女性蔑視発言で批判を浴び、11日に周囲に辞意を伝えた東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長。辞任の引き金を引いたとみられたのが、前日にあった東京都の小池百合子知事の「4者会議」への欠席表明だった。だが、改めて関係者に取材していくと、意外な事実が明らかになった。小池知事の発言の真意はどこにあったのか――。 「森おろしか」と臆測を呼んだ発言が飛び出したのは10日。森会長が周囲に辞意を伝える前日だった。小池知事は、記者団に「今ここで会談しても、あまりポジティブな発信にはならないのではないか」と述べ、17日で調整されていた4者会議に欠席する意向を自ら切り出した。 4者会議は、国際オリンピック… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パートナーシップ制度、実情とそぐわず 自治体で要件差
性的少数者らの関係を公的に認めるパートナーシップ制度について、実情にそぐわないと当事者らが一部の自治体に改善を求めている。カップルが2人とも同じ自治体に住んだり、同居したりしていないと利用できないためだ。他方で、制度を利用しやすくするよう、自治体間で連携する動きも進んでいる。 福岡市に住む女性(38)は昨秋、制度を導入している福岡市に問い合わせたが、申請できないと断られた。同性パートナー(38)は市外在住。市の申請条件である「2人の市内在住もしくは転居予定」に該当しないと言われたという。市によると、転居予定の場合は、証明書類を提出する必要がある。 2人は、市が発行する宣誓証明書を利用して金融機関の住宅ローンを共同で組み、市内の新居で同居することを検討していた。だが、宣誓証明書を取れず計画はストップ。女性は「市外であろうが、パートナーに変わりないのに」と訴える。 山口県で初めて制度を導入する予定の宇部市は申請要件をさらに絞り、「市内での同居もしくは同居予定」とすることを検討している。市人権・男女共同参画推進課は「法律婚に準じた形で考えている。婚姻では住民票を一緒にすることが一般的だ」と説明する。北九州市も同様の申請要件となっている。 一方、大阪市や熊本市、宮崎市、福岡県古賀市などでは、カップルのうち1人が市内在住であれば申請できる。 東京都渋谷区などによる全国調査で最も宣誓者数が多い大阪市では、宣誓した272組のうち、4分の1にあたる69組は1人が市外に住んでいるという(1月20日時点)。市人権企画課は「親に同性との同居を知られたくないので、住所を一緒にしないカップルもいる。当事者の気持ちに寄り添って制度を考えた」。古賀市人権センターも「単身赴任などの事情はよくあること。多様な生き方を応援したいので、制限を設けていない」と語る。 LGBT支援法律家ネットワークの一員で、性的少数者らの団体「レインボー山口」の事務局長、鈴木朋絵弁護士によると、そもそも性的少数者の人たちは一緒に暮らすのが難しい。家族や職場に打ち明けていない人も多く、同居すると周囲に気づかれる可能性があるからだ。 特に人口の少ない地方は、うわさになったり不審がられたりするため、慎重な人が少なくない。性的少数者同士の出会いも少なく、別の地域でパートナーを見つけることもある、という。一緒に暮らすどころか、同じ自治体で生活するのも厳しいのだ。 鈴木弁護士は「双方が同じ市に住むという要件は利用者を制限している。使いやすいよう柔軟な制度設計をしてほしい」と訴える。 宣誓証明書、自治体間で連携の動き 宣誓証明書は、取得しても転居する際に返還を求められ、利用の継続が難しい場合もある。転入先の自治体に制度がなかったり、制度があっても再申請が必要だったりするためだ。 宣誓証明書の返還や再申請の負… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トイレ行くふり→無銭飲食容疑、女逮捕 高級店狙ったか
高級店を狙って無銭飲食を繰り返したとして、警視庁丸の内署が、住所不定・職業不詳の女(44)を詐欺の疑いで逮捕していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。化粧室が店外にしかない店で、用を足しに行くふりをして逃げていたという。調べに対し、容疑を認め、「おいしい料理が食べたかった」などと供述しているという。 捜査関係者によると、女は2月14日午後5時15分~同8時ごろ、東京都中央区の飲食店で、ビールや焼酎、しゃぶしゃぶなど計15点(約1万2千円相当)を飲食し、代金を支払わなかった疑いがある。 昨年12月~今年2月中旬ごろ、都心部の銀座、有楽町、大手町地域の高級飲食店で、ひとりで来店した女が1万~2万円台ほどを無銭飲食する被害が約10件相次ぎ、いずれも店内に化粧室がない店だった。 署は「検挙対策チーム」を結成し、防犯カメラの映像から手配書を作成。被害が確認された地域の高級飲食店が入るビルなどに配布していた。 2月14日は、被害店舗のビルの警備員から「似た女がいる」と通報があり、張り込んでいた署員が現行犯逮捕した。店内には化粧室があったため、女は逃げそびれたとみられるという。閉店時間になって店側が飲食代の支払いを求めたが金を持っていなかったという。 同署がほかの店の被害との関連を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Une histoire commune et la menace chinoise poussent Tokyo à la prudence au Myanmar
Lors d’un rassemblement, dimanche 14 février 2021, à Tokyo en faveur d’Aung San Suu Kyi. EUGENE HOSHIKO/AP « Libérez Aung San Suu Kyi. Libérez le Myanmar. » Les slogans scandés par les milliers de manifestants birmans et japonais réunis, dimanche 14 février, à Tokyo pour protester contre le coup d’Etat militaire en Birmanie contrastent […]
「ランドセルバンク」親の願い詰め 専門店が再生し提供
【奈良】新型コロナウイルスの影響で生活が苦しい家庭の新1年生に、不要になったランドセルを回収して無償提供する「ランドセルバンク」の取り組みを、奈良市のランドセル専門店が始めた。集めたランドセルは店できれいにし、3月から希望者に提供する。 ランドセルバンクは奈良市古市町の「ランドセルの木ノ下」を営む木下修平さん(41)が今月から始めた。もともと店の売り上げの一部で絵本や子ども服を保育施設に寄付してきたが、ランドセル専門店としてほかにできることを模索していた。 転機は昨夏の九州豪雨。福井県で制服店を営む知人が、泥水につかってランドセルが使えなくなった子どもに、県内で古いランドセルを集めて寄付していると知った。木下さんは所属する奈良市の地域交流会「桜クラブ」にランドセルバンクの設立を相談。多くが賛同してくれた。 今月8日、母校の奈良市立飛鳥中学校で初めてランドセルを回収した。約40個が寄せられ、次に使う人に向けたメッセージが貼られたものもあった。木下さんは「ランドセルには使っていた人や家族の幸せな思いが詰まっている。その思いを引き継ぎたい」と話す。 集まったランドセルは専用の洗剤で皮脂汚れや黒ずみを拭き取り、糸のほつれも補修する。へたりが出やすい肩ベルトはスチームアイロンで元の形に戻す。1個あたり30分~1時間かかるといい、仕事の合間や定休日に、桜クラブのボランティアにも手伝ってもらいながら作業する。 ランドセルは3月末まで計100個募る。カビや汚れなど大きな破損がないものに限り、店頭で受け付ける。提供は今年4月に小学校の新1年生になる人が対象で3月1日から。希望者は来店して気に入ったものを選べるほか、送料を負担すれば遠隔地でも配送される。 店で取り扱うランドセルは1個4万~9万円ほど。「ランドセルは高い買い物だが、気に入ったランドセルで学校に通って欲しいのが親の願い」と木下さん。「店頭で受け取れば買ったか、もらったかはわからない。遠慮せず取りに来てほしい」 ランドセルの寄付や提供希望の問い合わせは、奈良市古市町1369の10のランドセルの木ノ下(0742・31・6997)へ。火曜、水曜定休。(渡辺元史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マレーシアから釧路へ アイヌ語の響きに導かれた宣教師
マレーシア出身のキリスト教宣教師、マシュー・チン・メイ・マンさん(31)が昨年5月から北海道釧路市の教会に勤め、アイヌ語を学んでいる。27の民族が暮らしているというサラワク州(ボルネオ島)の出身。アイヌ語の言葉の響きにひかれ、アイヌ民族に心を寄せる。 マレーシアで神学生だったころ、北海道で宣教師をしていた台湾人の友人からアイヌ民族のことを聞いた。興味を持ちネットで検索し、口承の叙事詩「ユーカラ」を耳にして心を奪われた。 「おばあちゃんが孫に話すよう… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
畜産動物に福祉の視点 スーパーに「平飼い卵」並ぶまで
畜産動物のアニマルウェルフェア向上を訴える 岡田千尋さん(42) 動物たちの苦しみを減らしたい。そんな思いを抱き、畜産動物の福祉向上の取り組みをリードしてきた。日本国内ではほとんど関心を持たれない分野だったが、走り続けて20年。企業との粘り強い交渉が実り、小売りや外食で「平飼い卵」の利用が徐々に浸透しつつある。そんななかで鶏卵汚職事件が起きたが――。 元農林水産相らによる鶏卵汚職… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
切手着服、7500万円を得た疑い 郵便局元課長を逮捕
勤務先の郵便局から持ち出した大量の切手を金券ショップで換金し、約7500万円を着服したとして、警視庁は16日、芝郵便局(東京都港区)の元会計担当課長、細畑真佐樹容疑者(49)=東京都江戸川区=を業務上横領容疑で逮捕し、発表した。郵便料金として別納で受け取った切手で、本来は局内で処分しなければならないものだった。 愛宕署によると、細畑容疑者は同郵便局の会計担当課長だった2016年4月上旬ごろ~17年3月下旬ごろまでの間、切手約201万2500枚(額面計約9400万円)について、約100回にわたり金券ショップで売却。計約7500万円を着服した疑いがある。被害額は1億円を超えているとみられ、署が調べている。 この事件を巡っては、日本郵便が18年3月、東京国税局からの指摘で問題を把握。細畑容疑者を懲戒解雇していた。同社は逮捕について「事実関係を確認中」としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地毛を黒染め「校則」強要、府に賠償命令 大阪地裁
茶髪を黒く染めるよう繰り返し指導され、精神的苦痛を受けたとして、大阪府立高校の元女子生徒(21)が府を相手取り、慰謝料など約220万円を求めた訴訟の判決が16日、大阪地裁であり、横田典子裁判長は府に33万円の賠償を命じた。 訴えによれば、同校の生徒手帳には「パーマ・染色・脱色・エクステは禁止する」との校則がある。2015年4月に同校に入学した生徒は地毛が茶色なのに、校則を根拠に黒く染めるよう何度も強要されたという。「黒染めが不十分だ」として、授業への出席や修学旅行への参加を認めないこともあり、不登校になって精神的苦痛を受けたと主張していた。 争点は、こうした校則が合法かどうかだった。 生徒側は、髪形は生徒の自由で… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
特急ひたち22号、仙台から臨時運行 気遣いに感謝の声
13日深夜の地震で東北新幹線の一部区間が不通となった影響で、常磐線の特急「ひたち」の一部列車が、いわき―仙台間も臨時快速列車として運行している。そのうちの1本「ひたち22号」は、14日夕方に仙台駅を発車し、8時間余りかけて上野駅にたどり着いた。目的地まで何とか乗客を送り届けようとする鉄道会社の姿勢と車内でのきめ細かな対応に、インターネットで鉄道ファンらから感謝や称賛の声が上がった。 JR東日本水戸支社によると、特急「ひたち」は通常、いわき―品川間を運行しているが、13日の地震で東北新幹線の那須塩原以北の一部区間が不通となった影響で、一部列車は臨時に仙台―品川で運転している。 ひたち22号は14日午後1時57分仙台発午後6時52分品川着の予定だったが、悪天候と線路点検の影響で、出発が約4時間遅れの5時55分ごろとなった。 常磐線はこの日、大雨と強風の影響で、速度規制や運転見合わせの区間があった。安全運転が第一のため、ひたち22号は運休も考えられる状況だったが、乗客から強い要望があったことや、東北新幹線が不通となっていることを踏まえ、徐行と停止を繰り返しながら運転。目的地は上野駅に変更となった。 仙台駅からは約200人が乗車。出発時点で大幅な遅延が予想されたことから、JR東は乗客に乾パンと水を配布し、途中の区間でもパンと水、マスクを配った。 東京方面へ向かう車中、乗務員は乗客の降車駅と翌日受験を控える生徒がいないかを確認して回った。降車駅を確認するのは、乗り継ぎの案内などをするためだ。乗客から受験生だという申告はなかった。「受験生でも特別な対応があるわけではないが、この時期なので心配した乗務員が知っておきたかったのでは」と同支社の広報担当者は言う。 「ムーンライトひたち22号」とのハッシュタグも 上野駅到着は日付変わって午前… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル