夜の銀座でママだった女性が一念発起して、はり、きゅう、あん摩マッサージ指圧を学び、この春、専門学校を卒業した。体調を崩した時にはりで救われた経験から、「自分も人の体の役に立ちたい」と6年間、勉強漬けの日々を過ごした。初夏には都内でマッサージ店を開院する。 3月18日に都内で開かれた東京医療専門学校(本部・新宿区)の卒業式。スーツやワンピース姿の卒業生にまじり、港区の桝居(ますい)美保さん(52)は桜の柄の着物姿で、コチョウランの髪飾りをさして卒業証書を受け取った。「さくら(ママ時代の名前)から、みほに生まれ変わってもう一度輝きたい」と誓った。 神奈川県鎌倉市出身。都内の私大を卒業後、秋葉原の免税店に勤務していた26歳の時、双子の姉に誘われて中央区の銀座6丁目に会員制クラブ「ふたご屋」を開店した。一般的な銀座クラブの半分の価格設定で踊り場に椅子を並べるほど客があふれ、数年後には3店舗に増えた。その経験を生かして出版した「銀座ママが教える『できる男』『できない男』の見分け方」(PHP研究所)はベストセラーになった。 ただ、お酒は強くなく、午後6時から明け方まで働く日々はきつかった。向いていないと感じていたが、29歳で妊娠し、シングルマザーとして英国に留学する娘の学費を稼ぐために働き続けた。 娘の高校卒業が近づいた201… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
病の天才とつながれ…君は救うか 新高校教科書で問う
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世界の寄港地を先回り いまは電話、欠かさぬ愛の言葉
「大西洋のハワイ」と呼ばれるスペイン領カナリア諸島は、本国から南南西へ1千キロ超の西アフリカ沖に浮かぶ。主要島の一つ、グラン・カナリア島はリゾート地として知られる。 島の中心都市、ラス・パルマスに住む刈谷マリアさん(62)は、高知県室戸市のマグロ漁師と結婚し、今年で19年目を迎えた。 スペイン北西部のアストゥリアスで暮らしていたが、19歳のとき、グラン・カナリア島へ渡った。長男を連れて暴力をふるう前の夫から逃げた。所持金はわずか。保険の営業やタイピストなど職を転々とし、子どもを育てた。 ラス・パルマスに駐在する日本鰹鮪漁業協同組合連合会(現・日本かつお・まぐろ漁業協同組合)の代理店で、日本語の通訳として働くことになった。 そこで後に夫になる善一さん(72)と出会う。ラス・パルマスは日本のマグロ漁船の補給地の一つだった。 大西洋の島で、苦労を重ねてきたマリアさん。そこへ入港してきた善一さんと運命的な出会いを果たします。情熱的なマリアさんの愛の行方は。 善一さんは18歳から船に乗り… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
池井戸潤が見たヤマハピアノ工場 「この一台」生む技術
池井戸潤が撮る 日本の工場 「半沢直樹」シリーズなどで人気の作家・池井戸潤さんが仕事の現場を訪ねる企画が、朝日新聞土曜別刷り「be」で連載中です。今回は、静岡県掛川市にあるヤマハのピアノ工場。より良い音のために注ぎ込まれる職人技と先端技術の粋に、カメラとペンで迫ります。デジタル版では池井戸さんが撮影した写真をたっぷりご覧いただけます。 ◇ ヤマハの創業者、山葉(やまは)寅楠(とらくす)(1851~1916)の父・山葉孝之助は紀州の徳川藩士で「天文係」であった。 星や月の動きは、時間に通じる。その縁かどうか、三男で手先が器用だった寅楠は、長崎に出て時計づくりを学び、その後、医療機械にまで手を広げて全国を渡り歩く職人になったのである。 ヤマハ発祥の地となる浜松にとどまっていたあるとき、寅楠は浜松尋常小学校から輸入品のオルガンの修理を頼まれる。きっと機械に詳しいと思われ声をかけられたのだろう。これが、寅楠の運命を変え、日本の楽器製造に革新をもたらす契機となった。 オルガンに興味をもった寅楠は、これを自製できないかと思い立つ。かくして試行錯誤の末、国産オルガンを完成させたのは1887年のことであった。当時大変高価だった輸入オルガンを安価な国産に代替したことで全国の学校に普及し、いまに至る社業の基礎を築いたのである。 オルガン製造から出発した寅楠が、やがて初めてのピアノを製造したのは1900年。それから120年余を経、この日訪れた掛川工場の敷地は、東京ドーム5個分。600人以上の社員が働く一大拠点だ。 ここではアップライトピアノなども作られているが、撮影させていただいたのはグランドピアノの製造ラインである。 主なものだけで22の工程がある。一台が完成するまで、およそ1カ月。素材になる木材の乾燥工程まで含めれば、実に1年から1年半を要する。 グランドピアノがレールに載せられて広い工場内を移動していく様は、どこか遊園地のアトラクションを想起させる。途中、何台ものピアノが並んでいる工程に立つと、大きさや色がまちまちなのが少々意外だった。 一般的な工場では、たいてい同じ品番のものをまとめて作るのに、ここではショートサイズのものや弦の長いロングサイズのもの、色も、黒や茶色の木目調、さらに白までが流れていく。 大きさは違えど、いったん枠をはめてしまえば、内部構造を作る手間は同じということなのだろう。 近代的でありながら、楽器としての精度を機械だけではなく人間の耳に頼っているところも興味深い。 実際に鍵盤を叩(たた)いて音を聞き、かすかな違いを聞き取って修正する「整音」工程では、傍らで耳を澄ましていても音の違いはほとんど聞き分けられない。常人には踏み込めぬ感覚の世界。まさに職人技である。 その一方で、ピアノの鍵盤を押したときの微妙な深みの差を調整し均一にする工程ではレーザー光線を利用した測定器が導入され、人手なら約2時間かかる作業を5分に短縮している。職人技と先端技術の融合。これをもし手作業だけに頼ったとしたら、ピアノの値段はいまの何倍にも跳ね上がるだろう。 ところが、機械に頼らずほとんど手作業でピアノを作っている特別な一画が、この工場内にあった。 厳重な入退室管理が行われ、写… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
藤井二冠の「空間ねじる」絶妙手 竜王戦で生まれた名局
杉本昌隆八段の棋道愛楽 4月になりました。この記事が世に出る頃には私の地元・愛知県では桜も満開を過ぎ、桜吹雪が舞っているのでしょうか。1年遅れのオリンピックも開催に向け、聖火リレーが始まっています。2021年度のスタートです。 さて20年度末に藤井聡太二冠と松尾歩八段が対局した竜王戦2組ランキング戦準決勝。藤井二冠がまた歴史的な一手を披露しました。 日常での予定調和、先の展開が… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
奈良の県立病院、医療従事者ら6人が感染 会食が原因か
奈良県立医大付属病院は、病院に勤務する医療従事者5人と同大の卒業生1人の男女計6人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。 同病院によると、この6人で3月20日に会食したことが原因とみられるという。31日に卒業生の陽性が判明し、4月1~2日に医療従事者5人の陽性がわかった。5人は同県橿原市にある付属病院の一般病棟に勤務している。 会食後も出勤しており、入院患者らと接触する機会があったという。同病院では、他の職員と入院患者を対象にPCR検査を進めている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
MLB takes All-Star Game out of Atlanta in response to Georgia voting law
Major League Baseball announced Friday that it is moving the 2021 All-Star Game out of Atlanta in response to a new Georgia law that affects voting rights. The announcement comes one day after U.S. President Joe Biden called for the game to be moved out of Atlanta. The All-Star Game […]
近大へ、ついに「凱旋」 あの芸人が入学式で語ったこと
受験者数が日本一。マグロの養殖に成功。多くのスポーツ選手を輩出……。 そんなこんなで全国に名をとどろかせてきた近畿大学の入学式が3日、大阪府東大阪市のキャンパスであった。昨年はオンラインでの入学式だったので、新入生が全員集合する式は2年ぶり。7千人を超える新入生が参加した。 2019年までは、超絶派手な式でした。卒業生で音楽プロデューサーのつんく♂さんがプロデュースし、応援部や吹奏楽部などが出演したパフォーマンスがあったり、新入生全員で紙飛行機を飛ばしたり。校歌はみんなで肩を組んで歌いました。 拡大する2019年の入学式の様子。紙飛行機が飛び、大盛り上がりだった(近畿大提供) ところが……。 新型コロナウイルスの感染拡大で一変します。2020年春の入学式は、オンラインで行わざるをえませんでした。 そして迎えた21年春。コロナの感染は止まりません。大阪市のおとなり、東大阪市も楽観できない状況です。 けれど……。 大学関係者は考えました。 現役で合格した学生は、高校3… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JALのCAが鮮魚販売 自ら買いつけ、福岡空港で試み
日本航空(JAL)は、鮮魚のテスト販売を福岡空港(福岡市博多区)で始めた。全国の空港で初めての試みという。発案したのは、客室乗務員(CA)として40年のキャリアを持つ長崎市出身の西村靖美さん(59)。新型コロナによる減便を受けて発足した同社の「ふるさとアンバサダー」として福岡市に赴任し、地元九州に恩返しを期している。 西村さんは、1981年に入社。数年前からは、フライトの管理業務にも携わっていた。だが、新型コロナの感染拡大を受けて航空需要は激減した。JALは、CAらがキャリアを生かして地域の活性化に貢献する「ふるさとアンバサダー」制度を始めた。西村さんは昨年9月、東京都内に家族を残し、単身で赴任した。 発案のきっかけは、「九州のおいしい魚を持ち帰って家族に食べさせたい」と考えたことだった。ただ、鮮魚は保冷が難しく、利用する空港には売っていなかった。そこで、コロナによる自粛で自宅で食事をとる人が増えていることもあり、空港で鮮魚を売ることを提案。JALの関連会社が、鹿児島県垂水市などの養殖魚をアジアに輸出しており、国内の販路を拡大させたい意向と重なった。 テスト販売では、未明から福岡市の鮮魚市場での買いつけに同行し、日中は同じくふるさとアンバサダーで長崎県諫早市出身の酒井麻衣さん(31)らと、店先に立つ。3日は、垂水市産の養殖カンパチや長崎県産の養殖マグロ、五島列島産のイカなどを真空パックにつめて販売し、旅行客だけでなく地域の住民らも買いに訪れた。 拡大する九州産の鮮魚をPRする日本航空ふるさとアンバサダーの西村靖美さん(左)、尾脇雅弥・鹿児島県垂水市長、ふるさとアンバサダーの酒井麻衣さん=福岡市博多区 空港にPRに駆けつけた垂水市の尾脇雅弥市長は「接客が洗練されている。同じ魚でも、お客さんに手にとってもらえる機会が増えるのでありがたい」と話した。養殖魚もコロナの影響で販売が減少しており、販路の拡大が急務になっている。 今後は、売れ行きなどを見て、空港内に常設の店舗を設けるか検討する。「テスト販売はうまく離陸できたので、店舗としてソフトランディング(着陸)させたい」と、西村さんは意気込む。 テスト販売は、福岡空港国内線ターミナルビル2階で、4日まで。(小川裕介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本郵政、郵便局長7人に懲戒処分 内部通報者を恫喝
日本郵便の有力郵便局長が「犯人を捜す」「絶対に潰す」などと内部通報者を恫喝(どうかつ)していた問題で、計7人の郵便局長に停職などの懲戒処分が出たことがわかった。ただ、通報者への報復行為が発覚して1年3カ月が過ぎても、日本郵便が組織としての反省点を見いだすには至っていない。 日本郵便九州支社副主幹統括局長(当時)が、同社で働く息子の問題について内部通報した配下の局長らを詰問したのは一昨年1月。統括局長は同年春に戒告処分となったが、通報者の一部は地元の郵便局長会を除名されたり、圧迫されて休職したりした。統括局長が昨年1月に強要未遂容疑で書類送検され、訴訟にも発展したことで発覚した。 複数の関係者によると、統括局長を含む局長2人が停職、3人が減給、2人が戒告の処分になった。通報者捜しに加担したり、通報者に降職を迫ったりした局長が含まれるという。 ただ、統括局長は日本郵便本社… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル