中学1年生ながら「短歌研究ジュニア賞」の大賞に選ばれた名古屋市の水野結雅(ゆうが)さん(13)は、実は俳句もたしなむ二刀流。バラエティー番組「プレバト!!」で詠んだ一句は、俳人の夏井いつきさんらに絶賛された。いまは日記代わりに、句と歌を毎日詠むと決めている。作品から、少年の日常や素顔が見える。 昨年創設された「第1回短歌研究ジュニア賞」(短歌研究社主催)で、高校生を抑えて応募者1521人の頂点に立った。名古屋市立中学校に通う1年生だ。 向こうから握手されそうなひきだしの奥に右手をそっとさし出す 拡大する短歌研究ジュニア大賞を受賞した水野結雅さん=2021年1月23日、名古屋市守山区、山本正樹撮影 6年通った学童保育所の机を思… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
避難所の「7日以内」設置ルール、改善求める知事多数
自然災害の被災者支援を定めた法律について朝日新聞が実施した全国知事アンケートでは、避難所の設置基準などを定めた災害救助法についても尋ねた。災害対応は基本的に市区町村の役割だが、災害救助法が適用されれば、避難所設置や救出活動、仮設住宅の提供などを都道府県や一部の政令指定市が主体となってできる。市区町村の財政負担もなくなる。被災者には住宅の応急修理費(大規模半壊・半壊で最大59万5千円など)も支給される。 災害救助法では、避難所の設置期限は災害が起きてから「7日以内」などと定められているが、31知事が、こうした基準の改善が「必要」「どちらかというと必要」とした。和歌山県の仁坂吉伸知事は「必ずしも(災害の)実態に合っていない」と指摘する。 設置期限を過ぎる場合でも、内閣府と協議して延長などが可能だ。ただ、愛知県の大村秀章知事は、延長などは認められることが「常態化している」と指摘。基準の見直しで内閣府との協議に割く労力や時間を減らせれば「救助の迅速化が図られる」と答えた。そもそも「災害時においては協議を行う余裕もない」(長野県の阿部守一知事)との声もあった。 京都府の西脇隆俊知事は基準の… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被災住宅の再建支援「さらに改善を」全国47知事の8割
東日本大震災から10年を迎えるのを前に、自然災害の被災者支援に関する法制度について、朝日新聞は47都道府県の知事にアンケートを実施した。被災住宅の再建費を支給する「被災者生活再建支援法」は昨年、対象範囲が拡大されたが、約8割にあたる40知事が「どちらかというと」を含め、さらに改善が必要と回答した。 アンケートは昨年12月に実施し、すべての都道府県知事から回答を得た。被災者生活再建支援法は、これまで「全壊」(損害割合50%以上)と「大規模半壊」(40~50%未満)の世帯が支給対象だったが、昨年11月の法改正で「半壊」(20~40%未満)のうち、30%台の「中規模半壊」も対象になった。支給額は最大で全壊300万円、大規模半壊250万円、中規模半壊100万円になる。 法改正後の制度について、さらに改善が「必要」と答えたのは25知事。「どちらかというと必要」は15知事だった。改善してほしい内容では、すべての半壊世帯を支給対象とするよう求めた25知事をはじめ、36知事が支給対象の拡大を求めた。「(対象範囲は)今のままでよい」は10知事にとどまった。 後半ではアンケート結果を紹介しています。 すべての半壊世帯への拡大が必… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「保育園理事長がパワハラ」元保育士らが損害賠償求める
涌谷保育園(宮城県涌谷町)を運営する社会福祉法人理事長によるパワーハラスメント行為で精神的苦痛を受けたとして、元保育士ら12人が29日、社会福祉法人に対して総額約2600万円の損害賠償を求める労働審判を仙台地裁に申し立てた。 申立書によると、理事長は2015年4月に就任し園長職も兼務した。理事長は、あいさつされても無視をしたり、気に入らない相手を大声で威嚇して問い詰めたりした。こうしたパワハラ行為が繰り返され、20年3月までに10人の保育士が退職した。 19年12月、保育士ら24人が労働組合を結成して団体交渉を申し出た。理事長から一部の保育士に送られたメールに、「集団で欠勤することは『偽計業務妨害罪』に該当する可能性もある」などと記載されていたという。 事態が改善しないことから、組合員ら約20人が20年3月末に退職届を提出。理事長は園長職を辞するとの誓約書を示したことから、組合員らは復帰したものの、その後、理事長とは連絡が取れない状態が続いた。約1カ月後、理事長が園に姿を見せて、新たに作った「施設管理者」というポストに就いたと表明したという。 パワハラ行為はその後も続くなど状況はさらに悪化した。保育士らは心身ともに疲れて子どもたちを安心安全な環境の中で保育することが保証できなくなったと考え、昨年11月までに退職した。 県によると、12月以降は、必要な保育士を確保できない状態が続いている。園の保護者会の集まりでは、「安心して子どもを預けられない」などと保育士不足への不安を訴える声が相次ぎ、一部の園児は他の施設に移っている。 複数の保護者によると、理事長はパワハラ行為について全面的に否定しているという。社会福祉法人側は取材に対して「担当者が不在」としている。 申立書提出後、仙台市内で会見した労組委員長は「わたしたち全員、子どもが大好きです。園を離れたくなかった。でも、我慢をしていたら問題は続く。ここで声を上げて解決することで、いい保育ができる状態に戻したい」と話した。(角津栄一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
公立中教職員の16%、過労死ライン超え 群馬で調査
教職員の時間外勤務(残業時間)で「過労死ライン」とされる月80時間を超える割合が公立中学校で16・1%にのぼることが、群馬県教育委員会が昨年10月に実施した全校対象の調査で明らかになった。抽出調査だった一昨年とは単純比較できないものの、2・9ポイント改善した。ただ、全体としては多忙な職場環境を物語る結果となり、対策が求められる。 昨年10月の調査は初めて全校を対象とし、市町村立と県立の小中高校、特別支援学校など計556校の教職員1万6142人に対して実施した。 2019年は同じ10月に、全体の8%にあたる市町村立小中学校36校と、県立の全84校を対象にした抽出調査だった。 昨年12月、「教職員の多忙化解消に向けた協議会」で報告された今回の調査結果によると、中学校以外の教職員の時間外勤務が月80時間超の割合は、高校が8・6%(前年比0・9ポイント増)、小学校で1・4%(同1・7ポイント減)だった。 さらに100時間超は中学校が5%(3・6ポイント減)、高校が3・2%(0・2ポイント増)、小学校が0・2%(0・3ポイント減)だった。 県教委によると、コロナ禍で学校行事や部活動の大会が相次いで中止となった一方、国の補正予算で各校に学習指導員が配置されるなど、通常とは異なる状況下で例年よりも教職員の負担が軽減された可能性も考慮する必要があるという。 そのうえで、担当者は「改善傾向にあるが、突出して時間外勤務が多い教職員もいる」と報告。今後1年程度は全校調査を継続し、多忙な教職員の働き方の改善に向けた方向性を検討する。 制度上、教員の給与はいくら残… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
離島の受験生、ホテルに4連泊 「コンビニ弁当ばかり」
暴風雪のため16日の大学入学共通テストを受けられなかった受験生73人が30日、北海道稚内市の稚内北星学園大学で再試験に臨んだ。市内は29日に猛吹雪に見舞われ、この日朝まで続いた。離島などの受験生は悪天候に備えて前もって市内に入り、時間通りに会場に入った。 横殴りの雪が吹きつけるなか、入場開始時間の午前8時になると、受験生は親の車やタクシーで会場に到着した。市内では29日、猛吹雪の影響でJRやバスが運休し、小中学校も臨時休校となった。このため、大学側は30日早朝からの除雪を公共機関に要請した。高台にある大学は30日も地吹雪がひどく、道路状況の確認や不測の事態に備えるため、午前5時から職員が出勤した。 午後6時過ぎ、最後の英語のリスニングを終えた受験生たちが続々と出てきた。 離島の利尻高校と礼文高校の女子生徒3人はフェリーの欠航を見越して、27日から市内の同じホテルに泊まった。その判断が奏功した。28日は運航したが、29日には全便欠航になった。30日も午前の便は欠航した。 前回は5泊、今回は4泊。利尻高校の佐々木珠那さんは「親に相当な負担をかけた。コンビニ弁当ばかり食べていました」。2週間が空いたことについて、礼文高校の野崎愛華さんは「傾向がつかめたのはよかったが、モチベーションを維持するのが大変だった」と話した。 昨春に旭川北高を卒業し、今回が2度目の挑戦となる吉田岳さん。遠別町の自宅から2日前に稚内入りし、妹の寮で勉強した。「中止が決まったときは動揺したけど、試験は難しいと聞いていたので、対策を練る時間がもてた。でも難しかったです」と話していた。(奈良山雅俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男役の色っぽさ追求 元宝塚星組トップ峰さを理さん死去
峰 さを理さん(みね・さをり=元宝塚歌劇団星組トップスター、本名安田峰子〈やすだ・みねこ〉)30日、甲状腺がんで死去、68歳。葬儀は親族で営む。 福井県敦賀市出身で、72年に宝塚歌劇団に入団。入団2年目にして新人公演の主演に起用されるなど早くから注目を集め、83~87年に星組トップスターを務めた。「哀(かな)しみのコルドバ」「紫子(ゆかりこ)」の初演を率い、歌や日本舞踊の名手として活躍した。 宝塚歌劇が100周年を迎えた14年には、「宝塚歌劇の殿堂」に選出された。近年もミュージカルやコンサートに出演し、歌劇団では日本物を中心に振り付けの指導にあたっていた。 ぞくぞくっラブシーン研究 峰さを理さんインタビュー 2013年11月、朝日新聞大阪本社版掲載のインタビュー。特集「すみれの風吹いたころ」から峰さんの言葉を紹介します。 男役って、色っぽくないとダメじゃないかしら。歌舞伎役者も同じでしょ。 ラブシーンはうまいと言われました。ああいうふうに抱かれたらいいよね……っていう、ぞくぞくっとするラブシーン。 研究しました。相手役と鏡を見… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知県で新たに121人感染、入院患者数が過去最多に
愛知県は31日、県内で121人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。3日連続で200人を下回った。121人のうち名古屋市は57人。県内の感染者数は延べ2万4047人となった。岡崎市の80代女性など4人の死亡も発表され、県内の死者数は400人となった。 県によると、30日時点の入院患者数は724人で、20日の723人を上回って過去最多となった。30日時点の重症者は58人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で2673人感染 1月の死者と感染者、月間最多
新型コロナウイルスの国内感染者は31日午後8時半現在で新たに2673人が確認され、死者は65人増えた。1月の1カ月間ではそれぞれ15万4247人、2261人に上り、ともに月間で最多となった。30日時点の重症者は973人(前日比1人減)だった。 1日当たりの感染者が2千人台まで減るのは6日ぶり。最多は東京都の633人で、3日連続で1千人を下回った。都基準の重症者は140人(同)だった。大阪府では214人の感染が判明。愛知県は121人で、30日時点で入院患者数が724人と過去最多になった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大学入学共通テスト、第2日程終わる 本試験すべて終了
大学入学共通テストの第2日程の2日目が31日、終わった。これで、第1日程(1月16、17日)を含めた本試験がすべて終了した。もともと第2日程を志願し病気などで受けられなかった受験生は、2月13、14日の特例追試験に回る。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル