2013年9月、「トーキョー」のかけ声とともに東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの招致が決まってから、7年以上の月日が過ぎた。大会組織委員会の森喜朗会長(83)が11日、辞意を固め、ブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で歓喜した招致の立役者たちは本番前に誰もいなくなった。 1枚の写真がある。 20年夏季五輪の招致をめざす東京の招致委員会が13年8月23日、東京都庁で開いた出陣式。最前列で気勢を上げたのは、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長、猪瀬直樹都知事、安倍晋三首相、森喜朗元首相(いずれも当時)だ。 半月後、20年大会を勝ち取るが、歓喜の輪はすぐに崩れることになる。 「徳洲会、猪瀬氏側に5000万円」 出陣式の3カ月後の13年11… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
関西アンサンブルコン、7団体が全国へ 市立尼崎高など
第47回関西アンサンブルコンテスト(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)が11日、京都コンサートホール(京都市左京区)であり、小学生から社会人までの5部門に近畿2府4県の60団体が出場した。 金賞を受賞した団体のうち7団体が、関西代表として3月20日に「メディキット県民文化センター」(宮崎市)である全国大会に出場する。 代表に選ばれたのは、中学の部が、いずれも兵庫県加古川市の浜の宮中(木管八重奏)と中部中(金管八重奏)。高校の部も、兵庫の淳心学院中高(打楽器八重奏)と市立尼崎高(同)が代表に決まった。 大学の部は、京都の龍谷大(クラリネット四重奏)、職場・一般の部は、京都の龍谷シンフォニックバンド(クラリネット五重奏)と兵庫のアルペジオ吹奏楽団(金管八重奏)が選ばれた。(山崎琢也、紙谷あかり) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧正月を前に東京タワーに「希望」の文字
12日からの旧正月を前に東京タワー(東京都港区)で11日、タワーを赤くライトアップするイベント「東京タワー レッドライトアップ」があり、展望台に「希望」の文字が浮かび上がった。 日中友好関係の促進を目指し、今年で3回目。新型コロナウイルスの感染終息と大規模なイベントを控える都民へのエールを込めた。展望台の南側にLEDのパネルを141枚敷き詰め、静かに旧正月の訪れを待った。(上田幸一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今晩の宿は開通前のトンネル 大分で3夜限定で「開館」
道路のトンネルが日本一多い大分県で、開通前のトンネルをホテルに見立てたイベント「耶馬渓トンネルホテル」が11日始まった。 28日に開通する同県中津市の「鹿熊(かぐま)ふるさとトンネル」(全長2986メートル)を含む耶馬渓道路を使った、3夜限定の企画。 トンネル内には、耶馬渓の木材で造った長さ40メートルの巨大なテーブルが置かれている。テーブルの周りは防寒対策でビニールで囲われ、チェックインした12組44人の参加者は「密」を避けながら地元産食材の料理を味わった。トンネル前には、寝室代わりのキャンピングカーが14台並び、開通前の道路上から夜空を眺め、景勝地での「異空間」を楽しんだ。 2012年に耶馬渓に移住したデザイナー福田まやさん(35)が「耶馬渓ファンを増やしたい」と発案。地元有志らと実行委員会を組織し、運営にあたっている。福田さんは「道路上に宿泊する日本初のイベントをすることで、耶馬渓の魅力を知って欲しい」と話す。 使用した木材などは保存し、様々な体験プログラムに利用していくという。(金子淳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
藤井二冠、聖火走者辞退は昨秋に決断 「状況変わった」
藤井聡太二冠(18)は11日、優勝した第14回朝日杯将棋オープン戦の表彰式後に報道陣の取材に応じ、愛知県瀬戸市で走る予定だった東京五輪の聖火ランナーを辞退したことについて、「以前お受けした時とはオリンピックを巡る状況も、(タイトルを取って)自分の状況も変わってきたため」と話した。 時期については「昨年の秋ごろに(日本将棋連盟経由で)意向を聞かれたので、その時に決めた」と答えた。 伊藤保徳・瀬戸市長は11日、「無理強いできることでない。皆さんの前で走ることはかなわなかったが、市は別の形で応援を続けていきたい」と話した。伊藤市長によると、昨年10月ごろ、辞退について市の窓口に藤井二冠側から説明があった。理由は「二つのタイトルをとり、多忙のため時間をとるのが難しい」という趣旨だったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府で新たに141人感染 6日連続で200人下回る
大阪府は11日、府内で新たに141人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。1日の感染者数が200人を下回るのは6日連続。また、コロナに感染していた80代の男女6人が亡くなったことも確認した。大阪府内の感染者は、延べ4万5684人、死者は計1037人になった。 入院中の重症患者は141人で、府が確保している病床(236床)の使用率は59・7%。府が緊急事態宣言の解除要請を検討する一つの基準としている、重症病床使用率60%を下回るのは昨年11月29日以来およそ2カ月半ぶりだ。 一方、軽症・中等症患者は786人で、確保している病床(1712床)の使用率は45・9%、すぐに患者を受け入れられる病床(1556床)の使用率は50・5%だった。 【特集】医療危機 コロナ東京100days 新型コロナウイルスの第3波が日本中で猛威を振るう。政府は2度目の緊急事態宣言を出すが、東京では連日、新たな感染者が1000人を超え、医療危機が高まる。緊迫の100日間をデータと取材で追う Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
川淵三郎氏、無観客の五輪は「値打ち、どこにある?」
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の新会長に就任する見通しとなった川淵三郎氏(84)は報道陣の取材に応じ、無観客での大会開催に対して否定的な見解を示した。 川淵氏は1月にツイッターで「海外の観客には防疫のための制約を課す。最悪の場合日本人のみ。無観客は開催の意味がない」などと投稿していた。このことについて質問され、「もう、それ(観客)なくてオリンピック日本でやる値打ち、どこにあるの。海外でやるのと同じ。大変なお金を使って」と述べた。 さらに、バスケットのBリーグやプロ野球でも観戦している点に触れ、「なんでオリンピックで観戦させないの。これはぼくとしてはまったく納得いかない。ぼくの持論はずっとそう。それは強力に言うつもりだよ」と語った。 森喜朗会長は「無観客開催も当然、想定しながら、いくつかのシミュレーションをしている」と語っていた。 都医師会長「精神論ではなく、具体的なプロセスを」 辞意を固めた東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)から後任に要請された川淵三郎氏(84)が11日、「無観客開催では意味がない」との考えを報道陣に明らかにしたことを受け、医療関係者から早速注文がついた。 大会を医療面から支える東京都… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le premier ministre japonais fragilisé par les scandales à répétition
Yoshihide Suga assiste à une réunion sur le Covid-19, le 22 janvier à Tokyo. POOL / REUTERS Entre l’enchaînement des scandales, les interrogations sur les Jeux olympiques et la politique discutée de prévention du Covid-19, le premier ministre japonais, Yoshihide Suga, traverse une période délicate. Le chef du gouvernement est […]
夢と引き換え「差別に声上げねば」 聖火走者辞退の男性
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言に抗議し、福島県田村市都路町の会社経営坪倉新治さん(57)は聖火リレーのランナーを辞退した。東日本大震災と原発事故で被災した地元を元気づけようと応募したが、「『自分の夢』と引き換えに、声を上げていかないといけないと思った」と話す。 坪倉さんは森会長の発言だけでなく、森氏の発言を受けたボランティア辞退の動きを「瞬間的」(自民党の二階俊博幹事長)と述べるなど身内を擁護するような周囲の発言も納得できなかった。9日に組織委から森会長の発言を謝罪するメールが届くと、「女性への差別はこれを機に変えていかねばなりません。私のような声を国際社会へ発信していただきたい」と返信し、辞退を伝えた。 自宅は東京電力福島第一原発から西に22キロの山あいにある。10年前の原発事故の際は消防団員として沿岸部から車で避難する住民の誘導に駆け回った。事故後も地元に住み続け、体が不自由なお年寄りなどの見守り活動を続けた。 坪倉さんが住む都路地区の一部… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
母は言う「娘の借金を返すためには」弟は台湾へ向かった
「こんなことになるのなら、日本になんて行かせるんじゃなかった」 ベトナム中部クアンビン省。山あいにあるフンチャック村で暮らすフオンさん(45)は、後悔を募らせている。 娘(22)は2020年3月、技能実習生として日本に渡った。「ここは本当にステキな場所だよ」。日本に着いてすぐに電話してきた娘の弾む声を、いまも覚えている。翌月になって静岡県焼津市の水産加工会社で働き始めてからも、毎日のように元気な連絡が届いていた。 「仕事は8時間立ちっぱなし。でも、きつくはない」 「生魚のパック詰めはやったことがないけど、そのうち慣れると思う」 しかし、5月に入り、状況は一変した。 電話をかけてもめったに出なくなった。かかってもこない。その状態が続いている。 日本で新型コロナウイルスの感染が広がった時期とも重なった。 まさか――。不安にかられたが、どうしようもなかった。 今年1月半ば。記者はフンチャック村を訪ねた。 技能実習生として来日したあるベトナム人女性が、名古屋市内のシェルターに身を寄せている。なぜ、実習先を離れることになったのか。送り出した家族はいま、何を思うのか。彼女の「失踪」を通じて、日本とベトナムで技能実習の現場に迫った。 娘は、日本で実習生を受け入れ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル