米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンが12日午前、ベルギー・ブリュッセルから成田空港に到着した。厚生労働省の部会が同日夕、ワクチンの承認の可否について審査し、了承される見通し。17日にも一部の医療従事者から接種が始まる予定だ。 ワクチンについて、政府はファイザーと年内に1億4400万回分(7200万人分)の供給を受けることで契約を結んでいる。世界的にワクチンの需要が高まるなどし、予定どおりの量が供給されるか懸念する声も出ている。(土肥修一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Au Japon, le sexisme de Yoshiro Mori, symbole d’un machisme enraciné
Le président du comité d’organisation des Jeux olympiques de Tokyo, Yoshiro Mori, au siège du Parti libéral-démocrate à Tokyo, le 2 février. KAZUHIRO NOGI / REUTERS LETTRE DE TOKYO Sous le feu des critiques suscitées par ses propos sexistes, le président du comité d’organisation des Jeux olympiques de Tokyo, Yoshiro […]
まるで五輪のメダル色 「金銀銅」な3匹のオニオコゼ
まるで「金銀銅」の五輪のメダルがそろったかのような色をした3匹のオニオコゼが、三重県志摩市の水族館「志摩マリンランド」で展示され、来館者の注目を集めている。 志摩マリンランドによると、オニオコゼは、日本近海の比較的浅い岩礁帯や砂泥底に生息する。通常は砂や岩のような茶色だが、色彩が変異し、黄色やオレンジ色になることもある。 今回展示されている3匹のうち、金色の個体は2013年11月に志摩市周辺の海で地元の漁師が捕まえ、志摩マリンランドに運ばれてきた。元々はオレンジ色だったものが、「2年くらいかけて徐々に色素が薄れていき、鮮やかな金色になった」と和田由梨香飼育員は話す。 銀色の個体がいつ運ばれてきたのかは不明だが、和田飼育員は「これが一般的なオニオコゼの色に近い」と言う。銅色の個体は18年10月に運ばれ、最初はくすんだ黒色だったが、徐々に銅色に近づいたという。 志摩マリンランドは施設の老朽化のため、3月末で営業を休止する。3匹はそれまで展示される予定だ。問い合わせは志摩マリンランド(0599・43・1225)。(安田琢典) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
感染ゼロ「積み重ねる」 唄人羽とライブハウスの挑戦
コロナ禍で「3密」のイメージに苦しむライブコンサートの当事者たちが、悩みつつ活路を探っている。それぞれの暮らしのために。音楽を力に生きる人たちのために。 「ライブができてよかった。ようやく、そう言えます」。福岡と佐賀出身の2人によるアコースティックデュオ「唄人羽(うたいびとはね)」が、緊急事態宣言発令下の1月17日に福岡・天神の「ROOMS」でライブを開いてから3週間。観客や関係者から感染者は出ず、ボーカルの本多哲郎(41)=佐賀県唐津市出身=は安堵(あんど)のため息をついた。 本格的な公演は2019年12月以来だった。20年春に予定していた全国ツアーはコロナの感染拡大で断念。イベントも次々と中止となり、見込んでいた収入はすべて消えた。 拡大する約1年ぶりに観客を入れてライブを開いた「唄人羽」の安岡信一(左)と本多哲郎(右)。感染予防対策ガイドライン以上の対策をとった=2021年1月17日午後6時45分、福岡市中央区大名2丁目、岩田誠司撮影 「生活は楽じゃないですよ」。ギターの安岡信一(43)=福岡県出身=はそう言った後、言葉を継いだ。「でも、一番つらいのは、ライブができないことでした」 持続化給付金や自治体の支援金を受けながら、インターネットでライブの有料配信を始めた。経費は少なく、遠方のファンにも見てもらえる。過去のアルバムをそれぞれ振り返るライブも企画し、楽しんでもらえた。ただ、スタジオの中でカメラに向かって歌うだけの「ライブ」では、満たされないものが常にあった。 観客の前で歌えていた時は、目の前ではじける笑顔や歓声に高揚し、涙を流す姿に、誰かを癒やしたり勇気づけたりできていると感じられた。「それが音楽を続けるモチベーションになっていたと気付いた。ライブができない日々は、音楽をやる意味を見失い、やめたいとさえ思った」 拡大するライブをインターネットで配信する、ライブハウス「ROOMS」の代表・斉藤大輔さん=2021年1月17日午後5時13分、福岡市中央区大名2丁目、岩田誠司撮影 感染第2波がおさまった昨秋、1月のライブ開催を決めた。福岡市の支援事業を活用しネットで同時配信する「ハイブリッド公演」とし、観客は収容人数の40%と、感染予防対策ガイドラインの基準(50%)より絞った。定期的に15分の休憩をとり大型扇風機も使って換気し、来場者に接触確認アプリの利用や、歓声や会話を控えることをお願いするなど、会場の「ROOMS」と協力して準備を進め、当日を迎えた。 ◇ スポットライトがともり、ステージに2人が上る。奏でた音は一気に膨らみ、圧をもって客席に迫った。安岡は来場者を見回してニヤリと笑い、言った。「ライブは違うやろ?」 最前列にいた40代の女性は、演奏が始まった瞬間、涙がこみあげた。「心臓が、体が、音と振動を感じて鳥肌が立った。ライブだ!!って。コロナ以降、いろんなことを我慢してきたから、うれしくて。これでまた仕事も頑張れる」 拡大するライブの開演直前に客席を消毒するスタッフ=2021年1月17日午後4時23分、福岡市中央区大名2丁目、岩田誠司撮影 不安はあった。ライブに行くことは友人や職場の同僚にも言わなかった。でも、会場の感染対策を見て安心したという。観客は会話を控え、手拍子と拍手を送っていた。「これなら大丈夫。そう思えました」 終演直前、本多は、コロナ禍で… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「女性がたくさんいる会議、時間かかる」 問題の本質は
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が女性の発言には規制が必要だなどと述べたことをめぐり、辞任の意向を固めて関係者に伝えた。国内外から「女性蔑視」「男社会の歪(ゆが)んだ考え」という批判の声があがっている一方、過剰な批判は逆効果という見方もある。問題の本質はどこにあるのだろうか。日本スポーツとジェンダー学会会長の中京大・來田享子教授に聞いた。 ――森会長が日本オリンピック委員会の評議員会で、女性蔑視の発言をしたという批判が広がっています。スポーツの歴史と差別について研究してきた立場から、最近の議論をどう見ますか? 女性蔑視や男社会の問題という批判がありますが、森会長の発言の問題は人間観や社会観にあります。自分とは考えの異なる人を、男も女もなく尊重していない。対話もしようとしていない。それが発言に表れたところが本質だと思います。 「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」という森会長の発言は、本当に時間がかかるかどうかの話ではなく、森さんに異を唱えたり、自分の考えを自分の言葉で伝えようとしたりする人がいない同質集団が崩れることへの不満が述べられています。男女を問わず、自分の言葉で語らず、定型のフレーズで同調してくれる人がいてくれればいいということです。 ――表現は女性に対して差別的… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原発災害を想定、43都道府県警が警備計画 震災で倍増
原子力災害を想定し、住民避難の対応をはじめとする警備計画を43都道府県警が策定していることが警察庁への取材でわかった。10年前の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故をふまえ、原発立地やその周辺の地域以外を管轄する警察でも策定が進んだ。事故に備えた装備資機材や原子力施設を狙うテロに対処する部隊なども強化が図られてきたという。 警察庁によると、福島第一原発事故の前は、原発や関連施設が立地するなどの23道府県警が警備計画を作っていた。ただ、内容は比較的大まかだった。 事故を受け国は、避難に備えておく防災対策重点区域を従来の原発から8~10キロ圏から、30キロ圏に拡大する新たな原子力災害対策指針を策定。これをふまえ国家公安委員会・警察庁は2013年1月に防災業務計画を修正し、警備計画を作る警察の範囲を拡大するとともに、内容をより詳細にするよう定めた。 経済産業省によると、原発立地の13道県には、建設中や廃炉決定済みなどを含め60基の原発がある。 警備計画策定の対象となったのは、原発が立地する13道県警と30キロ圏を管轄する8府県警、関連施設が立地する3府県警。この24道府県警はもとの計画を改定したり、新たに策定したりした。各警察本部と約100の警察署で計画をそれぞれ定めている。また、ほかの19都県警も独自に策定してきた。 各警察の今の警備計画は、住民の避難誘導や屋内退避の呼びかけ、交通規制や緊急輸送支援、犯罪予防、警察職員の被曝(ひばく)防止などについて規定。特に避難では、高齢者や障害者、入院患者など援護が必要な人たちについて避難経路や避難先、搬送手段を具体的に定めるようになった。 警備計画がまだない山形、群馬、広島、宮崎の4県警でも策定にむけ作業を進めているという。 一方、警察は原発事故時の被災… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「もめそうなところに僕」 川淵氏、抵抗者に迫った逸話
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)=元首相=が辞意を固め、後任として就任を要請したのは川淵三郎氏(84)=大会組織委評議員、元日本サッカー協会会長=だった。 スポーツ界における川淵氏の功績を一言で表せば“改革屋”である。 サッカーでは、チーム名から企業名を外し、地域密着を理念とするプロのJリーグを誕生させた。 プロ野球に代表された企業の広… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
脱毛に呼吸困難…「ずっと後遺症」大学院生、貯金も尽き
新型コロナウイルスに感染した後、強いだるさや熱、呼吸苦などの症状に、長い間苦しむ人がいる。いわゆる「コロナ後遺症」だ。医療機関が対応を始めている。 発熱当時にPCR検査を受けられず、患者と認められなかった人の中にも「後遺症」で苦しむ人がいる。 東京都内に住む女性(29)は毎朝、目が覚めると枕元に何十本もの毛が落ちているのに気づく。全身がだるく、少し外出しただけで息が上がる。数日ごとに微熱が出て、1日のほとんどを寝て過ごす日もある。「7カ月間、ずっとこの生活の繰り返し。もう慣れてすらきた」と自嘲気味に話す。 最初に異変があったのは昨年の7月下旬だった。動悸(どうき)やめまいを感じ、38度台の熱が出た。数日前に訪れた病院で集団感染が発覚。「感染したんだ」と直感した。 当時暮らしていた京都府内の保… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「次のコレエダ」、ベルリンの頂点うかがう濱口竜介監督
第71回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に濱口竜介監督の「偶然と想像」が選ばれた。濱口監督は、コレエダ、クロサワ(黒沢清)に続く才能として海外からも注目されている一人だ。世界中から応募があるなか、厳選された作品(今回は15本)で競うコンペ部門は映画祭の華。世界3大映画祭での初受賞にも期待がかかる。 「偶然と想像」は、短編3話から成るオムニバス映画。タイトルにもある“偶然”と“想像”をテーマに、モデルの芽衣子(古川琴音)や、大学教授の瀬川(渋川清彦)らの姿を描いていく。 濱口監督にとって、ベルリン映画祭への出品は初めてとなるが、すでに欧州を中心にその名前は広く知られている。2015年のロカルノ国際映画祭で「ハッピーアワー」が最優秀女優賞を獲得。「寝ても覚めても」は初の商業映画ながら、18年のカンヌ国際映画祭で、いきなりコンペ入りを果たした。 ベネチア監督賞「スパイの妻」では脚本担当 昨年のベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を獲得した黒沢清監督の「スパイの妻」でも、野原位(ただし)とともに脚本を手がけている。東京芸術大大学院の映像研究科で指導教員だった黒沢監督も濱口映画にほれ込み、その手腕を評価している。 海外の名匠も注目している。昨年4月のこと。朝日新聞の企画で濱口監督に、ベルギーのジャンピエール&リュック・ダルデンヌ監督と鼎談(ていだん)してもらった際には、カンヌ映画祭で最高賞を2度受けている兄弟から「『寝ても覚めても』は美しい作品だ」「公開時に見て、俳優の演技に感銘を受けた」と賛辞が送られていた。「君の映画のファンになった。新作を早く見せてくれ」とせかされてもいた。 今回、ベルリンのコンペ入りが実現した要因には、そうした突出した才能や華々しい実績のほかに、「ロカルノ人脈」があったとも言えるだろう。 昨年の第70回を機にベルリン… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホストタウン市長「変化できない日本の『弱さ』が出た」
東京五輪・パラリンピックでは、全国各地の市町村がホストタウンに登録され、各国と交流したり、キャンプや合宿を誘致したりしている。 「誰も置き去りにしない」まちづくりを掲げる兵庫県明石市もホストタウンの一つ。森氏が発言した当初、「辞職では足りない」と話していた泉房穂市長は、辞意表明を受け、「発言をその場で誰も注意せず、笑いが起き、自民党の二階俊博幹事長らからも森氏を擁護する発言が飛び出した。なんとか持ちこたえられるんじゃないか、と考えたような対応だった」と取材に話した。 発言から辞意表明までの流れについて、「なぜいまだに開き直りを許す社会なのかが問われている」と言う。「古い価値観のまま立ちゆかなくなっているのが日本。変化できないという『弱さ』は、意思決定の過程に多様性がないことにある。性は多様性の一つ。今回あらわになった問題は、一人ひとりが我がごととして受けとめる必要がある。私も我がごととして、市の意思決定の場で女性の割合を高めることを検討し始めている」 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル