文芸評論家・小川栄太郎氏の著書「徹底検証『森友・加計事件』 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」の記述で朝日新聞社の名誉を傷つけたとして、小川氏と出版元の飛鳥新社に200万円の賠償を命じた東京地裁判決について、本社と小川氏、飛鳥新社は25日までに、判決を不服としてそれぞれ控訴した。 本社はこの訴訟で、事実に基づかない内容が15カ所あるとして5千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた。10日の地裁判決は、著書のタイトルを含む14カ所は「真実性が認められない」と判断し、名誉毀損(きそん)の成立を認めた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
感染の札幌市議、クラスター会合参加 議会日程に影響
新型コロナウイルスへの感染が判明した札幌市議が、クラスター(感染者集団)が発生した集会に参加していたことが25日、わかった。感染したのは三神英彦氏(54、自民)。同氏によると、15日に地域の集会に出かけ、想像以上に参加者が多かったため、あいさつして参加者の間をひと回りし、飲食はせず10分ほどで退出したという。 集会には26人が参加していた。感染者が続出してクラスターとなり、25日時点で三神氏を含む計16人が感染している。 三神氏は集会での感染者発生を受け、濃厚接触者として23日にPCR検査を受け、24日に感染が判明した。発熱はないが関節痛があるといい、自宅療養後、26日から宿泊療養施設に入るという。 三神氏は22日の市議会予算特別委員会に出席しており、他の67人の市議全員がPCR検査を受け、全員が陰性と確認された。濃厚接触者の市議2人は4月5日まで登庁しない。札幌市議会は24日に予定されていた予算特別委員会を26日に延期した。三神氏は「議会に影響が出て、大変申し訳ない」と話している。(芳垣文子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
子どもに体罰、4割が容認 殴る叩く蹴る…2割減ったが
しつけのために子どもに体罰をすることについて、約4割の大人が容認していることが、公益社団法人のセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの調査でわかった。2017年の前回調査から2割減ったが、依然高止まりしている。同法人は、子どもの成長に体罰が深刻な影響を与えることの周知など、より効果的な啓発が必要としている。 今回の調査は、親などによる子どもへの体罰禁止を定めた改正児童福祉法などが昨年4月に施行されて1年となることをふまえ、今年1月にウェブで行い、全国の20歳以上の2万人が答えた。 しつけのために、なぐる、たたく、けるといった子どもへの体罰について「積極的にすべきだ」が0・9%、「必要に応じて」が7・8%、「他に手段がないと思った時」が32・6%で、合計41・3%が体罰を容認した。対象者は異なるが、同規模で行った17年の調査の56・7%と比べると約2割近く減ったものの、依然一定数が体罰を肯定した。 別の質問で「以前は体罰を容認していたが、今は容認しない」と答えた人にその理由(複数回答)を尋ねたところ、「体罰等が子どもに与える影響を知ったから」(56・1%)、「虐待など痛ましいニュースを見聞きしたから」(52・7%)が多かった。「法律で体罰が禁止されたから」は16・6%だった。 また、実際に0歳から18歳の… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホームレス襲撃死「与えた痛みわかってない」友人の無念
昨年3月、岐阜市で路上生活をしていた渡辺哲哉さん(当時81)が襲われ死亡した事件からちょうど1年の25日、岐阜地裁であった判決公判。傷害致死の罪に問われた元少年2人(ともに20歳)に実刑判決が下ったが、関係者はやりきれない思いを抱えたままだ。 事件は元少年の知人や福祉関係者ら周囲にも大きな影響を与えた。 かつて被告の一人に野球を教えた県内の40代男性は「やったことの重みをしっかりと受け止めて欲しい」と話す。事件後、自分も責任があると悩み、現場に行って手を合わせた。 公判も一度傍聴した。法廷で一瞬、被告と目が合ったが、すぐそらされた。「合わせる顔がないと思ったのか」。ただ、動機について「友達に流されて参加した」などと話すあたり、「もっと反省して、自分を見つめ直すべきだ」。 事件後、岐阜市はホームレス対… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
聖火リレー、火が2度消える 「風強くなかったのに」
大会組織委員会は25日、福島県での聖火リレー中、広野町と富岡町で2度、トーチの火が消えたと発表した。近くの職員がランタンの種火を使って再点火した。組織委は原因を調査中という。 広野町では聖火を次のランナーに引き継ぐ「トーチキス」で、聖火が消えた。持っていたトーチの火が消えたNPO法人理事長の西本由美子さん(67)は「びっくりした。でも『消えたわよ』って言ったら、すぐに種火を持ってきてくれて安心した。そんなに風は強くなかったのにどうしてだろう」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「明るい未来のエネルギー」看板、展示始まる 負の遺産
東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町の中心部にかつて掲げられていた「原子力明るい未来のエネルギー」の標語看板の展示が24日、県の「東日本大震災・原子力災害伝承館」(同町)で始まった。2011年の原発事故後に安全神話を象徴する負の遺産として知られるようになり、町などが実物展示を求めていた。 この日朝、職員が同館1階の屋外テラスに設置された展示用の看板に90センチ四方の「原」「子」「力」の3枚の文字パネルをはめ込み、14字がそろった。事故当時の看板本体や支柱の展示は老朽化のため見送られた。 震災前、全長16メートルのゲート型の看板は、JR双葉駅前の商店街の道路をまたぐように立っていた。事故後に撤去されて町などが保管。町は、昨年9月に開館した伝承館での実物展示を求めてきたが、大きさを理由に一度は断られ、館内での写真の展示にとどまっていた。 双葉北小学校6年生のときに標語を考案した、同町の自営業大沼勇治さん(45)=茨城県古河市に避難中=は「かつて町が原発を推進した歴史を残すことができた。原発災害は進行形で、過去のものとして終わったことにせず、ありのままを伝えてほしい」と話した。 また、2階の展示室から続く別… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡の遊園地「かしいかえん」、12月30日閉園 西鉄
西日本鉄道(福岡市)は25日、福岡市東区の遊園地「かしいかえん シルバニアガーデン」を12月30日で閉園すると発表した。四季の花々が楽しめる庭園や観覧車などのアトラクションが地域の人らに親しまれたが、近年はレジャーの多様化や少子化の影響で来園客が減少。コロナ禍が追い打ちをかけた。 かしいかえんは、前身の施設が1956年に開園した。最盛期の86年度には年間約57万人が訪れ、記録が残る82年度以降の累計来園客は1300万人に上る。 2009年には人気キャラクターをテーマに、施設を改装してテコ入れを図ったが、客足は戻らなかった。ここ数年の来園客は30万人ほどで推移し、今年度の来客はコロナ禍での休園もあり、約13万人にとどまる見込みだ。 倉富純男社長は「平成に入って… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ゴマフアザラシの赤ちゃん モフモフ産毛でおねだり
北海道稚内市立ノシャップ寒流水族館で20日、今年最初のゴマフアザラシの赤ちゃんが生まれ、来園者の目を楽しませている。 赤ちゃんは母親のヒロ(17歳)の周りから離れず、少し泳いで遊んでは母乳をおねだりしている。産毛は「ホワイトコート」と呼ばれ、真っ白。毛が乾くとモフモフして愛くるしいが、生後2~3週間で親と同じゴマ模様になり、見られる期間は短い。 同園は31日で冬季営業を終了する。あと2頭が妊娠しており、時期が合えば夏季営業が始まる4月29日以降にも真っ白な赤ちゃんに出会えるかも知れない。(奈良山雅俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大田区の作業場で爆発、1人死亡 化粧品などの製造会社
25日午後4時45分ごろ、東京都大田区久が原2丁目のプラントメーカー「日本テクノ」の作業場で爆発が起きた。東京消防庁によると、工場にいた50代の男性が死亡し、80代の男性がけがを負った。警視庁池上署などが原因を調べている。 爆発があったのは5階建てビルの1階部分にある作業場で、衝撃でシャッターや鉄の扉が吹き飛び、ガラスが割れた。火災は発生しなかった。ホームページなどによると、同社は「水素・酸素混合ガス」を作る装置や水の殺菌機器などのほか、化粧品などを製造・販売している。関係者によると、爆発があった1階の作業場でこうした商品の実験などをしているという。 近くに住む50代の男性は「ドン」という大きな音を聞いて、家から外に出た。周囲を見回すと、日本テクノ社のビルから白い煙が上がっていた。しばらくすると、救急車が駆けつけ、ぐったりした様子の男性を搬送していったという。同社では過去にも社員らがけがをする爆発事故があったといい、男性は「事故を繰り返すのは困る。安全を徹底してほしい」と話した。 現場は都営地下鉄浅草線の西馬込駅から南西に約800メートルの住宅街。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「天国の家族にも見えたかな」 聖火掲げ、福島を走った
東京五輪聖火リレー初日の最終区間となった福島県南相馬市の農家上野敬幸(たかゆき)さん(48)は二つの思いを込めて地元を走った。一つは震災で亡くした家族4人に笑顔を届けるため。もう一つは「東北の教訓」を世界の人に伝え、自身と同じ思いをさせないために。 10年前、市内は9メートルを超す津波に襲われ、沿岸部の自宅にいた子ども2人と両親がさらわれた。長女の永吏可(えりか)さん(当時8)と母は数日後に見つかったが、長男の倖太郎(こうたろう)さん(同3)と父は不明のままだ。 大きな揺れの後、上野さんは職場の農協から自宅に戻った。家族の無事を確認し、消防団の活動に出かけた。「なぜ、家族を守ることができなかったのか」。自責の念に駆られ、何度も自身に問いかけた。 支えとなったのが、震災前から… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル