25日午後4時50分ごろ、横浜市中区北仲通5丁目の横浜第2合同庁舎で「2階から火が見える」と、近くにいた神奈川県警の警察官から119番通報があった。 県警によると、庁舎2階から一時黒煙が出ていたが、火の勢いは間もなくおさまり、けが人はなかった。厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部横浜分室の事務所の一部が焼けたという。消防によると、午後5時半ごろ鎮火した。 同庁舎は、みなとみらい線馬車道駅近くにあり、23階建てのビルに国の出先機関が入っている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大分空港が「宇宙港」へ着々 米企業、打ち上げ試験成功
大分空港(大分県国東市)などを発着点に、航空機からの人工衛星打ち上げを目指してきた米企業ヴァージン・オービットが、米国沖の太平洋上で10基の超小型衛星の打ち上げ試験に成功した。大分発着の打ち上げは2022年に予定されており、大分県は関係省庁との間で国内法の確認や調整を急いでいる。 滑走路の長さやノウハウ評価 広瀬勝貞知事は打ち上げ成功を受けて、「(22年予定の)大分からの打ち上げに弾みがつく結果。引き続き取り組みを進めて参りたい」との談話を発表した。 ヴァージン・オービットは、ボーイング747―400型を改造した航空機を使い、日本時間の18日に試験を行った。米カリフォルニア州のチャンネル諸島沖合の太平洋上で、機体から切り離された小型ロケットは自由落下した後に点火。向きを変えて宇宙空間に飛び出し、米航空宇宙局(NASA)から委託を受けた超小型人工衛星を軌道に乗せた。航空機からの空中発射による打ち上げ成功は世界初という。 大分空港は3千メートル級の滑走路があることに加え、県内企業が連携して人工衛星開発に携わった経験があるなど宇宙産業の発展が見込める点などが評価され、昨年春に拠点の一つに選ばれた。 今後、ロケットを整備したり衛星を搭載したりする施設や、燃料関係の設備などを空港と周辺地に整備する必要がある。県は法令上の課題解決などを支援し、大分空港を「宇宙港」にすることで県内企業の運用面での参画や宇宙関連産業の活性化を期待している。(寿柳聡) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自宅などで死亡、75人感染 警察が今月対応した事案
今月1日から20日までに自宅や高齢者施設などにいる人が亡くなり、警察が事件性の確認などの対応をした事案で、新型コロナウイルスへの感染が確認された死者が75人いることが、警察庁への取材でわかった。自宅療養中に亡くなった人も含まれているとみられる。急増した昨年12月は56人だったが、今年に入ってさらに増加している。 警察は、病院で患者が死亡して明らかに死因が分かっている場合などを除き、対応に出る。警察庁によると、昨年から今年1月20日までに感染が確認されたのは計197人だった。月ごとの推移では、昨年は死者21人の感染が確認された4月を除けば、11月までは10人以下で推移していた。 1月に入ってからの75人のうち、自宅や高齢者施設、宿泊施設などで倒れているところを発見されたり、通報されたりした死者は71人、外出先で見つかったのは4人だった。死亡前に感染が確認されていた人は27人、遺体の状況などからコロナ感染の疑いがあるとして死後にPCR検査をした結果、感染が判明した人は48人だった。 コロナに感染すると、血栓ができやすいとされているほか、急激な呼吸状態の悪化も指摘されている。(田内康介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
明浄学院の元理事長に実刑判決 21億円横領の罪
学校法人明浄(めいじょう)学院(大阪府熊取町)の土地売却の手付金21億円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた法人元理事長の大橋美枝子被告(62)に対する判決が25日、大阪地裁であった。坂口裕俊裁判長は「業務上横領の事案において最も高額な部類」と述べ、懲役5年6カ月(求刑懲役7年)の実刑を言い渡した。 判決によると、被告が法人理事長に就任した翌月の2017年7月、明浄学院高校(大阪市)の土地の売買契約を大阪市の地場不動産大手プレサンスコーポレーション側と結び、プレ社側が法人口座に支払った手付金21億円を別口座に移して横領した。 判決は、被告が法人の経営権を得るために、プレ社元社長の山岸忍被告(58)=同罪で起訴=らと共謀したと認定。マンションの用地として学院の土地を取得したがっていた山岸被告から私的に資金を借り入れ、経営権を握った後、手付金を返済にあてる枠組みを発案して犯行を主導したと指摘した。坂口裁判長は「学校経営に重要な財産が売り払われた。理想の経営をしたいという個人的欲求を満たす犯行動機に酌量の余地はない」などと量刑の理由を述べた。(松浦祥子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪のコロナ死者、1月は最多264人 3カ月連続更新
大阪府は25日、新型コロナウイルスによる死者を新たに7人確認したと発表した。1月の死者は計264人となり、月別で過去最多となった。死者数は78人の昨年11月、259人の12月に続いて3カ月連続で最多を更新した。 今月1~25日の新規感染者は1万1728人で、昨年12月の9726人を上回っている。1日あたりの死者数は8日と21日は19人で過去最多だった。府は高齢者施設などでのクラスター(感染者集団)の多発などが背景にあると分析している。 府によると、第3波と位置付ける昨年10月10日以降、今年1月5日までの死者390人の約98%が60代以上。390人の8割弱が重症と判断されない状況で亡くなった。府などによると、高齢者施設などで症状が急に悪化したり、重症病床での積極的な治療を望まなかったりするケースも多いという。 陽性者数に対する死者数の割合(死亡率)は1・9%で、全国を0・6ポイント上回る。昨春からの死者数は東京都を上回り、全国最多となっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で新たに2764人感染 4週間ぶりに2千人台
新型コロナウイルスの国内感染者は25日午後9時現在で、新たに2764人が確認された。24日の3990人に続き、2日連続で4千人を下回った。2千人台にまで減るのは2398人(修正値)だった12月28日以来、4週間ぶりとなった。 東京都の新たな感染者は618人。1千人を下回るのは2日連続で、700人を下回るのは481人だった12月28日以来、4週間ぶり。今月23日までは11日連続で1千人を超えていた。都内では新たに14人の死者が明らかになったが、うち80~100歳代の男女4人は入院せずにグループホームや特別養護老人ホームで療養していたという。 神奈川県は今年に入って最少の351人。県内では年が明けて以降、900人超の感染者が発表される日もあったが、25日は今月3日以来の300人台だった。 愛知県(89人)、兵庫県(80人)などでも年明け以降で最少となった。 厚生労働省によると、24日時点の重症者は全国で1017人。前日より10人増え、4日ぶりに過去最多を更新した。重症者が1千人を超えるのは7日連続となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
参拝者の胸を触った疑い、神職を逮捕「祈祷行為の一環」
祈禱(きとう)中に女性の胸を触るなどしたとして、大阪府警は25日、大阪市西区にあるサムハラ神社の禰宜(ねぎ)、川端孝和容疑者(70)=大阪市東住吉区=を準強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。「祈禱行為の一環だった」と容疑を否認しているという。 西署によると、川端容疑者は昨年12月下旬と今年1月上旬、神社に祈禱に訪れた30代女性2人に対し、神具を胸に押し当てたり、手で胸や尻を触ったりした疑いがある。祈禱は1対1で行われ、不審に思った女性が後日、それぞれ府警に相談したという。 サムハラ神社は「祈禱中に神職が参拝者の体に触れることはない。事実とすれば、指導不足だった。申し訳ない」としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「使える英語」出題内容が様変わり 共通テスト、懸念も
第1日程が終わった初めての大学入学共通テストで、英語の出題傾向の変化が話題になっている。「聞く・話す・読む・書く」の4技能を測る民間試験の活用が見送られた一方で、実用英語やリスニングの重視が鮮明になった。文法・訳読が中心だった英語教育の時代は、これで終わるのか。 「英語は予想以上に大量で読み切れなかった」。首都圏の私立高校3年の男子生徒は、そう話す。埼玉県の公立高の女子生徒は「リスニングが難しすぎ。4人で会話する問題は、誰が話しているかもわからなかった」と戸惑う。 共通テストの英語は、昨年の大学入試センター試験から大きく変わった。 配点は、4技能の民間試験の活用が見送られたことで、リーディングは昨年の200点から半減し、リスニングは50点から倍増して、どちらも100点になった。 リスニングに英国や日系の話者が登場 出題内容も変わった。リーディングは発音やアクセントの単独問題はなく、全体で6ページ増えた。SNSやホームページなど現代の多様なデジタル情報から読み取ったり、複数の資料を元に考えたりする実用的な出題が目立ち、英文の内容をストレートに問うような出題は減った。 リスニングは、前回までは音声が2回流れたが、今回は6問中4問が1回のみに。聞いた内容を元にワークシートを完成させたり、発言内容に適したグラフを選ばせたり、聞き取った内容を元に考えさせる出題が目立った。また、米国に加え、英国、日系など発音が異なる国の話者が登場した。 平均点(中間集計)はリーディング、リスニングともに、昨年のセンター試験(確定結果)並みだった。 駿台予備学校の英語科講師、増田悟さんは「読む量も圧倒的に多く、必要な情報を取得して処理する力を問うような出題が目立った。共通テストの試行調査で予測されてはいたが、実践練習が不足していた生徒は苦戦したのではないか」という。一方で「英文そのものや設問は比較的素直なものが多かったので、処理にかかる時間が短縮され、平均点は例年並みに落ち着いたのでは」と分析する。 河合塾の英語科講師、小森清久さんはリスニングについて「世界で多様な英語が話されていることを意識させる狙いの出題だ。今後の受験生は、英BBC、米CNNなど様々なメディアで英語を聞き、論文発表などいろんな場面で生きる英語を、楽しく学ぶ必要がある」と語る。 学習指導要領では、思考力・判断力・表現力を伸ばすことをめざし、「聞く・話す・読む・書く」の英語4技能を活用した、使える英語を意識させている。共通テストの変化は、高校の授業にどう影響するのか。 「今回の共通テストは、高校に授業改善を求める強いメッセージになるだろう」というのは太田光春・名古屋外国語大教授(英語教育)だ。「プレゼンテーション資料を完成させる出題などは、授業でのプレゼン経験の有無で差が出る。英国の場面設定も多く、英国独特の単語のつづりなども使われた。旧態依然の文法・訳読の授業では対応できない。多様な教材や言語使用の場面を採り入れた授業が求められる」 東京都立日比谷高校の英語科教員、中村隆道・主幹教諭は、高1から米CBSのニュースを見て、生徒同士で議論する授業を数年前から行っている。「最初は生徒も周りの教員も受験勉強につながるのかという雰囲気があったが、今回の共通テストで、必要性がより明確になった。実用的な英語を使う授業の方が、生徒も生き生きと学ぶ。4技能をバランスよく教えれば、全体の英語力は確実に上がる」と話す。 実用性を懸念する声も 一方、英語の問題の様変わりを懸念する声もある。 私立武蔵高校(東京)の酒井良介・英語科教諭は「言葉と向き合い、筆者の伝えたいメッセージを深く読み解く問題がほとんどなかった。表面の情報を早く大量に処理する能力だけでいいのか」と不安がる。 海外の大学に進学する生徒もいるが、思いを長文でつづるエッセーや、様々な文献を読み解く力、面接などでより伝わる表現も不可欠だと感じている。「実用英語の必要性はわかるが、言葉としてもっと深く向き合う英語力、言語力も同様に重視されるべきではないか」と話す。 民間試験の導入などに反対してきた鳥飼玖美子・立教大名誉教授(英語教育論)は「思考力を測ろうとするあまり、問題の質が劣化し、情報取得の反射神経を問うような出題になった」と指摘する。24年度以降に入試改革があることをふまえ、「じっくり深く読み解くことができる、知的な受験生の力を測れない入試は、変えて欲しい。教養ある学生を育てるためにも、センター試験のような出題に戻すべきだ」と求める。 共通テストは国公立大に加え、私大の9割近くが活用している。大学などの受験生の約8割が受けるとされ、受験勉強が、大学や社会に出た際の英語力のベースにもなりうる。 大学入試センターは英語の出題意図について、「従来の英語の授業は、アクセントを問うなど、実際の場面と切り離されていることがあった。今回はどういう場面で使うかを意識した」と説明。実用英語が多くアカデミックな長文読解が少ないとの指摘に対しては、「50万人近い人が受けるように設計しており限界はある。各大学の個別試験でカバーできる部分はしてもらいたい」としている。(宮坂麻子、伊藤和行) 昨年の大学入試センター試験と大学入学共通テスト第1日程の英語 比べると 《配点》 筆記200点・リスニング50点→リーディング100点・リスニング100点 《リーディング》 ●平均点(※) 58.15点→60.35点 ●試験時間 80分→変更なし ●総語数 約2800語→約3900語 ●設問数 大問6問→変更なし ●解答数 54個→47個 ●設問 日本語→英語 ●発音、アクセントの単独問題、語句整序の出題あり→なし ●出題の特徴 発音から読解まで総合的に→すべて読解問題。SNS、ホームぺージ、プレゼンテーションなど実用的な言語活動を意識した場面設定や複数情報の整理・比較 《リスニング》 ●平均点(※) 57.56点→57.23点 ●試験時間 60分(うち30分が解答時間)→変更なし ●総語数 約1150語→1450語以上に ●設問数 大問4問→6問 ●解答数 25個→37個 ●音声は2回流れる→6問中4問が「1回読み」 ●出題の特徴 音声の内容理解が中心→グラフやワークシートを用い、米・英ほか多様な話者に ※センター試験の平均点は、大学入試センター集計の確定結果を100点満点に換算した点数。共通テストは中間集計 (総語数・設問数・解答数は、ベネッセコーポレーション・駿台予備学校共催「データネット実行委員会」の分析から) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
厚木市副市長、通勤中に急死 58歳、コロナ対策に尽力
神奈川県厚木市の佐藤明(さとう・あきら)副市長が25日、急性心筋梗塞(こうそく)で死去した。58歳だった。市によると、同日午前9時20分ごろ、市役所近くの路上で心肺停止状態で倒れているのを通行人に発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。通勤途中だったという。市の新型コロナウイルス対策では中心的役割を担っていた。 通夜は28日午後6~8時、葬儀は29日午前10~11時に厚木市水引2の9の2のJAあつぎ第2グリーンホールで。密を避けるため時間内の自由焼香。喪主は長男圭(けい)さん。 1987年に市に採用され、市長室長、政策部長などを歴任し、昨年4月から副市長を務めていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京の感染は落ち着いた? 宣言3週間、数字を見ると…
新型コロナウイルスの感染急拡大が続いていた東京都で、「減少の兆し」がみえ始めている。1月初旬には1日あたりの感染者数が連日2千人を超えたが、その後は増加には転じず、24日には12日ぶりに1千人を下回り、25日には618人まで減った。国の緊急事態宣言からまもなく3週間。都内の感染はこのまま落ち着いていくのか。 感染者数は、前日と増減を比べても傾向は見えづらい。検査・医療機関や保健所は土日は休日体制で、受診・検査件数が少なくなることから、曜日ごとに報告数にムラが出るからだ。傾向をつかむ上で大切なのが「曜日ごとの前週比」だ。 金曜日~月曜日の1週間前と直近の感染者数を比較してみた。 15日(金)2001人→22日1175人。 16日(土)1809人→23日1070人。 17日(日)1592人→24日986人。 18日(月)1204人→25日618人。 明らかに減少しているのがわかる。週平均で見ても17日時点は1503・7人だったが、24日時点は1202・9人と大きく減っている。25日の618人は1月に入って最少だ。 感染状況を判断する指標の一つ… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル