本田大次郎2021年4月29日 18時00分 廃線跡を利用した北海道美深町の観光用トロッコが29日、今年の運行を始めた。1985(昭和60)年に廃線となった旧国鉄・美幸線のレールを使って走り、地元NPO「トロッコ王国美深」が運営している。ガソリンエンジン付きで、約5キロを30~40分かけて往復する。 今年はレール沿いに雪がまだ残っており、訪れた人たちは雪原の風景や、水辺に顔をのぞかせたミズバショウを楽しみながら、爽やかな風を感じていた。 この日は、町民向けに無料乗車のサービスを実施。NPOの橋本秀昭理事長は「縮こまった心と体を、自然の中で少しでも伸ばしてほしい」と話している。(本田大次郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪のコロナ死者、過去最多の44人 急増傾向続く
大阪府は29日、新型コロナウイルスの感染者のうち、44人の死亡が新たに確認されたと発表した。1日に確認された死者数として、1月27日の23人を大きく上回り、過去最多となった。府内の死者数は計1448人となった。 感染者の急増に伴い、死者数は4月中旬以降、増加傾向が続いていた。2月中旬以降1桁で推移したが、4月21日は20人、25日は21人の死者が確認されていた。 府の分析によると、昨年10月10日~今年2月末の「第3波」では、死者935人のうち50代以下は18人で、死者全体に占める割合は1・9%だった。一方、3月1日~4月26日は死者212人のうち50代以下はすでに17人に上り、割合は8・0%と4倍に急増しているという。 これまでの感染拡大の波では、感染者のピークから遅れて死者数が増加する傾向にあった。府の担当者は、「感染から発症、発症から重症化するまでに時間が掛かり、感染者のピークとずれる」と話す。 大阪府の新規感染者数は1千人を超えて高止まりしており、死者数の増加傾向が今後も続く可能性もある。(久保田侑暉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新幹線も飛行機も空席目立つ 宣言下の大型連休スタート
新型コロナウイルスの感染拡大で東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に緊急事態宣言が出される中、大型連休が29日に始まった。 一昨年までは帰省客や旅行客でにぎわっていた東京駅。この日朝、新幹線の自由席に乗り込む人の列はなく、空席も目立った。 空の便も低調で、全日空と日本航空が23日に発表した大型連休中の国内線の予約率は、いずれも5割を切っている。 東京都で新たに確認された新型コロナの感染者は29日、3カ月ぶりに1千人を超える1027人。愛知県でもこれまでで2番目に多い430人だった。1172人の感染が確認された大阪府では、過去最多を大きく更新する44人が死亡した。 東京都江戸川区の会社員男性(30)は、妻(29)とともに熱海(静岡県)に向かった。昨年は旅行を取りやめたが、今回は宣言前に予約していたため、行くことにした。都外への旅行は2年ぶり。「自粛が続いたので楽しみ。人混みは避けてゆったり過ごします」と話した。 介護のために帰省する男性 80代の母親の介護のために… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イオン周辺は激しい渋滞、都内ナンバーも 変わらぬ光景
新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」が埼玉県内15市町に適用されるなか、大型連休が29日に始まった。行楽地や商業施設では例年より人出が減ったところがあった一方、普段どおりのにぎわいを見せる場所も。緊急事態宣言下の東京都内から来た人の姿も目立った。 埼玉県越谷市にある国内最大級の大型ショッピングモール「イオンレイクタウン」。JR越谷レイクタウン駅の改札を出てきた家族連れや若者などが続々と、入り口に続くエスカレーターに向かう。買い物へ、シネコンへ……。この日も午前中からいつもの休日と変わらない光景が見られた。 夕方にかけて、周辺の道路渋滞が激しくなり、「混雑」と掲示して入場を制限する駐車場の入り口も。緊急事態宣言で大型商業施設や映画館が休業している東京都内の「足立」や「練馬」、「多摩」などをはじめ、県外ナンバーの車が多く見られた。 屋外では、毎年恒例の「アイスクリーム博覧会」が開幕。5月9日までの予定で、PR事務局によると、注文方法の簡略化や持ち帰りの推進などの対策を徹底し、「3密など収拾がつかない場合は即座に中断、中止する」という。 周辺では「更なる感染拡大を防ぐため、不要不急の外出は控え、マスク着用などの徹底をお願いします」と呼びかける市の防災行政無線が響いていた。 今年に期待をかけた動物園 埼玉県宮代町の東武動物公園… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「帰省今のうち」「帰ったら自主隔離」連休初日の新幹線
3度目の緊急事態宣言が出ている東京都と関西3府県に挟まれた格好の愛知県。今年の大型連休は、名古屋市を対象地域として「まん延防止等重点措置」が適用された状況でのスタートとなった。 29日の名古屋は前日からの雨が続き、時折激しくなった。 JR名古屋駅。JR東海によると、この日午後4時までの東海道新幹線のぞみの自由席乗車率は上りで最大30%、下りで最大60%(いずれも名古屋駅発着時)と、目立った混雑はなかった。それでも一部の列車では、大きな荷物を持った乗客らが列を作って乗り込む様子も見られた。 お昼前、上り線のホームで新幹線を待っていた名古屋市の女性会社員(30)は、夫と幼い子どもと3人で、横浜市の実家に帰省するところだった。 首都圏の新型コロナウイルスの感染状況を考えると迷いもあったが、神奈川県には緊急事態宣言が出ているわけではなく、横浜市がまん延防止等重点措置の対象となっているのは名古屋市と変わらない。 「今後、状況がもっとひどくなるかもしれないので、今のうちに」 家族で話し合った末、帰省を決めた。帰省中も、なるべく公共交通機関は使わず、外出は控えるつもりだという。 愛知県内の大学に通う女性(19)は、福岡市の実家に帰省するところだという。この春、入学して一人暮らしを始めたばかり。慣れない生活の疲れを癒やすため、大型連休は帰省すると決めていた。愛知県の感染者数は、2度目の緊急事態宣言下だった1月ごろの状況に迫り、福岡県の今月28日の感染者は過去最多を更新している。「人が多い名古屋の中心部にはなるべく行かないよう、めっちゃ気をつけて生活していました。できるだけの対策をして帰ります」 東京行きの新幹線を待っていた橘明子さん(81)は親族に不幸があり、10日ほど前に自宅のある北海道から名古屋にやってきた。ちょうど、愛知県にまん延防止等重点措置が適用されることが決まったころだ。 コロナへの不安がなかったわ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:310文字/全文:1131文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「間隔を開けて」注意した球場警備員への暴行容疑で逮捕
2021年4月29日 23時33分 プロ野球の観戦中、ソーシャルディスタンスを取るよう注意した警備員の胸を突き飛ばすなどしたとして、愛知県警は29日、津市の会社員の男(29)を暴行容疑で現行犯逮捕し、発表した。「そのようなことはしていません」と容疑を否認しているという。 県警東署によると、同日午後3時20分ごろ、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市東区)で中日対阪神戦を観戦していた6人のグループに、警備員が間隔を開けるよう求めたところ、うち1人が警備員の胸を両手で突き飛ばすなどの暴行を加えた疑いがある。ほかの観客から「ソーシャルディスタンスを取らずに観戦している」と苦情が寄せられ、警備員が注意したという。 バンテリンドームナゴヤでの試合は、新型コロナウイルスの影響で入場制限中。チケットは観客同士の距離を取るため、間隔を空けて座席指定で販売されているが、東署によると、6人は固まって座っていたとみられる。この日の観客数は9488人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大型連休中に毎日 どこかの夜空で 「#花火駅伝」
藤原伸雄2021年4月29日 21時00分 【動画】「花火のチカラで日本中を笑顔に」大型連休に打ち上げ=遠藤啓生撮影 新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、全国の花火業者が日本中を元気づけようと、大型連休初日の29日夜、日本各地で花火を打ち上げた。 花火メーカーの若松屋(愛知県西尾市)の呼びかけで実施された。「花火のチカラで日本中を笑顔に」をテーマに全国の花火業者約80社が協力。大型連休中の5月5日までの毎日、国内の200カ所以上で花火が打ち上がる予定だ。密を避けるため、日時や場所は基本的に非公開。打ち上げの様子は各業者が撮影し、ツイッターに「#花火駅伝」をつけて写真や動画が投稿される。 福島県須賀川市では、約100発の花火が夜空を彩った。あいにくの雨天だったが、空に花火があがると、住宅街で歓声があがった。自宅前で花火を見た小学6年の男の子(11)は「久々の花火できれいだった。コロナ対策を頑張ろうと思った」。打ち上げた糸井火工の花火師・石井孝幸さん(56)は「東京都や関西方面で緊急事態宣言がでている。空を見上げて、みなさんに元気になってもらいたい」と話した。 花火玉にはツイッターを通じて事前に募集した「笑顔」にまつわるエピソードを書いた紙が貼り付けてある。「画面を通してじゃなくて、みんなに直接会える日が来ますように」「笑顔の力は無限大」などのメッセージや、医療従事者への激励、新型コロナの収束を願う言葉が寄せられた。(藤原伸雄) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学校や職場でも次々 クラスターの発生場所が多様化
下司佳代子2021年4月29日 21時00分 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生する場面が多様化している。これまでは医療機関や飲食店などに集中していたが、学校や職場での発生も目立つようになった。厚生労働省の専門家組織は、対策の徹底を呼びかけている。 5人以上の感染者を確認したクラスターを月別に集計した専門家組織の資料によると、「第3波」だった今年1月のクラスターは全体で961件。このうち、医療機関、高齢者福祉施設、飲食店で60%を占めた。この3施設は昨年から多くのクラスターが発生。一方、学校・教育施設、職場、スポーツ関連は全体の21%だった。 だがその後、発生する場面が多様化。4月は計463件のクラスターが発生し、学校・教育施設、職場、スポーツ関連が全体の37%を占めるようになった。逆に医療機関と高齢者福祉施設、飲食店の割合は38%になった。 クラスターの発生場所が多様化した理由ははっきりしないが、行動が活発な20、30代の感染が全国的に広がっているという事情がある。専門家組織は「クラスターの発生しやすい場での対策を徹底するとともに、『人流』や都道府県を越える移動を抑制して幅広く接触を削減する対策が求められている」としている。(下司佳代子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本の高3自殺、遺族が同級生を提訴「反省してほしい」
屋代良樹2021年4月29日 21時14分 同級生からいじめを受けて2018年に自殺した熊本県立高校3年の生徒の遺族が28日、当時の同級生4人を相手取り、慰謝料などの損害賠償を求めて熊本地裁に提訴した。遺族への取材でわかった。遺族は「加害者に自分たちがしたことの重さを理解して反省してほしい」と話している。 自殺したのは、熊本県北部の県立高校に通っていた深草知華(ともか)さん(当時17)。18年5月、学校を午前中に早退し、数時間後に自宅で意識を失っているところを発見され、翌日に亡くなった。 事実関係を調査した県教育委員会の第三者機関「県いじめ防止対策審議会」が19年3月に公表した最終報告書によると、知華さんはSNSのインスタグラムに投稿された動画をめぐり、授業中に複数の同級生から「死ねばいい」「視界から消えればいいのに」といった発言を受けた。知華さんはその日の午前中に早退。第三者機関は「心理的苦痛が増幅したことは想像に難くない」として同級生の発言など5件をいじめと認め、「自死に影響を与えた」と因果関係も認定した。 学校の対応については、知事の付属機関「県いじめ調査委員会」が昨年4月、「(担任教諭は)事情把握などの努力をすべきだった」などと指摘する調査報告書をまとめている。 知華さんの両親によると、知華さんの携帯電話にあったメッセージのやりとりや生徒への聞き取りなどから、同級生6人がいじめに関わっていたと判断。中心的な役割を果たしていたとして4人に対し、知華さんへの名誉毀損(きそん)や、精神的苦痛を訴え、慰謝料など計1100万円の損害賠償を求めている。 両親は「娘が生きていたこと、いじめで追い詰められて亡くなったことを知ってほしい」として、知華さんの名前と写真を公開している。母親の志乃さんは取材に、「知華は言葉という凶器によって心を殺された。3年経っても毎日のように気持ちが揺れている。加害者たちに自分たちの思いを伝えたい」と話した。(屋代良樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Pitching duel between Buffaloes, Eagles ends in scoreless tie
Orix Buffaloes ace Yoshinobu Yamamoto and Tohoku Rakuten Golden Eagles starter Takahiro Norimoto went toe-to-toe Wednesday in a Pacific League pitching duel that ended with five total hits and no runs. The scoreless tie came a day after the two sides opened their series with a 5-5 stalemate at Kyocera […]