東日本大震災の津波で「奇跡の一本松」を残し流された岩手県陸前高田市の高田松原で1日、震災後に松の苗を植樹した海辺が初めて一般開放された。再生に向けて4万本の苗を植える計画は来月、完了する見込みで、早い時期に植えられた松は高さ2メートル近くに育っている。 高田松原には震災前、海岸沿いに約7万本の松があった。国の名勝に指定され、海水浴場としても親しまれて、年間約100万人が訪れていた。それが10年前の津波と地盤沈下で砂浜の9割が消失。新たに砂を入れて浜を再生し、2017年5月から植樹が始まった。 最初に植えた苗は、震災の前年に松原で集めた松ぼっくりから種をとって育てた。県と市、地元のNPO法人「高田松原を守る会」は、支援者やボランティアらの力を借り、これまで約2キロにわたって計3万9千本を植樹した。昨春、希望者400人に植えてもらい目標の4万本を達成する予定だったが、コロナ禍で中止になっていた。 一般開放された1日、市内の熊… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
緊急列車停止装置、作動しない状態で走行 JR西日本
JR西日本は1日、JR琵琶湖・京都・神戸線を走る新快速電車が3月31日、緊急列車停止装置(EB)が作動しない状態で一部区間を走行していたと発表した。 EBは、運転士が意識を失うなど1分間運転操作をしない時にブザーが鳴ったり、表示灯が点灯したりしたのち、さらに5秒間何もしなければ非常ブレーキがかかる仕組み。 JR西によると、3月31日午前9時25分ごろ、長浜発姫路行き新快速が兵庫県の神戸線立花―甲子園口駅間を走行していた時、運転士がブザーなどが作動しないことに気づき緊急停車した。添乗していた別の運転士を保安要員とすることで、約5分後に運転を再開した。 その後の調査で、EBに指令を出す機器が動作不良を起こし、米原駅(滋賀県米原市)以降、EBが作動していなかった可能性が判明した。JRは機器を取り換えるとともに、原因を詳しく調査し、再発防止に努めるとしている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
訴訟中のセブン、駐車場に本部が仮店舗 元店主が反発
コンビニ大手のセブン―イレブン・ジャパンが、元店主に建物引き渡しなどを求めて提訴している大阪府東大阪市の店舗をめぐり、本部側は1日、駐車場に仮設店舗を建設する工事を始めた。元店主側は「工事を強行するのはおかしい」と反発している。 店舗は「セブン―イレブン東大阪南上小阪店」。元店主の松本実敏さんが2019年2月に深夜休業を始めたことをきっかけに本部と対立し、本部は同年末にFC契約を解除。松本さん側は契約解除の無効などを、本部側は建物の引き渡しなどを求めて大阪地裁に損害賠償訴訟を起こしている。 店舗は現在休業状態だが、本部は1日、駐車場の土地を分割、仮囲いをして仮設店舗の建設を始めた。これまで松本さん側に任意での店舗引き渡しを求めていたが、松本さんが応じなかったために建設に着手したという。本部は仮店舗を建てる理由を「『買い物や防犯のために営業を再開してほしい』と地元住民から要望がきている」と説明し、店舗は訴訟の判決が確定すれば解体する方針だ。 松本さんは同日、「セブン本部は不当な実力行使を止めてください!」とする貼り紙などを元の店舗に掲示した。取材に対し、「店舗を明け渡すと最後のとりでがなくなってしまう。裁判で決まれば従うが、仮店舗建設を強行するのはおかしい」と話した。(栗林史子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR駅に謎のホワイトボード漫画 1年半で連載50回超
ネコの駅員に、クマやハマグリをメンバーに従える謎の秘密結社リーダー、それに用途不明のロボット――。 そんな濃いキャラクターの数々が登場する漫画の連載が、JR関西線の四日市駅と桑名駅の構内で続いている。JR東海の社員がホワイトボードに描き始めて1年半。SNSでも話題となり、ひそかな人気を集めている。 3月中旬の四日市駅。券売機横にあるホワイトボード漫画には、「祝!ご卒業」の文字があった。 「4月からの新しい生活を四日市駅一同応援しています」。そんなお祝いの言葉に続いて、利用客へのお知らせとして、駅の切符売り場の営業時間の変更などを伝える内容だ。 漫画の掲示は四日市駅で2019年10月、桑名駅で同年12月から始まった。両駅を合わせると、すでに50回を超える。 毎回、多彩なキャラクターが出てくるのが特徴だ。「卒業」を扱ったこの回は、これまでに何度も出た利用客の「ミサキちゃん」や学生の「ララエル」と「ロロエル」、駅員の「駅ねこどん」などが登場した。 JR東海によると、漫画は社員の一人が担当。若い利用客らに駅や鉄道の情報を伝えるため、興味を引きつけやすい漫画を利用することにしたという。 「インパクトのある案内を目指している」と担当者が言うように、漫画は必要な情報をきちんと伝えつつ、そのキャラクターやストーリーには「なんでもあり」感が漂う。 ハロウィーンを目前にした昨年10月の回では、唐突に吸血鬼の少女「マリアベル」が登場。この吸血鬼、なぜか「伊勢神宮に行きたい」と漏らし、周りを囲んだカボチャのお化けなどからは「何で?」の反応が。そこで、伊勢方面に行くのに便利な回数券を紹介するといった具合だ。 「四日市駅7ふしぎ」など、駅に愛着を持ってもらうためのコーナーが登場したこともある。 こうした漫画は、ツイッターなどSNSでも話題になっている。 「ここのホワイトボード、毎回楽しくて、キャラクターも可愛いんですよ」「かなり継続されているし、こういう手弁当な活動は引かれるねえ」――。好感を持って発信されたつぶやきが目立つ。固定ファンもできているようだ。 漫画の担当者は「当社の取り組みをお客様に楽しく、わかりやすくご案内できればと思います。今後も引き続きお客様に楽しんでいただけるよう頑張ります」と話している。 好きな漫画は?お気に入りキャラは?卯由乃さんに聞いた 漫画の作者は作品中で「卯由乃可奈(うゆのかな)」と名乗っているが、「カエルが超苦手」などの断片的な情報しかなく、人物像は不明。卯由乃さんとはいったいどんな人なのか。JR東海にインタビューを申し込んだところ、「書面でなら」と了解を得た。 以下は、卯由乃さんとの一問一答。 ――卯由乃可奈さんはペンネー… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中学受験、ストレスで荒れた 子が自信を失った時、親は
中学受験、どうしよう――。朝日新聞社が3月28日に開いたオンラインイベントで、教育ジャーナリストのおおたとしまささんと、中学受験経験者の時事ユーチューバー・たかまつななさんが、中学受験をテーマに対談しました。子どもの「やる気」や、親の役割とは――。対談の前半に熱く語り合いました。(田渕紫織、石山英明、日高奈緒) ――中学受験って、小学生のうちから苦労する分だけ、その先の大学受験での苦労を減らすためのものといった親の考え方もあるように思いますが、いかがでしょうか。 おおた 僕からしてみると意味がわからない。確かに高校受験がなくなることの意味はあると思いますが、大学受験は楽にならないのでは? たかまつ 先取りで勉強する効果はあると思う。ただ、親が本当に子どもの「幸せ」を願って学歴を求めているのに、結果それが子どもを不幸にしているというケースを、私はたっくさん見てきました。 ――たかまつさんは、どんな受験生活でしたか。 たかまつ 小4から本格的に塾に通い始めました。最初は成績が悪くて、小6の10月くらいまでは、もう勉強もやる気がなくて、塾も成績が悪いし、そのストレスで学校では荒れちゃってました。 おおた 学校をストレスのはけ口にしちゃう? たかまつ そうです。かなりすさんで、親が苦労していましたね。母が専業主婦で、亭主関白の家だったので、私が勉強できないのは母のせいにされているのが子どもながらにわかって、しんどくて、全然成績も上がらないし、楽しくもないし、苦しかったです。 ――子どもが自信をなくしてしまって折れそうになっちゃった時に、おおたさん、何かアドバイスは。 記事の最後には対談の全編を収録した動画もあります おおた 勉強をしていればテス… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
消えた売り上げ3700億円 ライブ業界は生き残れるか
音楽ライブを支える音響や照明の人たちが、働く場が激減し、苦しんでいる。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されたとはいえ、以前のようにイベントで集客ができる見通しがたたないからだ。音楽スタジオの閉鎖も相次いでいる。 照明、音響、舞台制作…働く場失うフリーランス 2月27日、東京都港区南青山のライブハウス「ブルーノート東京」。作家のいとうせいこうさんが、ユニット「いとうせいこうis the poet」でライブ中、会場の上部にある音響ブースを見上げて「いい音がかかっていますよね」。そして、PAエンジニアのDub Master X(ダブ・マスター・エックス)さん(58)の名前を呼んだ。演奏者や客席から、ダブさんへ温かい拍手が送られた。 拡大するライブ中、各種の音の調整をするPAエンジニアのDub Master Xさん PAエンジニアとは、ライブ会場で楽器の音や歌などを整え、最良の音を客席に届ける「音のプロ」だ。仕事はライブ当日だけでない。会場の規模や設備にあわせて機材を選ぶ準備から、機材の設営、撤収まで多岐にわたる。ダブさんは日本を代表するPAエンジニアとして、これまでDef TechやSUGIZOさんらのライブを数多く手がけてきた。 2019年には年間2百数十日仕事が入っていたが、昨年は60日ほどだった。ダブさんは「照明や音響、舞台製作などはフリーランスが多い。一つの公演が中止されると、多くのフリーランスが食いっぱぐれる」と語る。この1年、感染症対策で客席が減った分の収入を公演回数を増やして補ったり、経費削減のために公共交通機関を利用せずに、車を長時間運転して全国のツアー会場をまわったりしたという。コロナ禍で不要不急の外出自粛が強調される中、「何十年も誇りをもって仕事をしてきたが、世の中から必要とされていないと感じた」。 CDの売り上げ減に反比例するように、ライブ市場はこの10年ほどで規模を急拡大していた。ぴあ総研によると、音楽業界だけで19年は過去最高の4237億円。2010年と比べて2・5倍以上になった。だが、コロナ禍で音楽イベントの中止や延期、入場者制限が相次ぎ、昨年2月から今年1月までの間、入場料の売り上げだけで3700億円が消えたと推計する。 音楽スタジオ「銀行からの借り入れも限界」 音楽スタジオも厳しい状況だ。… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大会関係者「やむを得ない」 聖火リレー「中止論」に
東京オリンピック(五輪)の聖火リレーについて、大阪府の吉村洋文知事が1日、「大阪市内では中止すべきだ」と発言。大阪市の松井一郎市長も同調した。大会組織委員会が府と調整中だが、大会関係者の間には「中止はやむを得ない」との空気が急速に広がっている。 「大阪の皆さんの方がリレーをやりたがると思っていたが、この感染状況では中止の方向がいい」。大阪府と市のトップが中止に言及したことを受け、大会関係者の一人はそう話した。 聖火リレーは、3月25日に福島県をスタートした。平和や友愛といった五輪の理想・精神を伝え、大会の機運を盛り上げる狙いがある。延期決定から1年越しの出発に、当初は「これで五輪本番の支持率も上がってくれる」と期待を寄せる関係者もいた。 だが、大阪の感染者数が3月30日に432人、31日に599人と急増し始めると、不安視する声が出始めた。聖火が大阪府に入るのは4月13日で、2日間予定されている。組織委のある幹部は3月末、「(他県の)沿道の感染対策より大阪が心配。リレー中止の現実味が出てきた」と話した。別の幹部は「大阪市だけ別の措置ということもある」と厳しい見通しを示していた。 長野市では到着式を無観客に 大阪府が「まん延防止等重点措置」(まん防)の適用を政府に要請する方針であることが報じられると、丸川珠代五輪相は30日、まん防適用地域について、ルートを変更する可能性を示唆していた。 組織委はこれまで、実施地域で… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都倉俊一・文化庁長官が初登庁 文化立国を目指して抱負
「ペッパー警部」「どうにもとまらない」「あずさ2号」など、数多くのヒット曲で知られる作曲家の都倉俊一氏(72)が1日、文化庁の新しい長官に就任し、職員らに「古い歴史と伝統のある日本の文化をもう一度見直し、世界に冠たる文化立国にならないといけない」と抱負を語った。 都倉氏はこの日朝、職員に出迎えられ初登庁。宮田亮平・前長官から引き継ぎを受け、午後に就任のあいさつに臨んだ。 「日本は経済大国という名前から少しずれてきている」として、「これからは付加価値をどれだけ世界に広められるか。その最たるものが文化芸術。大きな文化芸術産業に育てるのが文化庁の役目」と指摘。さらに、コロナ禍で才能のある若い芸術家らが困窮して文化芸術活動から離れようとしているとして、「日本の文化芸術行政がこれから立て直していくときに、エネルギーのある若者たちがとどまってくれることが非常に大切だ」と述べた。 都倉氏は日本最大の著作権団体… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Fumiya Motomae notches first win as Marines blow out Eagles
Chiba – Fumiya Motomae worked five innings in his pro debut to earn the win as the Pacific League’s Chiba Lotte Marines clobbered the Tohoku Rakuten Golden Eagles 16-5 on Thursday. Motomae (1-0), a 23-year-old lefty who turned pro on a non-roster developmental contract, allowed four runs on five hits […]
島根知事「五輪本体が問題」 吉村知事の発言は「自然」
東京五輪の聖火リレーをめぐり、中止を検討する考えを表明していた島根県の丸山達也知事は1日、大阪府の吉村洋文知事が「大阪市内では中止すべきだ」と発言したことについて、「まん延防止等重点措置で様々な要請を追加する地域では、自然な考え方だと思う」と報道陣の取材に答えた。 丸山知事は、島根県の聖火リレーを中止するかどうか、最終判断の時期を今月半ばまでとしているが、「私は現在の状況では五輪本体の開催を問題だとしている。大阪はやれるものならやりたいと考えていて、同じ仲間が増えたとは思っていない。冷静に受け止めている」と述べた。(清水優志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル