神奈川県の東名高速で2017年に起きたあおり運転による死亡事故をめぐり、無関係の会社の関与を示唆するデマ情報をインターネット上に流したとして、名誉毀損(きそん)罪で強制起訴された無職男性(66)=福岡県春日市=が、福岡県内で遺体で見つかったことが県警への取材でわかった。県警は自殺とみている。 起訴状によると、男性は17年10月、事故とは無関係の会社の社名や中傷する文言をネット掲示板に投稿し、会社の名誉を傷つけたとされる。 男性はデマの書き込みに加わったとして他の10人とともに18年に書類送検されたが、検察は全員を不起訴処分とした。だが、検察審査会が男性を含む9人を起訴相当と議決。これを受け、検察は1人を在宅起訴し、5人を略式起訴したが、男性については残る2人とともに再び不起訴とした。その後検察審査会が男性を再び起訴相当と議決したため、昨年10月、検察官役の指定弁護士が男性を強制起訴していた。 男性の死亡を受け、福岡地裁は公訴を棄却するとみられる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水虫薬問題、過去最長の業務停止処分へ 県が方針通知
水虫などの皮膚病用の飲み薬に睡眠導入剤の成分が混入した問題で、福井県が薬を製造した小林化工(同県あわら市)に対し、全国で過去最長となる116日間の業務停止処分とする方針を伝えたことがわかった。関係者が取材に明らかにした。今後、県は同社から弁明書が出されれば内容を踏まえ、来月上旬にも処分を最終決定する。 この問題では、県や厚生労働省などが昨年12月、同社に立ち入り調査し、省令違反や社内規定違反が相次いで発覚した。同社は今月20日、県に混入の経緯や問題点をまとめたファイル2冊分の報告書を提出した。 県などによれば、これまで明らかとなった省令違反として、各地で健康被害の報告が相次いだイトラコナゾール錠50「MEEK」の製造中、主成分が減り、厚労省が承認した手順に反して成分を継ぎ足そうとし、睡眠導入剤成分を誤って入れる「二重ミス」が発覚した。作業現場に承認外の工程をまとめた手順書も置かれていたという。 また、2人1組で相互にチェックしながら薬の調合にあたるとする社内規定に反し、1人が作業場から離れた時間帯があったことや、離れた1人が作業の確認済みのサインをしたこともわかっている。サンプル検査で、異物混入を疑わせるデータの反応に気づいた作業員から報告を受けた上司が問題ないと判断し、詳細な検査をせず「合格」とみなしたことも判明した。 県は、こうした一連の違反行為やずさんな製造管理を重くみて、県の内規で定められた最長期間となる116日間の処分方針を決めたとみられる。 厚労省によれば、医薬品医療機器法に基づく業務停止処分は過去110日間が最長。承認外の手順で血液製剤を製造したとして、2016年に化学及(および)血清療法研究所(熊本市)に対して出された。 小林化工によれば、約30都道… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
桂文枝さん「2日続けて死亡届なんて」 妻と母が死去
落語家の桂文枝さん(77)の妻の河村真由美さんと母の河村治子さんが、今月相次いで亡くなった。真由美さんは67歳、治子さんは99歳だった。 関係者によると、真由美さんは今月24日に病死し、治子さんは翌25日に老衰で死去した。文枝さんは27日、所属先の吉本興業が運営するメディアでコメントを発表した。 「人生の中で2日続けて死亡届を書くなんて思ってもいませんでした。 真由美は、贅沢(ぜいたく)を嫌い困っている人にはとことん親切にするという超真面目人間でした。やがて、私の個人事務所の社長として帳簿付けから着物の管理、子供の世話と忙しい毎日を送り出来の悪い私を本当に陰で支えてくれました。 働き者で元気な真由美が昨年、癌(がん)を発症し、今年に入って目に見えて衰弱していきました。亡くなる前日、真由美が私を見つめ『ごめんねぇ』と小さな声でいったのです。今、書きながらも涙が止まりません。その時の真由美は美しく、出逢(であ)った時のままでした。 そして翌日、追うように母が息を引き取ったのもいまだに信じられません。母が介護施設に入ってからも真由美は母の好きなみかんを買ってたびたび訪れてくれていました。 悲しいです。辛いです。 でも、私は2人のためにも落語と向き合って今以上の努力をし皆様に喜んでいただくよう芸道に励みます。それしか2人に報いる手立てがありません。みなさまにご心配いただきましてありがとうございました。こころより御礼申し上げます」 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Giants to set up coronavirus testing center in Okinawa
The Yomiuri Giants will set up a coronavirus testing clinic for pro baseball and J. League soccer teams holding preseason camps in Okinawa Prefecture, the Central League club said Wednesday. The center, intended to avoid burdening local medical facilities, will be open in the prefectural capital of Naha from Friday […]
中核派の最高指導者が会見 半世紀の潜伏やめた理由語る
共産主義体制の実現を目指してゲリラ事件を繰り返してきた過激派組織「中核派」の最高指導者、清水丈夫議長(83)が27日、東京都内で記者会見を開いた。 中核派の主要な主張は天皇制反対で、警察庁によると、死傷者が多く出た1971年の「渋谷暴動事件」や派生した別の過激派との抗争のほか、90年には京都御所に金属弾を撃ち込むなど124件のゲリラ事件を起こした。 清水氏は潜伏生活を約50年間… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
三重大病院の元教授を再逮捕 寄付金見返りに薬剤使用か
三重大病院を巡る汚職事件で、津地検は27日、製薬会社「小野薬品工業」(大阪市)の薬剤を積極的に使う見返りに、賄賂として200万円を受け取ったとして元教授の亀井政孝容疑者(54)を第三者供賄容疑で再逮捕し、発表した。 同社が正規の手続きで大学の口座に振り込んだ「奨学寄付金」が賄賂にあたると判断された。三重大幹部は「研究教育目的の寄付金が違法行為として立件され驚いている」。業界関係者は「寄付のルールは重要で、罪にならないよう積み重ねられてきた。今回のケースは想定外で、過去に聞いたことがない」と話す。大学によると、奨学寄付金は本来研究と教育を目的としており、大学は内部の審査の上で小野薬品工業からの奨学寄付金を受け入れた。審査では、不正な薬剤の使用などとひもづけて審査することはできなかったという。 津地検は同社社員の山本裕介(48)、宮田洋希(44)の両容疑者も贈賄容疑で逮捕した。認否は明らかにしていない。 発表などによると、当時臨床麻… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で3971人が感染 重症者は1043人で最多更新
新型コロナウイルスの国内感染者は27日午後9時現在で、新たに3971人が確認された。死者は90人増えた。厚生労働省によると、26日時点の重症者は前日より47人増えて1043人となり、2日ぶりに過去最多を更新した。 東京都の感染者は973人で、2日ぶりに1千人を下回った。死者は1日あたりとしては過去最多の18人で、このうち70~90代の男女3人が入院せずに自宅や高齢者施設で療養していたという。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は、前日より11人増えて159人だった。357人の感染が確認された大阪府では1日あたりの死者が23人となり、これまでで最も多かった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
No one elected to Baseball Hall of Fame in U.S.
New York – Curt Schilling was shut out on Tuesday, falling 16 votes shy of induction into the National Baseball Hall of Fame in balloting conducted by the Baseball Writers’ Association of America. The former pitcher received 285 votes and was named on 71.1% of the ballots. He needed 75% […]
においに潜むエロチシズム 文学に親和性、奥行きも
「においで文学作品を読む」というテーマに取り組んでいます。嗅覚(きゅうかく)は、五感の中でも文学との親和性がとても高い。映像で簡単に再現できる視覚や聴覚とも、必ず直接接触することが求められる味覚や触覚とも異なる嗅覚のあいまいさが、文学を読むときの想像力とフィットするからです。 においが本能的な要素をはらんでいることも、文学とにおいの関係では重要です。私たちは普段、自分のにおいを隠しています。隠すべきものとされるにおいには、どこか背徳的なエロチシズムがあります。明治・大正期の文豪の田山花袋(かたい)の代表作「蒲団(ふとん)」には、主人公の作家が、いなくなった女弟子の蒲団のにおいをかぐ場面があります。あの場面を読むと、文化的な人間として生きている私たちが普段は隠している本能の世界に戻されるような、のぞき見したような感覚があるのではないでしょうか。 数年前、太宰治の「人間失格」… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
両陛下、豪雨被災者と交流 オンラインで熊本4市町村に
天皇、皇后両陛下は27日、昨年7月の豪雨で被害を受けた熊本県の四つの市町村とオンラインでつなぎ、被災者にお見舞いの言葉を伝えた。宮内庁によると、両陛下はかねて現地訪問を希望してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大するなか、オンラインでの交流となった。両陛下が被災地をオンラインで見舞うのは初めて。 この日は、両陛下のお住まいの赤坂御所(東京都港区)と、熊本県人吉市、八代市、芦北町、球磨村がオンラインで結ばれ、両陛下は被災者6人と救助活動に関わった消防士ら計4人と画面を通して向き合った。 天皇陛下は、豪雨による土砂崩れに巻き込まれ、妻を亡くした芦北町の矢野解光(ときみつ)さん(74)に「お寂しさもいかばかりかとお察しします」、皇后雅子さまは「どれほどか心を痛めていらっしゃることでございましょう」といたわった。 被災地の現在の様子もビデオで… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル