秋田版コラム「壇蜜のまんずまんずセレクション」 成人式には出ていない、と答えると非常に驚かれる。多くの人に「どうして?」と不思議そうに聞かれたものだ。 当時は式の数日前からインフルエンザにかかっており、行くことはうつすこと、という理由だったのだが、インフルエンザで行けないから悲しい、皆に会えなくてさみしいという感情はかなり薄かった。大学生で実家暮らし、親のすねかじりのまま成人式……という己の現状が何だか恥ずかしかったのもある。今は時代が変わり、扶養家族のまま成人するのは珍しくないのだが。そして「今日から大人ね」、と言われるのは怖かった。まだまだ子供だったのだろう。 ちなみに、成人式を迎える少し… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学術会議は独立か あり方の議論、6人任命棚上げのまま
科学者の代表機関である日本学術会議はどうあるべきか。菅義偉首相が昨秋、会員候補6人を任命しなかった問題に端を発するあり方の見直し議論が進んでいる。いまの「政府の特別の機関」を改め、国から独立させるか否かが最大の焦点で、学術会議自らが4月までに改革案をまとめる予定だ。政府は報告を受けて結論を出す方針だが、多くの人が納得できる案となるか、難航が予想される。 昨年12月24日。井上信治・科学技術担当相は、学術会議の梶田隆章会長と会談し、「現行の設置形態にこだわることなく、フラットに検討を進めてほしい」と独立の検討を求めた。 自民PTが提言「独立を」 発端はその1カ月前だった。井上氏は11月26日、梶田会長に「国の機関からの切り離しも含めた検討」を要請。いち早く独立の検討を進めていた自民党のPT(プロジェクトチーム)は12月11日、「2023年9月までに政府から独立した法人格」にすることを求める提言を井上氏に提出した。 こうした独立の提案に対し、学術会議自身は慎重だ。12月16日に井上氏に提出した中間報告では、日本を代表する学術機関として、①国を代表する機関としての地位②公的資格の付与③国家財政支出による安定した財政基盤④活動面での政府からの独立⑤会員選考における自主性・独立性――の5要件が必要とし、現在の形態なら5要件すべてを満たすとした。その上で、独立するとしても「5要件を満たす制度設計が可能なのかが論点」などと課題を挙げた。 学術会議は1949年に創設されて以来、そのあり方は何度も議論されてきた。直近では2015年に科技相の元に設置された有識者会議があり方について検討し、この時は「現在の制度を変える積極的な理由は見いだしにくい」と評価している。学術会議はこうした点を踏まえ、設置法を改正してまであり方を変えなければいけないような「明確な理由がクリアになっているのか」(小林傳司・第1部幹事)と疑問を投げかけている。 「無力化される」と心配する声も 会員らの意見も様々だ。 ある会員は「国から独立した方… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タクシー運転手の首絞め、車両盗む 米兵に猶予付き判決
タクシー運転手を脅し、タクシーの車両を盗んだなどとして、脅迫と傷害、窃盗などの罪に問われた米軍キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町など)所属の上等兵、ジャミソン・ビセット被告(20)の判決が1日、那覇地裁であった。坂本辰仁裁判官は懲役3年執行猶予4年(求刑懲役3年6カ月)を言い渡した。 坂本裁判官は「重大な被害を生じさせかねない危険な態様」と指摘。一方で「場当たり的で、計画的ではない」と述べた。 判決によると、ビセット被告は昨年11月7日午後10時すぎ、沖縄自動車道でタクシーに乗車中、運転手を「お前を殺す」などと脅迫。首を絞め、全治約1週間のけがを負わせた。さらに、約1万8千円分の現金とともにタクシーを盗み、酒気帯び状態で運転した。直後に単独事故を起こし、逮捕されていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
孤独のグルメの漫画家、ゆかりの場所がガイドマップに
「孤独のグルメ」などで知られる鳥取市出身の漫画家・谷口ジローさん(1947~2017)の作品に登場する市内の街並みや名所旧跡を紹介するガイドマップ「谷口ジローを歩く」を市が3千部作った。1日から市内の観光案内所や図書館、ゆかりの店など約30カ所で無料配布する。 今年デビュー50周年を迎えたことを記念した事業。アフターコロナを見据えた「まちなか」(中心市街地周辺)への観光客誘客と、市の文化賞受賞者でもある谷口さんをもっと市民に知ってもらおうとのねらい。 A3の紙1枚。片面に中心市街地周辺の地図を描き、「父の暦」「魔法の山」「孤独のグルメ」などに描かれた久松山や若桜街道、鳥取東照宮などの場所をそれぞれの作品の場面を添えて記した。 反対側の面では、「中心市街」「鳥取城跡」など四つの区域に分けて作品で取り上げられた場所や出来事(鳥取大火)などを紹介。鳥取市が舞台の作品、谷口さんの略歴にも触れている。両面ともカラーで八つ折りにできる。 市では、作品に出てくる場所を谷口さんと親交の深い人が務めるガイドとめぐるツアーを3月下旬に催す予定。市文化交流課の福山博俊課長は「谷口さんと作品は地域の宝であり、市民の誇り。改めて多くの人に知ってもらい、まちづくりに生かしていきたい」と話す。問い合わせは同課(0857・30・8021)。(石川和彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学生優位の就活、コロナで一変 元に戻るまで5年程度か
コロナ禍による学生の就職活動への悪影響が長期化しそうだ。旅行業や飲食業を中心に採用に慎重な企業が増え、1年前までの「売り手市場」は様変わりした。元の水準に戻るまで5年程度はかかるとの見方があり、学生は志望業種を広げるなどの対応を迫られている。 国の調査によると、この春に卒業予定の大学生の就職内定率(昨年12月1日時点)は82・2%と前年同期より4・9ポイント下がった。文系・理系別では文系が5・6ポイント減の81・3%で落ち込みが大きい。 この春に卒業予定の高校生を対象にした企業の求人数(昨年10月末時点)も、前年同期より20・7%少ない37万人だった。業種別では宿泊・飲食サービス業が45・9%減で最も大きく、生活関連サービス・娯楽業が33・4%減、製造業は26・1%減だった。 影響はいつまで続くのか。リク… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
関東大震災直後の横浜、被害鮮明に 写真原板28枚発見
1923年の関東大震災の直後に、横浜市の中心部の被災状況を撮影した写真原板28枚が見つかった。焼け野原になった横浜中華街や、国内外の軍艦が救援に駆けつけた横浜港など、当時の様子が鮮明に記録されており、分析した横浜開港資料館(中区)は「横浜の震災被害を知るうえで貴重な発見だ」としている。 見つかったのは、当時の街の写真館で多く使われた「ガラス乾板」と呼ばれる写真原板。横浜出身の写真師、西野芳之助氏(1881~1952)が撮影したとみられる。 鎌倉市内の旧西野写真館で2018年秋、西野氏の孫が箱に保管されていたのを見つけ、連絡を受けた横浜開港資料館の吉田律人調査研究員が確認した。吉田さんは「ガラス乾板は壊れやすく、100年近く経って一度に28枚が見つかったのは奇跡だ」と驚く。 横浜港に停泊中の旧日本海軍の戦艦「伊勢」や、損壊した橋の修復が進んでいない中村川の様子から、撮影は1923年9月10日前後とわかった。関東大震災発生の10日ほど後だ。 焼け野原になった横浜市街地の… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
35年ぶりに届いた手紙 天文学的な再会、奇跡か必然か
昨年の夏、天文学者の鳴沢真也さん(55)は、実家で書類を整理していて4通の手紙を見つけた。 今から35年ほど前、アマチュア天文雑誌を通じて知り合った中学生・上田直生くんと文通していたときのものだ。 工作が得意で望遠鏡を自作していた彼は、カメラ装置の電気回路図まで描いて送ってくれる子だった。 そういえば文通してたな。彼は今どこで何をしているんだろう。そう思ったら、久しぶりに連絡をとってみたくなった。 12月、自らの天文関係の新著が出るタイミングで手紙を書いた。 「上田様はお忘れになっているかと思いますが、文通をしていた者です」 夢をかなえて天文学者になったことを知ってもらうために、書籍を同封した。 送り先は当時の住所なので、届かないかもしれないと思いながらの投函(とうかん)だった。 それから数日後、FacebookのMessengerを通じて、こんなメッセージが寄せられた。 「もしかして子供時代に天文雑… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米+切り餅で簡単中華おこわ 一緒に炊いてもっちもち
記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます ごはんラボ 中華おこわ 今週からの4回は「調理家電」がテーマです。多機能で便利ですが、使いこなせないという悩みもよく聞きます。基本的な仕組みを知り、レパートリー増につなげましょう。 初回は炊飯器で作る中華おこわ。といっても、もち米は使わず、うるち米に切り餅をのせて炊きます。もち米はいったん買うと余ってしまう場合もあると思いますが、切り餅を使えばもち米がなくても手軽にできます。煮溶けた餅がご飯と混ざれば――、その食感はまさにもち米。ただし、特に圧力炊きの炊飯器は餅を加えた炊飯が禁止の商品もあるので、必ず説明書を確かめてください。 米を上手に炊くには、十分水につけるのが大切と言われますが、最近の炊飯器は温度を制御し、白米なら事前の浸水なしでもおいしく炊けます。調理科学監修の佐藤秀美・日本獣医生命科学大学客員教授は「50~60℃を長く保つと、炊飯中にも浸水が進むほか、酵素の働きで糖も増えます」。(小林未来) 中華おこわ 材料(4人前) 料理監修:吉田勝彦さん(中国家庭料理「ジーテン」) □ 米 2合 □ 切り餅 2枚(1枚50g) □ ウィンナーソーセージ 3本 □ 干しエビ 10g □ 生シイタケ(小) 2枚 □ 調味料(しょうゆ大さじ2、酒大さじ1、白コショウ少々、サラダ油大さじ2) 【作り方】 ①米を洗い、300mlの水に10分ほどつけておく。事前の浸水が不要な炊飯器でも、塩分があると米の吸水率が低くなるため、味つけご飯の場合はあらかじめ吸水させておく。 拡大する浸水させるときの水は、後から加える調味料の水分を考えて、炊飯器の2合の目盛りより少なめの量で ②水大さじ2に干しエビを浸す。… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
雪山で親子3人遭難 暗闇の中、男性はライト手に登った
奈良県天川村の稲村ケ岳(標高1726メートル)から登山仲間2人と下山した会社員の岩崎哲裕さん(41)=兵庫県加古川市。そこでひとりの女性に話しかけられた。昨年12月28日午後5時半ごろのことだった。 「家族がおりてこないんです。会いませんでしたか」 事情を聴くと、女性は家族と一緒に、奈良市から日帰りで天川村を訪れていた。女性は約3時間の遊歩道を車で先回りして、夫(53)と長女(21)、長男(19)を迎える予定だったが、連絡が途絶えたのだという。 この日は気温も低く、登山道には雪が積もっていた。日も沈み、あたりは真っ暗だ。とにかく早く捜しにいかなくては――。岩崎さんはライトを片手に、下山したばかりの登山道を引き返した。 「滑落しているかもしれない」。最悪の事態も頭をよぎった。ホイッスルをふいたり声を張り上げたりしながら3人の姿を捜した。 1・5キロ進んだところで長男… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル