関東甲信で23日午後から24日にかけて、降雪が予想されている。気象庁によると、長野県や山梨県を中心に大雪となる見込みで、24日は東京都心でも積雪となるおそれがある。23日は日本の南に前線が停滞し、24日は太平洋側に雪をもたらす「南岸低気圧」が関東の南海上を発達しながら東進するとみられるため。 24日午後6時までの24時間降雪量の予想は多いところで、甲信20~40センチ▽関東北部の山沿い、箱根と多摩、秩父の各地方10~20センチ▽関東平野部5~10センチ▽東京23区1~5センチ。予想より気温が低くなるなどすれば、さらに降雪量が多くなり、東京23区でも大雪となるおそれもあるという。 国土交通省と気象庁、高速道路を管理する各社は、積雪や路面凍結により道路網への影響が出る恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。不要不急の外出を控えるほか、やむをえず車を運転する場合は冬タイヤの装着やチェーンの携行を求めている。(山岸玲) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「調書は創作」 元県議、克行被告からの現金受領認めず
2019年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われた元法相で衆院議員・河井克行被告(57)の公判が22日、東京地裁であった。捜査段階で違法性を認めた元広島県議が、克行議員からの2回計60万円の受領を「記憶がない」と証言した。「検察に迎合した。供述調書は私の創作」とも述べた。 克行議員が現金計約2900万円を渡したとされる100人のうち、授受を認めなかったのは初めて。大半が授受や違法性を認めたが、授受を認めた上で買収の趣旨を否定した地元議員が2人いる。 元県議の証言によると、19年6月、広島県福山市内の料理店での会合で、克行議員から別室で「よろしく頼みます」と言われたが、その後は覚えていないという。2回目の授受も、克行議員との会話以外は記憶がないとした。「(捜査段階で)否認すれば強制捜査されると思った」と話した。 裁判長が克行議員とのやりとりのみ記憶がない理由を尋ねると、「パニックになった」と述べた。検察側は、現金の配布先を記したリストなどをふまえ買収があったと主張している。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自宅療養中に急変・搬送、県は「入院中に死亡」 岐阜
岐阜県は22日、新型コロナウイルスに感染し入院中に死亡したと発表していた同県各務原市の70代男性が、実際は自宅で容体が急変し心肺停止となり、119番通報から約3時間後に救急搬送された病院で死亡が確認されていたと明らかにした。 県によると、男性は19日に愛知県内で新型コロナウイルスの陽性が判明。岐阜県は同日中に入院先を決め、翌20日の入院を予定していた。20日未明、男性の容体が急変し、午前4時28分に家族が119番通報したが、搬送先が決まらず、同6時38分に心肺停止。同7時43分に岐阜大付属病院(岐阜市)に搬送され、死亡が確認されたという。 県の説明では、入院先を決めた時より症状が悪化したことなどから、消防と保健所が搬送先を改めて探したが「複数の医療機関に断られた」という。県健康福祉部の堀裕行次長は「新型コロナの感染拡大で病床や医療提供体制が逼迫(ひっぱく)していることが影響した」と話した。20日に入院が決まっていたため、県はいわゆる「自宅療養者」にはあたらないとしている。県内5圏域のうち、各務原市や岐阜市が含まれる岐阜圏域では、確保病床の使用率が8割前後の状態が続いている。 「入院中に死亡」と発表していたことは、「搬送先の病院から『入院扱い』との連絡を受けたため」としている。(松沢拓樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自宅療養中に自殺か 感染の女性「迷惑かけ申し訳ない」
新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養していた東京都の30代の女性が今月、死亡していたことが22日わかった。感染について悩んでいたことや現場の状況から警視庁は自殺とみている。 関係者によると、女性は夫と娘の3人暮らし。勤務先の感染者の濃厚接触者となった夫の感染が明らかになり、その後、女性と娘の感染も判明したという。 女性は自宅で療養していたが、15日に自宅で倒れているのを夫が見つけ、駆けつけた消防隊員がその場で死亡を確認した。「迷惑をかけて申し訳ない」といった趣旨のメモが残されていたという。 女性が住んでいた地域を管轄する保健所では、自宅療養する人たちの健康観察に無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使っている。軽症や無症状で基礎疾患がないなどの要件を満たした療養者が対象で、毎日午前10時と午後4時に2回、息苦しさや体温を尋ねている。回答がなければ、再度質問し、それでも返事がなければ電話をかけ、保健所職員が訪問するなどの対応を取ることにしている。 死亡した女性は1月8日に感染が判明し、その後症状はなくなっていたという。亡くなる前日の14日までは連絡が取れていたが、15日にLINEの回答が途絶え、電話もつながらなくなったという。 小池百合子知事は22日午前、記者団に「本当に残念な出来事であり、健康だけでなく心のケアを求められていると強く感じた。どのような改善策があるのかよく検討していきたい」と述べた。 悩みのある人の相談先 ・自殺予防いのちの電話 フリーダイヤル0120・783・556(毎日午後4~9時、毎月10日は午前8時~翌午前8時) ナビダイヤル0570・783・556(午前10時~午後10時、IP電話からは03・6634・2556) ・東京いのちの電話 03・3264・4343(日・月・火は午前8時~午後10時、水・木・金・土は午前8時~翌午前8時) ・よりそいホットライン フリーダイヤル0120・279・338(24時間、IP電話などからは050・3655・0279。岩手・宮城・福島からは0120・279・226) ・公益社団法人日本駆け込み寺 03・5291・5720(平日午前10時~午後5時) ・生きづらびっと LINEアカウント@yorisoi-chatで友達登録(日、月、火、木、金曜は午後5~10時半・受け付けは午後10時まで、水曜は午前11時~午後4時半・受け付けは午後4時まで) ・こころのほっとチャット LINE、ツイッター、フェイスブック@kokorohotchat(毎日正午~午後4時・受け付けは午後3時まで、午後5~9時・受け付けは午後8時まで) ・チャイルドライン 18歳以下が対象。フリーダイヤル0120・99・7777(毎日午後4~9時) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トンネル内で車5台のからむ事故、6人が負傷 京奈和道
22日午後6時50分ごろ、奈良県御所市五百家(いうか)の京奈和自動車道かもきみトンネル内で「トラックが対向車と衝突した」と110番通報があった。県警によると、大型トラック1台と乗用車3台、軽乗用車1台がからみ、20~70代の男女6人が負傷したという。 高速隊によると、大型トラックは、反対車線で対向車とぶつかった状態で停車。これとは別に反対車線の車3台とも接触したとみられている。この事故で、五條北―御所南インターチェンジ間が上下線とも一時通行止めになった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男性2人が右足切断など大けが 北海道新幹線の工事現場
北海道札幌市手稲区西宮の沢2条2丁目で22日午後7時20分ごろ、北海道新幹線の延伸工事の掘削作業をしていた男性作業員2人が、掘削機器に足をはさまれた。この事故で28歳の作業員が右足を切断する大けがを負い、51歳の作業員も左足首切断の大けがを負った。 札幌手稲署によると、「工事現場で作業員が機器の下敷きになっている」と消防から通報があった。現場には、けがをした作業員以外にも複数の作業員がいたといい、同署が原因を調べている。この場所では、札幌市と小樽市にまたがるトンネル工事のための地質調査が行われていた。 北海道新幹線は東京―新函館北斗間が開通し、さらに2030年度までに新函館北斗から札幌までを延伸する計画。JR北海道は将来、東京―札幌を約4時間半で結ぶことを目指している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自殺者、リーマン後以来の前年比増 小中高生は過去最多
2020年は自殺者数が11年ぶりに増え、2万919人(速報値)だったと22日、厚生労働省が発表した。女性が6976人で前年より885人(14・5%)増加。若い世代の増加も目立ち、小中高生は1~11月だけで440人(前年同期比18・3%増)と、過去最多だった1986年の年間合計を上回った。厚労省は新型コロナウイルスによる生活の変化などが背景にある可能性があるとみている。 警察庁の統計をもとにした厚労省の発表によると、男性は1万3943人(前年比135人減)。女性と合わせて前年より750人(3・7%)増えた。人口10万人あたりの自殺者数は16・6人。例年、3月発表の「確定値」ではさらに増える傾向にある。 2003年の3万4427人をピークに減少傾向が続いてきたが、前年を上回るのはリーマン・ショック直後の09年以来。7月以降は毎月前年同月を上回った。厚労省の担当者は、コロナ禍による経済的な影響や生活環境の変化、学校の休校、外出自粛などが影響した可能性があるとして「厳しい状況だ。女性は幅広い年代、職業、原因・動機で増加しており、悩みに応じて支援していきたい」と話す。 1~11月の自殺者1万9225人について厚労省が分析したところ、年代別では40代が3225人で最多。50代、60代をのぞく全ての世代で自殺者数は増加したが、増加幅は19歳以下(707人、前年同期比13・8%増)と20代(2287人、同16・8%増)の若い世代が目立つ。 小中高校生の自殺者のうち307人が高校生で、初めて300人を上回った。女子児童・生徒の自殺者は前年同期より48・8%増えた。また、女性の被雇用者は同29・5%増で、販売やサービス業のほか、医療従事者も増加した。(石川春菜) 全都道府県別の人数や増加率などのデータは、記事の後半にあります。 悩みのある人の相談先 ・自殺予防いのちの電話 フリーダイヤル0120・783・556(毎日午後4~9時、毎月10日は午前8時~翌午前8時) ナビダイヤル0570・783・556(午前10時~午後10時、IP電話からは03・6634・2556) ・東京いのちの電話 03・3264・4343(日・月・火は午前8時~午後10時、水・木・金・土は午前8時~翌午前8時) ・よりそいホットライン フリーダイヤル0120・279・338(24時間、IP電話などからは050・3655・0279。岩手・宮城・福島からは0120・279・226) ・公益社団法人日本駆け込み寺 03・5291・5720(平日午前10時~午後5時) ・生きづらびっと LINEアカウント@yorisoi-chatで友達登録(日、月、火、木、金曜は午後5~10時半・受け付けは午後10時まで、水曜は午前11時~午後4時半・受け付けは午後4時まで) ・こころのほっとチャット LINE、ツイッター、フェイスブック@kokorohotchat(毎日正午~午後4時・受け付けは午後3時まで、午後5~9時・受け付けは午後8時まで) ・チャイルドライン 18歳以下が対象。フリーダイヤル0120・99・7777(毎日午後4~9時) 都道府県別の増加、都市部で多く 富山は16.7%増 2020年の自殺者数は、全国で前年を計750人上回り、11年ぶりに増加に転じた。都道府県別に見ると、神奈川、東京、大阪といった都市部では前年より100人以上増え、増加率は富山が最も高かった。 前年比で最も増えたのは神奈川… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上司殺害、懲役18年判決 「振られた原因あなたに…」
鹿児島県鹿屋市の民家で昨年3月、職場の上司の男性を殺害したとして、殺人と銃刀法違反などの罪に問われた元会社員谷山裕樹被告(47)の裁判員裁判の判決が22日、鹿児島地裁であった。岩田光生裁判長は「計画的で残虐な犯行で悪質性が高い」とし、懲役18年(求刑懲役20年)の実刑判決を言い渡した。 判決によると、谷山被告は昨年3月25日午後9時40分ごろ~午後10時半ごろ、勤めていた食肉工場の上司だった吉井政己さん(当時55)宅=鹿屋市吾平(あいら)町=で、吉井さんの首や胸などを包丁で複数回刺すなどして殺害した。 判決は犯行の動機について、交際していた同僚女性に別れを告げられた被告が未練を断ち切れず、女性と交際を始めた吉井さんに「女性を奪われた」と感じ、一方的に恨みや怒りを募らせたと認定。「短絡的で身勝手。動機や経緯に酌量の余地はない」とした。 その上で、アリバイ作りのために犯行日を宿直勤務の担当日と決め、防犯カメラを避けて吉井さん宅へ向かったことや、吉井さんが玄関の引き戸を開けた瞬間に胸を刺すなどしたことなどから「計画的で執拗(しつよう)かつ残虐。強固な殺意があった」と指摘。一方で被告が罪を認めて反省し、両親の助力で被害弁償の一部として300万円を遺族に支払ったことなどを量刑に考慮した、としている。 判決の最後で岩田裁判長は、裁判員や裁判官からのメッセージとして「女性に振られた原因は被害者のせいではなく、あなたに問題があったのではないでしょうか。あなた自身も女性との交際のために離婚しており、妻子につらい思いをさせたのではないでしょうか。人生にとって大切な人は誰なのかをよく考え、自分本位の考えを改めてほしい」と被告に語りかけた。(三沢敦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で新たに5046人感染 1日の死者、最多108人
新型コロナウイルスの国内感染者は22日午後8時半現在で、新たに5046人が確認された。死者は108人増え、1日当たりの死者数としては過去最多となった。21日時点の重症者は1011人で、4日連続で1千人を超えた。 新規感染者を地域別で見ると、東京は1175人と10日連続で1千人を上回った。神奈川627人、埼玉358人、千葉463人で、首都圏4都県はいずれも前日より減少したが、高止まりが続いている。 大阪府では450人の感染が確認され、4日ぶりに500人を下回った。三重県では1日当たりでは最多となる54人が確認された。 また、東京都と千葉県は自宅療養中だった感染者が死亡したと発表。それぞれ2人、1人が亡くなった。 千葉県では同県栄町の60代男性が亡くなった。男性は今月上旬に体のだるさやせきの症状を訴え、その後、嗅覚(きゅうかく)異常も出たため医療機関を受診。13日に感染が確認された。軽症とされ、自宅療養していたが、容体が急変して19日に死亡した。 和歌山市は感染を確認した市内… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪開催に広がる懐疑論 「昨春に似た嫌な空気に…」
23日で開幕まで半年となる東京オリンピック(五輪)について、本当に開催できるのか、懐疑論が広がっている。英紙タイムズが21日に「日本政府は非公式ながら中止せざるを得ないと結論づけた」と報道。政府は否定したが、1年延期が決まった昨春と似た状況に不安感を強める関係者もいる。 タイムズ紙の報道の情報源は、匿名の「連立与党幹部」。インタビューに「誰も最初に言い出すことを望んでいない。だが、開催は難しいという意見で一致している」と述べ、中止の見通しを示したという。夏季五輪は2024年がパリ、28年は米ロサンゼルスと決まっており、25年に開催地が決まる32年五輪に動くと予想。菅義偉首相はあまり乗り気ではないが「この状況ならば誰も反対しない」と語ったという。 橋本聖子五輪相は22日、国際… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル