天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は8日~14日の予定を発表した。天皇陛下は8日、最高裁判事の認証官任命式に臨む。上皇ご夫妻は日々規則正しく生活している。宮内庁によると、新宿区のJR新大久保駅で、韓国人留学生の李秀賢(イスヒョン)さん(当時26)とカメラマンの関根史郎さん(当時47)が線路に落ちた日本人を助けようとして死亡した事故から20年を迎えた報道に触れて、ご夫妻は事故からの年月について語り合っていたという(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。 ■天皇、皇后両陛下、愛… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホットプレートを普段使いに タラのちゃんちゃん焼き
記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます ごはんラボ タラのちゃんちゃん焼き ホットプレートというと、焼き肉やお好み焼きなど、大勢で楽しむホームパーティーのイメージでしょうか。でも「基本的にフライパンと同じ使い方ができます」と調理科学監修の佐藤秀美さんは言います。実は普段使いにも向いているのです。 フライパンにはない特長もあります。温度を設定でき、保温ができること。そして、調理から食事まで卓上でできること。取り分け料理に向いているので盛り付けの手間も省けますね。 今回紹介するちゃんちゃん焼きは、北海道の漁師町の郷土料理です。サケで作ることが多いですが、タラでもおいしくできます。野菜の水分を生かし、ふたをして蒸し焼きに。みそとバターの黄金コンビが具材にからみ、ごはんが進む一品です。 2品目のホイル焼きは、トースターやフライパンで作ることが多いですが、ホットプレートなら同時に別の調理が可能。ホイルに包めば味も混ざらないので、もう1品が手軽にできます。(小林未来) タラのちゃんちゃん焼き (材料・2人前)料理監修:渡辺あきこさん(料理研究家) □ 生タラ 2切れ □ 白菜 200g □ タマネギ 50g □ ニンジン 40g □ モヤシ 100g □ バター 10g □ みそだれ(みそ大さじ2、酒大さじ2、砂糖小さじ2) □ サラダ油 小さじ1 【作り方】 ①白菜は縦半分に切り、幅2cmに切る。タマネギは縦に幅5mmに、ニンジンは幅1cmの薄い短冊切りに切る。 拡大するニンジンは他の野菜より硬いので薄めに切るとよい。薄く切ったジャガイモやキャベツを入れてもおいしい ②タラは1切れを二つに切り、骨… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国産の羊毛からツイードコート 75万円寄付の返礼品に
希少な国産羊毛から作ったツイード生地であつらえるポロコートが、高級毛織物の産地、愛知県一宮市でふるさと納税の返礼品に採用された。必要な寄付額は75万円。市の返礼品では最高額になるが、生地を織る地元メーカーは、「羊農家を応援したい」と申し込みに期待を寄せている。 生地のメーカーは、毛織物の老舗「国島」(一宮市、旧・中外国島)。国内でヒツジの飼育頭数は豪州など海外と比べて少ない。主に食肉用に飼われているが、毛はほとんど活用されていなかった。同社はそこに注目し、2019年度から紡績、染色も国内で行う「純国産ツイード」の開発に乗りだした。 初年度は北海道産の羊毛を利用。20年度は県内や宮城県などからも毛を集めて、グレーやブラウン、グリーン系など12色の生地を製造した。一宮市内の同社直営テーラーで扱うポロコート(税込み22万円)を市の返礼品に申請し、年末にラインアップに加わった。 宮本雄三・同社商品戦略課長(39)は「生地は高密度で、形崩れがしにくく上等なコートに仕上がる。羊を飼う人たちを励まし、地元にも貢献できれば」と話している。 一宮市の返礼品では以前、地元… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3085人分に「大あっぱれやな」 非核の願いが後押し
初めて核兵器を非人道的で違法とし、1月22日に発効した核兵器禁止条約(核禁条約)は、広島、長崎の被爆者の悲願だった。被爆者が提唱したすべての国に条約参加を求める「ヒバクシャ国際署名」は、世代や国を超えて広がり、条約発効の後押しにもなった。集まった計1370万2345人分は、1月8日、国連に届けられた。 「姉を原爆で亡くした無念さが原動力でした」。元プロ野球選手の張本勲さん(80)の姉で、広島で被爆した兵庫県加古川市の小林愛子さん(82)は約3年間かけて、3501人分を一人で集めた。県内外の市役所や郵便局、銀行、通りすがりの事業所にも飛び込んで協力を求めた。9割は断られたが諦めなかった。 拡大する常に持ち歩いている署名用紙を広げて見せる小林愛子さん。「9割断られますが、諦めず続けてきました」=2021年1月20日、兵庫県加古川市加古川町溝之口、新垣卓也撮影 被爆当時、国民学校1年。母と張本さんの3人で現在の広島市南区の自宅にいた。崩れた自宅からはい出て九死に一生を得たが、母の全身にはガラス片が突き刺さっていた。4歳違いの姉点子(てんこ)さんは勤労動員先で被爆。全身にやけどを負い、数日後に息を引き取った。優しく、色白でかわいかった自慢の姉。「誰か分からないぐらいに皮膚が焼けて『熱い』とつぶやく姉を、うちわであおぎました」 戦後、家族で原爆を話題にすることは一切なかった。約20年前、熱心な依頼を受け、小学校で初めて体験を話した。以来、証言を続けている。 署名活動を始めたのは2018年5月。兵庫県の被爆者団体が、神戸市中心部で丸一日かけて呼びかけても、わずか5人にしか応じてもらえなかったと聞いた。「姉たち多くの人を無差別に殺した核兵器がこの世にあっていいはずがない。それを理解し合えない社会はおかしい」と思った。 何か目標があれば頑張れる。思… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
救済は訴えた人だけ?年金の支給漏れ、国側は再調査せず
加入者の配偶者に支給される年金の一部が支給対象外とされた7人が訴訟を起こしたところ、いずれも国側が判決を待たずに全額を支給していたことがわかった。支給要件の有無の確認があいまいだったのが原因とみられる。支給対象外とされた人は約4万5千人いるとされ、原告弁護団は「ほかにも支給を受けられる人がいる」と指摘するが、国側は再通知や調査はしないという。 厚生労働省は2017年、事務処理のミスなどで、公的年金の支給漏れが見つかったと発表。年金加入者の配偶者が65歳になると年金額に上乗せされる「振替加算」が、約10万人に対し総額約598億円の未払いだったとした。 一方、これとは別に約4万5千人については、未払い対象ではないとも公表した。年金加入者との同居などを示す「生計維持関係」が「ない」と申告があったため、支給要件を満たさないというのが理由だった。申告に誤りがあると申し出ても、時効を適用して過去5年分しか払わないとした。 だが、このうち79~87歳の7人が19~20年、支給要件を満たすとして振替加算の全額払いなどを求めて東京地裁にそれぞれ提訴。「『生計維持関係がない』との申告をそもそもしていない。国が勝手に『ない』と判断した」と訴えた。 国側は請求棄却を求めたが、突如、原告の主張を受け入れる形で「再度精査したところ生計維持関係があると申し立てた可能性がある」と説明。判断を一転させた詳しい理由は述べないまま、判決が出る前に、7人に対して時効にかかるとして支給していなかった全額の計約990万円(1人あたり約85万円~約264万円)を支払った。 埼玉県に住む原告の女性(79)は、夫と別居したことは一度もなく、国側に不服申し立てをしたが認められず提訴した。「年金の増額を放棄する申し出を自分でするはずがない。裁判を起こさなければ受け取れないのか」と憤った。 厚労省の年金局事業管理課は取材に、振替加算が支給されるべき対象者数は「不明」とし、あらためて調査する予定もないと回答した。一方で、「当人から年金事務所に相談があれば対応を検討する」ともした。(新屋絵理) 「裁判に代わる救済制度を」 振替加算の支給対象外とした国の確認作業は、一方的で不十分――。そんな実態が取材から浮かぶ。 厚生労働省側は支給漏れが発覚… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
転職する映画人も…厳しい時代に役所広司が求める作品は
西川美和監督の新作映画「すばらしき世界」に主演する役所広司。「映画館に行こう!キャンペーン」や東京国際映画祭でアンバサダーを務めるなど、コロナ禍では日本映画界の“顔”として発信を続けてきた。映画界の厳しい現実を見つめつつ、「こういう時にいい作品が出てくる気がする。厳しい時代になると思うけど、映画を諦めたスタッフや仲間がまた戻ってこられるよう、現場をつくり続けたい」との思いを語った。 「すばらしき世界」は、佐木隆三の小説「身分帳」を原案に、西川監督が舞台を現代に置き換えた作品。主人公の三上は元ヤクザの殺人犯。出所して人生をやり直そうとする姿を通して、社会の光と影を映し出す作品へと昇華させた。 希望と絶望 ギリギリのバランスで 「小説の主人公、僕はあんまり好きじゃない。お客さんは2時間どうついてくるんだろうと不安でした」。だが、映画の三上は、味わい深い演技と相まってどこかチャーミングで憎めない存在になっている。「(彼は)右に行くか左かわからないギリギリのバランスで生きている」という言葉の通り、三上は正義感が強く困った人を放っておけない。半面、すぐ頭に血がのぼり、けんかっ早くもある。そんな彼の日常で繰り返される、小さな希望と絶望が描かれる。 弁護士やスーパーの店長など、… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
普段着やすいロリータ服あれば…外出に怖じけ付いた過去
紳士スーツの生地で、「ロリータファッション」を――。世界有数の毛織物産地・愛知県一宮市で、意外な組み合わせのプロジェクトが進行している。 「昭和の時代に流行った、今では見向きもされないような生地が……」 創業100年超の老舗で、紳士用スーツ生地を追究してきた葛利(くずり)毛織工業(一宮市)の葛谷(くずや)聡専務は、フリルがふんわりと揺れる「尾州ロリィタ」のワンピースを眺め、つぶやいた。隣には企画の発案者で、同市でロリータ服を体験できるサロンを営むショコラさん(29)。「たくさんの方がこれを着て、最高にかわいくなって欲しい」と話す。 拡大する「尾州ロリィタ」の服を手にするショコラさん(左)と葛利毛織工業の葛谷さん=愛知県一宮市木曽川町 ロリータファッションは日本発祥だ。膨らんだスカートやレース、フリル、リボンたっぷりのスタイルなどが知られる。「カワイイ文化」の一つとして海外でも人気がある。 拡大するリボン、フリル、レースなどが定番のロリータファッション ショコラさんは15歳の誕生日プレゼントで1着目を手にして以来、少しずつ買い集めた。ただ、大学2年になるまで着て外に出たことはなかったという。 服に合うヘアスタイルもメイクも難しく、着こなしも問われる。小物類をそろえるお金も必要だ。 それに、「とにかく派手で目立… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
朝4時にカレーヌードル、もういちど勉強 遠山大輔さん
僕の「勝負飯」ですか。僕、テスト前は一夜漬けだったんですが、朝4時くらいになるとコンビニに行って、カップラーメンのカレー味を買って、帰って食べてました。食べるとすごく目がさえてきて眠くならないんです。そこから朝7時までもう一度勉強して学校に行ってました。そういう思い出が自分の体と連動しているのか、今でも次の日に朝から頑張らないといけないときには、結構食べてます。とくに高校の頃はビッグサイズいってましたね。なんでかわからないけど、夜中にめちゃくちゃ食べたくなるんですよね。 きっかけは単純に「おいしそうだな」っていう、なんの変哲もない理由です。あと、プレーンのやつよりもエネルギー詰まってる感じしないですか? でも夜中にカップラーメンって、受験生には勧められないですね(笑)。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電話から聞こえた「即死」 飲酒運転が奪った息子の明日
福岡県粕屋町で2011年、高校生2人が犠牲となった飲酒死亡事故から9日で10年を迎える。7日、町内で飲酒運転撲滅県民大会があり、この事故で長男山本寛大(かんた)さん(当時16)を亡くした母美也子さん(52)も出席。「当時のことを思うと今も涙が止まらない。飲酒運転ゼロに向けて、どうぞ力を貸してください」と呼びかけた。 あの日の朝。寛大さんはいつものようにギリギリの時間に起き、慌ただしく学校に向かった。 放課後、アルバイトを終えると、友人の皆越隼人さん(当時16)と翌日の校内マラソン大会のコースを下見した。そして午後11時ごろ、事故は起きた。町道の路側帯を歩いていた2人は、飲酒運転の車に後ろからはねられた。 警察からの電話に美也子さんは凍り付いた。「即死」という言葉が聞こえた。病院のベッドに横たわる寛大さんの顔は、ほほえんでいるように見えた。何が起きたの? 事態をのみ込むことが難しかった。 葬儀には同級生ら約1500人… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同僚減らされ「仕事が余計大変に」 宣言延長、募る焦り
東海地方でも愛知県と岐阜県で緊急事態宣言が延長される。飲食店への営業時間短縮(時短)要請も続くことになる。 名古屋市内の天ぷら店では、愛知県が時短を要請する2カ月ほど前から、シフトに入る従業員が減らされた。コロナ禍の前は昼のピーク時に最大5人いたが、現在は3人。パート勤務の男性(35)=名古屋市=は「余計に仕事が大変になった」とため息をつく。緊急事態宣言の延長で、厳しい勤務はまだ当分続く。 営業時間はもともと午後8時半までだったので、8時までの時短営業でも大きな問題はなかった。男性はこの店で3年近く働き、自分のシフトや給料は今のところ変わっていない。だが同僚のネパール人は「シフトが減って稼げない」と嘆く。店の親会社の担当社員は、「コストカット」という言葉を以前に増して繰り返すようになった。 親会社は昨夏、新型コロナの影響で飲食チェーン店を大幅に減らすことを決めた。男性は「影響が長引けば、自分が働く店もなくなるのではないか」と不安を感じるようになった。 昨年末ごろから、正社員をめざして本格的に活動を始めた。これまでも3カ月に1度ほど就活イベントに顔を出し、正社員に誘われたこともある。それでも「飲食業界なら、いつでも正社員になれる」と後回しにしてきた。 最近は毎晩、「なんで正社員になっておかなかったんだ」と自分を責める夢をみて、目が覚めてしまう。一緒に暮らす母は70歳を超え、「早く正社員になりたい」と焦りだけが募る。(山本知佳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル