東京都は29日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく営業時間の短縮命令に違反したとして、飲食店4店舗を対象に、過料を科すべきだとする通知を裁判所に出した。裁判所が認めれば、4店舗には30万円以下の過料が科せられる。2月の特措法改正で罰則が設けられて以降、都道府県が過料を求めるのは全国で初めて。 都は1月の緊急事態宣言を受けて、午後8時までの時短への協力を飲食店やカラオケ店に要請。時短に応じていないことが確認できた32店舗について、宣言下で適用できる45条に基づく命令を19日までに出した。過料通知対象の4店舗は命令に応じず、宣言が終わる21日まで午後8時以降も営業を続けていたことを都職員が確認したという。 都の担当者は「度重なる要請や命令に応じてもらえなかったことから、過料事件として通知すべきだと判断した」と説明している。ただ、都は人が集まって感染リスクが高まったり、店舗への風評被害が起きたりする恐れがあるとして、4店舗の店名を公表していない。 都が4店舗に過料を科すよう裁判所に通知したことについて、全国知事会の飯泉嘉門会長(徳島県知事)は29日、「今後、まん延防止等重点措置を実効あらしめるために、やむにやまれず、ということと思う」と述べ、理解を示した。(池上桃子、浜田奈美) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉のわいせつ容疑でも逮捕 女性殺害の罪で起訴の男
埼玉県内の路上で女性2人の体を触ったとして、県警は29日、住所不定、無職佐藤喜人容疑者(29)を強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。佐藤容疑者は容疑を認め、「自分の性欲を満たすためにやりました」と述べているという。 捜査関係者によると、佐藤容疑者は東京都豊島区の女性(当時35)を昨年9月に殺害して栃木県那須町の土中に埋めたとして、強盗・強制性交殺人や死体遺棄などの罪で起訴されている。その後、女児への強制わいせつ容疑で再逮捕され、起訴された。 埼玉県警によると、今回の逮捕容疑は昨年11月20日夜、同県三芳町の路上で女子高校生と30代女性の体を触ったというもの。被害者らは佐藤容疑者と面識はなく、いずれも歩いて帰宅する途中だった。防犯カメラの映像などから佐藤容疑者が浮上したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
黄砂、30日は北海道や東北にも 交通に影響出る恐れも
西日本各地や北陸で29日、中国からの黄砂が観測された。気象庁によると、30日にかけて飛来する範囲は北海道や東北にも広がる見込み。洗濯物への付着や、視界不良による車の運転への影響などに注意が必要という。 今回の黄砂は27日ごろに中国大陸で発達した低気圧によって吹き上げられた。朝鮮半島では29日、見通しがきく距離「視程」が2キロ未満になった。 日本付近では濃度が薄まったが、29日の日中に各市で確認された視程は、福井5キロ▽金沢、山口・下関、松江、松山6キロ▽富山、広島、高松、佐賀、長崎8キロ▽福岡9キロなど。 30日も関東甲信を除き、各地で黄砂が予想されている。地域によっては視程が5キロ未満になり、交通に影響が出る恐れもある。呼吸器系の疾患がある人も、注意が必要とされる。換気のために短時間、窓を開けるのは問題ない濃度という。(山岸玲) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
NPB returns with flourish as reminders of virus linger
Following an offseason that was shorter than usual, pro baseball returned to Japan over the weekend. There were home runs, super plays in the field, highly anticipated debuts and even fans in the stands. There were also, however, reminders things aren’t quite back to normal as NPB opens another season […]
ゴーン被告、逃亡成功の理由語る 「日本の対応は…」
レバノンに逃亡中の日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(67)が28日放送のCNNブラジルとのオンラインインタビューで、自身の逃亡について「日本はよく組織化され、対応が予測できる」ため、「迅速な計画が成功した」と述べた。 ゴーン元会長はブラジル生まれで、ブラジル国籍を持つ。インタビューで元会長は、「日本の強みはよく組織化されていることだ。しかし、だからこそ、予測可能でもある。予測できるなら、仕組みから逃れる可能性がある」と語った。ただ、逃亡計画の詳細については言及しなかった。 また、自身に向けられた会社法違反の罪などをめぐっては、ルノーと日産の最終的な合併を止めるための「クーデター」だったとし、「検察と日産の一部の関係者が、経済産業省の支援を受けて実行した」と主張した。逮捕されたことについては「冗談かと思った」と振り返った。 元会長の妻キャロル氏もオンラ… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「犬山城は最古の天守」 年輪調査で天正年間築城と発表
愛知県犬山市にある国宝「犬山城天守」の築城について、同市教育委員会は29日、柱や梁(はり)の伐採年などから天正年間の1585~90年ごろに造られ、現存する最古の天守であることが科学的に分かった、と発表した。築城年代は1537年や1601年など諸説あるが、これまで確実な史料はなかった。 名古屋工大大学院の麓和善教授(建築史)と、年輪年代測定で知られる奈良文化財研究所の光谷拓実客員研究員が、市教委の依頼で調査していた。 天守は三重構造で4階建て。樹皮が残る1~2階のヒノキ柱1本が1585年に、4階床を支えるヒノキ梁が1588年に、それぞれ伐採されたことが年輪年代法で判明した。4階の床板なども1585~88年に切り出された木材と推定されることが分かった。 部材の表面は釿(ちょうな)や槍鉋(やりがんな)などで加工され、この時代の特徴的な痕跡が多く残っていた。こうしたことから1585年以降、短期間で1階から4階まで一気に建設されたとみられるという。 市教委によると、犬山城天守は1961~65年に解体修理された。その際の調査で、1・2階がまず建設され、後に3・4階が増築されたと考えられてきた。 麓教授によると、1・2階部分の築城について、江戸中期以降の文献をもとに1537年説や1601年説があったが、石垣の建造年代などをめぐり疑問があったという。 市はこれまで1537年説を重視し、16世紀末から17世紀初めに建てられたとみられる松本城(長野県)、彦根城(滋賀県)など現存する12城の中で最古とPR。文化庁は文化財ベータベースなどで1601年築としてきた。 麓教授は29日の会見で、織田信長の息子信雄・徳川家康軍が羽柴秀吉軍と戦った小牧・長久手の戦い=1584(天正12)年=の後に、信雄方によって犬山城築城が始まったと説明。「現存最古の天守であることがはっきりした。築城当初からいまの望楼型と分かったのは大きな成果だ」と語った。(荻野好弘) 犬山城 望楼型天守は1952年に国宝に指定された。内部は地上4階、地下(石垣の中)2階。織田氏、池田氏などが城主となった後、1617年に尾張藩の成瀬正成が2代将軍徳川秀忠から拝領したとされる。2004年には個人所有から財団法人所有へと移管。犬山市が管理し、2018年には61万人以上が訪れた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
厚労省職員23人、午前0時ごろまで送別会 時短要請中
厚生労働省の職員23人が24日、東京・銀座の居酒屋で深夜に及ぶ送別会を開いていたことがわかった。東京都は政府の緊急事態宣言が解除された後も、飲食店に対して午後9時までの営業時間短縮を4月21日まで求めているが、職員全員が店を出たのは午前0時前だったという。 同省によると、送別会は介護保険を所管する老健局の職員が開いた。24日午後7時ごろから始まり、参加者は順次増えて23人になり、午前0時前まで続いたという。老健局の担当者は「申し訳ない」と話している。省内で処分を検討するとしている。 政府は感染の再拡大を防ぐため、食事は短時間で、深酒をせず、歓送迎会も控えるよう広く国民に求めている。会食する場合も人数が増えるほどリスクが高まるとして、できるだけ家族か4人までとしており、今回はそれを大きく上回っていた。(山本恭介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
泉佐野市の非常勤職員、1・5億円詐取か 刑事告訴へ
大阪府泉佐野市は29日、不正な事務処理で公金約1億5千万円をだまし取ったとして、市介護保険課の非常勤職員の女性(59)を懲戒免職とし、発表した。市は詐欺などの疑いで府警に刑事告訴する方針。 市によると、女性職員は、介護保険を利用した住宅改修費や福祉用具購入費を給付する事務手続きを担当。今年2月には、すでに死亡している4人に対し、計105万5700円の給付を決定していたという。市は同月から給付をすべて口座振り込みに変更。同僚が女性への振り込み記録に気づき、不正が発覚した。 女性は市の聞き取りに、2009年ごろから不正を続けていたと説明。記録が残る12年以降だけで計1217件あり、総額は約1億5千万円になるという。死亡した市民のデータを悪用して費用給付を申請し、窓口で現金払いしたことにしていたとみられる。(川田惇史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
第4波に知事ら危機感「1、2週間がヤマ」「警戒水域」
もう新型コロナウイルスの「第4波」に立ち向かわなければいけないというのか。各地で感染状況が悪化し、知事たちは29日、口々に危機感をあらわした。緊急事態宣言を全面解除したばかりの政府は、まん延防止等重点措置を適用するのか否か、対応を迫られる。 「おそらく今週(感染者が)増えてくるのではないか。山になる可能性は十分高い」。新型コロナの感染は「第4波に入った」として、大阪府の吉村洋文知事は29日、まん延防止等重点措置の要請に踏み切る考えを示した。緊急事態宣言がなくても、営業時間の短縮命令などの私権制限ができ、違反者に過料を科すことができる。 大阪府が3月1日に緊急事態宣言の対象から外れてから4週。その間、大阪市内に限定する形で飲食店への時短要請を続けてきた。 だが、28日まで1週間の感染者の合計は1799人と前週から倍増。人口10万人あたりの新規感染者数も、20・41人(28日時点)と政府の分科会が定めるモニタリング指標の「感染急増」段階にあたるステージ3の数値(15人)を上回っている。吉村知事は、政府が重点措置の適用をみとめれば、新たに飲食店などに対し、利用客のマスク着用も義務化する意向だ。 この日、感染のリバウンド・拡大への危機感を表明したのは大阪府知事だけではない。 「間違いなくリバウンド」(愛知・大村秀章知事)▽「警戒水域をもう超えているかも」(兵庫・井戸敏三知事)▽「この1、2週間がヤマだ」(愛媛・中村時広知事)▽「第4波が到来したと言わざるを得ない」(沖縄・玉城デニー知事) 宮城県の村井嘉浩知事も、29日の会見で「仙台圏では病院のベッドがほとんど埋まり、余裕がない」と警鐘を鳴らした。28日時点の人口10万人あたりの1週間の感染者数は38・1人と、国の分科会の指標でステージ4にあたる。 ただ25日に、2月上旬以来の時短要請に踏み切ってから1週間も経っておらず、「次の手を打つのは少し早い」と推移を見守るという。 東京都でもリバウンドの傾向は明らかだ。29日に新たに確認された感染者は234人。月曜日としては2月15日以来の200人台となった。 「ワクチンがない状況でどうこらえていくのか。重要な時期だ」と小池百合子知事は29日、語った。 都は4月21日までを「リバウンド防止期間」と位置づけ、神奈川、千葉、埼玉の3県とともに、飲食店などの営業時間を午後9時までとするよう求めている。 だが緊急事態宣言の解除と花見の時期などが重なり、人の流れが止められないのが現状だ。 こうした人出は、これから感染者増となってあらわれる恐れがある。国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は25日にあった東京都のモニタリング会議で「人の流れが増えれば、第3波を超える感染の急激な拡大が危惧される」と語った。 まん延防止措置「すぐ効くか」 根強い慎重論 菅義偉首相は29日夕、首相官… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内で1345人が感染 月曜に1千人超は7週ぶり
新型コロナウイルスの国内の感染者数は29日午後9時半現在で新たに1345人が確認された。1週間前の22日の823人と比べ、522人増えた。感染者が少ない月曜日に1千人を超えるのは7週ぶり。死者は13都道府県で計29人増えた。 東京都では234人が確認され、10日連続で前週の同じ曜日を上回った。月曜日としては2月15日(266人)以来の200人台となり、リバウンド(感染再拡大)の傾向が続く。29日までの1週間平均の感染者は357・7人で、前週比は118・1%だった。 大阪府は213人が確認され、月曜日の発表で200人を超えるのは1月25日以来となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル