九州大学は26日、大量のマスクや医療用手袋などを九大病院(福岡市東区)から盗んだとして、同病院の40代男性の臨床工学技士を懲戒解雇したと発表した。一部はインターネットを通じて転売していたという。解雇は25日付。 大学によると、技士は昨年10月20~29日、病院内の棚からマスクなどを盗んだという。10月上旬に在庫があわないことに気づいた病院が棚の近くに監視カメラを設置したところ、技士がリュックに詰め込み、持ち出す様子が映っていた。病院から被害届を受けた県警が任意聴取したところ、窃盗を認めたという。 自宅や車からマスク500枚のほか、アルコールジェルなども含む感染対策に使う物品(約8万4千円相当)が押収された。盗んだ理由について技士は大学に「私用のため」と説明しているが、県警が調べたところ、医療用手袋(5千枚、2万6千円相当)はネット転売されていたという。書類送検したと1月6日に県警から連絡があった。 大学は「コロナ禍において感染対策物品を窃取した事態は重い。信頼を裏切り深くお詫(わ)びする」としている。(竹野内崇宏) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
迫る火の手「まさかここまで」 栃木の山火事見えぬ鎮火
栃木県足利市で21日に発生した山火事は、26日夕までに焼失面積が約106ヘクタールに広がった。消防や自衛隊が地上と空から消火活動を続けているが、鎮火のめどは立っていない。火の手は周辺の民家に迫り、住民らには不安な日々が続く。春先に多い山火事を防ぐには何に注意したらよいのか。 火災は、市中心部から近く、ハイキングコースになっている両崖山(りょうがいさん)(標高251メートル)周辺で発生。県内には16日から11日連続で乾燥注意報が出ており、乾燥と強風で近くの天狗山(同259メートル)周辺まで一気に燃え広がった。原因は不明だが、火の気がない場所のため、市はハイカーの火の不始末の可能性があるとみている。 燃え広がるにつれ民家近くまで火の手が迫っており、市は26日朝、新たに98世帯に避難勧告。対象は305世帯に広がった。付近の中学、高校も休校などの影響が出ている。近くを通る北関東道も24日夜から一部区間で通行止めが続いている。 この日、新たに勧告が出た本城2丁目。井野口美恵子さん(70)が延焼を防ぐために自宅の庭にホースで水をまいた。貴重品を車に積み込み、いつでも避難できるように準備したという。「3日ぐらい全然寝られない。いつまで続くのか不安でしょうがない」 馬場邦夫さん(72)の自宅には約50メートルまで火が迫った。上空からヘリが散水し、消防隊員が敷地内に入って消火を続けた。「火元から離れていたので人ごとだと思っていた。まさかここまで来るなんて」 渡辺晃吉さん(78)は妻と次男の3人暮らし。市内に住む長男宅に避難すべきか検討しているという。「コロナもあるので、身内で避難した方がいいのかな」ともらしていた。 勧告区域にぎりぎり含まれなか… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡、鹿児島で子ども3人死亡 父親?4階から飛び降り
福岡県飯塚市伊川の集合住宅の一室で25日午後2時50分ごろ、10歳前後とみられる男児が遺体で見つかった。県警の調べで、父親とみられる40代の男が鹿児島市内のホテルにいることが判明。県警が26日午後7時ごろ、ホテル4階の一室に突入したところ、男はベランダから飛び降り、病院に搬送された。室内から男児と女児の遺体が見つかった。遺書のようなものも見つかったという。県警は男の回復を待ち事情を聴く方針。 県警によると、25日午前、宮崎県串間市の商業施設の駐車場に、福岡ナンバーのレンタカーが放置されているのが見つかった。福岡県警が借り主の男が住む集合住宅を訪ねたところ、男児の遺体を見つけたという。司法解剖の結果、死因不詳で2月中旬ごろ死亡したとみられるという。 男は妻と12月に離婚していたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首都圏の宣言解除、3月7日にできる? 知事たちの懸念
緊急事態宣言の解除が見送られた首都圏4都県では感染者数が下げ止まり、病床の逼迫(ひっぱく)が続いている。他府県の宣言解除によって気持ちが緩んで人出が戻れば、再び感染拡大が起きかねないだけに、各都県は警戒感を高めている。 「(宣言期限の3月7日までの)期間において確実に終わらせる。その先にまたリバウンドしてしまっては、『第4波』になってしまう」。26日の東京都の会議で、小池百合子知事はそう危機感を訴えた。 ピーク時に1861・1人(1月11日)に上った新規感染者数(1週間平均)は、26日時点で267・9人にまで下がった。ただ、都は感染者数を前週比で7割以下にする目標を掲げるが、18日以降は7割を超える日が続き、26日時点で74・1%と高止まりしている。 政府の指標を見ても、状況はい… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
俳優の玉城ティナさん、聖火ランナー辞退
沖縄県は26日、東京五輪の聖火リレーで県内を走る予定だった俳優の玉城ティナさん(23)が、ランナーを辞退したことを明らかにした。所属事務所から県に対し、今月17日に「仕事の都合がつかなくなった」との連絡があったという。 県では5月1、2日に聖火リレーがあり、玉城さんは2日目に出身地の浦添市を走る予定だった。ただ、昨年の計画からリレーの日程が1日前倒しになっており、事務所側から仕事の都合を理由に辞退の連絡が入ったという。後任のランナーは県提出のリストをもとに、大会組織委員会が調整中という。 県が26日に公表した聖火ランナーは、お笑い芸人・ゴリさんや、ボクシングの元世界チャンピオン具志堅用高さんら42人。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡、鹿児島で子ども3人死亡 父親?は窓から飛び降り
福岡県飯塚市伊川の集合住宅の一室で25日午後2時50分ごろ、10歳前後とみられる男児が遺体で見つかった。県警の調べで、父親とみられる40代の男が鹿児島市内のホテルにいることが判明。県警が26日午後7時ごろ、ホテル4階の一室に突入したところ、男は窓から飛び降り、病院に搬送された。室内から男児と女児の遺体が見つかった。遺書のようなものも見つかったという。県警は男の回復を待ち事情を聴く方針。 県警によると、25日午前、宮崎県串間市の商業施設の駐車場に、福岡ナンバーのレンタカーが放置されているのが見つかった。福岡県警が借り主の男が住む集合住宅を訪ねたところ、男児の遺体を見つけたという。司法解剖の結果、死因不詳で2月中旬ごろ死亡したとみられるという。 男は妻と12月に離婚していたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
MLB fan attendance plans not universal to start 2021 season
Ohio Gov. Mike DeWine has approved a plan to allow 30% capacity at home games for the Cincinnati Reds and Cleveland Indians to begin the 2021 season. Great American Ballpark in Cincinnati (12,695 maximum capacity) and Progressive Field in Cleveland (10,512) will be allowed to host fans with detailed social […]
「繁盛したらだめなんです…」宣言解除、喜べない飲食店
首都圏をのぞく6府県でコロナ緊急事態宣言が解除される。とはいえ、時短営業に協力してきた飲食店は、喜び切れない。医療関係者からは、気の緩みが再拡大につながらないかと心配する声があがる。 例年ならお花見シーズンは観光客でにぎわう京都・祇園。鶏料理専門店「うずら家」店主の大島将吾さん(44)は「(通常営業まで)もうそろそろ、という気持ち」と期待を寄せた。 コロナ禍で客足は例年の半分以下に減った。宣言が解除されれば、営業時間をこれまでよりも1時間延ばして午後9時までにする予定だ。「お客さんは、午後7時くらいになると時計を見てそわそわしだしていた。もう少しゆっくりしてもらえる」と喜ぶ。 一方、大阪府豊中市のうどん店「山善(やまぜん)」を営む山善明さん(45)は「以前のようにお客さんが戻るか」と不安を口にする。宣言解除で、午後11時までの営業に戻す。それでも、例年なら多い歓送迎会などは減ると予測する。「少しでも活気を取り戻せるよう、コツコツやるしかない」 北九州市小倉北区の「焼とり権兵衛」の店長高木雅史さん(46)も手放しでは喜べない。「結局、繁盛したらだめなんですよ。密になっちゃうんで」。席を間引き、間仕切りをつけ、空気清浄機も購入するなど感染対策には気を使っているが、満席の様子に戸惑った客が入店をやめることもあったという。「いつまでもすっきりしない日が続くのは困るけど、専門家の意見に従うしかないですね」 ■医療関係者「対策の緩みが… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「碍」常用漢字化は見送り 「障害」表記めぐり文化審
「障害」という表記に代えて使われる「障碍(しょうがい)」の「碍」の一文字を、常用漢字表に追加するかどうかを検討していた文化審議会国語分科会の国語課題小委員会は26日、「直ちに追加することはしない」との見解をまとめた。追加が必要なほどには、社会で頻繁に使われていないことなどを理由に挙げた。 政府は常用漢字表にもとづき、法律などで原則として「障害」と表記している。障害者団体などからは、否定的な意味がある「害」を含まない「障碍」がふさわしいとの声もあり、兵庫県宝塚市は2019年から法律用語などを除き「障碍」を使っている。 一方、18年に衆院文部科学委員会は「障害者の選択に資する観点」、参院文教科学委員会は「障害者の意向を踏まえて」などの理由から、常用漢字表への追加を検討するよう政府に求めていた。この衆参両院の委員会決議を受け、同小委が議論を重ねてきた。26日の会合でまとめた見解では、「追加を要するような使用頻度の高まりや使用状況の広がりが生じているとは判断できない」とした。 使用頻度などが低くても「社会… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名人に挑む「西の将棋王子」 豊島竜王以来の平成生まれ
「西の将棋王子」と称される関西の俊英、斎藤慎太郎八段(27)が名人初挑戦を決めた。平成生まれの棋士の名人戦登場は、豊島将之竜王(30)=叡王と合わせ二冠=以来2人目となる。 26日、静岡市で第79期将棋名人戦・A級順位戦の最終9回戦が一斉に指された。「将棋界の一番長い日」と称され、トップ棋士10人が深夜まで熱戦を繰り広げる大舞台だ。2番手の広瀬章人八段(34)が豊島竜王に敗れ、A級初参加の斎藤八段の優勝が決まった。 斎藤八段は2012年に18歳でプロ入りし、毎年勝率6割以上の活躍を続けてきた。五つのクラスがある順位戦でも順調に出世し、20年にA級に昇級。渡辺明名人(36)=棋王・王将と合わせ三冠=に挑戦する名人戦では、18年に獲得した王座に続く二つ目のタイトル獲得を目指す。 将棋は正統派で、詰将棋で培った鋭い終盤力を持ち味とする。師匠の畠山鎮(まもる)八段(51)は「以前は荒々しさ、迫力に欠ける印象を受けたが、最近は自分の読みを信じて決断よく指していると感じる」と話す。 将棋界の八つのタイトルは渡辺名人、豊島竜王、藤井聡太二冠(18)、永瀬拓矢王座(28)の4人が分け合っている。斎藤八段がそこに割って入れるか、注目される。(村瀬信也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル