孤独な感じがするバックスよりも、「仲間とごちゃごちゃやる」フォワードが性に合っていた。 2年生だった43年の秋、埼玉の陸軍航空士官学校を卒業して、航空隊員になっていた寛さんが帰省した。食事中、寛さんが言った。「この戦争は負けだから、職業軍人である自分たちが一番先に死ななければいけないんだ」。負ける、という言葉に驚いた。「行ってやっつけてくれ」「帰ってきてくれ」。そんな気持ちになったことを覚えている。 半年ほどたった。家に帰ると、… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
青森県階上町で震度5弱 M5.5、津波の心配なし
12日午後4時18分ごろ、岩手県沖を震源とする地震があった。青森県階上町で震度5弱、同県八戸市、三戸、五戸、南部各町と岩手県の盛岡市、軽米町で震度4など、東北地方や北海道で揺れが観測された。 気象庁によると、震源の深さは約50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・5と推定される。津波の心配はないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル