東京ガスは30日、運営する恋愛ゲーム「ふろ恋 私だけの入浴執事」のWEBサイトが不正アクセスを受け、WEB会員1万365件のメールアドレスとニックネームが流出したと発表した。同社は、登録したメールアドレスへの不審なメールについては開封を控えるよう注意を呼びかけている。 同社によると、28日にゲームのWEBサイトに海外アダルトサイトに誘引するリンクがあることを見つけたため、調査を開始。翌日になって、サイトが不正アクセスされ、登録されていたWEB会員の情報が流出していたことが判明した。現時点で、流出した情報が悪用された事実は確認されていないという。 ふろ恋には、WEBとアプリがあり、現時点で情報流出が確認されているのはWEB版のみという。30日現在、WEB・アプリとも一時的に停止している。 ふろ恋は、「癒やし」と効果的な入浴方法などの情報提供を目的とした恋愛ゲームという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
製造禁止の泡消火剤、駐車場や空港に 全国で廃棄進まず
発がん性が疑われる有機フッ素化合物の一種「PFOS(ピーフォス)」を含む泡消火剤の薬剤が、商業ビルやマンションの地下駐車場、空港や基地など全国に約339万リットル残されていることが、環境省のまとめでわかった。PFOSは10年ほど前に法律で製造・使用が原則禁止され、消火剤としての使用は例外的に認められているが、交換費用の負担などから廃棄が進んでいない。 PFOSは自然界でほぼ分解されず、人体や環境中に長く残るため、国連のストックホルム条約会議で2009年に製造や使用が制限された。翌10年には日本でも化学物質審査規制法の規制対象になり、製造・使用が原則禁止となった。 だが、燃料火災などに効果が大きい泡消火剤はすでに多くの場所に配備され、急な廃棄も難しいため、空港や石油コンビナート、自衛隊の基地、駐車場などでの保管や火災時の使用は例外的に認められてきた。 一方で、PFOSについて環境省は昨春、河川や地下水などの水質管理の目安となる暫定指針値を設けた。 過去には商業施設の立体駐車場で客の車が配管を破損し、泡消火剤が噴出して公道まで流れ出たり、昨年4月には沖縄の米軍普天間飛行場から流出した消火剤の泡が周辺の住宅地を漂ったりと、火災以外での流出が後を絶たなかった。普天間の流出では、河野太郎防衛相(当時)が米国防長官との電話協議の際、「強い遺憾の意」を伝えた。 環境省の昨年9月のまとめでは、PFOSを含む薬剤の在庫は全国計338万8199リットル。大型タンクローリー約240台分に相当する。薬剤は水で数十倍に希釈して泡消火剤にする。 内訳は自治体の消防署や化学消防車(約119万リットル)が最も多く、次いで石油コンビナートや化学工場など(約87万リットル)▽駐車場(約80万リットル)▽自衛隊の基地や艦船(約38万リットル)▽空港(約14万リットル)。規制前の累積出荷量と比べると3分の1相当が残っている計算で、同省は「PFOSを含まないものへの迅速な交換を進めてほしい」と呼びかけている。 「規制物質を含むという認識はあるが…」 防衛省は20年2月、基地や艦船などにあるPFOSを含む泡消火剤を、23年度末までに全て処理する計画を公表。総額23億円余りを投じる見通しだ。消防庁も20年6月、22年度末までにすべて廃棄する計画をたてるよう全国の消防に通知した。 健康への影響が疑われ、11年前に規制されながら、なぜ交換・廃棄が進まないのか。 東京・銀座の地下にある都営東… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大学入学共通テスト、第2日程の1日目終わる
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
実習生の意思確認せず帰国手続き 監理団体に賠償命令
技能実習計画が満了する前に強制的に帰国を求められたなどとして、フィリピン人の元外国人技能実習生が監理団体と実習先の会社に計約540万円の損害賠償を求めた裁判の判決が29日、熊本地裁であった。佐藤道恵裁判長は訴えの一部を認め、監理団体に55万円の支払いを命じた。 判決などによると、原告の男性(32)は2015年8月にとび職の技能実習生として来日。山形県で約1年間実習した後、16年8月に熊本県御船町にある建築会社に転籍し、熊本地震後の民家の解体工事や道路整備などに従事した。18年1月、会社への不満などから退社を表明し、不本意ながら帰国を希望したが、直後に他の実習先への転籍を希望した。 法令などによると、監理団体は技能実習生に対し、意に反して技能実習を中止して帰国する必要がないことなどの説明をし、実習継続を希望する場合は他の受け入れ先などとの連絡調整をする義務がある。だが、被告の監理団体「協同組合アーバンプランニング」(岡山市)は、男性が就労する意欲を失ったと安易に判断し、旅券と在留カードを違法に預かり、書面による意思確認をせずに帰国手続きを進めたと判決は認定。男性の権利を侵害し、不法行為があったとして賠償を命じた。 とび職の実習生として来日したにもかかわらず、別の内容の業務をさせられたとの原告の訴えについては、判決は「被告会社の業務はとび作業の審査基準に充足している」などとして退けた。 閉廷後に会見した原告側の松野信夫弁護士は「監理団体の不法行為が認められたのはかなり画期的」と判決を一定評価した。その一方で、「実習先でとび職の仕事がなされていなかったことについて認められなかったのは残念。まだ戦う余地はある」と控訴を検討すると話した。原告の男性は通訳を介して「私の話を聞いてくれたことに感謝している。機会があればまた日本で働きたい」と話した。 監理団体は取材に、「まだ書面が届いていないため、コメントを差し控える」。被告の代理人は取材に、「原告が会社を辞めた際に帰国の意思があった上、滞在期間が残り4カ月しかなかった。受け入れ先を探して転籍手続きを行うのは非現実的」と話した。 原告「自分のようにならないで」 フィリピン・ブラカン州に住む原告のサマニエゴ・ビエンベニド・アパブラさん(32)は今月、ウェブ会議システムで朝日新聞の取材に応じた。「何もできずに帰るのが悔しかった」と涙交じりに語った。 来日する前、地元のたばこ製造会社で働きながら、携帯電話修理のアルバイトをして生計を立てていた。結婚したばかりの妻はマニラへ出稼ぎに行った。日本で技能実習した近所の友人が帰国後、家を建てたのを見て、「両親の家をきれいにしてあげたい」と思い、来日を決意したという。 2014年に妻と2人で技能実… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
御蔵島のオオミズナギドリ急減 ノネコが年300羽捕食
伊豆諸島・御蔵島(みくらじま)で繁殖するオオミズナギドリが、近年急激に減っている。原因として問題視されているのが、野生化したネコ「ノネコ」だ。1匹が年間300羽余りを捕食しているとの推定結果を森林総合研究所や東京大、山階鳥類研究所のグループが発表した。 オオミズナギドリは体重約500グラム、翼を広げると1・2メートルほどになる海鳥で、大半が日本周辺で繁殖する。御蔵島は最大の繁殖地とされ、渡り鳥のオオミズナギドリは毎年3月から11月ごろに滞在する。東京都による1978年の推定では170万~350万羽が島内で繁殖していたとされるが、2016年の環境省調査では推定約10万羽まで減っていたという。 オオミズナギドリは地面に穴を掘って営巣し、地上では動きが緩慢だ。このためノネコに捕食されやすい。繁殖地には食べ残されたとみられる翼や骨が散らばっており、自動撮影カメラにもノネコがオオミズナギドリを捕らえる様子が何度も撮影されている。 実態をつかむため、グループは… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
すずちゃんはおぼえているよ 横断歩道で娘は手を振った
「またねー、またねー」 娘のすずちゃん(11)が隣でそう言うのを聞いて、母の美奈子さん(53)は驚いた。横断歩道の先で、かつて保育園で仲良しだった友だちが笑って手を振る。それを見て、すずちゃんもブンブン手を振っていた。昨秋のことだ。 竹山鈴乃さん。すずちゃんは、静岡県沼津市の特別支援学校に通う小学5年の女の子。重度の知的障害がある自閉症で「お菓子」とか「ちょうだい」など、30語ほどしか話せない。娘が自分から「またね」と言うのを美奈子さんは初めて聞いた。「やっぱり――」。保育園に通っていたころを思い出した。 拡大する芝生で休んでいるママをのぞき込む小学5年生のすずちゃん=2020年 すずちゃんを産んでから、美奈… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ治った受験生たちも挑戦 共通テストの第2日程
大学入学共通テストの第2日程が30日、始まった。コロナ禍に伴う休校で授業が遅れた高3生や、体調不良で第1日程(16、17日)を受けられなかった生徒らが受験した。31年続いた大学入試センター試験の後継である共通テストは今年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、16、17日と30、31日の2回、本試験を設けた。約53万人が出願した第1日程に対し、第2日程の受験予定者は約2500人だった。本試験が2回行われるのは共通1次試験、センター試験を含め、初めて。 受験生の中には自分や家族がコロナに感染し、急きょ第2日程に回った人もいた。 京都大を志望する都立高校3年の男子生徒(18)は第1日程の直前の10日に発熱し、嗅覚(きゅうかく)と味覚を失った。PCR検査で感染が判明した。自宅で療養し、数日後に回復してから勉強を再開した。第1日程で受験し、その後は個別試験の対策にあてる計画が崩れた。勉強に割ける時間が減り、絶望的な気持ちになったというが、「3年間、一生懸命頑張って勉強してきたので、気持ちを切り替えて頑張ります」と話した。 都内の私立高校に通う女子生徒(18)は年明けに発熱し、7日に新型コロナの感染がわかった。結果を聞いて「まさか」と思った。校内では違う学年の生徒が陽性になっていたが、接点はなかった。学校や塾に通っていたが、どこで感染したのか全く心当たりがないという。 「家族に申し訳ない」 39度の発熱が5日間続き、頭痛もあった。受験勉強をできる状態ではなかったという。「受験勉強で家族に負担をかけていたのに、さらにコロナになって申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と語る。 第2日程では、第1日程と比べて難易度が上がると聞いたが、体調を考えると第2日程の受験を選ぶしかなかった。体調が戻った後は勉強時間を1~2時間増やし、1日に13時間ほど机に向かった。第一志望の上智大学では英語を学びたいと願う。「将来は英語を使った仕事に就きたい。そのために頑張ります」と意気込んでいた。 都内の私立高校3年の女子生徒(18)は、母親が13日に新型コロナに感染したことが判明した。母親には自宅の一室で過ごしてもらい、女子生徒は勉強しながら、父親と交代で母親を看病した。母親が食事に使った食器は消毒し、家庭内感染を警戒していたという。数日後に濃厚接触者と認定され、第1日程での受験は諦めた。 女子生徒は「濃厚接触者になっても第2日程を用意してくれているのがわかっていたので、落ち込まなかった」。第1志望は、関西地方の私立大。「今までの勉強の成果を発揮したい」と意気込んだ。 福岡県内の高校3年の男子生徒(18)は今月中旬にコロナへの感染が判明したため、日本経済大福岡キャンパス(福岡県太宰府市)で受験した。無症状で、自宅で療養している間も勉強を続けたが、学校で先生の指導を受けられず、友人たちの様子もわからなかったので、不安だったという。「ほかの受験生から2週間分の遅れが出ていて心配だ」と話した。 大阪大(大阪府吹田市)の試験場に向かっていた府立高3年の女子生徒(17)は「確実に得点したい」と、第2日程を選んだ。第1志望は大阪市立大文学部。第1日程の問題を見て「大学入試センター試験と大きく変わらない印象。学校で勉強してきた対策が通用する」と感じた。同級生の大半は第1日程で受け終えていて、学校に行くと心細く、感染拡大も収まらないため、この1週間は休みがちだったが、共通テスト対策に十分取り組めたという。「全力で頑張ります」と話した。 第1日程が雪で中止の受験生も 暴風雪で第1日程の初日が中止になった北海道稚内市の稚内北星学園大学会場では、再試験があった。市内では29日も猛吹雪になり、大学は公共機関に30日早朝からの除雪を要請した。吹雪の中、入場開始時間の午前8時になると、受験生は保護者の車やタクシーなどで続々と会場に入った。 70キロほど離れた天塩(てしお)高校(北海道天塩町)の笹川流大さんは稚内市内のホテルに前泊した。当日の通行止めを心配し、29日に晴れ間をぬって親の車で稚内に向かった。「朝も吹雪で心配したけれど、試験ができることになってよかった。この2週間は力を伸ばすいい期間になった。全力を尽くしたい」と語った。 大学入試センターによると、交通機関の運休や遅延のため、秋田大と大阪大の試験会場で、いずれも1人が地理歴史・公民の開始時刻を20分と69分繰り下げた。(阿部朋美、花房吾早子、横川結香、奈良山雅俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
篠原ともえ、水森かおりを衣装で支える ユーミンも嵐も
その人は、全身黒い服にボブヘアと、モードな装いで現れた。かつてカラフルで個性的なファッションと元気なキャラクターで「シノラー」ブームを巻き起こした、篠原ともえ(41)だ。「小学生の頃、テレビで見ていました」と伝えると「知らなかったらどうしようかと。最近は、知らない世代の方とお仕事でご一緒することもあります」と笑う。 拡大する水森かおりが紅白歌合戦で着用した衣装と篠原ともえ 現在はデザイナー、アーティストとして幅広く活動する篠原は、昨年末のNHK紅白歌合戦で演歌歌手・水森かおりの衣装を手がけた。スポットライトを浴びていた立場から、ほかの人が舞台に立つための衣装をデザインする側の人になっている。 初めて無観客で開催された紅白で目を引いたのが、「瀬戸内 小豆島」を歌った水森かおりの巨大衣装だった。水色や青のグラデーションが波打ち、裾の幅が約20メートルに広がったドレスで瀬戸内海を表現した。 拡大する制作中の水森かおりの衣装=STUDEO提供 「歌の世界観伝える」 「巨大衣装を」、というリクエストだったが、それに加えて「歌の世界観を伝えるというところは、ぶれないつもりだった」と篠原は言う。悲しい恋を表現していると受け取れる歌詞だが、水森の歌い方に自立した女性像を感じ「力強いドレスにしたい。淡い色の中に、すごく濃い深い海の色を入れたい」と考えた。「私も以前、香川を旅したときに、美しい瀬戸内海を見ている。丁寧に紡ぎ出すように、思い出しました」。また、コロナ下で「ふるさとに帰れない人が多かったのでは。画面越しに、ふるさとの海や自然の美しさに気づいてもらえるような衣装にしたかった」とも言う。 ドレスに花びらを敷き詰めたよ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
犬猫の取引価格が高騰 コロナ禍で高まるペット需要
コロナ禍が続くなか、意外なものが値上がりしている。犬や猫などペットの取引価格が高騰しているのだ。自宅で過ごす時間が長くなったことなどを受けて、ペットの需要が高まっている。 ペットショップが子犬・子猫を仕入れる、全国のオークション(競り市)では昨春、犬猫を合わせた平均落札価格が約20万円と、例年の2倍ほどまで一時上がった。秋以降は旅行の需要に押されて多少落ち着いたが、昨年12月時点でも子犬が例年の2倍弱の平均18万円前後、子猫が1・3倍弱の平均10万円前後に高止まりしている。 ペット人気は続いており、埼玉県内の競り市では1月に入っても、20万円を超える落札が相次いでいる。ペットショップなどでの小売価格も高騰したままだという。 全国のオークション業者でつくる一般社団法人「ペットパーク流通協会」の上原勝三会長によると、外出自粛が広まった昨年3月ごろから、相場が急上昇した。背景には在宅勤務が増え、ペットの面倒を以前より見られるようになったことがある。外出自粛のストレスから癒やしを求める傾向が強まり、そのことも需要を押し上げた。 ペットブームの影響でここ数年… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪で新たに338人感染 10人死亡、死者915人に
大阪府は30日、新たに新型コロナウイルスの感染者が338人確認されたと発表した。1日あたりの感染者が400人を下回るのは6日連続。また、コロナに感染していた10人の死亡も確認。府内の感染者は延べ4万3574人、死者は915人になった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル