三木一哉2021年5月8日 15時30分 日本列島には8日、黄砂が飛来し、北海道内でも広い範囲で確認された。札幌管区気象台は午前10時に黄砂を観測。札幌では3月30日に続く今年2回目の観測となる。 函館では視程(見通しがきく距離)が晴天時の3分の1以下の6キロまで低下した。札幌管区気象台は黄砂の付着や交通への影響など注意を呼びかけた。 春季道高校野球大会函館支部予選が始まった函館オーシャンスタジアムからも、約4キロ離れた函館山が黄色くかすんで見えた。(三木一哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ロシア料理店「ツンドラ」が閉店 福岡・天神で60年
九州一の繁華街、福岡市・天神の一角に店舗を構え、発展を遂げる街を見守ってきたロシア料理店「ツンドラ」が7日夜、60年の歴史に幕を下ろした。最終日、常連客らが最後の一皿を求め、列をなした。 開店は1960年12月。現オーナーの徳永哲宥(てつひろ)さん(77)の母、初美さんが創業した。東京のレストランで出会ったロシア料理に感動した初美さんが、1カ月の修業の後、その味を福岡に持ち帰った。店名は、当時高校生だった哲宥さんが持っていた地理の教科書にあった「ツンドラ地帯」からとった。 ロシア料理店はまだめずらしく、瞬く間に人気店になった。一番人気はボルシチ。本場では根菜のビーツでスープが赤色になるが、開店当初はビーツは入手困難で、トマトベースになった。その味が「ツンドラの味」として愛されてきた。 その間に街は変化した。 哲宥さんは「昔は路面電車が通っていて、店の前には大名小学校もあった」。開発が進み、いつのまにか高層ビルに囲まれた。小学校も7年前に141年の歴史を閉じ、跡地では「天神ビッグバン」によるビル建設が進む。 一昨年、初美さんが102歳で亡くなった。哲宥さん自身も年齢を重ね、後継者もいない。「いつやめようかと考えてはいた」。そんな状況のなか、新型コロナの感染拡大が襲った。先行きが見えない中、決心した。 しかし、いざ閉店を決めてか… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:670文字/全文:1249文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
性教育は何のため? 生理との付き合い方が人生を左右
最近、書店に行くと家庭向けの「性教育本」がずらりと並んでいます。ネットで子どもの世界が広がるなかで、親の焦りや戸惑いを感じます。性を教えるのは、何のためなのでしょう。 歴史社会学者・田中ひかるさん「現代日本の女性の生理回数、不自然に多い」 私は、女性の月経が社会の中でどう位置づけられてきたかを研究してきました。 その立場で思うのは、女性にとって「初経教育」は、人生を左右するほど大事だということ。性教育は「妊娠、出産の仕組みを教える」のが主軸になっていますが、生理との付き合い方を教えることも重要です。「今はよい生理用品があるし、生理痛や月経前症候群などの不調が現れても、対処法があるから大丈夫」と安心させ、勇気づける内容であってほしいのです。 というのも、かつて女の子たちは、初経の訪れと同時にさまざまな心配事を抱えたり、諦めたりしなければなりませんでした。生理用ナプキンは分厚いのにブルマーをはかねばならず、プール授業の見学も認めない学校もありました。さらに、重い生理痛によって、男子と同じように学んだり働いたりすることを諦めた人も大勢いたのです。それは個人にとっても社会にとっても大きな損失でした。 2021年の現在、生理用品は著しく進化し、重い生理痛も経血過多も医療で解消できるようになりました。低用量ピルもあるし、黄体ホルモンで月経を止めるリングも保険が適用されています。 「自然な」生理を止めることへの反対意見もありますが、現代日本の女性の生理回数が「不自然に」多すぎることにも目を配るべきでしょう。 平均値での比較ですが、明治時代、子どもを5人産んだ女性の生理は約50回。一方、子どもを2人産んだ現代の女性は、その9倍の約450回で、これが子宮内膜症多発の一因でもあります。 田中さんはこのあと、世の中の月経観には「2度転換期があった」と語ります。後半では、性教育をテーマにするコミックエッセーを執筆したフクチマミさんが、親世代も価値観のアップデートが必要と論じます。 明治以降、長い間、女性の犯… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1692文字/全文:2460文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
札幌で酒類提供自粛 北海道が「まん延防止」で追加対策
北海道は、新型コロナ対応の特別措置法上の「まん延防止等重点措置」が9日から道に適用されることを受け、8日午後、道庁で新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開いた。会議では感染が急拡大している札幌市を対象に、新たな対策を行うことを決定。飲食店での酒類提供自粛やイベントの人員制限、企業の出勤者7割削減など、緊急事態宣言に準じた対応を取る。一連の対策は9日から順次開始し、31日まで実施する。 鈴木直道知事は会議で、「(重点措置は)札幌市を対象とする地域限定の緊急事態宣言ともいえる極めて強い措置。全道へのまん延を防ぐ最後のとりでだ」と述べ、道民に感染拡大防止策への協力を呼びかけた。 札幌市内の飲食店に対しては12日から、酒類の提供自粛(客の持ち込みも含む)を要請し、営業時間は午後8時までとする。要請に応じた事業者には、中小企業は1店あたり3万~10万円、大企業は最大20万円の支援金を出す。 イベント開催については11日から、人員の上限を5千人とし、場内での酒類の提供自粛(客の持ち込みも含む)を求める。イベントの開催時間は午後9時までとする。参加者が1千人を超える場合は道への事前相談も求める。 飲食店以外のスポーツ施設やパチンコ店、スーパー銭湯など人が集まる施設でも、酒類の提供自粛やイベントの人数制限などを求める。 このほか、企業にはテレワークや時差出勤により出勤者数の7割削減を目指すよう求めるほか、札幌市営地下鉄や市電の終電繰り上げ、学校行事(運動会、体育祭、修学旅行など)の中止や延期、縮小を求める。 札幌市内での新たな対策(9~31日、順次実施) 「重点措置」適用を受けた札幌市内での対策(9~31日、順次実施) ◆飲食店・カラオケ店への要請(12日から) ・営業時間は午前5時から午後8時まで(継続) ・酒類提供を終日自粛(店内持ち込み含む) ・カラオケ設備の利用自粛 ・支援金は中小企業で1店あたり1日3万~10万円、大企業は最大20万円(調整中) ◆イベントは人数5千人以下。営業は午後9時まで。酒類提供は終日自粛(11日から) ◆時差出勤やテレワークなどで出勤者7割減を目指す ◆運動会、修学旅行など学校行事の中止や延期、縮小 ◆百貨店や映画館などの営業時間は午後8時まで。酒類提供は終日自粛(12日から) ◆終電の繰り上げ(市営地下鉄30分、市電20分)、大通駅とさっぽろ駅で検温実施(12日から) (不要不急の外出・往来の自粛、市立・道立施設の休館、学校部活動の原則休止なども継続) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
黒板の字、消したい小学校の記憶 4年後メールが届いた
神奈川県湯河原町の湊祐太朗さん(18)にとって、小学校の6年間は消したい記憶だった。アサガオを教室で観察するのが怖かった。チョークの音も「手を洗おう」という貼り紙も耳や目にうるさくて、掃除用具入れに隠れて出てこなかったこともある。先生たちには「だだをこねない」とよく叱られた。 でも、5年生で担任になった柏木伸一先生(39)は違った。教室に入れないでいると、校舎4階の角にある小さな算数教材室にいていいと言ってくれた。そして1メートル四方の黒板をひっぱり出してきて「思ったことを何でも書いていいよ」と白いチョークをくれた。 何を書こうか。いじめてくる同級生の名前を書いた。「ふざけんな」「おれだけ悪者にされている」……。思いつくまま手を動かすと、端から端まですき間なく埋まった。柏木先生は「すごいね。こんなにたくさん書けるんだ」となぜかほめてくれた。 それからは、卒業するまでそこが居場所になった。我慢の限界が来ると逃げ込み、やり場のない怒りを黒板にぶつけた。静かな空間にいると、気持ちが落ち着いた。 柏木先生には、湊さんが「気持ちをどうしていいか分からず苦しんでいる」ようにみえた。当時、教師7年目。「しんどい子の側に立ちたい」と大学で児童福祉を学び、耳の聞こえない子が通う学校でボランティアをした経験もあった。 湊さんは、私立中高一貫校に進んだ。成績上位で学級委員も務める一方、道端で小学校の同級生に会っても目をそらし、小学校には立ち寄らないようにしていた。 卒業から4年がたった2019年3月のことだ。 「転勤になります。一度、学校に来ませんか」。柏木先生からメールが届いた。 離任式のあとで「見せたいも… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:496文字/全文:1210文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新緑輝く2.4キロ メタセコイア並木見ごろ 滋賀
田辺拓也2021年5月8日 17時00分 高さ20メートル以上の巨木が整然と並ぶ、滋賀県高島市マキノ町のメタセコイア並木が新緑の季節を迎えている。 長さ2・4キロメートルほど続く道沿いに植えられた木々は約500本。周辺の整備をする「マキノのメタセコイア並木を守り育てる会」によると、4月中旬から新緑が芽吹き始めたという。 1981年に地元の果樹生産組合が栗園の防風林として植樹したのが始まりで、当初の苗木は2メートルほどだった。秋にかけて葉の緑色が濃くなっていき、11月ごろから赤黄色に染まっていくという。(田辺拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北方領土に旧日本軍の地下要塞か ロシア研究者が調査
北方領土の択捉島に残る飛行場や陣地など旧日本軍関係の施設について、ロシアの歴史家らによる調査が行われ、その概要をサハリン州のネットメディア「サハリン・インフォ」が報じた。北方領土のこうした施設は現在、日本側からの調査がきわめて難しく、貴重な記録となっている。 旧日本軍施設などの概要をまとめたのは、サハリン州郷土博物館を拠点に、千島列島の日本関係の施設を長年調べてきたイーゴリ・サマリン氏ら。サマリン氏らは昨年9月から10月にかけ、真珠湾攻撃のため旧日本海軍が集結した単冠(ひとかっぷ)湾に残る旧天寧飛行場など、択捉島中部から北部の遺構の状況をまとめた。 一升瓶や皿の破片も 調査によると、旧天寧飛行場の滑走路跡は、ロシア軍のプレベストニク飛行場の滑走路と並行して残されていた。飛行場近くの海岸地帯には、小型防御用陣地「トーチカ」が数十メートルの間隔でいくつも並んでおり、中には壁の厚さが4メートルのものもあった。旧日本軍のものと見られるが、一部は旧ソ連がつくった可能性もあるという。 サマリン氏らは、島北部の別飛(べっとぶ)から北のオホーツク海沿いに残る旧日本陸軍の飛行場跡も調べた。トウロ沼近くにある飛行場の滑走路は縦5メートル、横4メートルのコンクリート床板を並べてつくられ、一升瓶や皿の破片といった軍部隊で使われた遺物も見つかった。 活火山の硫黄岳を望む最北部太平洋側のトシルリ周辺の海岸には、旧日本軍の大規模な地下要塞(ようさい)とみられる遺構もあった。 複雑な通路でトーチカや射撃… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者、スマホで被害者宅周辺を撮影か 茨城一家殺傷
茨城県境町の住宅で2019年9月、夫婦が殺害され、子ども2人が重軽傷を負った事件で、夫婦に対する殺人容疑で逮捕された岡庭由征(よしゆき)容疑者(26)=埼玉県三郷市=のスマートフォンから、事件前に被害者宅の周辺を撮影したとみられる動画が見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。 岡庭容疑者宅と現場は約30キロ離れており、茨城県警によると、被害者家族との接点は見つかっていない。県警は動画が撮影された状況などを調べている。 岡庭容疑者の逮捕容疑は19年9月23日午前0時40分ごろ、住宅2階の寝室で小林光則さん(当時48)と妻美和さん(同50)の首や胸などを刃物で複数回刺し、殺害したというもの。県警は岡庭容疑者の認否を明らかにしていない。 捜査関係者によると、過去に同じような事件に関与した人物を調べる過程で岡庭容疑者が浮上した。 茨城県警から連絡を受けた埼玉県警が昨年11月、殺人予備容疑で岡庭容疑者宅を家宅捜索。押収したスマートフォンから、被害者宅の周辺を撮影した動画が見つかった。事件後に張られた規制線が映り込む区域が撮られていたが、規制線は映っておらず、撮影は事件前と判断したという。 岡庭容疑者は運転免許を持っておらず、普段はスポーツタイプの自転車に乗っていたという。県警は自転車で現場を訪れた可能性があるとみている。公共交通機関が使われた形跡はないという。 事件では、当時小学6年だっ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:191文字/全文:800文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本県で新たに111人が感染、過去最多 熊本市82人
熊本県と熊本市は8日、新たに111人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日あたりの新規感染者の発表人数としては1月8日の101人を超え、これまでで最多となった。111人のうち、熊本市が82人を占めた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Former Chiba Lotte manager Bobby Valentine running for mayor of hometown
Former NPB and MLB manager Bobby Valentine is running for mayor in his hometown of Stamford, Connecticut, he said Friday. Valentine, who was also a player and spent parts of five decades in baseball, announced his candidacy in a flashy campaign ad that features testimonials from several members of the […]