大学入学共通テスト「元年」となった、昨年度実施の大学入試。コロナ禍も重なり、選抜方法を変えた首都圏の3大学では、受験生の動向が大きく変わった。各大学に入試の振り返りと、これからの対応について聞いた。 個別試験やめたら志願者大幅減 横浜国立大の谷地弘安副学長・高木まさき副学長 一般選抜の個別学力検査(2次試験)をせず、共通テストのみの結果で合否判定をすると昨年7月下旬に決めました。コロナ禍のもとで、全国から横浜に人を集める危険性を考えました。7月末に方針を決めたのは、受験生に早く落ち着いて勉強してもらおうと考えたからです。先が分からないなか、当時の判断は正しかったと思います。 秋以降、予備校の模試などで志願者が大幅に減ることが予想できました。繰り上げ合格や2次募集も起こりえると思っていましたが、実際に理工学部で80人の2次募集が必要となったのはやはりショックでした。過去に2次募集をした記憶はありません。 私たちは例年、他大学へどれだけ抜けるかを見込んで合格者を決めます。今回は個別学力検査をしないので合否判定の対象に多数の私大合格者も含まれ、例年の考え方が使えず、予想が難しかった。結果としてそこがうまくいかなかったということです。 時間がないなか、確実に定員を埋める手段として経営、都市科学、理工の3学部で繰り上げ合格を、理工は2次募集も決めました。繰り上げ合格の電話をかけたら割とスムーズに決まって、ほっとしました。 3月26日に理工の2次募集を公表し、何人応募してくれるか分からない状況でしたが、予想を上回る1300人が大学へ出願に来てくれました。うちに入りたい人がこれだけいるのだと感動し、感謝しました。 年度末ぎりぎりまでタイトな日程でしたから、まだ把握しきれていませんが、新入生の学力不足はないという感触を持っています。 ただ個別学力検査がない中での入学という点を踏まえ、入学後の教育を充実させます。(聞き手=上野創) 新制度が奏功、志願者7%増 立教大の石川淳・統括副総長 一般選抜の志願者数は前年度比7%増と、私大の中ではかなりの増加率でした。 詳しくみると共通テスト利用入… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
風力活用、電力自給率360%の町 でも進まぬ地産地消
2050年の温室効果ガス排出の実質ゼロを宣言した市区町村でも、再生可能エネルギーの導入目標を持つのは3割にとどまった。実際に再エネ施設の導入が進む現場では、経験不足やトラブルなど地域の様々な事情を抱えて、自治体が対応を迫られている。 風力発電ありながら停電 遠くの山の頂に、ずらりと並んだ風車が勢いよく回る。岩手県葛巻町で昨年12月、Jパワー(東京)の子会社が運営する「くずまき第二風力発電所」の22基が運転を始めた。高原全体で34基、出力は6万5600キロワットで一般家庭約5万世帯分の電気になる。 酪農と林業を主な産業とする葛巻町は1999年に第三セクターで風力発電を始め、視察で訪れる人が殺到した。風況がよく、地元が積極的だったため、Jパワーも進出を決めた。 再エネは町内で使う量の3倍を… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
再エネ導入に壁 目標設定は排出ゼロ宣言自治体でも3割
2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにすると宣言した自治体(ゼロカーボンシティ)のうち、市区町村で太陽光や風力など再生可能エネルギーの導入目標を持つのは約3割にとどまることが、朝日新聞や一橋大学などの全国調査でわかった。ノウハウや財源の不足、住民トラブルなどが障壁になり、導入の道筋が描けていない実態が浮かんだ。 政府は2050年の脱炭素化に向けた「グリーン成長戦略」で、再エネ導入の参考値として「発電量の約50~60%」を挙げている。現在は同20%前後で、実質ゼロの達成には、今後の大幅な上積みと省エネの推進が欠かせない。 ゼロカーボンシティは、小泉進次郎環境相が全国の自治体に呼びかけて急増。この1年半で4自治体から370自治体に増えた。 調査は、朝日新聞、一橋大学、法政大学、名古屋大学、環境エネルギー政策研究所が合同で、昨年11月から全国の47都道府県と1741市区町村を対象に実施。市区町村は14年、17年に続き3回目、都道府県は17年に続き2回目となる。今年3月末までに全都道府県と1288市区町村(回答率74%)から回答があった。4月16日までに実質ゼロを表明した370自治体のうち、40都道府県と261市区町村から回答を得た。 実質ゼロを宣言した都道府県の95%は「再エネ導入目標がある」と答えたものの、宣言した市区町村では「目標がある」が30%、「検討中」が18%にとどまった。一方、「検討したことがない」は47%に達した。再エネ導入が、市区町村の政策の中できちんと位置づけられていないことを示している。 目標のない宣言市区町村は、再エネ導入の課題として「事業者と住民のトラブルの恐れ」「資金調達」「事業化に必要なノウハウや経験の不足」「景観への悪影響」を多く挙げた。市区町村全体でも傾向は同じだった。 「事業者と住民のトラブル」回答が増加 地域で発電した電気を大手電力… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島県庄原市で震度4の地震 マグニチュードは3.9
18日午前5時14分ごろ、広島県北部を震源とする地震があった。同県庄原市で震度4を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは3・9と推定される。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「すし」は出ないけど 昭和レトロの食堂車内を特別公開
京都鉄道博物館(京都市)が、木目調の内装など昭和の雰囲気が色濃く漂う食堂車の車内を、4月中の土曜休日に限り、特別に公開する。 拡大する京都鉄道博物館に展示されている食堂車「スシ28」=同館提供 戦前生まれの車両で、もとは車両の大部分を占める食堂車のほか、一部が座席車だった。かつて大阪と青森を結んだ急行「日本海」などで活躍。その後、交通科学博物館で展示されるにあたり、全車が食堂車に改造された。同館では館内の食堂としても使われた。 改造後の形式は「スシ28」。車両の重さを表す「ス」と食堂車の「シ」が合わさった。ちなみに車内でにぎりずしを振る舞う食堂車は、1964年の新幹線開業前、東京~大阪間を走る急行列車に登場したことがある。 拡大する木目調の内装や照明に昭和の雰囲気が残る、食堂車「スシ28」の車内=京都鉄道博物館提供 スシ28は、まさに食堂車にうってつけの形式名だが、「残念ながら、すしを出したことはありません。でも、氷の冷気で食品を冷やした『氷冷蔵庫』など、昭和初期の旧型客車の内部をじっくり観察してみては」と担当者。(河原田慎一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
芸舞妓らフィナーレ飾る 京都の花街、歌舞練場建て替え
京都花街マガジン 京都五花街の一つ、宮川町歌舞会の春の公演「京おどり」が11日、千秋楽を迎えた。会場は、100年以上前に建てられた宮川町歌舞練場(京都市東山区)。関係者らが新型コロナウイルス対策を万全に整え、芸舞妓(げいまいこ)らによる舞で、建て替え前最後の舞台を飾った。 京の都に春が来た 花は宮川 満開の桜を背景に置いた舞台に、色とりどりの衣装をまとった芸舞妓約30人。「京の都に春が来た」、「花は宮川 花は宮川」という歌詞に合わせ、華やかな舞を披露していく。今年で71回目の京おどり恒例の、フィナーレの総踊り「宮川音頭」だ。 舞妓の君翔(きみしょう)さん(18)は「やっと(舞台に)立てたという気持ち。やりきった達成感があります」。舞妓の小はつさん(17)も「前のお姉さん方がつくってきた歴史や思い出を考えながら、さしていただきました」とうれしげに話した。 やっとたどり着いた舞台 コロナ禍で昨年は京おどりを含… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮城・岩手で震度4の地震 M5.8、津波の心配なし
18日午前9時29分ごろ、宮城県沖を震源とする地震があった。同県石巻市や名取市、岩手県一関市で震度4を観測した。津波の恐れはないという。気象庁によると、震源の深さは約50キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・8と推定される。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島に被爆ピアノ資料館建設 修復して演奏会開く調律師
広島で被爆したピアノを修復して各地で演奏会を開いている調律師・矢川光則さん(68)が、地元の広島市内に「被爆ピアノ資料館」を造ることになった。名古屋市内の空襲で被災したピアノも展示する。矢川さんは「被爆ピアノを永久に保存し、平和や命の大切さを学んでもらえる場所にしたい」と話している。 平和の尊さを訴えようと、矢川さんが被爆ピアノを使った演奏活動を始めたのは2001年。学校や自治体などの招きに応じ、戦争や原爆にまつわる企画や平和学習などで47都道府県すべてをめぐった。その数は約1500カ所、約2500回に上る。 ピアノは普段、矢川さんが営む広島市郊外の工房で保管している。演奏会では基本的に矢川さん自らピアノを積んだトラックを運転し、現地に赴いてきた。 70歳を控えた矢川さんは、現在の活動を続けながらも将来を見据え、「自分の死後も永続的に被爆ピアノが保存でき、広く鑑賞してもらえるような場所を」と考え、建設を決めた。 場所は広島市安佐南区。自身のピアノ工房に隣接して建てる。敷地面積は約90平方メートル。ピアノの保存に向くよう木造の平屋にする。「被爆ピアノ」のほか、ほかの都市で被災した「空襲ピアノ」も含めて10台前後を展示。楽譜やメトロノーム、爆風でピアノに突き刺さったガラス片なども並べるほか、小規模な講演会や演奏会ができるスペースを設ける計画だ。 空襲ピアノのうちの1台が、名古屋市内で米軍の空襲に遭ったアップライトピアノだ。戦争末期、現在のバンテリンドームナゴヤ(名古屋市東区)周辺の住宅で被災したとされる。 軍需工場が集積していた名古屋市内は、計63回も空襲に遭った。矢川さんはこのピアノについて、「演奏はできるが、側面が大きくえぐられ、見た目はひどい。原爆だけが戦争被害ではない。展示することでほかの空襲の被害も学んでもらえる」と語る。 資料館建設は始まっており、7月のオープンをめざしている。矢川さんは「戦後75年が経ち、記憶の継承が課題になっている。保存された被爆ピアノはその大きな役割を担っていくと思う」と強調する。 「みんなで建てた資料館としたい」との趣旨で、協賛金も募っている。問い合わせは「ひろしま被爆ピアノ友の会」事務局(082・848・9533)へ。(高原敦) ◇ 被爆ピアノ 米軍による1945年の広島、長崎の原爆投下時に爆心地付近(約3キロ圏)で被爆したピアノを指す。被爆2世でもある矢川さんはうち6台を所有。米同時多発テロ(ニューヨーク)やノーベル平和賞(オスロ)にちなんだ催しなど海外でも演奏された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
暗闇に指で書いた英語 89歳、衰え知らずの学ぶ意欲
まだ暗い朝の台所で、届いたばかりの新聞の英訳を続ける89歳の女性が、岐阜県各務原市にいる。毎朝のルーチンは今春、25年目に突入。学ぶ意欲の原点は、幼い頃に父から聞いた「見知らぬ言葉」への好奇心だ。 久代京(くしろきょう)さん(89)が台所のテーブルに電気スタンドをセットすると、そこは「書斎」に早変わりする。テーブルからコンロと洗濯機まで半径1メートルほどの動線は、「勉強の時間を少しでも長く取れるように」と考えたこだわりの設計だ。 夫、娘と3人暮らし。毎朝、朝食・弁当の用意や洗濯をこなし、落ち着いたら新聞を広げる。鍋や洗濯機の様子を気にかけつつ、さあ英訳だ。 対象は朝日新聞生活面の投稿欄「ひととき」。日々のくらしの中で感じたことを、500字でつづるスタイルで、全国から投稿が寄せられる。「訳し出すと楽しくて没頭してしまう。好きなドラマを連続で見ているような感じでしょうか」 1997年4月からこのルーチンをほぼ休みなく続け、今春、8200編を超えた。今年1月、久代さんが「1万日を達成したい」とつづった投稿が同欄に掲載されると、全国から驚嘆とエールが相次いだ。 戦争中は学校で英語習えず 英検1級や通訳技能検定2級を持つ久代さんが英語と出合ったのは少女時代だ。 父親が若い頃に東京で書生をし… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Yu Darvish loses pitchers’ duel with Dodgers ace Clayton Kershaw
San Diego – Yu Darvish threw seven innings of one-hit, one-run ball Saturday but took his first loss of the season as the Los Angeles Dodgers shut out the San Diego Padres 2-0. The Japanese right-hander struck out nine in a pitching duel with three-time Cy Young Award-winning Dodgers ace […]